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学院編:オヴェルニー学院
【98話】準備
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◆◆◆
《おにいさま、これなあに?》
《これはね、願いを叶えてくれるインコだよ。お願いごとをインコに向かって唱えて空に放ってご覧。そしたら願いが叶うんだ》
《えー!!すごいインコだねおにいさま!!》
《そうだよ。ほら、言ってごらん》
《えーっと、うーん、お母さまとお話がしたい!!》
《ああ…。それは難しそうだ》
《そんなぁ…》
《でもね、そのためにお願い事を続けていたら、きっと叶うよ》
《ほんとうにぃ?!》
《うん。あのね、お母さまとお父さまは、お仕事でとっても忙しいんだ。臣下がたくさんたくさんお仕事を持ってくるから。だから、臣下がいなくなればね、お仕事がなくなって、お母さまもお父様もきっと君に会いに来てくれるよ》
《本当に?!じゃあ、どうお願いしたらいいの?》
《そうだなあ…。一番優秀なのはクリビュルかな。ウィルク、インコにこうお願いしてごらん。"クリビュルを殺してください"》
《クリビュルをころしてください!》
《クリビュルヲコロシテクダサイ》
《じゃあインコを空に放ってみて。これを続けていくと、きっと君の願いは叶うよ》
《やったぁ!!お母さま、お父さま、待っててね!!》
《ふふ。きっとお喜びになるよ》
《ねえお兄さま!それより今日もお話を聞かせて!》
《いいよ。何のお話が聞きたいの?》
《アウスお兄さまとモリアお姉さまのお話!!僕このお話だいすきなんだ!!》
《もちろんいいよ。さあ、僕の膝の上にお乗り》
《うん!》
《お兄さまとお姉さまは、銀髪の髪と灰色の瞳をしていたんだ。とてもお優しい方だった。どんなにご自身がひどい目にあっていても、微笑んで赦してしまうような方だよ。彼らはずっとずっと、暗くて狭い場所で暮らしていた。でもお二人が立っているところだけは、キラキラ輝いているように見えるんだ》
《僕もお兄さまとお姉さまに会ってみたいなあ》
《何度も言っているだろう?お二人はもう1年前にお亡くなりになってしまった。それまで生き延びていたこと自体が不思議だったんだ》
《天国で、僕たちのこと見守っててくれてるかなあ》
《うん。きっと見守ってくれてるよ。…待っていてください。お兄さま、お姉さま》
《…?》
《きっと…僕が…》
《ヴィクスお兄さま…?》
ジリリリリと鳴るベルの音で目が覚めた。ベッドから起き上がると、同じ寝室で服を着替えていた生徒たちが深々と頭を下げる。
「おはようございます。ウィルク王子」
「ああ。制服を寄越せ」
「はいっ」
服を着替えた王子はインコを指に乗せながら窓際に立った。小声で一人の臣下の名前を覚えさせインコを空に放った。
◆◆◆
ポントワーブから2日馬車を走らせたところに、オーヴェルニュ家の領地、ヴィラバンデ地区がある。ヴィラバンデには5つの町が点在し、そのうちのひとつ、ヴィル町にオーヴェルニュ家の城、またオヴェルニー学院がある。双子とカトリナたちはまずオーヴェルニュ城に入り準備を進めた。
オーヴェルニュ侯爵はS級冒険者と小さなF級冒険者を歓迎した。
「おお、カトリナ来たか。カミーユさん、リアーナ、ジル、急に大変な仕事を任せてすまない。…そちらが今回の主役かい?」
侯爵がちらりと双子に目を移す。カトリナは頷き、紹介をした。
「お父様、こちらアーサーとモニカよォ。この子たちに学院へ潜入してもらうわ」
「こんな小さな子供に…大丈夫なのかい…?」
「こいつらには俺らが直接戦い方を教えました。まだ冒険者クラスはFですが、実力はBクラス級…もしくはそれ以上です」
