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異国編:ジッピン前編:出会い
【263話】あなただけに特別に
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「ア、アノ!!」
「?」
「?」
「?」
商談が行き詰まったとき、アーサーが大声をあげて突然立ち上がった。隣でうとうとしていたモニカは驚いて「きゃっ!突然叫ばないでよアーサー!」とげしげし兄の脚を蹴っている。アーサーはモニカに謝りながら、またリュックサック型のアイテムボックスをまさぐりはじめた。キヨハルも、ヒデマロも、ヴァジーもカユボティもモニカも、突然の彼の奇行を呆然と眺めている。アーサーがアイテムボックスから顔を上げたときには、手一杯にクロネたちの絵を抱えていた。それを見て画家ふたりがぎょっとのけぞった。
「アーサー?!」
「なにをしているんだい?!はやくそれをしまって!」
「コレ!!ボクノ アカラモノ!!オクベウニ、キヨハル ダケニ ウリマス!!ダカラ ヒデマロノ ウキヨエ 5,000ウィンデ ウッテクダサイ!!」
「?!」
クロネたちの絵を売ったくらいでキヨハルがウキヨエの値を下げるはずがないだろう、それどころか買い取ってもらえるかどうかすら怪しいのに、と画家二人は考えて顔を真っ赤にしながらアーサーが抱えている絵を隠そうとした。だがアーサーは彼らの手を払い床にクロネ、リュノ、エドガ、シスルなどの絵を広げる。少年の行動に、キヨハルは扇子で口元を隠しながら楽し気にニヤニヤした。
「ほう」
「オントハ ウリタクナイ ケド!!キヨハル ダケニ ウリマス!!スエキナ エ!!サイコウノ エ!!」
「アーサーやめてくれっ、確かにクロネたちの絵は素晴らしいが、まだ異国に流せるほどの価値は…」
「そうだよアーサー…!これが交渉材料になんてなりはしない!気持ちはありがたいが早くそれをしまって…」
「やだ!」
「アーサぁぁ!」
バンスティンの男性軍がドタバタと騒いでいると、キヨハルはニコニコしながら扇子を閉じた。パチンと鳴る音に、彼らもヒデマロもモニカもビクリと体が反応する。静かになったところでキヨハルが小さな声で言った。
「ヴァジー、カユボティ。座ってくれるかな」
「…はい。カユボティ、座れと」
「分かった。…まったく、あの扇子は一体なんなんだ…。音を聞くだけでビクビクしてしまう」
「アーサー。この絵の説明をしてくれるかな?」
「ウン。コレ ヴァジーオ カユボティノ ナカマ ガカ カイア エ。キヨハル コノ エ スキ?」
「ああ。良いね。…この絵は誰の?」
「コレ クロネ!イカリ カクノ スキ」
「光を描く…?興味深い。…これは?」
「コレ シスル!ソラ…クモ カクノ スキ」
「ああ…。好きなのが伝わってくるよ。心が落ち着く素晴らしい絵だ。これは?」
「リュノ!!オンナノイオ カクノ スキ!」
「ふふ。どおりで魅力的なはずだ。ああ…彼が描く女性の瞳が素晴らしい。…おっと、これは…?」
「エドガ!!セン イッパイ カク! スゴイ エ カクアメニ オナジ シュダイ アクサン カク!」
「…素晴らしい。これこそ日常の切り抜き。疲れ切った日常を…絵に落とし込んのだか…。彼は変わり者だろう?」
「ソウカナア? アシカニ チョッオ カワッエル カモ!!」
拙いことばで一生懸命絵の説明をするアーサーに、キヨハルは優しい表情を向けた。彼のことばに偽りなんてひとかけらもない。床に広げられた絵がだいすきで、本当に手放したくないことが伝わってくる。だが、たいせつなものを手放してでも、そのだいすきな画家の力になりたいのだろう。
