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42 エピローグ①※
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それからの一年間、アランは人が変わったように真面目に、開業の準備にあたった。
役所や地域の保護猫ボランティアと相談しながら、まっとうに資格をそろえていく。
この人にも社会性があったんだな、と恭弥は感心しながら見ていた。
空き物件の改装が済み、役所の許可が下りると、晴れて『猫カフェ ルディ&ボン』は開業した。
記念すべきお客様第一号は、隣に住む猫好きやくざの佐島だった。
「いらっしゃいませ。立派なお花、ありがとうございました」
ドアを開け、アランは佐島を迎え入れた。佐島が贈った開店祝いの花輪は、店の前でひときわ目立っている。
「開店おめでとう」
「お飲み物、なんにします?」
「ブレンド」
「サボンオリジナルブレンドでよろしいですね」
カフェ・サボンの兄弟店という位置づけで、コーヒーは同じものが提供される趣向だ。
「あと……甘いものが多いね」
「食事メニューはサボンの方って感じで、棲み分けしてるんです」
ランチまで対応していると忙しくなりすぎるからでもある。
「こちらは食事系のしょっぱいマフィンなので、甘いのが苦手でしたら。それから、チーズケーキは甘さ控えめです。お酒にも合う感じで旨いですよ……あ、うちにはお酒、置いてないですけど」
アランはすべて試食済みだ。サボの妻と恭弥が協力して開発したメニューだった。
「そういえば霜山さんはお酒好きでしたね。前は昼から呑んでた」
「ははは。昼酒はね、やめました」
照れくさそうに笑って、アランはカウンターの方をちらっと見た。
「じゃあ、チーズケーキもらおうかな」
「かしこまりました。恭弥くーん、チーズケーキセット、ブレンド」
「はい」
恭弥はカウンターから返事した。サボ夫妻にはよく礼を言って、店を辞めてきている。
「ご用意ができるまで、ふれあいスペースでお待ちくださいね」
カフェスペースと猫のいる部屋はガラス戸で仕切られている。中では保護猫活動の会から預かった猫が四匹、思い思いの寝相で転がっている。
ルディも冷房で灰色の腹をのびのびと冷やし、業務にあたっている。
ボンは見当たらない。どうやら仕事を放棄し、猫ドアから部屋を出て二階を探検しているらしい。
保護猫たちがいる以上、彼らは別に連れてこなくてもいいのだが、ルディもボンも新しい遊び場を気に入ったようだった。人見知りのさちこさんは留守番だ。
「ルーディー、ひさしぶりー」
あいかわらずの甲高いかすれ声で、佐島がルディをあやすのが聞こえた。
恭弥はくすっと笑って、豆にじわじわと湯をしみ込ませた。
カフェ・サボンの方でも宣伝してくれたおかげか、初日はかなり客が入った。
「おつかれさま」
猫たちの入ったクレートを六つ車に乗せながら、アランは恭弥の頬にキスした。
「いいスタートでしたね」
保護猫のうち一匹は、今日の営業で里親がめでたく決まった。猫は店が休みの日に、里親の自宅まで届ける予定だ。
「あとはリピーターさんがどれだけ来てくれるかですけど」
「でも、おひとりは確実でしょ?」
車のドアを開けながら、アランと恭弥は視線を合わせ、ほぼ同時に言った。
「佐島さん」
仕事の電話(おそらく物騒な内容)が入ったため一回しか延長できなかったのをしきりに残念がっていた。しかも急ぎだというのに、帰りがけにはしっかりとポイントカードを作っていった。
くすくすと笑いながら、恭弥は車を発進させた。
車はなめらかに夕暮れの道を走っていく。自宅へはほんの数分、短いドライブだ。
「ねえ、プロポーズ、していいよね」
少し緊張した声で、アランは訊いた。
「……はい」
もう引くに引けなかった。恭弥は覚悟を決めて、ハンドルを握る手に力をこめた。
「ぼく、変わったから。幸せにするから。だから君の一生を、ぼくにちょうだい」
「はい」
恭弥は微笑んだ。
「ありがとう。よかったぁ、これで振られたらどうしようかと」
アランはずるずると背もたれによりかかった。
「ここまで来て、今さらどうやって。外堀埋めまくってきたくせに」
「あ、バレてた?」
