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残月記番外編・反魂二
33(R18+要素を含んでいます)
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「ん?・・・どうした?」
「・・・ゃ・・・」
両目を瞑り、頭を振って拒否するものの、彼の体はその者によって封じられ、身動きが取れないままだ。
男は遠雷の表情を盗み見ると、クスっと笑みを浮かべたまま左手を遠雷の胸へと滑らせた。
「・・・ぁ」
「・・・ここは随分と素直なようだ」
「・・・ぃっ!」
胸の突起を指で何度も捏ねまわしては時折、胸の突起を強く摘まみ、その度に遠雷の背筋が甘く痺れてビクンと跳ねる。
前後に揺れる度に、男の息が耳へとかかり、遠雷の眉が嫌悪で歪んだ。
「ふうん?」
「・・・ぁ」
胸の突起をカリカリと引っかきながら、男の空いた手が遠雷の腰へと伸びる。
くすぐるように触れるその手の平からじんわりと伝わる熱は、人間とほぼ変わらない。
少し張りのある肌を揉みながら進んだ手が彼の蕾へと触れた瞬間、遠雷はギクリと肩を強張らせると、どうにかしてその者から逃れようとした。
「・・・ひっ・・・ぁ!」
「・・・ほう?意外と素直に入ったな」
耳に唇を付けたまま、その者がクスリと笑う。
つぷりと指を挿入された瞬間、遠雷の肩が大きく跳ね、歯がガチガチと震え始めた。
「・・・っ・・・」
「ここばかり気を向けていいのか?」
「・・・っ」
「ん?」
背後から遠雷の蕾に指を挿入し、ほぐすように男の指が動いていく。
二本の指で何度もかき回しながら耳を甘噛みするその者の息を感じる度に、遠雷の眉が苦痛で歪み、視界に涙の膜が広がっている。
そんな彼らの反応に合わせるように正面に座した者が遠雷の雄を口に含むと頭を前後に揺らし始めた。
最初の頃のようなゆっくりとした動きではなく、やや速めたその動きに遠雷の腰が震え、閉じかけた唇の隙間からは荒い息が零れては溶けていく。
「・・・ぅ・・・ゃめ」
正面に座す者の動きを何とか止めようと腕を伸ばす遠雷の動きが、ピタリと止まる。
彼の全身は背後に立つ男によって囚われ、身動きが取れないままだ。
「・・・ゃ」
遠雷からは正面に座す者の頭部しか見ることが出来ない。
小さな唇が滑る度にぬめりを帯びた自身が見えて、遠雷の頬が羞恥に染まる。
「ひ・・・」
柔く動く舌と、吸い上げる口の動きに翻弄されたまま、遠雷は顎を震わせるとその者の咥内に欲を吐き出そうとした。
「・・・ぅ・・・ぁ」
「どうした?腰が揺れているぞ?」
くすりと笑みを含んだその声に遠雷の背が硬く強張る。
「・・・そんなに吸い付くほどに私の指が心地良かったのか?ん?」
遠雷の耳に唇をつけたまま、男がクスリと笑う。
その言葉に遠雷の頬が僅かに染まった。
「・・・ぅ・・・ぁ・・・」
「吸い付きが先程よりも強くなったな」
「・・・ぅ」
ビクンと遠雷の腰が小さく跳ねる。
その動きに合わせるように正面に座す者が、遠雷の雄をちゅうちゅうと吸い上げては、じゅぶじゅぶと口淫を繰り返している。
その隣に座す者は遠雷の腰に手を伸ばすと撫でるような手つきで彼の肌を触り始めた
しっとりと汗ばんだ肌に触れるその手は、何処までも優しくもどかしい。
「・・・ぅ・・・はっ」
眉間に皺を寄せたまま、何かに耐えるように瞳を閉じていた遠雷の息が次第に荒くなっていく。
「っぁ・・・!」
胸の突起を強く摘ままれた遠雷の口からは甘い嬌声が自然と零れ、熱の上がった彼の肌からは、淫猥の香が匂ってきている。
「・・・ぁ・・・も・・・欲し・・・」
腰を前後に揺らしながら振り向く遠雷のその姿を前にして、男の口角が僅かに上がった。
「ん?」
「・・・・もぅ・・・欲し・・・」
「駄目だと言ったら?」
「・・・・・・・」