毎日のように駆け引きをして、言葉巧みに相手を乗せて自分の思うようにコントロールしている商人たちにとって、アーサーのまっすぐできれいな商談に心が洗われるようだった。キヨハルはアーサーの肩に腕をまわしながらしばらくの間一緒に絵を眺めた。
「ふふ。いいね。どれも素晴らしい」
「ウン!ウン!」
「アーサー、カユボティの絵は持っていないのかい?」
「モッエナイ…オシイ…」
「そうか、残念だな。見てみたかった。…それで?この絵を私にだけ特別に売ってくれると?」
「ウン!ウキヨエ 5,000ウィン デ ウッエクレエルナラ!」
「ふふふ。君、なかなかやるね。気に入ったよ」
「!ジャア…!」
「うーん、しかし今回限りじゃなくて、これからもときどきジッピンへ来て売ってくれないかな?」
「ワカッア!!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいキヨハルさん…!」
「ん?」
どんどんとアーサーとキヨハルの間で話が進んでいくので、混乱しているヴァジーが慌てて声をかけた。
「あ、あなた…。この絵を買うのですか…?それも継続的に?」
「ああ。そのつもりだよ。継続的に私に君たちの絵を売ってくれるなら。そして君たちの絵をジッピンへ卸すときに必ず私を通してくれるのなら…。ヒデマロの浮世絵を5,000ウィンに下げてもかまわない。ねえ、いいよねヒデマロ。君もこの絵が欲しいだろう?」
「はい…!はい!それはもう…!なんだこれ…!クロネ…!この絵を描いた画家はクロネというのですか?!あぁぁ…なんて美しい…!これこそ俺が求めていた絵かもしれない…!俺は…俺はずっとこんな絵を描きたかったんだ…!!」
「ふふ。絵師である彼もそう言っているよ」
「……」
「私はこういう展開が欲しかったのだよヴァジー。相手の思い通りになって私が損をするのも癪だし、私の思い通りになって私だけが得をするのもつまらない。お互いが得をする方が商談は楽しいだろう?それに、私はずっと君たちの絵を見てみたかったんだよ」
「そうだったんですか…」
「当然だろう?なのに君たちときたら、自分たちの絵を一向に私に売ろうとしてこない。私はそれがずっと不満だった。なにを事業なんぞにうつつを抜かして、本当にしたいことに目を背けている?君たちはこれほどまでに…素晴らしい画家なのに」
「キヨハルさん…」
「次ジッピンへ来るときは、カユボティ、君の絵を持ってきなさい」
「…はい」
「ヴァジー…。キヨハルには感謝してもしきれないね」
「ああ。彼は僕たちの…バンスティンで受けた痛みをすべて拭い去ってしまった」
芸術の国バンスティンで受け入れられなかった絵は、先にジッピンで受け入れられた。キヨハルも、ヒデマロも、仲間たちの絵を素晴らしいと言ってくれた。ぜひ買い取りたいと言ってくれた。彼らの仲間でありパトロンでもあるヴァジーとカユボティにとって、それはなによりも嬉しいことだった。
「アーサー、ありがとう」
「君のおかげだよ。いろいろとね」
「うん!!力になれてよかった!!でもクロネたちの絵を勝手に手放してごめんね…」
「もうこの絵は君たちのもの。それをどうしたって画家の私たちにはあずかり知らないことさ。それに、ジッピンで絵が売れたというのはクロネたちにとっても嬉しいことだと思うよ」
「それならよかったぁ!」
アーサーはホッとした様子でにっこり笑った。お手柄の彼の頭をヴァジーとカユボティがガシガシと撫でる。キヨハルもぽんぽんとアーサーの頭を撫でたあと、画家二人を商談に戻した。
「さて、では君たちの絵画の値段を決めようか」
「…はい」
ヴァジーとカユボティは腕で目をこすり姿勢を正した。バンスティンでの彼らの絵の値段は金貨10枚。それでも買ってくれる人はアーサーとモニカだけだった。
(さて、いくらで提示するかな…。バンスティンと同じく100,000ウィン?それとももう少し引き上げて200,000くらいか…?)
