エテルノ・レガーメ

りくあ

文字の大きさ
上 下
51 / 165
第5章︰エーリ学院【前編】

第47話

しおりを挟む
「おはようルナちゃん。」

翌日、教室でララと話をしていると、フランがこちらにやって来た。

「あ、おはようフラン。もう身体は平気?」
「うん。随分良くなったよ。ララちゃんもおはよう。」
「お、おはよう…。」

女子会で話した内容で動揺しているのか、彼女は目を逸らしながら挨拶を交わした。

「ララちゃんどうしたの?なんだか元気ないね?」
「そ、そんなことないよ!」

彼はララの元に近づくと、彼女の額に手を当てた。

「え、な、何///!?」
「うーん。熱はなさそうだね…。顔が赤いけど…なんの病気かな?ルナちゃんわかる?」
「え?んーと…。」
「恋の病よ…。」

鞄を持ったまま、ユイがこちらに歩み寄ってきた。

「ユ、ユイちゃん!?」
「コイノ…ヤマイ?それって、どんな病気なの?」
「知らないの?…女子なら誰でもなる病気よ。」
「え!…そ、そうなんだ…。ごめんね…ララちゃん…悪気はなかったんだ…。」

彼は申し訳なさそうに彼女の額から手を引くと、後ろに2歩程下がって距離をとった。

「う、うん…大丈夫。気にしてないよ…。」
「じゃあ…僕は席に戻るね。また後で。」

恋の病と聞いて、一体彼はどんな病気を想像したのだろうか…。彼の謎は深まるばかりだった。



授業中、私はぼーっと窓の外を眺めて考え事をしていた。
フランとララの事も気になるのだが、今の私の頭の中にはルカの事が浮かんでいた。好きな人は誰かと聞かれて、私はミグと答えた。しかしミグは使い魔であり、好きは好きでも恋や愛ではない事は自分が1番よくわかっていた。そうした時、私が好きな人とは誰なのだろうか?自分にそう問いかけると、真っ先に思い浮かぶのはルカだった。
初めて会ったのは夢の中だったが、彼の優しい性格と、気さくな笑顔が心地よく感じ、一緒にいるのが楽しいといつも思っていた。恋や愛がどういうものなのか、フラン程ではないが私にもイマイチよくわからない。好きとは一体なんなのか…

「…ルナさん!!!」
「え!?あ、はい!!!」
「何をぼーっとしているのですか!授業中ですよ!?」

遠くにいたはずのニム先生が、私の目の前まで迫っていた事に全く気づかなかった。周りの生徒達が、くすくすと笑い始める。

「ご、ごめんなさい…。」
「ルナさん。教科書のこの部分読んでください。」
「は、はい…。」

言われた通り、教科書を読み始めた。
好きとは一体なんなのか…。その答えがすぐに出ることはなかった。



「お、おかえり…ルナ。」
「た、ただいま…。」

あれから、ルカとは仲直りをした…はずなのだが、なんとなく気まずい空気が流れ、ギクシャクした関係が続いていた。
彼が座っている前のテーブルに、様々な草花が広げられている。

「それ…薬草?」
「あー…うん。この前、夜中に摘んだやつだよ。」
「あぁ…あの時の…。」

暗くなった森の中を彼と歩いた事、珍しく彼が声を荒らげて怒った事、去り際に彼が見せた表情…起こった出来事が頭の中で繰り返される。

「その…立ってないで座ったら?」
「あ、うん…。」

彼の向かいのソファーに座ると、彼は再び手を動かし始めた。
溝がついている器の中に薬草を入れると、木の棒を動かして粉々にすり潰した。粉々になった数種類の薬草を白い紙の上にのせて、透明な瓶に詰めていく。その瓶を塞ぐように、彼はそっと手を乗せた。

「“ミラの加護を受けし者。光の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。我が祈りは加護となり、その恩恵は汝に還らん。更なる力を、我に授けたまえ。リカールストヴァ”」

