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淫魔編:シャナの家
【187話】助け
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「あら、ひどい雨と雷ね」
「本当だ。窓が開いてないか見てくるね母さん」
「ええ。ありがとう」
ポントワーブ、カミーユ宅。夕飯を用意していたシャナが、急に振り始めた雨と激しい雷の音に顔を上げた。ユーリは窓が閉まっているか確かめるため二階へ上がる。その間にテーブルへランチョンマットを2枚敷き、その上に皿を並べた。
その時、雷鳴の音に混じり玄関のベルが鳴るのが聞こえた。シャナは「こんな夜に誰かしら…?」と首を傾げながらエプロンを外し玄関へ向かう。扉を開けるとモニカを抱きかかえた血まみれのアーサーが立っていた。二人とも雨に濡れ、震えていた。
「アーサーとモニカ!?どうしたのその恰好?!」
「シャナ…モニカが…モニカが…」
二人の変わり果てた姿にシャナは言葉を失った。寒さに凍えながらも、ぼんやりした顔でアーサーにしがみつき笑っているモニカ。一目見て深刻な誘惑状態であることが分かった。そして、感情を失ったかのような生気のない目から涙を流しているアーサー。シャナはすぐに二人を部屋に入れた。1階へ戻っていたユーリはアーサーとモニカの様子を見て顔を真っ青にした。濡れた彼らの頭や体を拭き、ブランケットを肩にかけてあげた。シャナはアーサーの肩を抱いてリビングへ連れて行く。
「話はあとよ。まずは暖炉に当たって体を暖めましょう。じゃなきゃ風邪をひてしまうわ」
「……」
暖炉の前のソファに二人を座らせ、シャナはモニカの様子を診た。その間もモニカはアーサーからしがみついて離れようとしなかった。兄に頬をすり寄せたり、キスをしては嬉しそうに「えへへ」と笑っている。
「…誘惑が深すぎて呆けてしまっているわね。こんなに深い誘惑をかけられる魔物は淫魔しかいない。そしてルアン周辺で棲息するオス型の淫魔はたった一体…トワンダンジョンにいる、オブシーと呼ばれる淫魔だけ。あなたたち、トワンダンジョンで淫魔と遭遇したのね?」
「うん…」
「よりにもよってまたタチの悪い淫魔に…」
「……」
「アーサー、教えてくれるかしら?モニカが…そしてあなたが、こうなってしまった経緯を」
「……」
《シャナ…我が話そう…。アーサーに話させるのは酷すぎるのでな…》
杖の声が聞こえたシャナは驚きあたりを見回した。
「ブナ?あなたいたの?気配が全く感じられないわ。どこにいるの?」
《アーサーのズボンに挟まっておる》
「アーサー、ちょっとごめんね」
アーサーのズボンから取り出した杖の姿を一目見て、シャナは眉間に手を当てた。
「杖…。その裂傷…あなた、禁忌を犯したわね」
《我の話はあとだ。罰はあとで受けよう。今はこやつらの話を》
「分かったわ。聞かせてちょうだい」
杖はトワンダンジョンでの出来事を細かく説明した。アーサーが目を離したすきにモニカが淫魔に連れ去られたこと。アーサーが助けに行ったとき、彼に姿を変えた淫魔がモニカと繋がる直前だったこと。それを見たアーサーが激昂して淫魔を惨殺したこと。モニカが3度も誘惑を重ね掛けされ、淫魔が死んでもなお誘惑が解けないこと。淫魔が自分の姿でモニカを襲っており、自分と同じ姿をしたものを惨たらしく殺し、モニカが誘惑からさめないことでアーサーの心が壊れてしまったこと…。
《淫魔を殺したあと、アーサーは馬車に乗りポントワーブへ向かった。シャナ、お前に助けを求めて…》
「…そう。分かったわ。なんとかする」
《頼んだぞ…。どうか…モニカを…アーサーを…救ってやってくれ…》
「ブナ、もう充分よ。ありがとう。…ユーリ、ブナを聖水に浸けてあげて」