すべてが恭弥がプロポーズを受け入れる前提で進んでいた。退路を断たれているのはわかっていたが、恭弥はそれでかまわなかった。
それほどアランに必要とされているのが、幸せだった。
「あれから何度も悪夢を見たんだよ。君にごめんなさいって言われる夢」
「ふふ」
「ぼく、言われたくなくて必死でした」
(あのときこの人を信じてよかった)
一年前の絶望が、今は懐かしい。
ヘッドライトの向こうに我が家が見えた。さちこさんがきっと膨れた顔で待っている。
猫七匹にごはんをあげるのは大騒ぎだ。さちこさん以外の六匹がいっせいに甘えた声で鳴き、上げたしっぽをぷるぷるさせて自分の分け前を主張する。
「はいはいわかってる、今あげるから! 歩けないから!」
恭弥も声を張り上げながら、台所から猫たちの部屋へ餌を運んでいく。昔恭弥が使っていた部屋は、今では猫専用だ。
さちこさんは人見知りなだけではなく猫見知りでもある。そのため特別に部屋を分け、寝室でアランからごはんをもらっている。恭弥も二階に上がって様子を見に行った。
「よしよし、いいこだからごはん食べようね。恭弥くんも抱っこしてあげて。怒ってて全然食べない」
大きな猫を渡され、恭弥は慎重に受け取った。ずっしりとした毛の塊は大きな音でごろごろと喉を鳴らしている。
目つきはあいかわらず悪いが、これで甘えている顔なのだと、今の恭弥は知っている。
「さちこさん、ごはん食べよ。ほら、いいこ、いいこ」
「ふふ、眼福」
さちこさんをあやしていた恭弥はきょとんとして、それから少し赤くなった。
のろけが始まったので呆れたのかもしれない。さちこさんは恭弥の腕からすり抜けてどすんと降り、餌をかりかりと食べ始めた。
よしえの作り置きおかずで簡単に夕飯をとり、風呂に入る。
新しい日常が始まったはずなのに、猫が増えたことを除くと、昔からふたりはずっとこんな感じだった気もする。
ほかほかの身体をパジャマで包んで、低いベッドにふたりで腰かける。
「恭弥くん」
甘ったるく呼んで、アランは恭弥の髪をなでる。
一年間、じっくりと育てられた恭弥の身体が、それだけでじわっと熱くなる。
恭弥の前は、今夜も従順にズボンを持ち上げた。
「かわいい」
アランに尖った先端をつつかれると、甘い疼きがうしろへ走った。
あれから恭弥は一度も約束を破ったことがない。勃起してしまって困ったときは、アランにおねだりすればすぐになんとかしてくれた。
誉め言葉とともに弄ってもらうと、すぐに出てしまう。日に日にこらえ性がなくなっていくのはきっと、アランの思い通りなんだろう。
「今夜はゴム、しなくていいです」
かすれた声で、やっとそれだけ絞り出す。
アランは一瞬何も言わなかった。
「いいの? 無理、してない?」
アランは心配そうに訊いた。恭弥は頷いた。
「一度でいいから、亜蘭さんを直接、感じてみたい」
「すっごい殺し文句」
アランは笑って、恭弥のパジャマを脱がせた。
「うれしい。許されるなら、ぼくも君を直接愛してみたかった」
ばんそうこうをしていない胸が、先端を固く尖らせてアランの目の前にさらされる。今はもう、剥き出しの方が恥ずかしい。
あんなに小さかったのに、そこはアランに吸われるためのかたちに育ってしまった。恭弥の平たい胸に、粒がふたつ、はっきりと影を落としている。
「ぁ……」
きゅっとつまみこまれて、恭弥はか細く鳴いた。前を触られるよりも強烈な快感が、恭弥の視界を潤ませていく。
「ピンクで、ぷっくりしてて、敏感でさ。こんなおっぱいじゃ、どんな男が見たって勃っちゃう」
そんなわけあるか。否定する言葉を、恭弥は口にできない。喉から出るのは細い喘ぎ声だけだ。
それを見越して言っているのだから、アランはあいかわらずだ。
「ぁ、ぁあ」
二度、三度。すりすりと乳首を繰られると、もうだめだった。ぱちぱちと身体の中を何かがせりあがり、目の奥ではじける。
恭弥はアランのパジャマを掴み、太ももをぎゅっと締め、ぶるりと身体を震わせた。
「んぁあっ」
恭弥のズボンに、真っ白な染みがゆっくりと広がっていく。
甘くて尾を引くオーガズムに、恭弥はぼんやりと浸った。
「今夜も乳首だけでいけて、えらいね。下は全然触ってないのに」
褒められて、恭弥はとろりと笑った。
アランが自慰を禁じたのも、胸にばんそうこうを貼らせたのも、恭弥をこんな恥ずかしい身体に作り変えるためだったことを、恭弥は知っている。
