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初夏編:田舎のポントワーブ
【357話】小ダイアウルフvsジル、リアーナ、カトリナ、モニカ
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アーサーとカミーユが巨大ダイアウルフと戦闘している頃、モニカ、リアーナ、カトリナ、ジルは小さなダイアウルフの群れと戦っていた。
群れで襲ってきた約50匹のダイアウルフは、ただの狼程度の大きさだった。カトリナはジルから離れた木の上でダイアウルフを待ち伏せし、こちらに向かってくるそれらに矢を射て数を減らしている。カトリナによって間引かれたダイアウルフが、ジルたちに襲い掛かかろうと取り囲んだ。遠くからカトリナの声が聞こえる。
「群れの最後尾が通ったわァ!」
「了解」
「えっ、ジルそんな小さな声で返事してもカトリナに聞こえないんじゃない…?」
「大丈夫、聞こえてるわよォ!」
「カトリナが大声出してるのはモニカに聞こえるようにだよ。敵の前で大声出すなんてあんまりよくないからね」
「そうなんだぁ。みんな耳がいいんだねえ」
「鍛えてっからな!」
リアーナはガハハと笑ってから自分たちを薄い氷で作られた箱で囲った。ダイアウルフが襲い掛かろうとしても、氷箱が妨げになり近づけない。魔物は氷箱に体当たりをしたり、唸り声をあげながら周りをグルグルと歩いている。
「これで多少時間は稼げるだろ!よぉーしモニカ、ダイアウルフの群れがみんなここに集まってきたみたいだから、ここを中心に半径30メートルを氷の壁で囲うぞ!」
「わかった!」
「あいつら木ィ登ったりするから木より高い壁だぞ!手本見せるからそれと同じくらいの壁作ってくれモニカ!」
リアーナは舌の先を少し出し、詠唱をしながら杖を大きく振った。ぐんぐんと伸びていく氷の壁に、モニカは「わぁぁ!」と感激している。
「わたしもやってみるぅ!」
「おう!」
「…わ、」
歌を歌いながら指揮棒のように杖を振るモニカと詠唱しているリアーナに、ジルは思わず見とれてしまった。二人の息はぴったりで、モニカの歌にリアーナが歌詞を付けているように思えた。二人の杖が青白く光り、高い氷の壁が作られていく。軽々と大仕事をやってのけた彼女たちにジルは小さく笑った。
「君たちが味方でどれほど心強いか」
「えっ」
「ったりまえだろおー?!あたしたちに感謝しろよ!!」
「…感謝したくなくなった」
「んだとぉー!」
「ねえ、ジル、私も?」
「え、なにが?」
「わたしがいて心強い?」
「うん。とても」
「~~~!!!」
ジルの言葉にモニカが頬を赤らめてぴょんぴょん飛び跳ねた。なぜ彼女が喜んでいるのかよく分からなかったジルとリアーナは、ぽかんと口を開けて目を見合わせている。
「モニカ?どうして…」
「ジル?おしゃべりの時間はおしまいよォ。その前に群れを片付けましょう?」
「っ…。はい…」
ジルがモニカに話しかけようとしたとき、カトリナがボソリとそう言った。声色から少し苛立ちを感じたのでジルの心臓がヒュンとなった。あわてて戦闘モードに切り替え、モニカとリアーナに向き直る。
「モニカ、リアーナ、ありがとう。おかげで群れを逃さず仕留められる。じゃあ、今から狩っていくからさっき伝えた通りに動いてくれる?」
「はあい!」
「了解!じゃあなモニカ。ジルを頼んだぞー」
「うん!」
リアーナは氷箱を溶かし、モニカに手を振りながらカトリナの元へ向かった。残されたモニカは少しばかり不安な目でちらりとジルを見る。視線に気付いたジルは、薄い唇をかすかに上げた。
「リアーナがいなくなったら不安?」
「ちょっとだけ」
「大丈夫だよ。モニカは優秀な魔法使いなんだから」
「~~~っ」
「じゃあ、頼んだよモニカ。だいたい僕を中心に半径5メートルほどのまわりを氷で囲ってくれる?僕が合図したらその壁を溶かす。次のダイアウルフたちが僕の周りに集まって来たらまた氷で囲う、これを殲滅するまで繰り返して」
「分かった!」
「いい?絶対に魔法をダイアウルフに当てないでね」
「はい!」
モニカとジルが打ち合わせをしている間に、リアーナはすでにカトリナのまわりを氷の壁で囲み終えていた。壁からちらりと木の枝に乗って並んでいるカトリナとリアーナが見える。カトリナが弓を引くたびに複数のダイアウルフの断末魔が森に響き渡った。その隣で立っているリアーナは、いつものおちゃらけた雰囲気ではなく真剣な目で敵の動向を観察していた。
