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第2章︰ルナソワレーヴェ
第14話
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「うへぇ…疲れた…。」
昨日の夜やるはずだった、ルファーとの魔法の練習をすっぽかしてしまったせいで、1日中練習に付き合わされてしまった。疲れ切った身体をベッドに沈めた。そのまま本当に沈んてしまうのではないかと思うくらいに身体が重く、意識も徐々に薄れていった。
「…ん。…あれ?」
身体を起こすと、草花が生い茂った広い草原の真ん中にいた。少し離れた所に湖があり、その脇に家が立っているのが見える。
立ち上がって、その家に向かって歩いて行くとその途中で1人の男の子と出会った。彼は私と同じ白髪で、瞳の色も私と同じ紺青色をしている。
「あれ?君は誰?」
「あなたこそ誰?」
「えっと…僕はルカ。」
「ルカ…?どこかで聞いたことあるような…。」
「君は?」
「あ、私はルナ…。」
「ルナ?僕達、似たような名前だね!」
「確かにそうかも!だから聞き覚えがあるのかな?」
「髪も目も同じ色をしてるし…なんだか不思議だなぁ…。君はどこから来たの?僕は、そこの家に住んでるんだけど。」
「私は…気づいたらその辺で寝てて…。ここには初めてきたと思う… けど。」
「そうなの?うーん。どうしてだろう?迷子になっちゃったのかな?よかったら、僕の家で休んでいかない?ちょっとお話しようよ。」
「うん!」
彼の家だというログハウスの中に入ると、木の匂いが鼻を抜け、心が落ち着くようだった。中央にある大きなテーブルに紅茶を置き、2人で向かい合うようにしてソファーに座り、しばらく雑談をしていた。
「なんだか、初めて会った気がしないね!」
「確かに!なんだか僕達似てる所も多いし、前世は兄妹だったりするのかな?」
「えー?ルカの方が年下じゃないの?」
「えー!どう見てもルナの方が年下でしょ!」
「じゃあ、ルカは魔法使えるー?」
「魔法は…使えないけど…。」
「ふふーん!私は使えるもんねー!」
「じゃあ、ルナは銃を使ったことあるのー?」
「も、持ったことはあるけど…。」
「僕は使えるもんね!」
「むー。じゃあじゃあ!私の方が早く走れるもん!」
「僕の方が早いよ!」
「じゃあ競走しよ!」
「望むところだ!」
再び外に出ると、小高くなった丘の上に大きな木が1本だけ生えていた。
「あそこの木まで、早くついたほうが勝ちね!」
「わかった!」
「よしいくよー!」
「「よーい…ドン!」」
ほぼ同時に踏み出した。踏み出す足のタイミングも、腕を降るタイミングも、全く同じで、ほぼ同じ速さで走っていく。真っ直ぐ前を向き、懸命に走って木に手を触れた。
「やった!私が1番…」
周りを見ると、そこに彼の姿はなかった。
「っ!?」
身体を起こすと、そこは自室のベッドの上だった。窓から月明かりが入り、真っ暗の部屋の中がほんの少し明るくなっている。
「あれ…。夢…見てた…?」
喉が乾き、部屋を抜け出して食堂へと向かうと、明かりがついていて明るくなっていた。
「ルナ?どうした?」
「ライガ…。」
「寝れないのか?」
「ちょっと…喉がかわいて…。」
「大丈夫か?汗をかいてるみたいだが…。」
「夢の中で走ったからかも。」
「走る夢?」
「うん。なんか誰かと走ってたの。誰だったかな?…似てる名前の人だったと思うんだけど。」
「そうか。水を飲みに来たんだろう?飲んできたらどうだ?」
「あ、そうだった…!」
