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第1章︰ルカ・クラーレ
第3話
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「リーガルさん!」
ようやく筋肉痛が治ったある日の昼間、僕は彼がいつも居る書斎へと足を運んだ。
「なんだ。ルカか。どうかしたのか?」
眼鏡をかけて本読んでいた彼の元に近寄ると、彼は読みかけの本を閉じた。
「戦い方を教えて欲しいんですけど…。」
「戦い方か。俺の場合は魔法だな。」
「やっぱり、魔法を使うには才能とか、頭の良さとかが必要なんですか?」
「いや。才能も頭の良さもあまり必要じゃない。才能はきっかけにすぎないし、頭の良さは努力で補えるだろう。」
「じゃあ、僕でも魔法が使えたりするんですか!?」
「素質があれば可能だろう。とにかくやってみるのがいいだろうな。ここじゃ狭いし、外に移動しよう。」
普段、食事を取る為に使用している庭にやって来ると、そよ風が吹いていて心地よい天気だった。
「じゃあまずは、初歩的な魔法からだな。そうだな…周りに植物が多いから火は危ないし、水の魔法がいいだろう。」
「水の魔法…いきなりできるのかな…。」
「まずは俺が手本を見せよう。…“ミラの加護を受けし者。水の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルラック!”」
呪文を唱えると、彼の手から水が吹き出し地面の土がえぐり取られた。
「す、すごい威力!」
「威力は力の入れ具合で強くも弱くもなる。まぁ…詳しく話すと長くなるから、興味があったら本を借りに来るといい。まずはやってみろ。」
「そ、そんなざっくりと…。」
「そうだな…。魔法使いは、杖や魔導書、オーブ等の道具を使って、それにマナを集めて魔法を発動させる。何も使わずにやる奴もいるが、初めのうちは力のコントロールが難しい。ちっぽけなステッキしか持っていないが…ひとまずこれを使ってみろ。」
細い棒の先端に可愛らしい星の飾りがついた、シンプルなステッキを受け取った。
「は、はい。えっと…。“ミラの…加護を受けし者。水の精霊と…契を交わし、我に力を…与えよ。 ルラック!”」
呪文を唱えてみたが、何も起こらなかった。
「…まあ、初めから出来るやつは中々いないからな…。」
「やっぱり…そうですよね…。」
「また興味が湧いたらいつでも聞きに来ていいぞ。それじゃあ、俺は書斎に戻るよ。」
「あ、ありがとうございました!」
彼の背中を見送ると、小さくため息をついた。
「はぁ…僕に向いてるのってなんだろう…。」
「あれ?ルカくん、どうしたの?そんな所で突っ立って。」
開きっぱなしになっていた扉の前を通り過ぎようとしたクラーレさんが、僕に気づき声をかけた。
「あ、クラーレさん…。そうだ!クラーレさんにもお聞きしたい事が…!」
「僕に?じゃあ、一緒にお茶でもしながら話そうか。」
「僕、持ってきますね!」
庭のテーブルに2人分の紅茶を用意すると、それぞれの席に座り、ティーカップを口に運んだ。いい香りが身体中に広がるのを感じ、気分が落ち着いていく。
「聞きたい事だっけ?なんだい?」
「そ、そうでした…。クラーレさんは回復の魔法…?が得意なんですよね。」
「僕はプリーストだからね。状態の回復や、外傷を癒す魔法が主かな。攻撃出来る魔法も少しなら扱えるけど。」
「じゃあ、魔法使いに似た感じなんですね…うーん…。」
「どうかした?」
「さ、さっき…リーガルさんに教えて貰いながら、水の魔法が使えないか試してたんです。でも、全然出来なくて…僕には向いてないみたいです…。」
「魔法には、大きくわけて5つの属性があってね。火、水、風、闇、光があるんだけど、人によって向き不向きがあるんだよ。」
「え!?そ、そうなんですか!?」
「そこまで話してなかったみたいだね。リーガルは、火、水、風の3つが得意で、僕は光が得意なんだ。別の属性魔法なら使える可能性があると思うよ。」
「なるほど…魔法の中にも向き不向きがあるんですね…。」
「今ルカくんは自分に合った戦い方、身の守り方を見つけようとしてるのかな?僕にも手伝えることは手伝うよ。」
「ありがとうございます!」
テーブルから離れ、周辺に物がない場所に少しだけ移動した。
「治癒魔法は、光魔法の上級属性だから、まずは光魔法のほうからやってみようか。」
「上級属性ってなんですか?」
「それぞれの属性よりも高度な属性魔法だよ。火の上級は爆破。水の上級は氷。風の上級は地。闇の上級は重力。光の上級は治癒になってるんだ。」
「そうなんですね!魔法にもいろいろあるんだなぁ…。」
「やり方はさっきやったなら大丈夫かな?呪文はね…“ミラの加護を受けし者。光の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルミエール”」