だがそれを幸福だと思うぐらいに、恭弥はアランを愛していた。手遅れだ。
役所や地域の保護猫ボランティアと相談しながら、まっとうに資格をそろえていく。
この人にも社会性があったんだな、と恭弥は感心しながら見ていた。
空き物件の改装が済み、役所の許可が下りると、晴れて『猫カフェ ルディ&ボン』は開業した。
記念すべきお客様第一号は、隣に住む猫好きやくざの佐島だった。
「いらっしゃいませ。立派なお花、ありがとうございました」
ドアを開け、アランは佐島を迎え入れた。佐島が贈った開店祝いの花輪は、店の前でひときわ目立っている。
「開店おめでとう」
「お飲み物、なんにします?」
「ブレンド」
「サボンオリジナルブレンドでよろしいですね」
カフェ・サボンの兄弟店という位置づけで、コーヒーは同じものが提供される趣向だ。
「あと……甘いものが多いね」
「食事メニューはサボンの方って感じで、棲み分けしてるんです」
ランチまで対応していると忙しくなりすぎるからでもある。
「こちらは食事系のしょっぱいマフィンなので、甘いのが苦手でしたら。それから、チーズケーキは甘さ控えめです。お酒にも合う感じで旨いですよ……あ、うちにはお酒、置いてないですけど」
アランはすべて試食済みだ。サボの妻と恭弥が協力して開発したメニューだった。
「そういえば霜山さんはお酒好きでしたね。前は昼から呑んでた」
「ははは。昼酒はね、やめました」
照れくさそうに笑って、アランはカウンターの方をちらっと見た。
「じゃあ、チーズケーキもらおうかな」
「かしこまりました。恭弥くーん、チーズケーキセット、ブレンド」
「はい」
恭弥はカウンターから返事した。サボ夫妻にはよく礼を言って、店を辞めてきている。
「ご用意ができるまで、ふれあいスペースでお待ちくださいね」
カフェスペースと猫のいる部屋はガラス戸で仕切られている。中では保護猫活動の会から預かった猫が四匹、思い思いの寝相で転がっている。
ルディも冷房で灰色の腹をのびのびと冷やし、業務にあたっている。
ボンは見当たらない。どうやら仕事を放棄し、猫ドアから部屋を出て二階を探検しているらしい。
保護猫たちがいる以上、彼らは別に連れてこなくてもいいのだが、ルディもボンも新しい遊び場を気に入ったようだった。人見知りのさちこさんは留守番だ。
「ルーディー、ひさしぶりー」
あいかわらずの甲高いかすれ声で、佐島がルディをあやすのが聞こえた。
恭弥はくすっと笑って、豆にじわじわと湯をしみ込ませた。
カフェ・サボンの方でも宣伝してくれたおかげか、初日はかなり客が入った。
「おつかれさま」
猫たちの入ったクレートを六つ車に乗せながら、アランは恭弥の頬にキスした。
「いいスタートでしたね」
保護猫のうち一匹は、今日の営業で里親がめでたく決まった。猫は店が休みの日に、里親の自宅まで届ける予定だ。
「あとはリピーターさんがどれだけ来てくれるかですけど」
「でも、おひとりは確実でしょ?」
車のドアを開けながら、アランと恭弥は視線を合わせ、ほぼ同時に言った。
「佐島さん」
仕事の電話(おそらく物騒な内容)が入ったため一回しか延長できなかったのをしきりに残念がっていた。しかも急ぎだというのに、帰りがけにはしっかりとポイントカードを作っていった。
くすくすと笑いながら、恭弥は車を発進させた。
車はなめらかに夕暮れの道を走っていく。自宅へはほんの数分、短いドライブだ。
「ねえ、プロポーズ、していいよね」
少し緊張した声で、アランは訊いた。
「……はい」
もう引くに引けなかった。恭弥は覚悟を決めて、ハンドルを握る手に力をこめた。
「ぼく、変わったから。幸せにするから。だから君の一生を、ぼくにちょうだい」
「はい」
恭弥は微笑んだ。
「ありがとう。よかったぁ、これで振られたらどうしようかと」
アランはずるずると背もたれによりかかった。
「ここまで来て、今さらどうやって。外堀埋めまくってきたくせに」
「あ、バレてた?」
すべてが恭弥がプロポーズを受け入れる前提で進んでいた。退路を断たれているのはわかっていたが、恭弥はそれでかまわなかった。
それほどアランに必要とされているのが、幸せだった。
「あれから何度も悪夢を見たんだよ。君にごめんなさいって言われる夢」
「ふふ」
