エテルノ・レガーメ

りくあ

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第4章︰ルカとルナ

第32話

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「あっ!おはようルナ!」
「えぇ!?テト!?」
「…。」
「ミグ?どうかした?」

玄関の前に立っていたテトを見つめている彼の目が、何かを警戒しているようだった。

「ミグくん。大丈夫…今回は本物だから…。」
「本物?」
「な、なんでもないの!」
「でも…どうしてテトが?」
「2人共、ご飯が終わったら僕の部屋に来てくれる?話があるんだ。」

朝食を終え、彼の部屋に集まった。

「早速なんだけど…。昨日の話をテト様にも報告したんだ。もちろん、他言しないようにってね。」
「ルナ…辛かったよね…。」
「私より…ルカの方が…。」
「でもルナ。これは君のせいじゃないからね?自分の事を責めたらだめだよ?」
「う、うん…。」
「今日は、ルナの事を心配して来たのか?」
「それもあるんだけど、別件もあるよ。」
「確か…王城の図書室に手掛かりになる資料があるかもしれない…というお話でしたよね?」
「手掛かりになる資料!?」
「確かに王城の図書室には、訳分からない本が山ほどあったが…。」
「作り替える…だっけ?それについて書かれているかは確かじゃないんだけど、探してみる価値はあるんじゃないかな?」
「すごくいい考えだと思う!」
「でも、どうやって王城に入る?しかも図書室となると、民間人がそう簡単には入れないと思うが…。」
「僕もそれは考えてなかった…どうしましょう?」
「大丈夫!ちゃんと考えて来たよ!」



「ね、ねぇ…この格好変じゃない?」
「すごく似合ってるよ~。」

彼の考えとは、貴族に変装して友人をお城に招待した…という設定で中に入ろうというものだった。私とクラーレさんは貴族風の服を、ミグは執事服に着替えていた。

「俺はやっぱりこれか…。」
「その服の方が、やっぱりしっくりくるね!」
「僕、こんな服着たことないけど…大丈夫かなぁ…。」
「クラーレさんとっても似合ってますよ!素敵です!」
「なぁテト。俺らはいいけど、ルナは顔を知ってる奴に会ったら、さすがにバレるんじゃないか?」
「で、でも、顔までは変えられないし…。仮面をつけてたら変だしなぁ…。」
「…そうだ!いい考えがあるよ!ちょっと待ってて~。」

自身の血を使って、身長と体重を増やし、髪の毛や顔も別人に変身して部屋に戻った。

「え!?ルナ!?」
「そうだよ!魔法でちょっとね。」
「すごい…気品ある大人の女性って感じだね。」
「俺らと歳が同じくらいに見えるな。これなら、友人でもバレなそうだ。 」
「よしじゃあ、王城に行こうか。」

私達は馬車に乗り込み、王城を目指した。



「うわぁ~…本がいっぱい…。」

流石王城の図書室ということもあって、リーガルさんの部屋の何倍もの本が、ずらりと並んでいた。

「ルナ。口開いてるよ?」
「え!?だ、だって…すごい量だなって…。」
「ねぇ…この量から探すの僕達だけじゃ厳しくない?」
「うーん…。確かに…。」
「なんか、前に見た時よりも数が増えてるような気がするな…。」
「でも、他にこの事知ってるのヴェラくらいだよね…。ヴェラは今朝出かけちゃったし…。」
「呼んだか?」

私の影からゆっくりと彼女が姿を現した。

「わ!?だ、誰!?」
「すごーい!こんな風に移動する事も出来るんだ!」
「そういえば、まだ教えてなかったな。今度教えてやろう。」
「そ、そんな事より!この大量の本の山から、手掛かりになりそうな本を探すの手伝ってくれないか?」
「わかった。」
「よしじゃあ、私はあっちの方から探してみるね!」
「じゃあ、僕はこっちの方を探してみようかな。」

各自別れて、本を探し始めた。

「テト。どうだ?見つかったか?」
「うーん。吸血鬼に関する本は何冊か見つけたんだけど…。」
「僕も吸血鬼関連の本は見つけたけど、これといって手掛かりにはなりそうにないかなぁ…。」
「ルナはどこ行った?」
「ルナなら向こうの壁際にいたと思うが?」
「ちょっとルナにも聞いてくる。」
「はーい。僕はもう読み直してみようかな…。」
「私ももう少し探してみます。」



「おーい?ルナー?」
「…。」
「あ、いたいた。」
「…。」
「ルナ…?おいルナ!」
「!…な、何?ミグ…。」
「何って…良さそうな本見つけたか?」
「どうだろう…難しい本ばっかりで私にはよくわからない…。」
「…今読んでた本、渡してみろ。」
「どうして?」
「いいから…!」
「わっ…!?」