負けていられないと思ったモニカは、こくりと頷き杖を構えた。歌を歌いながら、ジルを中心とした氷の壁を作り出していく。半径5メートルと言われていたが、6メートルだったり4メートルだったりと少しいびつな円形になったがジルは褒めてくれた。
「ありがとう。良い感じだよモニカ。今から僕はモニカの元を離れるから、モニカは自分の周りを氷で囲って。さっきリアーナがしてたみたいに」
「氷の箱?」
「そう。結界魔法は使えないと思うから、代わりにそれで自分の身を守って」
「いいの?わたしだけ安全なところにいて…」
「むしろそうして欲しいんだよ。君が怪我したらアーサーに怒られちゃうからね」
「分かったぁ…。ジル、がんばってね!」
「うん。ありがとう」
こうしている間にも、ダイアウルフはジルやモニカに襲い掛かってきていた。だが、さすがはカミーユでさえ崩せない鉄壁。盾と槍でやすやすと攻撃を防ぎ、反撃している。会話を終えた時点ですでに5匹のダイアウルフの亡骸が横たわっていた。
モニカが氷の箱に囲われたのを確認してから、ジルはダイアウルフに攻撃を仕掛けた。重い盾と槍を持ちながら、どうやったらそんなに速く移動できるんだろうとモニカは不思議に思った。(あのひょろひょろの体のどこにそんなパワーがあるんだろうとも思った)
あっという間に壁内の魔物を倒し終え、ジルが合図を出す。モニカは反属性魔法で氷の壁を打ち消し、魔物が集まってから再び壁を作った。それを何度か繰り返すと、壁をなくしても敵が来なくなった。リアーナが作ったカトリナ用の壁もなくなっている。
「終わったかー?」
「終わった」
「はいおつかれさん!」
「うーん、小一時間かかっちゃったわねェ。カミーユたちは終わったかしら」
「とっくに終わってるね。いま素材回収してるみたいだよ。そんな音が聞こえる」
「んあー!カミーユとアーサー組に負けたぁ!」
「勝負じゃないから」
「ほら、私たちも素材回収するわよォ」
カトリナとリアーナとの会話を終え、ジルは氷の箱に入っているモニカに声をかけた。
「モニカ。殲滅が終わったよ。お疲れさま」
「おつかれさまぁ!あっという間だったね!」
「そうだね。カトリナは不満げだったけど」
「ええ?!あの早さでぇ?!」
「彼女、かなりストイックだから。さ、素材回収するから手伝って」
「はーい!!」
モニカはジルに短刀を渡され、素材回収を手伝った。ジルとカトリナが難しい毛皮切り剥ぎや肉の解体をして、モニカとリアーナは簡単な解体や素材をまとめる仕事を任された。うんうん唸りながら骨に残った肉を切り除いているモニカに、隣で作業をしているリアーナが話しかける。
「モニカ!おつかれさん!」
「おつかれさまでした!」
「モニカがいてくれて助かったぜー!二人の壁作んのはさすがにめんど…大変だからさぁー!」
「えへへ!リアーナたちの力になれてすごく嬉しかった!!」
「かぁー!!かわいいなあモニカはぁー!!解体で血まみれになっててもかわいいぜぇー!!」
「きゃっ!ちょっとリアーナ血だらけの手で頭撫でないでよぉ!!」
「おっとわるいわるい!ぎゃはは!」
「えへへ。素材回収ひさしぶりにしたなあ。冒険者になった始めのころは素材で生計立ててたから必死で回収してたけど、エリクサー作るようになってからはあんまりしなくなっちゃった」
「まあなー。エリクサーの収入があれば素材なんて集めなくても余裕でやっていけるもんな!素材回収は手間と時間がかかるし!」
「そうなのー!それに体も服も血だらけになっちゃう!」
「大変だよな!でも、ダンジョン以外の魔物はできるだけ素材回収してほしい!じゃないとその死体に魂魄宿って新しい魔物生まれちまうからな!」
「あ…っ、そっか!」
「そうそう!依頼とかだったら放っといてもダンジョン管理人が回収しに来るけど、それも何日後になるか分からないからなー。できるだけ早く回収した方がいいんだよ。だからあたしらは、倒した魔物は必ず素材回収する!そしたら魔物も生まれねえし懐はあったまるしで一石二鳥だろぉ?」
「おおおー!!分かったぁ!これからは私たちもちゃんと素材回収する!!」
「おう!頼むぞ!」
モニカ組も素材回収作業に朝方まで時間がかかった。特にジルとカトリナの手と服は血で真っ赤に染まっていた。50匹分の毛皮と肉、骨を束ね終えた彼らは、ジルが持っていた大きなアイテムボックスに手慣れた様子で素材を放り込む。全身を血に染め、魔物の肉や骨をアイテムボックスに投げ込んでいる彼らを見て、モニカは彼らが冒険者なのだとはじめて実感した。