「ぼく、言われたくなくて必死でした」
(あのときこの人を信じてよかった)
一年前の絶望が、今は懐かしい。
ヘッドライトの向こうに我が家が見えた。さちこさんがきっと膨れた顔で待っている。
猫七匹にごはんをあげるのは大騒ぎだ。さちこさん以外の六匹がいっせいに甘えた声で鳴き、上げたしっぽをぷるぷるさせて自分の分け前を主張する。
「はいはいわかってる、今あげるから! 歩けないから!」
恭弥も声を張り上げながら、台所から猫たちの部屋へ餌を運んでいく。昔恭弥が使っていた部屋は、今では猫専用だ。
さちこさんは人見知りなだけではなく猫見知りでもある。そのため特別に部屋を分け、寝室でアランからごはんをもらっている。恭弥も二階に上がって様子を見に行った。
「よしよし、いいこだからごはん食べようね。恭弥くんも抱っこしてあげて。怒ってて全然食べない」
大きな猫を渡され、恭弥は慎重に受け取った。ずっしりとした毛の塊は大きな音でごろごろと喉を鳴らしている。
目つきはあいかわらず悪いが、これで甘えている顔なのだと、今の恭弥は知っている。
「さちこさん、ごはん食べよ。ほら、いいこ、いいこ」
「ふふ、眼福」
さちこさんをあやしていた恭弥はきょとんとして、それから少し赤くなった。
のろけが始まったので呆れたのかもしれない。さちこさんは恭弥の腕からすり抜けてどすんと降り、餌をかりかりと食べ始めた。
よしえの作り置きおかずで簡単に夕飯をとり、風呂に入る。
新しい日常が始まったはずなのに、猫が増えたことを除くと、昔からふたりはずっとこんな感じだった気もする。
ほかほかの身体をパジャマで包んで、低いベッドにふたりで腰かける。
「恭弥くん」
甘ったるく呼んで、アランは恭弥の髪をなでる。
一年間、じっくりと育てられた恭弥の身体が、それだけでじわっと熱くなる。
恭弥の前は、今夜も従順にズボンを持ち上げた。
「かわいい」
アランに尖った先端をつつかれると、甘い疼きがうしろへ走った。
あれから恭弥は一度も約束を破ったことがない。勃起してしまって困ったときは、アランにおねだりすればすぐになんとかしてくれた。
誉め言葉とともに弄ってもらうと、すぐに出てしまう。日に日にこらえ性がなくなっていくのはきっと、アランの思い通りなんだろう。
「今夜はゴム、しなくていいです」
かすれた声で、やっとそれだけ絞り出す。
アランは一瞬何も言わなかった。
「いいの? 無理、してない?」
アランは心配そうに訊いた。恭弥は頷いた。
「一度でいいから、亜蘭さんを直接、感じてみたい」
「すっごい殺し文句」
アランは笑って、恭弥のパジャマを脱がせた。
「うれしい。許されるなら、ぼくも君を直接愛してみたかった」
ばんそうこうをしていない胸が、先端を固く尖らせてアランの目の前にさらされる。今はもう、剥き出しの方が恥ずかしい。
あんなに小さかったのに、そこはアランに吸われるためのかたちに育ってしまった。恭弥の平たい胸に、粒がふたつ、はっきりと影を落としている。
「ぁ……」
きゅっとつまみこまれて、恭弥はか細く鳴いた。前を触られるよりも強烈な快感が、恭弥の視界を潤ませていく。
「ピンクで、ぷっくりしてて、敏感でさ。こんなおっぱいじゃ、どんな男が見たって勃っちゃう」
そんなわけあるか。否定する言葉を、恭弥は口にできない。喉から出るのは細い喘ぎ声だけだ。
それを見越して言っているのだから、アランはあいかわらずだ。
「ぁ、ぁあ」
二度、三度。すりすりと乳首を繰られると、もうだめだった。ぱちぱちと身体の中を何かがせりあがり、目の奥ではじける。
恭弥はアランのパジャマを掴み、太ももをぎゅっと締め、ぶるりと身体を震わせた。
「んぁあっ」
恭弥のズボンに、真っ白な染みがゆっくりと広がっていく。
甘くて尾を引くオーガズムに、恭弥はぼんやりと浸った。
「今夜も乳首だけでいけて、えらいね。下は全然触ってないのに」
褒められて、恭弥はとろりと笑った。
アランが自慰を禁じたのも、胸にばんそうこうを貼らせたのも、恭弥をこんな恥ずかしい身体に作り変えるためだったことを、恭弥は知っている。
だがそれを幸福だと思うぐらいに、恭弥はアランを愛していた。手遅れだ。
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