彼が伸ばした手を避けようと、後ろに出した足がドレスの裾を踏みつけ、その場に倒れた。

「痛ってー…。」
「ご、ごめ…」

助けようとした彼を巻き込むように倒れた私達は、彼が私を押し倒したような体勢になっている事に気づき、慌てて距離をとった。

「わ…悪い…。」
「いや…別に…。」
「2人共大丈夫ー?すごい音したけど…。」
「う、うん…大丈夫!」
「あれ…この本…。」
「…!」

私が持っていた本が倒れた時に床に投げ出され、それをテトが拾い上げた。

「ルナ。この本、どうして見せようとしなかったんだ?」
「それは…その…。」
「どうしたのー?」
「何これ…変な本…。見た事ない文字で書いてある。」
「本当だ…。何なんだこの文字は。」
「これ、ルナが見つけたの?」
「うん…読めないから…変な本だなっーて…。」
「でもお前、これ隠そうとしなかったか?」
「隠そうとなんて、してないよ?」
「…これは、随分と昔の文字だな。」
「ヴェラはわかるの?」
「これは、ラヴァル文字。かなり昔に吸血鬼達が使っていた文字だったと思うが…。読み方に癖があって、すぐに廃れていったものだ。読み方は…覚えていない。」
「そっかぁ…。中々無いもんだね…手掛かりになりそうな本。」
「日も落ちてきましたし、今日はそろそろギルドに戻らないと…。」
「全員一緒に帰ったらギルドの連中に怪しまれるかもしれない。クラーレさん、先に戻っててもらえますか?」
「そうだね。じゃあ、そうするよ。みんな、あまり遅くならないようにね?」
「私は寄る所があるから夜に戻る。」
「う、うん…。いってらっしゃい。」
「せっかくだし、僕達はお茶しない?」
「そうするか。俺がいれるよ。」
「ありがとうミグ~。」



「ルナ。ちょっといいか?」
「どうしたの?」

王城に行ってから数日経ったある日、仕事を終えて部屋で本を読んでいると、彼が1枚の紙を渡してきた。

「これ、ギルドにある設備の取り扱い説明書なんだけど、ちょっと目が霞んで文字が読めないんだ…変わりに読んでもらえないか?」
「それはいいけど…大丈夫?少し休んだ方がいいよ。」
「これの点検が終わったら寝るよ。」
「わかった…。えっと…台の上に被験者?を乗せ…?…プログラムコード…リライト?…システムを開始する事で………ねぇ、ミグ。これなんの説明…」
「やっぱり読めたんだな。ラヴァル文字。」
「…!」
「どうして黙ってたんだ?あの本には…一体何が書いて…」
「読んで…ないよ…。」
「本当か?」
「ちょっと…だけ…。ミグが来たから…読むの途中でやめたし…。」
「じゃあ、あの本を持ってきたら読んでくれるか?」
「…。」
「ルカを助けたいんだろ?手掛かりになる本なんだろ?」
「そうかもしれないけど…。」
「テトに話してくる!」
「ちょっ…待っ…!………行っちゃった…ミグ。」



「手掛かりになりそうな本を見つけたんだって?」
「う、うん…。」
「この間、図書室でルナが見つけた昔の文字で書かれていた本ですね。まさかこれがそうだったなんて…。」
「ここ(王城のテトの部屋)なら、話が漏れることもないだろうな。」
「でもよかったよ~。僕1人であの広い部屋の中を、探し回らないといけない所だったね。」
「そんな話はいいから…早く読んで。」
「…うん。…人間を吸血鬼に変える事を転向と言う。転向は、いくつかの条件が揃う事で成功する。まず、その吸血鬼となる者の魂。闇の素質がある人間が最も成功しやすい。そして、その魂を受け取る為の器。転向の回数が少ない吸血鬼の身体が最も適している。」
「吸血鬼を作り出すのに、吸血鬼の身体が必要なの?」
「作り出すのとは違う。吸血鬼が人間の魂を取り込む…というのが合っているだろうな。」
「続きは?」
「…転向を行う事で、寿命を伸ばすと共に身体能力も向上する。器の記憶はそのまま残るが、人間の記憶は消えてなくなる。…この先は、装置の作り方とか…使い方みたい…。」
「それは必要なさそうだな…。」
「後ろの方は…。…吸血鬼の性質…かな?血の扱いとか…身体の調子の整え方とか…そういう事が書いてあるみたい。」
「私達が知りたい、肝心な部分は書いてないようだな…。」
「うーん…残念…。」
「あ、これ…上巻って書いてある…。」
「って事は、続きがある…って事か?」
「これと似たような本…図書室で見た?」
「俺は…見なかったが…。」
「…。」
「ヴェラ?どうしたの?」
「あ…いや…。本の表紙に書いてあるこの模様…。似たような物をどこかで見たような…。」
「どこなの?」
「うーん…。しばらく考えてみる。思い出せたら話そう。」
「じゃあ、それまで僕はしばらく図書室を探してみるよ。」
「頼んだ。…俺達はギルドに戻るか。」