群れで襲ってきた約50匹のダイアウルフは、ただの狼程度の大きさだった。カトリナはジルから離れた木の上でダイアウルフを待ち伏せし、こちらに向かってくるそれらに矢を射て数を減らしている。カトリナによって間引かれたダイアウルフが、ジルたちに襲い掛かかろうと取り囲んだ。遠くからカトリナの声が聞こえる。
「群れの最後尾が通ったわァ!」
「了解」
「えっ、ジルそんな小さな声で返事してもカトリナに聞こえないんじゃない…?」
「大丈夫、聞こえてるわよォ!」
「カトリナが大声出してるのはモニカに聞こえるようにだよ。敵の前で大声出すなんてあんまりよくないからね」
「そうなんだぁ。みんな耳がいいんだねえ」
「鍛えてっからな!」
リアーナはガハハと笑ってから自分たちを薄い氷で作られた箱で囲った。ダイアウルフが襲い掛かろうとしても、氷箱が妨げになり近づけない。魔物は氷箱に体当たりをしたり、唸り声をあげながら周りをグルグルと歩いている。
「これで多少時間は稼げるだろ!よぉーしモニカ、ダイアウルフの群れがみんなここに集まってきたみたいだから、ここを中心に半径30メートルを氷の壁で囲うぞ!」
「わかった!」
「あいつら木ィ登ったりするから木より高い壁だぞ!手本見せるからそれと同じくらいの壁作ってくれモニカ!」
リアーナは舌の先を少し出し、詠唱をしながら杖を大きく振った。ぐんぐんと伸びていく氷の壁に、モニカは「わぁぁ!」と感激している。
「わたしもやってみるぅ!」
「おう!」
「…わ、」
歌を歌いながら指揮棒のように杖を振るモニカと詠唱しているリアーナに、ジルは思わず見とれてしまった。二人の息はぴったりで、モニカの歌にリアーナが歌詞を付けているように思えた。二人の杖が青白く光り、高い氷の壁が作られていく。軽々と大仕事をやってのけた彼女たちにジルは小さく笑った。
「君たちが味方でどれほど心強いか」
「えっ」
「ったりまえだろおー?!あたしたちに感謝しろよ!!」
「…感謝したくなくなった」
「んだとぉー!」
「ねえ、ジル、私も?」
「え、なにが?」
「わたしがいて心強い?」
「うん。とても」
「~~~!!!」
ジルの言葉にモニカが頬を赤らめてぴょんぴょん飛び跳ねた。なぜ彼女が喜んでいるのかよく分からなかったジルとリアーナは、ぽかんと口を開けて目を見合わせている。
「モニカ?どうして…」
「ジル?おしゃべりの時間はおしまいよォ。その前に群れを片付けましょう?」
「っ…。はい…」
ジルがモニカに話しかけようとしたとき、カトリナがボソリとそう言った。声色から少し苛立ちを感じたのでジルの心臓がヒュンとなった。あわてて戦闘モードに切り替え、モニカとリアーナに向き直る。
「モニカ、リアーナ、ありがとう。おかげで群れを逃さず仕留められる。じゃあ、今から狩っていくからさっき伝えた通りに動いてくれる?」
「はあい!」
「了解!じゃあなモニカ。ジルを頼んだぞー」
「うん!」
リアーナは氷箱を溶かし、モニカに手を振りながらカトリナの元へ向かった。残されたモニカは少しばかり不安な目でちらりとジルを見る。視線に気付いたジルは、薄い唇をかすかに上げた。
「リアーナがいなくなったら不安?」
「ちょっとだけ」
「大丈夫だよ。モニカは優秀な魔法使いなんだから」
「~~~っ」
「じゃあ、頼んだよモニカ。だいたい僕を中心に半径5メートルほどのまわりを氷で囲ってくれる?僕が合図したらその壁を溶かす。次のダイアウルフたちが僕の周りに集まって来たらまた氷で囲う、これを殲滅するまで繰り返して」
「分かった!」
「いい?絶対に魔法をダイアウルフに当てないでね」
「はい!」
モニカとジルが打ち合わせをしている間に、リアーナはすでにカトリナのまわりを氷の壁で囲み終えていた。壁からちらりと木の枝に乗って並んでいるカトリナとリアーナが見える。カトリナが弓を引くたびに複数のダイアウルフの断末魔が森に響き渡った。その隣で立っているリアーナは、いつものおちゃらけた雰囲気ではなく真剣な目で敵の動向を観察していた。
負けていられないと思ったモニカは、こくりと頷き杖を構えた。歌を歌いながら、ジルを中心とした氷の壁を作り出していく。半径5メートルと言われていたが、6メートルだったり4メートルだったりと少しいびつな円形になったがジルは褒めてくれた。