食堂の奥に進んでいき、蛇口を捻ってコップに水を入れると、それを一気に飲み干した。冷たい水で眠気が薄れ、しばらく彼と話をする事にした。
「ライガはどうしてここにいるの?」
「眠くならないから、ここで本を読んでいた。」
「何の本?」
「難しい本だぞ?」
「う…。なら、私には分からないや…。」
「じゃあ、昔話でも話すか?」
「昔話?話して話して!」
彼は本を閉じて隣に置くと、身体の前で指を組んで話し始めた。
「…昔、人里離れた森の中に、1人の少女が住んでいた。その少女は、森の中で動物達と仲良く暮らしていた。」
「ふんふん…。」
「しかし、その動物達を食べてしまう恐ろしい化け物が森の中には潜んでいた。動物達も少女もその正体が何なのかわからず、毎日怯えて暮らしていた。」
「ええ~…。怖い…。」
「1日経つ事に1匹ずつ動物達が消えていく中、少女は原因を突き止めるべく、森の中を彷徨い続けた。そして、動物達がみんな居なくなってしまったその日の夜、少女はついにその正体に気がついた。その化け物の正体は…。」
「正体は…?」
「彼女自身だった。」
「えっ…。」
「この後、少女がどうなったかは知らない。これが、俺が聞いたことのある昔話で…って、大丈夫か?ルナ。」
「ライガ…ますます怖くて寝れないよぉ…。」
「す、すまない…もっと楽しい話の方が良かったな…。」
「少しは落ち着いたか?」
「う、うん…。」
あの後、怖くて寝れなくなってしまった私は、彼の部屋のベッドに横になり頭を撫でられていた。
「ごめんねライガのベッド使っちゃって…。」
「どうせ眠くなかったし、ルナが寝れなくなったのは俺のせいだしな…。」
「ライガはどこで寝るの?」
「そうだな…その辺の床でも寝られるだろう。」
「それじゃ身体痛くなっちゃうよ!私が壁にくっつくから、ライガも一緒にベッドに寝て!」
「いや…でも…。」
「その方が…私も安心して寝られるし…。」
「そうか。わかった…。」
明かりを消して、彼もベッドに横になると、私の方に背を向けた。
「ねぇライガ。」
「どうした?」
「背中触ってみてもいい?」
「背中?別に構わないが…。」
「わーい!」
彼の背中は暖かく、中心に縦に並んでいる骨や、肩の下辺りにある骨が出ているのを何となく感じとった。
「…ん?」
「背中を触って何かあるのか?」
「レーガが、大人になったら背中に羽が生えて飛べるようになるって…。」
「あぁ…羽か。触っても分からないと思うぞ。飛ぶ時に出して、普段はしまってあるからな。」
「しまえるんだ!え、ライガ服脱いで!」
「そ、それはさすがに…。」
「えー。だめ?」
「…脱いでも暗くてよく見えないだろう。」
「あ、そっか!じゃあまた今度にするね。」
「あ、あぁ…。」
「ライガ…。」
「何だ?」
「私達って…みんな吸血鬼…なんだよね?」
「誰から聞いたんだ?」
「ヴェラ…。」
「そうか。…言う必要はないと思って、伝えていなかったな。すまなかった。」
「それはいいんだけど…。さっきの昔話に出てきた女の子は、もしかして吸血鬼?」
「…よく分かったな。そうだ。」
「吸血鬼って化け物なの?私達も動物食べちゃうの?」
「確かに食べてはいるが、それは人間と変わらない。人間だって動物達を殺して、食べているのだから。それが自然の流れなんだ。」
「でも…食べたら可愛そうだよ…。」
「動物達も、他の動物や植物を食べて生き延びる。ただ…食べることに対して、感謝しなければいけない。そこが大事なんだ。」
「感謝…そっか。そうだね。」
こちらを振り向いた彼の腕に引き寄せられ、身体にすっぽりと収まった。彼から伝わる熱が暖かくて心地よい。
「ルナは優しいな。」
「そうかな?」
「吸血鬼でも人間でもルナはルナだ。それだけは忘れないでほしい。」