「分かった」
ユーリに杖を渡し、シャナはモニカを抱きかかえた。アーサーから離れたくないと、モニカは言葉にならない声で喚き暴れた。
「アーサー。事情はブナに聞いたわ。…辛かったわね」
「僕は辛くないよ。辛いのはモニカだ」
「二人とも辛い思いをしたのよ。モニカも、あなたもね。…私は今からモニカの体を調べるわ。あなたのことはユーリに任せるから、ごはんを食べて、お風呂に入って、ゆっくり寝なさい」
「……」
ユーリはアーサーの手を引きダイニングチェアに座らせた。何度勧めてもアーサーは食事を口にしようとしない。仕方なくそのまま浴室へ連れて行き、淫魔の返り血にまみれた体を洗ってやった。その後アーサーを客間へ通しベッドへ寝かせる。アーサーは眠らず、虚ろな目でずっと虚空を眺めていた。普段笑顔を絶やさないアーサーが、死人のようにずっと無表情であることにユーリはひどく心を痛めた。
シャナはモニカを自分の寝室へ連れて行き彼女の体を診た。服を脱がせると、淫魔に付けられた痕がところどころに浮かんでいた。シャナは顔を歪め回復魔法で痕を消す。おそるおそる下腹部を指で確かめ、ホッと胸を撫でおろした。モニカは未通のままだった。
だが、淫魔の汗や唾液などの体液がモニカの全身に付着していた。淫魔は自身の体液に魔力を込め、それを獲物である女性の体に擦り付けてマーキングする習性がある。マーキングされた女性は誘惑が濃くなり、また解けにくくなる。
モニカは特に口内と腹部に強いマーキングがなされていた。まずそれを消さなければ、この深い誘惑を解くことは不可能に近い。そしてこのマーキングは、体を水で洗い流したところで消えることはない。純度の高い聖水で浄化するしか方法はなかった。
「全身を清められるほどの量の純度の高い聖水なんてこのあたりにないわ。それに、マーキングが解けたとしてもこれほどまでに深い誘惑を解くことは…ここでは無理ね。でも、あそこなら…ユーリだったらもしかしたら…」
「本当だ。窓が開いてないか見てくるね母さん」
「ええ。ありがとう」
ポントワーブ、カミーユ宅。夕飯を用意していたシャナが、急に振り始めた雨と激しい雷の音に顔を上げた。ユーリは窓が閉まっているか確かめるため二階へ上がる。その間にテーブルへランチョンマットを2枚敷き、その上に皿を並べた。
その時、雷鳴の音に混じり玄関のベルが鳴るのが聞こえた。シャナは「こんな夜に誰かしら…?」と首を傾げながらエプロンを外し玄関へ向かう。扉を開けるとモニカを抱きかかえた血まみれのアーサーが立っていた。二人とも雨に濡れ、震えていた。
「アーサーとモニカ!?どうしたのその恰好?!」
「シャナ…モニカが…モニカが…」
二人の変わり果てた姿にシャナは言葉を失った。寒さに凍えながらも、ぼんやりした顔でアーサーにしがみつき笑っているモニカ。一目見て深刻な誘惑状態であることが分かった。そして、感情を失ったかのような生気のない目から涙を流しているアーサー。シャナはすぐに二人を部屋に入れた。1階へ戻っていたユーリはアーサーとモニカの様子を見て顔を真っ青にした。濡れた彼らの頭や体を拭き、ブランケットを肩にかけてあげた。シャナはアーサーの肩を抱いてリビングへ連れて行く。
「話はあとよ。まずは暖炉に当たって体を暖めましょう。じゃなきゃ風邪をひてしまうわ」
「……」
暖炉の前のソファに二人を座らせ、シャナはモニカの様子を診た。その間もモニカはアーサーからしがみついて離れようとしなかった。兄に頬をすり寄せたり、キスをしては嬉しそうに「えへへ」と笑っている。
「…誘惑が深すぎて呆けてしまっているわね。こんなに深い誘惑をかけられる魔物は淫魔しかいない。そしてルアン周辺で棲息するオス型の淫魔はたった一体…トワンダンジョンにいる、オブシーと呼ばれる淫魔だけ。あなたたち、トワンダンジョンで淫魔と遭遇したのね?」