「ありがとう。良い感じだよモニカ。今から僕はモニカの元を離れるから、モニカは自分の周りを氷で囲って。さっきリアーナがしてたみたいに」
「氷の箱?」
「そう。結界魔法は使えないと思うから、代わりにそれで自分の身を守って」
「いいの?わたしだけ安全なところにいて…」
「むしろそうして欲しいんだよ。君が怪我したらアーサーに怒られちゃうからね」
「分かったぁ…。ジル、がんばってね!」
「うん。ありがとう」
こうしている間にも、ダイアウルフはジルやモニカに襲い掛かってきていた。だが、さすがはカミーユでさえ崩せない鉄壁。盾と槍でやすやすと攻撃を防ぎ、反撃している。会話を終えた時点ですでに5匹のダイアウルフの亡骸が横たわっていた。
モニカが氷の箱に囲われたのを確認してから、ジルはダイアウルフに攻撃を仕掛けた。重い盾と槍を持ちながら、どうやったらそんなに速く移動できるんだろうとモニカは不思議に思った。(あのひょろひょろの体のどこにそんなパワーがあるんだろうとも思った)
あっという間に壁内の魔物を倒し終え、ジルが合図を出す。モニカは反属性魔法で氷の壁を打ち消し、魔物が集まってから再び壁を作った。それを何度か繰り返すと、壁をなくしても敵が来なくなった。リアーナが作ったカトリナ用の壁もなくなっている。
「終わったかー?」
「終わった」
「はいおつかれさん!」
「うーん、小一時間かかっちゃったわねェ。カミーユたちは終わったかしら」
「とっくに終わってるね。いま素材回収してるみたいだよ。そんな音が聞こえる」
「んあー!カミーユとアーサー組に負けたぁ!」
「勝負じゃないから」
「ほら、私たちも素材回収するわよォ」
カトリナとリアーナとの会話を終え、ジルは氷の箱に入っているモニカに声をかけた。
「モニカ。殲滅が終わったよ。お疲れさま」
「おつかれさまぁ!あっという間だったね!」
「そうだね。カトリナは不満げだったけど」
「ええ?!あの早さでぇ?!」
「彼女、かなりストイックだから。さ、素材回収するから手伝って」
「はーい!!」
モニカはジルに短刀を渡され、素材回収を手伝った。ジルとカトリナが難しい毛皮切り剥ぎや肉の解体をして、モニカとリアーナは簡単な解体や素材をまとめる仕事を任された。うんうん唸りながら骨に残った肉を切り除いているモニカに、隣で作業をしているリアーナが話しかける。
「モニカ!おつかれさん!」
「おつかれさまでした!」
「モニカがいてくれて助かったぜー!二人の壁作んのはさすがにめんど…大変だからさぁー!」
「えへへ!リアーナたちの力になれてすごく嬉しかった!!」
「かぁー!!かわいいなあモニカはぁー!!解体で血まみれになっててもかわいいぜぇー!!」
「きゃっ!ちょっとリアーナ血だらけの手で頭撫でないでよぉ!!」
「おっとわるいわるい!ぎゃはは!」
「えへへ。素材回収ひさしぶりにしたなあ。冒険者になった始めのころは素材で生計立ててたから必死で回収してたけど、エリクサー作るようになってからはあんまりしなくなっちゃった」
「まあなー。エリクサーの収入があれば素材なんて集めなくても余裕でやっていけるもんな!素材回収は手間と時間がかかるし!」
「そうなのー!それに体も服も血だらけになっちゃう!」
「大変だよな!でも、ダンジョン以外の魔物はできるだけ素材回収してほしい!じゃないとその死体に魂魄宿って新しい魔物生まれちまうからな!」
「あ…っ、そっか!」
「そうそう!依頼とかだったら放っといてもダンジョン管理人が回収しに来るけど、それも何日後になるか分からないからなー。できるだけ早く回収した方がいいんだよ。だからあたしらは、倒した魔物は必ず素材回収する!そしたら魔物も生まれねえし懐はあったまるしで一石二鳥だろぉ?」
「おおおー!!分かったぁ!これからは私たちもちゃんと素材回収する!!」
「おう!頼むぞ!」
モニカ組も素材回収作業に朝方まで時間がかかった。特にジルとカトリナの手と服は血で真っ赤に染まっていた。50匹分の毛皮と肉、骨を束ね終えた彼らは、ジルが持っていた大きなアイテムボックスに手慣れた様子で素材を放り込む。全身を血に染め、魔物の肉や骨をアイテムボックスに投げ込んでいる彼らを見て、モニカは彼らが冒険者なのだとはじめて実感した。
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