薄く瞳を開けたまま、目尻に涙の粒を浮かべる遠雷が懇願の言葉を紡ごうとしたその刹那、凍り付いたように動かなくなってしまった。
「・・・ゃ・・・」
両目を瞑り、頭を振って拒否するものの、彼の体はその者によって封じられ、身動きが取れないままだ。
男は遠雷の表情を盗み見ると、クスっと笑みを浮かべたまま左手を遠雷の胸へと滑らせた。
「・・・ぁ」
「・・・ここは随分と素直なようだ」
「・・・ぃっ!」
胸の突起を指で何度も捏ねまわしては時折、胸の突起を強く摘まみ、その度に遠雷の背筋が甘く痺れてビクンと跳ねる。
前後に揺れる度に、男の息が耳へとかかり、遠雷の眉が嫌悪で歪んだ。
「ふうん?」
「・・・ぁ」
胸の突起をカリカリと引っかきながら、男の空いた手が遠雷の腰へと伸びる。
くすぐるように触れるその手の平からじんわりと伝わる熱は、人間とほぼ変わらない。
少し張りのある肌を揉みながら進んだ手が彼の蕾へと触れた瞬間、遠雷はギクリと肩を強張らせると、どうにかしてその者から逃れようとした。
「・・・ひっ・・・ぁ!」
「・・・ほう?意外と素直に入ったな」
耳に唇を付けたまま、その者がクスリと笑う。
つぷりと指を挿入された瞬間、遠雷の肩が大きく跳ね、歯がガチガチと震え始めた。
「・・・っ・・・」
「ここばかり気を向けていいのか?」
「・・・っ」
「ん?」
背後から遠雷の蕾に指を挿入し、ほぐすように男の指が動いていく。
二本の指で何度もかき回しながら耳を甘噛みするその者の息を感じる度に、遠雷の眉が苦痛で歪み、視界に涙の膜が広がっている。
そんな彼らの反応に合わせるように正面に座した者が遠雷の雄を口に含むと頭を前後に揺らし始めた。
最初の頃のようなゆっくりとした動きではなく、やや速めたその動きに遠雷の腰が震え、閉じかけた唇の隙間からは荒い息が零れては溶けていく。
「・・・ぅ・・・ゃめ」
正面に座す者の動きを何とか止めようと腕を伸ばす遠雷の動きが、ピタリと止まる。
彼の全身は背後に立つ男によって囚われ、身動きが取れないままだ。
「・・・ゃ」
遠雷からは正面に座す者の頭部しか見ることが出来ない。
小さな唇が滑る度にぬめりを帯びた自身が見えて、遠雷の頬が羞恥に染まる。
「ひ・・・」
柔く動く舌と、吸い上げる口の動きに翻弄されたまま、遠雷は顎を震わせるとその者の咥内に欲を吐き出そうとした。
「・・・ぅ・・・ぁ」
「どうした?腰が揺れているぞ?」
くすりと笑みを含んだその声に遠雷の背が硬く強張る。
「・・・そんなに吸い付くほどに私の指が心地良かったのか?ん?」
遠雷の耳に唇をつけたまま、男がクスリと笑う。
その言葉に遠雷の頬が僅かに染まった。
「・・・ぅ・・・ぁ・・・」
「吸い付きが先程よりも強くなったな」
「・・・ぅ」
ビクンと遠雷の腰が小さく跳ねる。
その動きに合わせるように正面に座す者が、遠雷の雄をちゅうちゅうと吸い上げては、じゅぶじゅぶと口淫を繰り返している。
その隣に座す者は遠雷の腰に手を伸ばすと撫でるような手つきで彼の肌を触り始めた
しっとりと汗ばんだ肌に触れるその手は、何処までも優しくもどかしい。
「・・・ぅ・・・はっ」
眉間に皺を寄せたまま、何かに耐えるように瞳を閉じていた遠雷の息が次第に荒くなっていく。
「っぁ・・・!」
胸の突起を強く摘ままれた遠雷の口からは甘い嬌声が自然と零れ、熱の上がった彼の肌からは、淫猥の香が匂ってきている。
「・・・ぁ・・・も・・・欲し・・・」
腰を前後に揺らしながら振り向く遠雷のその姿を前にして、男の口角が僅かに上がった。
「ん?」
「・・・・もぅ・・・欲し・・・」
「駄目だと言ったら?」
「・・・・・・・」
薄く瞳を開けたまま、目尻に涙の粒を浮かべる遠雷が懇願の言葉を紡ごうとしたその刹那、凍り付いたように動かなくなってしまった。
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