ヴァジーがカユボティに目で合図すると、カユボティは頷いて口を開いた。始まりの値は…
「1,000,000ウィンです」
「?」
「?」
「?」
商談が行き詰まったとき、アーサーが大声をあげて突然立ち上がった。隣でうとうとしていたモニカは驚いて「きゃっ!突然叫ばないでよアーサー!」とげしげし兄の脚を蹴っている。アーサーはモニカに謝りながら、またリュックサック型のアイテムボックスをまさぐりはじめた。キヨハルも、ヒデマロも、ヴァジーもカユボティもモニカも、突然の彼の奇行を呆然と眺めている。アーサーがアイテムボックスから顔を上げたときには、手一杯にクロネたちの絵を抱えていた。それを見て画家ふたりがぎょっとのけぞった。
「アーサー?!」
「なにをしているんだい?!はやくそれをしまって!」
「コレ!!ボクノ アカラモノ!!オクベウニ、キヨハル ダケニ ウリマス!!ダカラ ヒデマロノ ウキヨエ 5,000ウィンデ ウッテクダサイ!!」
「?!」
クロネたちの絵を売ったくらいでキヨハルがウキヨエの値を下げるはずがないだろう、それどころか買い取ってもらえるかどうかすら怪しいのに、と画家二人は考えて顔を真っ赤にしながらアーサーが抱えている絵を隠そうとした。だがアーサーは彼らの手を払い床にクロネ、リュノ、エドガ、シスルなどの絵を広げる。少年の行動に、キヨハルは扇子で口元を隠しながら楽し気にニヤニヤした。
「ほう」
「オントハ ウリタクナイ ケド!!キヨハル ダケニ ウリマス!!スエキナ エ!!サイコウノ エ!!」
「アーサーやめてくれっ、確かにクロネたちの絵は素晴らしいが、まだ異国に流せるほどの価値は…」
「そうだよアーサー…!これが交渉材料になんてなりはしない!気持ちはありがたいが早くそれをしまって…」
「やだ!」
「アーサぁぁ!」
バンスティンの男性軍がドタバタと騒いでいると、キヨハルはニコニコしながら扇子を閉じた。パチンと鳴る音に、彼らもヒデマロもモニカもビクリと体が反応する。静かになったところでキヨハルが小さな声で言った。
「ヴァジー、カユボティ。座ってくれるかな」
「…はい。カユボティ、座れと」
「分かった。…まったく、あの扇子は一体なんなんだ…。音を聞くだけでビクビクしてしまう」
「アーサー。この絵の説明をしてくれるかな?」
「ウン。コレ ヴァジーオ カユボティノ ナカマ ガカ カイア エ。キヨハル コノ エ スキ?」
「ああ。良いね。…この絵は誰の?」
「コレ クロネ!イカリ カクノ スキ」
「光を描く…?興味深い。…これは?」
「コレ シスル!ソラ…クモ カクノ スキ」
「ああ…。好きなのが伝わってくるよ。心が落ち着く素晴らしい絵だ。これは?」
「リュノ!!オンナノイオ カクノ スキ!」
「ふふ。どおりで魅力的なはずだ。ああ…彼が描く女性の瞳が素晴らしい。…おっと、これは…?」
「エドガ!!セン イッパイ カク! スゴイ エ カクアメニ オナジ シュダイ アクサン カク!」
「…素晴らしい。これこそ日常の切り抜き。疲れ切った日常を…絵に落とし込んのだか…。彼は変わり者だろう?」
「ソウカナア? アシカニ チョッオ カワッエル カモ!!」
拙いことばで一生懸命絵の説明をするアーサーに、キヨハルは優しい表情を向けた。彼のことばに偽りなんてひとかけらもない。床に広げられた絵がだいすきで、本当に手放したくないことが伝わってくる。だが、たいせつなものを手放してでも、そのだいすきな画家の力になりたいのだろう。
毎日のように駆け引きをして、言葉巧みに相手を乗せて自分の思うようにコントロールしている商人たちにとって、アーサーのまっすぐできれいな商談に心が洗われるようだった。キヨハルはアーサーの肩に腕をまわしながらしばらくの間一緒に絵を眺めた。
「ふふ。いいね。どれも素晴らしい」
「ウン!ウン!」
「アーサー、カユボティの絵は持っていないのかい?」
