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第5章:闇の中の光
第59話
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「実際に見た方が、考えがまとまると思ったんだけどな…。」
フルリオは威厳とした街並みとは裏腹に、沢山の品物が入ってくる交易の盛んな街でもある。プレゼントと一言で言っても、その形は多種多様だ。
「こんな事で頭を悩ませてどうする。余計な事を考えている場合か?」
「みんなにああ言われたら、考えざるを得ないじゃないか。」
「小娘1人に会うくらいで大袈裟なんだ奴等は。…お前も大概だがな。」
「ルドルフはプレゼントとかした事ないの?家族とか友達も居たでしょ?」
「…そんな物を用意した事は無い。」
「じゃあ貰った事は?」
「いちいち覚えていない。俺はお前と違って暇じゃないんだ。」
「はいはいそうですか。…はぁ。せっかく来たのに、このままじゃ日が暮れ…」
「ちょっとそこのあなた!」
後ろから声を掛けられ、後ろを振り返った。
僕の身長の半分ほどの小柄な少女が、僕の目を真っ直ぐ見つめている。彼女の影に隠れるように、同じ年頃の少女も僕の方を見ていた。
「走れ。今すぐ。」
「え?」
俺はフランの身体を奪い、人混みをかき分けて路地へ入った。
「ねぇ…!ルドルフ…っ何で走っ…」
「レジデンスの幹部だ!奴等に捕まると面倒な事に…」
「お待ちなさい!」
先程の小娘が、俺達の前に立ちはだかった。後ろを振り返ると、そこにも小娘が立っている。
逃げる事を諦め、弁解を試みた。
「なぜ追いかけて来るのですか?私は…」
「今頃、姿を変えても無駄ですわ。私には、あなたがフランだとわかりますもの。」
「何を仰っているのかわかりません。私はルドー…」
「あの子がこれ程の魔法を使える訳がありませんわね。なんと名乗ろうが、あなたはフランであり、ルドルフなのでしょう?」
「…何の用だ。」
「何の用?レーガを暗殺しかけておいて、よくそんな事が言えますわね。」
女は俺を睨みつけ、そう口にした。
「奴を始末し損ねた俺様を、今度は貴様等が始末するのか?」
「あなた…!幹部である私達に対してそのような口の利き方…」
「エレナ…!乱暴…良くないです…。」
「フィー!彼はあなたの家族を殺そうとしたのですわ!そんなの、許せるはずがありませんわよ!」
「ライガが…あなたと話したがってます…。…一緒に来てください。」
「…断る余地は無さそうだな。」
俺は意を決し、奴等と共にレジデンスへ向かった。
「まさかお前が戻ってくるなんてな。」
目の前で偉そうに足を組む奴の姿を見て、俺は鼻を鳴らした。
「ふん。ここに戻るつもりはないがな。」
「お前と話したい訳じゃない。フランを出してもらおう。」
「俺様では不満か?」
「お前とでは話にならない。あいつの口から理由が聞きたい。」
「それは残念だったな。奴は何も覚えていない。」
「何も覚えていないだと?」
「あなたの話を鵜呑みにするとでも?つべこべ言わず、フランを出しなさいですわ!」
このまま話していても埒が明かない。俺は言われた通り、黙って身を引く事にした。
「…あ、あなた方が、レジデンスの幹部…ですか?」
「フラン…ですか?」
「は、はい。」
「悪いが、今は感動の再会をしている場合じゃない。我々の要件は1つだけだ。…何故レーガを暗殺しようとした?理由を聞かせてくれ。」
「夢で見た事しか、お答えできません。それでもよれけば…答えます。」
「夢?」
「過去の記憶と思われる夢を見たんです。僕は自分の生い立ちが知りたくて、レーガさんの血を飲みました。そこで見たのは…僕の両親を殺した彼の姿と、母の腹から取り出された僕の姿。僕は両親を殺した彼を憎み、暗殺を企てたのだと…そう思います。」
「まるで他人事のような言い方だな。どうやら本当に覚えていないようだ。」
「ただの作り話ではありませんの?あまりに話が出来すぎていますわ。」
「だが、レーガから聞いた話と一致する。恐らく嘘では無いだろう。」
「私も…そう思います…。」
「お前の言い分はわかった。後はレーガ次第だろう。部屋に居るだろうから連れて来てくれ。」
「わ、わかりました…。」
物静かな少女が、ゆっくりと扉を開けて部屋を出て行った。
「いいんですの?レーガに任せるだなんて。」
「俺達がどうこうする問題じゃない。しかし、フランが生きていたのなら、今ここで話をつけておくべきだ。」
「私なら、絶対に許せないですわ。いくら息子と言えど、私を殺そうとしたなんて信じられ…」
「フラン!」
扉が勢いよく開き、見覚えのある青年が姿を現した。以前ヴィエトルで出くわした、レーガイルラギト本人だ。
「レーガ。こいつはお前の過去を見た。お前がフランを育てるまでの経緯をな。」
「えっ…なんで…。」