いつになく丁寧な口調でカミーユが侯爵に話す。
「なに?!君たちが直接だって…?そんな話聞いたことない…」
「普段はそんなことしないんですがね。こいつらは特別です」
「なるほど、カミーユさんがそこまで買っている子なら安心できるね」
「さあ、アーサー、モニカ、挨拶を」
「はじまして!Fクラス冒険者のアーサーです」
「モニカです!」
双子はそう言ってカトリナ仕込みの貴族風挨拶をして見せた。所作の良い彼らを見て侯爵も満足そうにしている。
「ふむ。確かに彼らなら貴族が通う学院に潜入しても違和感がなさそうだね。アーサー、モニカ。今回は人の命がかかっている依頼だ。よろしく頼むよ」
「はい!」
侯爵は早速仕立て屋を呼び、アーサーとモニカを採寸して制服を用意した。アーサーはベストやズボン、マント、ネクタイ、帽子を。モニカはタイトスカート、ベスト、マント、リボン、帽子を受け取る。自分にぴったり合うサイズの制服を身に付け、双子はキャーキャー喜んだ。
「お気楽だなあ…」
双子を遠くで見ながらカミーユが呟いた。侯爵は楽しそうに笑う双子たちを見て目をうるませている。
「ああ、かわいらしい。私の子どもたちもかつてはあのように可愛らしかった…」
「あらお父様、大人になった私たちじゃ不満かしらァ?」
「い、いや。そうではないのだがね。大人になった我が子たちは美しすぎて圧倒されてしまうんだ…」
しどろもどろの侯爵を見てリアーナがニヤニヤした。
「おやっさん!相変わらずの親ばかだなあ!」
「だってリアーナ!!見てごらん私の娘を!!父親である私でさえ顔を赤らめてしまうほどのこの美しい女性を!!」
「ちょっとお父様」
「ぎゃはははは!!」
◇◇◇
一週間後、学院への手続きも完了し、アーサーとモニカがオヴェルニー学院へ潜入する手はずが整った。二人はアイテムボックスを背負い、カミーユたちと侯爵に別れを告げる。
「侯爵さま!お世話になりました!」
アーサーとモニカが侯爵に抱きついた。しばらく双子と一緒に生活していた侯爵は、今や彼らにメロメロになっていた。涙を流しながら別れを惜しむ。
「ううう…アーサー…モニカ…気を付けて行くんだよ…!仕事も大事だが、自分たちの命を一番に守るんだ。分かったね?」
「はい!」
次に双子はカミーユたちに別れの挨拶をする。S級冒険者たちは心配そうな面持ちで彼らを抱きしめた。
「侯爵の言う通り、まずは自分の命を守ることが最優先だ。命の危険を感じたら逃げろ。そして俺に伝書インコを飛ばせ」
「うん!」
「アーサー、モニカ。いいかい?今回はあくまで捜査だよ。学院で変なところがないか探るだけ。決して犯人を捕まえようと思わないように」
「わかった!」
「おまえら、この際学院で色んなこと勉強してこい!!あっこは高等教育をするとこで有名だからな!賢くなって帰って来いよ」
「はぁい!」
「学院の子たちは全員貴族の子よォ。マナーには充分気を付けてね。あと、王子のインコには気を付けて。彼に目を付けられないこと。分かった?」
「りょうかい!」
アーサーとモニカは馬車に乗り、見送る大人たちが見えなくなるまで手を振り続けた。学校に通ったことない双子は、どんなところなんだろうと期待に胸を膨らませる。友だちできるかなあ、授業についていけるかなあ、と話していると、あっという間に学院に到着した。
「わあ…!」
学院を目の前にして双子は目を輝かせた。オーヴェルニュ家の何十倍も大きい城。庭を駆けまわったり読書をしている大勢の生徒たち。学院を見上げていると、門で彼らを待っていた先生らしき人が声をかけた。
「リングイール家のアーサーさんとモニカさんですか?」
「あっ!はい!」