彼が呪文を唱えた途端、眩い光で目の前が真っ白になり、思わず目を閉じた。恐る恐る目を開けると、彼が指さした先にある木の枝や葉っぱが、ハラハラと地面に落ちた。
「一瞬すぎて何が何だか…。」
「光を集めてそれを破裂させたんだ。力を抑えて発動したから今回は木の枝と葉が落ちただけで済んだけどね。」
「光って結構怖いものなんですね…。」
「今のは攻撃する為の魔法だからね。使い方によっては人を癒したりもするけど、人を傷つけもする。」
「と、とにかくやってみます!えっと…“ミラの加護を受けし者。光の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルミエール!”」
木に向かって呪文を唱えると、目の前が真っ白になった。反射的に閉じてしまった目を開けたが、特に変わった様子は見られなかった。
「失敗…ですか?」
「ううん。ちゃんと発動してたよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「ただ…光っただけで木は無傷だけど…。」
「えぇ…。」
「初めてにしてはよく出来た方だと思うよ。光の属性と相性がいいのかもしれないね。」
「嬉しいです!これで僕も魔法使いになれ…ま…」
視界が揺れ、目の前が真っ暗になってしまった。
「あ、ルカくん!大丈夫?」
目を開けると、ベッドの上で横になっている僕を、クラーレさんが心配そうな表情で見ていた。
「あれ?クラーレさん…ここは、僕の部屋…?」
「覚えてない?僕と一緒に庭で魔法の練習をしてたんだよ?」
「そ、そうだ…魔法が成功して、喜んでたら…。」
「マナの使いすぎで疲れがでちゃったみたい。今までやったこともなかった人が、無理やり魔法を使おうとしたからだと思う。」
「そうなんですね…あれ…体が動かな…。」
「今すぐは動けないだろうから、無理しないで。しばらく休んでれば動けるようになるよ。」
「わかりました…。クラーレさんありがとうございます。」
「シェリアに時々様子を見に来るように伝えておくよ。じゃあルカくん、今日は安静にね。」
1人部屋に残されると、そっと目を閉じた。
水の魔法は、水一滴すら出ることなく不発し、光の魔法は、なんとか発動したものの本来の力を出し切れていないようだった。
他の属性なら出来るのかもしれないが、今日のような事が毎日続いてしまうのは、むしろ迷惑をかけてしまう。魔法の他に合いそうなものがないか、動けるようになったらまた探してみようと心の中で思った。
ようやく筋肉痛が治ったある日の昼間、僕は彼がいつも居る書斎へと足を運んだ。
「なんだ。ルカか。どうかしたのか?」
眼鏡をかけて本読んでいた彼の元に近寄ると、彼は読みかけの本を閉じた。
「戦い方を教えて欲しいんですけど…。」
「戦い方か。俺の場合は魔法だな。」
「やっぱり、魔法を使うには才能とか、頭の良さとかが必要なんですか?」
「いや。才能も頭の良さもあまり必要じゃない。才能はきっかけにすぎないし、頭の良さは努力で補えるだろう。」
「じゃあ、僕でも魔法が使えたりするんですか!?」
「素質があれば可能だろう。とにかくやってみるのがいいだろうな。ここじゃ狭いし、外に移動しよう。」
普段、食事を取る為に使用している庭にやって来ると、そよ風が吹いていて心地よい天気だった。
「じゃあまずは、初歩的な魔法からだな。そうだな…周りに植物が多いから火は危ないし、水の魔法がいいだろう。」
「水の魔法…いきなりできるのかな…。」
「まずは俺が手本を見せよう。…“ミラの加護を受けし者。水の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルラック!”」
呪文を唱えると、彼の手から水が吹き出し地面の土がえぐり取られた。
「す、すごい威力!」
「威力は力の入れ具合で強くも弱くもなる。まぁ…詳しく話すと長くなるから、興味があったら本を借りに来るといい。まずはやってみろ。」
「そ、そんなざっくりと…。」
「そうだな…。魔法使いは、杖や魔導書、オーブ等の道具を使って、それにマナを集めて魔法を発動させる。何も使わずにやる奴もいるが、初めのうちは力のコントロールが難しい。ちっぽけなステッキしか持っていないが…ひとまずこれを使ってみろ。」
細い棒の先端に可愛らしい星の飾りがついた、シンプルなステッキを受け取った。
「は、はい。えっと…。“ミラの…加護を受けし者。水の精霊と…契を交わし、我に力を…与えよ。 ルラック!”」
呪文を唱えてみたが、何も起こらなかった。
「…まあ、初めから出来るやつは中々いないからな…。」
「やっぱり…そうですよね…。」
「また興味が湧いたらいつでも聞きに来ていいぞ。それじゃあ、俺は書斎に戻るよ。」
「あ、ありがとうございました!」