彼は、私の目の前で光魔法を唱えてみせた。驚きの余り、思わず出そうになった声を手で抑え込んだ。瓶の中の薬草が溶け始め、緑色の液体に変化した。

「…ルナ。どうしたの?…気分が悪い?」
「う、ううん…びっくり…しただけ…。」
「びっくり?薬を生成するのは初めて見た?」
「それもそうだけど…光の魔法を使ってたから…。ルカって魔法が使えたんだね。」
「あ、うん…前は使えなかったんだけど…。ここに来てから使えるようになったみたい。それから本を読んで勉強したんだ。」

「ここに来た。」それは、ルカの身体が無くなり、私の身体の中に入ったという事を意味していた。

「そう…なんだ…。」
「ただいまー。」

薬草のはいった籠を持ったミグが、家に戻ってきた。

「おかえりミグ。」
「あ、ルナ。来てたんだな。」
「うん…。」
「ルカ。この薬草どこに置く?」
「あ、じゃあ…棚にしまって置いてくれる?」
「了解。」

彼は部屋の奥に消えていくと、再びルカと2人きりになった。

「ルナ。そろそろ起きる時間だよ。」
「え、そう?…そっか。」

その場に立ち上がると、彼も同じように立ち上がり、先程作った薬の瓶を私に差し出した。

「これ、よかったら飲んで。」
「これって…どんな薬なの?」
「実は…なんの効果もないんだ。」
「へ…?じゃあ、なんの為に…?」
「僕が初めて作った薬だから…ルナに飲んでもらいたいな…って。その代わり、美味しく出来てるはずだから…!」
「う、うん…なら貰うね。」

瓶の蓋を開けると、花の甘い香りが鼻を抜けていく。飲んでみると、香りと同じように甘い味が口の中に広がった。甘過ぎず、後味が残りにくくて飲みやすい、薬とは思えない物だった。

「おいしい…。これ、本当に薬なの?」
「よかった…!えっと…薬のつもりで作ったけど…。効果はないから…薬じゃないのかもね。」
「あはは…何それ!…次はちゃんと成功した薬を作ってね?」
「う、うん。頑張るよ。」
「じゃあそろそろ行くね。」
「うん。いってらっしゃい。」



ルカの薬を飲んでから数日の間、随分と調子がよかった。忘れ物はしなかったし、授業中にニム先生に怒られる事もなく、平和な日々を過ごしていた。

「ねえルナ。最近いい事あった?」
「え?どうして?」
「機嫌がいいように見えるからよ。」
「そうかな?普通だと思うけど?」
「なんか怪しいわね…。」
「えー?そんな事…」

ユイと話をしながら廊下を歩いていると、曲がり角から突然現れた人影とぶつかった。身体が投げ飛ばされ、床に倒れ込んだ。

「ってて…。」
「ルナ!大丈夫!?…ちょっとあんたどこ見て歩…」

ユイの目線の先には、私と同じように床に倒れた少女の姿があった。腰の辺りまで伸びていそうな長めの金髪のツインテールをしていて、青いリボンをつけている。彼女が目を開くと、透き通った翠色の瞳と目が合った。その少女は、ユイを生き写したのではないかと言える程に、そっくりだった。

「ユ、ユイにそっくり…。」
「あんた…なんでこんな所にいるの?」
「…ぶつかってごめん。怪我…ない?」

少女は立ち上がると、私に手を差し出した。彼女の手は、白い手袋で覆われている。

「大丈夫です…。その…あなたは大丈夫ですか?」
「平気。」
「ルナ。行きましょ。授業に遅れるわ。」
「で、でも…この子…」
「そんなのに構わなくていいから!早く行きましょ!」

ユイは強引に手を引き、教室へと向かった。



「ねえララ。さっき、ユイに凄く似た子と会ったんだけど…。誰か知ってる?」

休憩の時間、ララとトイレにやってくると、廊下で出会った少女の話をした。

「ユイちゃんに似た子?あぁ…ユノさんの事かな?」
「ユノさん?名前までそっくり…。」
「そりゃそうだよ。双子の姉妹なんだよ?」
「へー!ユイって双子だったんだ!知らなかった。」
「凄く似てるよね。リボンの色とか髪の長さとかちょっとだけ違う所があるし、性格は全く違うから…見間違える事はほとんどないけどね。」
「そうなんだ…。」
「でも…ユイちゃんの前でユノさんの話はしない方がいいよ。機嫌悪くなっちゃうから。」
「ふぅん…なんでだろうね?」
「そこまでは知らないけど…。触らぬ神に祟りなしだよ、ルナちゃん。」
「う、うん…わかった。そうするね。」