「おーいルナー!」
「スレイ…どうかした?」

ギルドに戻って廊下を歩いていると、スレイが走ってやってきた。

「リアーナ見なかった?」
「見てないけど…。」
「ん?今度はレヴィが走ってきたぞ?」
「あ、ルナ!アリサさん見なかった?」
「…ごめん見てない…。」
「俺ら、仕事で外に出てたんだよ。お前らはこれから稽古なのか?」
「うん。だけど、肝心の2人が中々来なくて…。」
「サボったんじゃないかー?俺達もサボっ」
「そんなわけないでしょー!兄さんはそうやって、すぐサボろうとするんだから…!」
「何よ…!もう…って…み…いよ!」
「ん?リアーナの声だな。」
「なんか叫んでるね…行ってみよ!」



「!?」

声の聞こえた先に向かうと、食堂の机の上に横たわっているアリサさんを、リアーナが押さえつけていた。

「お前ら、何やってんだ!」
「…!これは…。」 
「…あなたはいつもそうよね。口より先に手が出る。」
「…なんですって?」
「手より先に、脚が出る…の方が正しいかしら?」
「っ…!」
「リアーナ!」
「マ、マス…ター…。」

騒ぎを聞き付けたクラーレさんが、私達の後ろからやってきた。

「2人共離れて、まずはそこから降りなさい。」
「…はい。」
「アリサ。大丈夫?」
「平気です。これくらい…。」
「リアーナは自室で待機。後で話をしに行くから。アリサは治療するから、僕の部屋に来て。…スレイ、レヴィ。悪いけど…今日の稽古は中止にするね。」
「わかりました…。」

食堂のあちこちで物が散乱していたので、倒れている椅子やカゴを元に戻す事にした。

「よし、片付いたな!俺らは部屋に戻るか~。ルナも来るか?」
「じゃあ…行こうかな。」
「俺も行くか。暇だし。」
「じゃー行こうぜ!」

スレイ達の部屋にやってくると、ソルティとシェリアさんがベッドに座って話をしている所だった。そこにやってきた私達は、先程食堂であった出来事を話した。

「へ~…。そんな事があったのね。」
「びっくりしちゃった…。」
「僕も…。」
「あの子達、昔から馬が合わなかったのよね~…。何をするにしても喧嘩ばかりで…。びっくりさせて、ごめんなさいね?」
「いえ…そんな…。」
「昔からなのか?」
「ええ。リアーナは、ギルドのメンバー募集の貼り紙を見て来てくれたの。その後すぐに、アリサが加入したんだけど…その時からずっとね。」
「アリサさんはどうしてギルドに加入したの?」
「ギルドの仕事で森に行ったんだけど、その時に森で彷徨っていたあの子を見つけたの。記憶喪失だったから、お兄様が親になるって決めて連れて帰ってきたのよ。」
「アリサさんも…記憶喪失だったんだ…。」
「リアーナは…その頃からずっとヤキモチを妬いてるのね…。」
「あー…なるほど!わかりました!」   

隣に座っていたソルティが、状況を察して手を叩いた。

「俺全然わかんねー…。」
「ルナはわかるか?」
「もちろん!女の子には色々あるもんねぇ…。」
「お前本当にわかってるのか…?」
「そっか…それならあの喧嘩も納得いくね。」
「嘘!レヴィもわかるの!?」
「え、うん。わかるよ?」
「ミグは!?」
「俺は…わからん…。」
「ミグはスレイと同じレベルかぁ…。」
「なんか言ったか?」
「ううん何も!」
「さてと…私はそろそろ部屋に戻るわね。」
「お茶とお菓子ありがとうシェリアさん!」
「いいのよ~。また持ってくるわね。」
「俺らも部屋戻るか。報告書まだ書いてないだろ?」
「そうだった!また話に来るね!」
「おう!いつでも来ていいぞ!」
「またねルナ~。」



「なー。」
「ん?何?」

机に向かい報告書を書いていると、後ろの方からミグが声をかけてきた。

「リアーナとアリサの話さっきしただろ?あれ、わかるように説明してくれよ。気になってしょうがない。」
「しょうがないなぁ~。リアーナさんは、クラーレさんの事が好きなんだよ!それでギルドに入ったのか、ギルドに入ってから好きになったのかは分からないけどね。」
「で?」
「で?って…。だから、アリサさんの事が羨ましかったんだよ。」
「記憶喪失だったのにか?」
「ミグ…これは、いくら説明してもわからないと思うよ…。」
「そ、そうか…。ならいいや…。」
「ミグって、好きな子とか居なかったの?」
「え?なんだよ突然…。」
「好きな人を想う気持ちは、恋をすればわかると思うけど…。」
「そんなの俺には必要ないし…!」
「またまたー!そんなにムキにならなくてもいいのに~。顔赤いよ?」
「あーもーうるせえな!ほっとけ!」

恥ずかしがる彼の肩に手を伸ばすと、その手を払った衝撃で身体が後ろに倒れ、壁に頭を打った。

「いっ!?」
「わ、悪い…!大丈夫か!?」
「だ、誰…ですか…?」
「…………は?」
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