「うん…」
「よりにもよってまたタチの悪い淫魔に…」
「……」
「アーサー、教えてくれるかしら?モニカが…そしてあなたが、こうなってしまった経緯を」
「……」
《シャナ…我が話そう…。アーサーに話させるのは酷すぎるのでな…》
杖の声が聞こえたシャナは驚きあたりを見回した。
「ブナ?あなたいたの?気配が全く感じられないわ。どこにいるの?」
《アーサーのズボンに挟まっておる》
「アーサー、ちょっとごめんね」
アーサーのズボンから取り出した杖の姿を一目見て、シャナは眉間に手を当てた。
「杖…。その裂傷…あなた、禁忌を犯したわね」
《我の話はあとだ。罰はあとで受けよう。今はこやつらの話を》
「分かったわ。聞かせてちょうだい」
杖はトワンダンジョンでの出来事を細かく説明した。アーサーが目を離したすきにモニカが淫魔に連れ去られたこと。アーサーが助けに行ったとき、彼に姿を変えた淫魔がモニカと繋がる直前だったこと。それを見たアーサーが激昂して淫魔を惨殺したこと。モニカが3度も誘惑を重ね掛けされ、淫魔が死んでもなお誘惑が解けないこと。淫魔が自分の姿でモニカを襲っており、自分と同じ姿をしたものを惨たらしく殺し、モニカが誘惑からさめないことでアーサーの心が壊れてしまったこと…。
《淫魔を殺したあと、アーサーは馬車に乗りポントワーブへ向かった。シャナ、お前に助けを求めて…》
「…そう。分かったわ。なんとかする」
《頼んだぞ…。どうか…モニカを…アーサーを…救ってやってくれ…》
「ブナ、もう充分よ。ありがとう。…ユーリ、ブナを聖水に浸けてあげて」
「分かった」
ユーリに杖を渡し、シャナはモニカを抱きかかえた。アーサーから離れたくないと、モニカは言葉にならない声で喚き暴れた。
「アーサー。事情はブナに聞いたわ。…辛かったわね」
「僕は辛くないよ。辛いのはモニカだ」
「二人とも辛い思いをしたのよ。モニカも、あなたもね。…私は今からモニカの体を調べるわ。あなたのことはユーリに任せるから、ごはんを食べて、お風呂に入って、ゆっくり寝なさい」
「……」
ユーリはアーサーの手を引きダイニングチェアに座らせた。何度勧めてもアーサーは食事を口にしようとしない。仕方なくそのまま浴室へ連れて行き、淫魔の返り血にまみれた体を洗ってやった。その後アーサーを客間へ通しベッドへ寝かせる。アーサーは眠らず、虚ろな目でずっと虚空を眺めていた。普段笑顔を絶やさないアーサーが、死人のようにずっと無表情であることにユーリはひどく心を痛めた。
シャナはモニカを自分の寝室へ連れて行き彼女の体を診た。服を脱がせると、淫魔に付けられた痕がところどころに浮かんでいた。シャナは顔を歪め回復魔法で痕を消す。おそるおそる下腹部を指で確かめ、ホッと胸を撫でおろした。モニカは未通のままだった。
だが、淫魔の汗や唾液などの体液がモニカの全身に付着していた。淫魔は自身の体液に魔力を込め、それを獲物である女性の体に擦り付けてマーキングする習性がある。マーキングされた女性は誘惑が濃くなり、また解けにくくなる。
モニカは特に口内と腹部に強いマーキングがなされていた。まずそれを消さなければ、この深い誘惑を解くことは不可能に近い。そしてこのマーキングは、体を水で洗い流したところで消えることはない。純度の高い聖水で浄化するしか方法はなかった。
「全身を清められるほどの量の純度の高い聖水なんてこのあたりにないわ。それに、マーキングが解けたとしてもこれほどまでに深い誘惑を解くことは…ここでは無理ね。でも、あそこなら…ユーリだったらもしかしたら…」
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