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
先生に案内され、アーサーとモニカは学院に入って行く。その先生の部屋に案内され、面談が始まった。
《おにいさま、これなあに?》
《これはね、願いを叶えてくれるインコだよ。お願いごとをインコに向かって唱えて空に放ってご覧。そしたら願いが叶うんだ》
《えー!!すごいインコだねおにいさま!!》
《そうだよ。ほら、言ってごらん》
《えーっと、うーん、お母さまとお話がしたい!!》
《ああ…。それは難しそうだ》
《そんなぁ…》
《でもね、そのためにお願い事を続けていたら、きっと叶うよ》
《ほんとうにぃ?!》
《うん。あのね、お母さまとお父さまは、お仕事でとっても忙しいんだ。臣下がたくさんたくさんお仕事を持ってくるから。だから、臣下がいなくなればね、お仕事がなくなって、お母さまもお父様もきっと君に会いに来てくれるよ》
《本当に?!じゃあ、どうお願いしたらいいの?》
《そうだなあ…。一番優秀なのはクリビュルかな。ウィルク、インコにこうお願いしてごらん。"クリビュルを殺してください"》
《クリビュルをころしてください!》
《クリビュルヲコロシテクダサイ》
《じゃあインコを空に放ってみて。これを続けていくと、きっと君の願いは叶うよ》
《やったぁ!!お母さま、お父さま、待っててね!!》
《ふふ。きっとお喜びになるよ》
《ねえお兄さま!それより今日もお話を聞かせて!》
《いいよ。何のお話が聞きたいの?》
《アウスお兄さまとモリアお姉さまのお話!!僕このお話だいすきなんだ!!》
《もちろんいいよ。さあ、僕の膝の上にお乗り》
《うん!》
《お兄さまとお姉さまは、銀髪の髪と灰色の瞳をしていたんだ。とてもお優しい方だった。どんなにご自身がひどい目にあっていても、微笑んで赦してしまうような方だよ。彼らはずっとずっと、暗くて狭い場所で暮らしていた。でもお二人が立っているところだけは、キラキラ輝いているように見えるんだ》
《僕もお兄さまとお姉さまに会ってみたいなあ》
《何度も言っているだろう?お二人はもう1年前にお亡くなりになってしまった。それまで生き延びていたこと自体が不思議だったんだ》
《天国で、僕たちのこと見守っててくれてるかなあ》
《うん。きっと見守ってくれてるよ。…待っていてください。お兄さま、お姉さま》
《…?》
《きっと…僕が…》
《ヴィクスお兄さま…?》
ジリリリリと鳴るベルの音で目が覚めた。ベッドから起き上がると、同じ寝室で服を着替えていた生徒たちが深々と頭を下げる。
「おはようございます。ウィルク王子」
「ああ。制服を寄越せ」
「はいっ」
服を着替えた王子はインコを指に乗せながら窓際に立った。小声で一人の臣下の名前を覚えさせインコを空に放った。
◆◆◆
ポントワーブから2日馬車を走らせたところに、オーヴェルニュ家の領地、ヴィラバンデ地区がある。ヴィラバンデには5つの町が点在し、そのうちのひとつ、ヴィル町にオーヴェルニュ家の城、またオヴェルニー学院がある。双子とカトリナたちはまずオーヴェルニュ城に入り準備を進めた。
オーヴェルニュ侯爵はS級冒険者と小さなF級冒険者を歓迎した。
「おお、カトリナ来たか。カミーユさん、リアーナ、ジル、急に大変な仕事を任せてすまない。…そちらが今回の主役かい?」
侯爵がちらりと双子に目を移す。カトリナは頷き、紹介をした。
「お父様、こちらアーサーとモニカよォ。この子たちに学院へ潜入してもらうわ」
「こんな小さな子供に…大丈夫なのかい…?」
「こいつらには俺らが直接戦い方を教えました。まだ冒険者クラスはFですが、実力はBクラス級…もしくはそれ以上です」
いつになく丁寧な口調でカミーユが侯爵に話す。