「あなたが不覚をとったからですわ。あなたの血を飲んで、記憶を見たそうよ。」
「そっか…。知ってしまったんだね。」
彼は肩を落とし、近くのソファーに腰掛けた。
「こいつは、生みの親の敵討ちをしようとした。後の判断はお前に委ねる。フランをここに置きたいのであれば、俺が何とかしよう。」
「ライガ!あなた何を言って…」
「エレナ。お前は部屋に戻れ。フィー。お前もだ。」
「エレナ…。戻りましょう…。」
「…あなたのその甘さが、後で命取りになりますわよ。」
彼女は言葉を吐き捨てるように、部屋を出た。
「フラン。僕と2人で話そう。」
「…は、はい。」
「なら、俺が出ていく。終わったら教えてくれ。」
レーガさんと2人きりになり、部屋に重い空気が流れた。覚えてないとはいえ、僕は彼を殺そうとしたのだ。両親の敵だと言うことも、もう知っている。
「フラン。隠していてごめん。…もっと早く、話すべきだったね。」
彼の寂しそうな声に、僕は何も言い返せなかった。
「こんなの言い訳でしかないかもしれないけど、聞いて欲しい。…あの島を襲ったのは、上からの指示なんだ。吸血鬼と人間は、長い間ずっと国境を巡って争ってきた。あの島にミラという女神がいて、彼女が人間達を束ねていたんだ。それを抑える事が出来れば、僕達吸血鬼にとって有利に事が進む。君の両親は、そこに巻き込まれてしまった。」
彼は口元を手で覆い、深くため息をついた。
「お腹の中にフランがいる事を知った時、僕は君の親になる事を決めた。君が僕に助けを求めている…そんな気がしたんだ。幸いにも、子供だけは殺さずに連れて帰るように命令されていたから、これは運命だと思った。」
「…運命?僕の両親を殺す事がですか?」
「そうじゃない!僕は…」
「あなたに育ててもらうくらいなら、僕はあの時死ぬべきでした。」
「フラン…。」
「僕はあなたに縛られたくありません。殺したければ殺してください。…僕は帰ります。」
「…わかった。」
「ルドルフ。帰ろう。」
俺は転移魔法を使い、イムーブルへ戻った。
「フラン。おかえり。」
部屋の前に、ユノさんの姿があった。
「ユノさん?…僕に何か用事?」
「…何かあった?」
「え?ううん。特に何も…」
彼女は僕の方へ歩み寄り、手を伸ばした。頬に触れた彼女の体温が、手を通してじんわりと伝わってくる。
「ユノさん…?」
「怖い顔。」
「…!」
上手く誤魔化せたと思っていたが、表情までは誤魔化せなかったらしい。
先程の出来事が、頭をよぎった。彼の寂しそうな表情が、僕の心を迷わせる。
「ご飯食べた?」
「…うん。」
「そっか。じゃあ、私は戻るね。」
僕の嘘を知ってか知らずか、彼女はそれ以上詮索しなかった。
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「小娘1人に会うくらいで大袈裟なんだ奴等は。…お前も大概だがな。」
「ルドルフはプレゼントとかした事ないの?家族とか友達も居たでしょ?」
「…そんな物を用意した事は無い。」
「じゃあ貰った事は?」
「いちいち覚えていない。俺はお前と違って暇じゃないんだ。」
「はいはいそうですか。…はぁ。せっかく来たのに、このままじゃ日が暮れ…」
「ちょっとそこのあなた!」
後ろから声を掛けられ、後ろを振り返った。
僕の身長の半分ほどの小柄な少女が、僕の目を真っ直ぐ見つめている。彼女の影に隠れるように、同じ年頃の少女も僕の方を見ていた。
「走れ。今すぐ。」
「え?」
俺はフランの身体を奪い、人混みをかき分けて路地へ入った。
「ねぇ…!ルドルフ…っ何で走っ…」
「レジデンスの幹部だ!奴等に捕まると面倒な事に…」
「お待ちなさい!」
先程の小娘が、俺達の前に立ちはだかった。後ろを振り返ると、そこにも小娘が立っている。
逃げる事を諦め、弁解を試みた。
「なぜ追いかけて来るのですか?私は…」
「今頃、姿を変えても無駄ですわ。私には、あなたがフランだとわかりますもの。」
「何を仰っているのかわかりません。私はルドー…」
「あの子がこれ程の魔法を使える訳がありませんわね。なんと名乗ろうが、あなたはフランであり、ルドルフなのでしょう?」
「…何の用だ。」
「何の用?レーガを暗殺しかけておいて、よくそんな事が言えますわね。」
女は俺を睨みつけ、そう口にした。
「奴を始末し損ねた俺様を、今度は貴様等が始末するのか?」
「あなた…!幹部である私達に対してそのような口の利き方…」
「エレナ…!乱暴…良くないです…。」
「フィー!彼はあなたの家族を殺そうとしたのですわ!そんなの、許せるはずがありませんわよ!」
「ライガが…あなたと話したがってます…。…一緒に来てください。」
「…断る余地は無さそうだな。」
俺は意を決し、奴等と共にレジデンスへ向かった。
「まさかお前が戻ってくるなんてな。」
目の前で偉そうに足を組む奴の姿を見て、俺は鼻を鳴らした。