「私は…私…。」
心の中でそう繰り返すと、ライガの言葉が胸の中に刻まれたようだった。
昨日の夜やるはずだった、ルファーとの魔法の練習をすっぽかしてしまったせいで、1日中練習に付き合わされてしまった。疲れ切った身体をベッドに沈めた。そのまま本当に沈んてしまうのではないかと思うくらいに身体が重く、意識も徐々に薄れていった。
「…ん。…あれ?」
身体を起こすと、草花が生い茂った広い草原の真ん中にいた。少し離れた所に湖があり、その脇に家が立っているのが見える。
立ち上がって、その家に向かって歩いて行くとその途中で1人の男の子と出会った。彼は私と同じ白髪で、瞳の色も私と同じ紺青色をしている。
「あれ?君は誰?」
「あなたこそ誰?」
「えっと…僕はルカ。」
「ルカ…?どこかで聞いたことあるような…。」
「君は?」
「あ、私はルナ…。」
「ルナ?僕達、似たような名前だね!」
「確かにそうかも!だから聞き覚えがあるのかな?」
「髪も目も同じ色をしてるし…なんだか不思議だなぁ…。君はどこから来たの?僕は、そこの家に住んでるんだけど。」
「私は…気づいたらその辺で寝てて…。ここには初めてきたと思う… けど。」
「そうなの?うーん。どうしてだろう?迷子になっちゃったのかな?よかったら、僕の家で休んでいかない?ちょっとお話しようよ。」
「うん!」
彼の家だというログハウスの中に入ると、木の匂いが鼻を抜け、心が落ち着くようだった。中央にある大きなテーブルに紅茶を置き、2人で向かい合うようにしてソファーに座り、しばらく雑談をしていた。
「なんだか、初めて会った気がしないね!」
「確かに!なんだか僕達似てる所も多いし、前世は兄妹だったりするのかな?」
「えー?ルカの方が年下じゃないの?」
「えー!どう見てもルナの方が年下でしょ!」
「じゃあ、ルカは魔法使えるー?」
「魔法は…使えないけど…。」
「ふふーん!私は使えるもんねー!」
「じゃあ、ルナは銃を使ったことあるのー?」
「も、持ったことはあるけど…。」
「僕は使えるもんね!」
「むー。じゃあじゃあ!私の方が早く走れるもん!」
「僕の方が早いよ!」
「じゃあ競走しよ!」
「望むところだ!」
再び外に出ると、小高くなった丘の上に大きな木が1本だけ生えていた。
「あそこの木まで、早くついたほうが勝ちね!」
「わかった!」
「よしいくよー!」
「「よーい…ドン!」」
ほぼ同時に踏み出した。踏み出す足のタイミングも、腕を降るタイミングも、全く同じで、ほぼ同じ速さで走っていく。真っ直ぐ前を向き、懸命に走って木に手を触れた。
「やった!私が1番…」
周りを見ると、そこに彼の姿はなかった。
「っ!?」
身体を起こすと、そこは自室のベッドの上だった。窓から月明かりが入り、真っ暗の部屋の中がほんの少し明るくなっている。
「あれ…。夢…見てた…?」
喉が乾き、部屋を抜け出して食堂へと向かうと、明かりがついていて明るくなっていた。
「ルナ?どうした?」
「ライガ…。」
「寝れないのか?」
「ちょっと…喉がかわいて…。」
「大丈夫か?汗をかいてるみたいだが…。」
「夢の中で走ったからかも。」
「走る夢?」
「うん。なんか誰かと走ってたの。誰だったかな?…似てる名前の人だったと思うんだけど。」
「そうか。水を飲みに来たんだろう?飲んできたらどうだ?」
「あ、そうだった…!」
食堂の奥に進んでいき、蛇口を捻ってコップに水を入れると、それを一気に飲み干した。冷たい水で眠気が薄れ、しばらく彼と話をする事にした。
「ライガはどうしてここにいるの?」
「眠くならないから、ここで本を読んでいた。」