彼の背中を見送ると、小さくため息をついた。
「はぁ…僕に向いてるのってなんだろう…。」
「あれ?ルカくん、どうしたの?そんな所で突っ立って。」
開きっぱなしになっていた扉の前を通り過ぎようとしたクラーレさんが、僕に気づき声をかけた。
「あ、クラーレさん…。そうだ!クラーレさんにもお聞きしたい事が…!」
「僕に?じゃあ、一緒にお茶でもしながら話そうか。」
「僕、持ってきますね!」
庭のテーブルに2人分の紅茶を用意すると、それぞれの席に座り、ティーカップを口に運んだ。いい香りが身体中に広がるのを感じ、気分が落ち着いていく。
「聞きたい事だっけ?なんだい?」
「そ、そうでした…。クラーレさんは回復の魔法…?が得意なんですよね。」
「僕はプリーストだからね。状態の回復や、外傷を癒す魔法が主かな。攻撃出来る魔法も少しなら扱えるけど。」
「じゃあ、魔法使いに似た感じなんですね…うーん…。」
「どうかした?」
「さ、さっき…リーガルさんに教えて貰いながら、水の魔法が使えないか試してたんです。でも、全然出来なくて…僕には向いてないみたいです…。」
「魔法には、大きくわけて5つの属性があってね。火、水、風、闇、光があるんだけど、人によって向き不向きがあるんだよ。」
「え!?そ、そうなんですか!?」
「そこまで話してなかったみたいだね。リーガルは、火、水、風の3つが得意で、僕は光が得意なんだ。別の属性魔法なら使える可能性があると思うよ。」
「なるほど…魔法の中にも向き不向きがあるんですね…。」
「今ルカくんは自分に合った戦い方、身の守り方を見つけようとしてるのかな?僕にも手伝えることは手伝うよ。」
「ありがとうございます!」
テーブルから離れ、周辺に物がない場所に少しだけ移動した。
「治癒魔法は、光魔法の上級属性だから、まずは光魔法のほうからやってみようか。」
「上級属性ってなんですか?」
「それぞれの属性よりも高度な属性魔法だよ。火の上級は爆破。水の上級は氷。風の上級は地。闇の上級は重力。光の上級は治癒になってるんだ。」
「そうなんですね!魔法にもいろいろあるんだなぁ…。」
「やり方はさっきやったなら大丈夫かな?呪文はね…“ミラの加護を受けし者。光の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルミエール”」
彼が呪文を唱えた途端、眩い光で目の前が真っ白になり、思わず目を閉じた。恐る恐る目を開けると、彼が指さした先にある木の枝や葉っぱが、ハラハラと地面に落ちた。
「一瞬すぎて何が何だか…。」
「光を集めてそれを破裂させたんだ。力を抑えて発動したから今回は木の枝と葉が落ちただけで済んだけどね。」
「光って結構怖いものなんですね…。」
「今のは攻撃する為の魔法だからね。使い方によっては人を癒したりもするけど、人を傷つけもする。」
「と、とにかくやってみます!えっと…“ミラの加護を受けし者。光の精霊と契を交わし、我に力を与えよ。ルミエール!”」
木に向かって呪文を唱えると、目の前が真っ白になった。反射的に閉じてしまった目を開けたが、特に変わった様子は見られなかった。
「失敗…ですか?」
「ううん。ちゃんと発動してたよ。」
「ほ、本当ですか!?」
「ただ…光っただけで木は無傷だけど…。」
「えぇ…。」
「初めてにしてはよく出来た方だと思うよ。光の属性と相性がいいのかもしれないね。」
「嬉しいです!これで僕も魔法使いになれ…ま…」
視界が揺れ、目の前が真っ暗になってしまった。
「あ、ルカくん!大丈夫?」
目を開けると、ベッドの上で横になっている僕を、クラーレさんが心配そうな表情で見ていた。
「あれ?クラーレさん…ここは、僕の部屋…?」
「覚えてない?僕と一緒に庭で魔法の練習をしてたんだよ?」
「そ、そうだ…魔法が成功して、喜んでたら…。」
「マナの使いすぎで疲れがでちゃったみたい。今までやったこともなかった人が、無理やり魔法を使おうとしたからだと思う。」
「そうなんですね…あれ…体が動かな…。」
「今すぐは動けないだろうから、無理しないで。しばらく休んでれば動けるようになるよ。」
「わかりました…。クラーレさんありがとうございます。」
「シェリアに時々様子を見に来るように伝えておくよ。じゃあルカくん、今日は安静にね。」
1人部屋に残されると、そっと目を閉じた。
水の魔法は、水一滴すら出ることなく不発し、光の魔法は、なんとか発動したものの本来の力を出し切れていないようだった。
他の属性なら出来るのかもしれないが、今日のような事が毎日続いてしまうのは、むしろ迷惑をかけてしまう。魔法の他に合いそうなものがないか、動けるようになったらまた探してみようと心の中で思った。
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