「モッエナイ…オシイ…」
「そうか、残念だな。見てみたかった。…それで?この絵を私にだけ特別に売ってくれると?」
「ウン!ウキヨエ 5,000ウィン デ ウッエクレエルナラ!」
「ふふふ。君、なかなかやるね。気に入ったよ」
「!ジャア…!」
「うーん、しかし今回限りじゃなくて、これからもときどきジッピンへ来て売ってくれないかな?」
「ワカッア!!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいキヨハルさん…!」
「ん?」
どんどんとアーサーとキヨハルの間で話が進んでいくので、混乱しているヴァジーが慌てて声をかけた。
「あ、あなた…。この絵を買うのですか…?それも継続的に?」
「ああ。そのつもりだよ。継続的に私に君たちの絵を売ってくれるなら。そして君たちの絵をジッピンへ卸すときに必ず私を通してくれるのなら…。ヒデマロの浮世絵を5,000ウィンに下げてもかまわない。ねえ、いいよねヒデマロ。君もこの絵が欲しいだろう?」
「はい…!はい!それはもう…!なんだこれ…!クロネ…!この絵を描いた画家はクロネというのですか?!あぁぁ…なんて美しい…!これこそ俺が求めていた絵かもしれない…!俺は…俺はずっとこんな絵を描きたかったんだ…!!」
「ふふ。絵師である彼もそう言っているよ」
「……」
「私はこういう展開が欲しかったのだよヴァジー。相手の思い通りになって私が損をするのも癪だし、私の思い通りになって私だけが得をするのもつまらない。お互いが得をする方が商談は楽しいだろう?それに、私はずっと君たちの絵を見てみたかったんだよ」
「そうだったんですか…」
「当然だろう?なのに君たちときたら、自分たちの絵を一向に私に売ろうとしてこない。私はそれがずっと不満だった。なにを事業なんぞにうつつを抜かして、本当にしたいことに目を背けている?君たちはこれほどまでに…素晴らしい画家なのに」
「キヨハルさん…」
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「…はい」
「ヴァジー…。キヨハルには感謝してもしきれないね」
「ああ。彼は僕たちの…バンスティンで受けた痛みをすべて拭い去ってしまった」
芸術の国バンスティンで受け入れられなかった絵は、先にジッピンで受け入れられた。キヨハルも、ヒデマロも、仲間たちの絵を素晴らしいと言ってくれた。ぜひ買い取りたいと言ってくれた。彼らの仲間でありパトロンでもあるヴァジーとカユボティにとって、それはなによりも嬉しいことだった。
「アーサー、ありがとう」
「君のおかげだよ。いろいろとね」
「うん!!力になれてよかった!!でもクロネたちの絵を勝手に手放してごめんね…」
「もうこの絵は君たちのもの。それをどうしたって画家の私たちにはあずかり知らないことさ。それに、ジッピンで絵が売れたというのはクロネたちにとっても嬉しいことだと思うよ」
「それならよかったぁ!」
アーサーはホッとした様子でにっこり笑った。お手柄の彼の頭をヴァジーとカユボティがガシガシと撫でる。キヨハルもぽんぽんとアーサーの頭を撫でたあと、画家二人を商談に戻した。
「さて、では君たちの絵画の値段を決めようか」
「…はい」
ヴァジーとカユボティは腕で目をこすり姿勢を正した。バンスティンでの彼らの絵の値段は金貨10枚。それでも買ってくれる人はアーサーとモニカだけだった。
(さて、いくらで提示するかな…。バンスティンと同じく100,000ウィン?それとももう少し引き上げて200,000くらいか…?)
ヴァジーがカユボティに目で合図すると、カユボティは頷いて口を開いた。始まりの値は…
「1,000,000ウィンです」
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