「なに?!君たちが直接だって…?そんな話聞いたことない…」
「普段はそんなことしないんですがね。こいつらは特別です」
「なるほど、カミーユさんがそこまで買っている子なら安心できるね」
「さあ、アーサー、モニカ、挨拶を」
「はじまして!Fクラス冒険者のアーサーです」
「モニカです!」
双子はそう言ってカトリナ仕込みの貴族風挨拶をして見せた。所作の良い彼らを見て侯爵も満足そうにしている。
「ふむ。確かに彼らなら貴族が通う学院に潜入しても違和感がなさそうだね。アーサー、モニカ。今回は人の命がかかっている依頼だ。よろしく頼むよ」
「はい!」
侯爵は早速仕立て屋を呼び、アーサーとモニカを採寸して制服を用意した。アーサーはベストやズボン、マント、ネクタイ、帽子を。モニカはタイトスカート、ベスト、マント、リボン、帽子を受け取る。自分にぴったり合うサイズの制服を身に付け、双子はキャーキャー喜んだ。
「お気楽だなあ…」
双子を遠くで見ながらカミーユが呟いた。侯爵は楽しそうに笑う双子たちを見て目をうるませている。
「ああ、かわいらしい。私の子どもたちもかつてはあのように可愛らしかった…」
「あらお父様、大人になった私たちじゃ不満かしらァ?」
「い、いや。そうではないのだがね。大人になった我が子たちは美しすぎて圧倒されてしまうんだ…」
しどろもどろの侯爵を見てリアーナがニヤニヤした。
「おやっさん!相変わらずの親ばかだなあ!」
「だってリアーナ!!見てごらん私の娘を!!父親である私でさえ顔を赤らめてしまうほどのこの美しい女性を!!」
「ちょっとお父様」
「ぎゃはははは!!」
◇◇◇
一週間後、学院への手続きも完了し、アーサーとモニカがオヴェルニー学院へ潜入する手はずが整った。二人はアイテムボックスを背負い、カミーユたちと侯爵に別れを告げる。
「侯爵さま!お世話になりました!」
アーサーとモニカが侯爵に抱きついた。しばらく双子と一緒に生活していた侯爵は、今や彼らにメロメロになっていた。涙を流しながら別れを惜しむ。
「ううう…アーサー…モニカ…気を付けて行くんだよ…!仕事も大事だが、自分たちの命を一番に守るんだ。分かったね?」
「はい!」
次に双子はカミーユたちに別れの挨拶をする。S級冒険者たちは心配そうな面持ちで彼らを抱きしめた。
「侯爵の言う通り、まずは自分の命を守ることが最優先だ。命の危険を感じたら逃げろ。そして俺に伝書インコを飛ばせ」
「うん!」
「アーサー、モニカ。いいかい?今回はあくまで捜査だよ。学院で変なところがないか探るだけ。決して犯人を捕まえようと思わないように」
「わかった!」
「おまえら、この際学院で色んなこと勉強してこい!!あっこは高等教育をするとこで有名だからな!賢くなって帰って来いよ」
「はぁい!」
「学院の子たちは全員貴族の子よォ。マナーには充分気を付けてね。あと、王子のインコには気を付けて。彼に目を付けられないこと。分かった?」
「りょうかい!」
アーサーとモニカは馬車に乗り、見送る大人たちが見えなくなるまで手を振り続けた。学校に通ったことない双子は、どんなところなんだろうと期待に胸を膨らませる。友だちできるかなあ、授業についていけるかなあ、と話していると、あっという間に学院に到着した。
「わあ…!」
学院を目の前にして双子は目を輝かせた。オーヴェルニュ家の何十倍も大きい城。庭を駆けまわったり読書をしている大勢の生徒たち。学院を見上げていると、門で彼らを待っていた先生らしき人が声をかけた。
「リングイール家のアーサーさんとモニカさんですか?」
「あっ!はい!」
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