「ふん。ここに戻るつもりはないがな。」
「お前と話したい訳じゃない。フランを出してもらおう。」
「俺様では不満か?」
「お前とでは話にならない。あいつの口から理由が聞きたい。」
「それは残念だったな。奴は何も覚えていない。」
「何も覚えていないだと?」
「あなたの話を鵜呑みにするとでも?つべこべ言わず、フランを出しなさいですわ!」
このまま話していても埒が明かない。俺は言われた通り、黙って身を引く事にした。
「…あ、あなた方が、レジデンスの幹部…ですか?」
「フラン…ですか?」
「は、はい。」
「悪いが、今は感動の再会をしている場合じゃない。我々の要件は1つだけだ。…何故レーガを暗殺しようとした?理由を聞かせてくれ。」
「夢で見た事しか、お答えできません。それでもよれけば…答えます。」
「夢?」
「過去の記憶と思われる夢を見たんです。僕は自分の生い立ちが知りたくて、レーガさんの血を飲みました。そこで見たのは…僕の両親を殺した彼の姿と、母の腹から取り出された僕の姿。僕は両親を殺した彼を憎み、暗殺を企てたのだと…そう思います。」
「まるで他人事のような言い方だな。どうやら本当に覚えていないようだ。」
「ただの作り話ではありませんの?あまりに話が出来すぎていますわ。」
「だが、レーガから聞いた話と一致する。恐らく嘘では無いだろう。」
「私も…そう思います…。」
「お前の言い分はわかった。後はレーガ次第だろう。部屋に居るだろうから連れて来てくれ。」
「わ、わかりました…。」
物静かな少女が、ゆっくりと扉を開けて部屋を出て行った。
「いいんですの?レーガに任せるだなんて。」
「俺達がどうこうする問題じゃない。しかし、フランが生きていたのなら、今ここで話をつけておくべきだ。」
「私なら、絶対に許せないですわ。いくら息子と言えど、私を殺そうとしたなんて信じられ…」
「フラン!」
扉が勢いよく開き、見覚えのある青年が姿を現した。以前ヴィエトルで出くわした、レーガイルラギト本人だ。
「レーガ。こいつはお前の過去を見た。お前がフランを育てるまでの経緯をな。」
「えっ…なんで…。」
「あなたが不覚をとったからですわ。あなたの血を飲んで、記憶を見たそうよ。」
「そっか…。知ってしまったんだね。」
彼は肩を落とし、近くのソファーに腰掛けた。
「こいつは、生みの親の敵討ちをしようとした。後の判断はお前に委ねる。フランをここに置きたいのであれば、俺が何とかしよう。」
「ライガ!あなた何を言って…」
「エレナ。お前は部屋に戻れ。フィー。お前もだ。」
「エレナ…。戻りましょう…。」
「…あなたのその甘さが、後で命取りになりますわよ。」
彼女は言葉を吐き捨てるように、部屋を出た。
「フラン。僕と2人で話そう。」
「…は、はい。」
「なら、俺が出ていく。終わったら教えてくれ。」
レーガさんと2人きりになり、部屋に重い空気が流れた。覚えてないとはいえ、僕は彼を殺そうとしたのだ。両親の敵だと言うことも、もう知っている。
「フラン。隠していてごめん。…もっと早く、話すべきだったね。」
彼の寂しそうな声に、僕は何も言い返せなかった。
「こんなの言い訳でしかないかもしれないけど、聞いて欲しい。…あの島を襲ったのは、上からの指示なんだ。吸血鬼と人間は、長い間ずっと国境を巡って争ってきた。あの島にミラという女神がいて、彼女が人間達を束ねていたんだ。それを抑える事が出来れば、僕達吸血鬼にとって有利に事が進む。君の両親は、そこに巻き込まれてしまった。」
彼は口元を手で覆い、深くため息をついた。
「お腹の中にフランがいる事を知った時、僕は君の親になる事を決めた。君が僕に助けを求めている…そんな気がしたんだ。幸いにも、子供だけは殺さずに連れて帰るように命令されていたから、これは運命だと思った。」
「…運命?僕の両親を殺す事がですか?」
「そうじゃない!僕は…」
「あなたに育ててもらうくらいなら、僕はあの時死ぬべきでした。」
「フラン…。」
「僕はあなたに縛られたくありません。殺したければ殺してください。…僕は帰ります。」
「…わかった。」
「ルドルフ。帰ろう。」
俺は転移魔法を使い、イムーブルへ戻った。
「フラン。おかえり。」
部屋の前に、ユノさんの姿があった。
「ユノさん?…僕に何か用事?」
「…何かあった?」
「え?ううん。特に何も…」
彼女は僕の方へ歩み寄り、手を伸ばした。頬に触れた彼女の体温が、手を通してじんわりと伝わってくる。
「ユノさん…?」
「怖い顔。」
「…!」
上手く誤魔化せたと思っていたが、表情までは誤魔化せなかったらしい。
先程の出来事が、頭をよぎった。彼の寂しそうな表情が、僕の心を迷わせる。
「ご飯食べた?」
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