授業を終えて、いつものように部屋に戻ろうと荷物をまとめていると、遠くの方でフランが声を掛けてきた。

「ルナちゃーん。ちょっと来てー。」
「なんだろ?はーい。」

教室の扉までやってくると、廊下で出会った少女、ユノの姿があった。

「あ、あなたは…ユノさん…?」
「はい。」
「ルナちゃんに、渡したい物があるんだって。」
「渡したい物?」
「正確には、渡して欲しい物。姉様に。」
「姉様って…。」
「ユイちゃんの事だね。彼女なら、まだ教室にいるよ?直接渡したら?」
「いえ、あなたにお願いします。これ。」

彼女はポケットからピンクのハンカチを取り出すと、それを私に差し出した。

「これ、ユイのハンカチ?」
「そう。あなたが、拾った事にして。…後は、お願いします。」

彼女はそう言い残すと、静かに来た道を戻って行った。

「フランは2人の事知ってる?」
「もちろん。有名な話だから、エーリにいる人は大体知ってるはずだよ。」
「仲が悪いの?喧嘩してるとか…?」
「仲は悪いよ、ものすごく。喧嘩じゃないけどね。」
「喧嘩じゃないならなんで…」
「ユイちゃんは、姉だけど下級吸血鬼。それに比べてユノちゃんは、妹なのに上級吸血鬼。エーリで1番2番を争う魔法の使い手なんだ。ユイちゃんからしたら、姉としての立場はないし、妹ばかりチヤホヤされていい気はしないんだろうね。」
「へぇ…そうなんだ…。」
「ちょっと2人共何してるのー?早くルナの部屋行きましょー?」

教室の中からユイの声が聞こえ、私達は慌てて中へ戻って行った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

お飾り王妃の受難〜陛下からの溺愛?!ちょっと意味がわからないのですが〜

湊未来
恋愛
 王に見捨てられた王妃。それが、貴族社会の認識だった。  二脚並べられた玉座に座る王と王妃は、微笑み合う事も、会話を交わす事もなければ、目を合わす事すらしない。そんな二人の様子に王妃ティアナは、いつしか『お飾り王妃』と呼ばれるようになっていた。  そんな中、暗躍する貴族達。彼らの行動は徐々にエスカレートして行き、王妃が参加する夜会であろうとお構いなしに娘を王に、けしかける。  王の周りに沢山の美しい蝶が群がる様子を見つめ、ティアナは考えていた。 『よっしゃ‼︎ お飾り王妃なら、何したって良いわよね。だって、私の存在は空気みたいなものだから………』  1年後……  王宮で働く侍女達の間で囁かれるある噂。 『王妃の間には恋のキューピッドがいる』  王妃付き侍女の間に届けられる大量の手紙を前に侍女頭は頭を抱えていた。 「ティアナ様!この手紙の山どうするんですか⁈ 流石に、さばききれませんよ‼︎」 「まぁまぁ。そんなに怒らないの。皆様、色々とお悩みがあるようだし、昔も今も恋愛事は有益な情報を得る糧よ。あと、ここでは王妃ティアナではなく新人侍女ティナでしょ」 ……あら?   この筆跡、陛下のものではなくって?  まさかね……  一通の手紙から始まる恋物語。いや、違う……  お飾り王妃による無自覚プチざまぁが始まる。  愛しい王妃を前にすると無口になってしまう王と、お飾り王妃と勘違いしたティアナのすれ違いラブコメディ&ミステリー

冷宮の人形姫

りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。 幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。 ※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。 ※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので) そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。 全力でお母さんと幸せを手に入れます ーーー カムイイムカです 今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします 少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^ 最後まで行かないシリーズですのでご了承ください 23話でおしまいになります

私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】

小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。 他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。 それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。 友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。 レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。 そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。 レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……

処理中です...