「何の本?」
「難しい本だぞ?」
「う…。なら、私には分からないや…。」
「じゃあ、昔話でも話すか?」
「昔話?話して話して!」
彼は本を閉じて隣に置くと、身体の前で指を組んで話し始めた。
「…昔、人里離れた森の中に、1人の少女が住んでいた。その少女は、森の中で動物達と仲良く暮らしていた。」
「ふんふん…。」
「しかし、その動物達を食べてしまう恐ろしい化け物が森の中には潜んでいた。動物達も少女もその正体が何なのかわからず、毎日怯えて暮らしていた。」
「ええ~…。怖い…。」
「1日経つ事に1匹ずつ動物達が消えていく中、少女は原因を突き止めるべく、森の中を彷徨い続けた。そして、動物達がみんな居なくなってしまったその日の夜、少女はついにその正体に気がついた。その化け物の正体は…。」
「正体は…?」
「彼女自身だった。」
「えっ…。」
「この後、少女がどうなったかは知らない。これが、俺が聞いたことのある昔話で…って、大丈夫か?ルナ。」
「ライガ…ますます怖くて寝れないよぉ…。」
「す、すまない…もっと楽しい話の方が良かったな…。」
「少しは落ち着いたか?」
「う、うん…。」
あの後、怖くて寝れなくなってしまった私は、彼の部屋のベッドに横になり頭を撫でられていた。
「ごめんねライガのベッド使っちゃって…。」
「どうせ眠くなかったし、ルナが寝れなくなったのは俺のせいだしな…。」
「ライガはどこで寝るの?」
「そうだな…その辺の床でも寝られるだろう。」
「それじゃ身体痛くなっちゃうよ!私が壁にくっつくから、ライガも一緒にベッドに寝て!」
「いや…でも…。」
「その方が…私も安心して寝られるし…。」
「そうか。わかった…。」
明かりを消して、彼もベッドに横になると、私の方に背を向けた。
「ねぇライガ。」
「どうした?」
「背中触ってみてもいい?」
「背中?別に構わないが…。」
「わーい!」
彼の背中は暖かく、中心に縦に並んでいる骨や、肩の下辺りにある骨が出ているのを何となく感じとった。
「…ん?」
「背中を触って何かあるのか?」
「レーガが、大人になったら背中に羽が生えて飛べるようになるって…。」
「あぁ…羽か。触っても分からないと思うぞ。飛ぶ時に出して、普段はしまってあるからな。」
「しまえるんだ!え、ライガ服脱いで!」
「そ、それはさすがに…。」
「えー。だめ?」
「…脱いでも暗くてよく見えないだろう。」
「あ、そっか!じゃあまた今度にするね。」
「あ、あぁ…。」
「ライガ…。」
「何だ?」
「私達って…みんな吸血鬼…なんだよね?」
「誰から聞いたんだ?」
「ヴェラ…。」
「そうか。…言う必要はないと思って、伝えていなかったな。すまなかった。」
「それはいいんだけど…。さっきの昔話に出てきた女の子は、もしかして吸血鬼?」
「…よく分かったな。そうだ。」
「吸血鬼って化け物なの?私達も動物食べちゃうの?」
「確かに食べてはいるが、それは人間と変わらない。人間だって動物達を殺して、食べているのだから。それが自然の流れなんだ。」
「でも…食べたら可愛そうだよ…。」
「動物達も、他の動物や植物を食べて生き延びる。ただ…食べることに対して、感謝しなければいけない。そこが大事なんだ。」
「感謝…そっか。そうだね。」
こちらを振り向いた彼の腕に引き寄せられ、身体にすっぽりと収まった。彼から伝わる熱が暖かくて心地よい。
「ルナは優しいな。」
「そうかな?」
「吸血鬼でも人間でもルナはルナだ。それだけは忘れないでほしい。」
「私は…私…。」
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