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第一節 鋼色の空18
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降りしきる豪雨と荒れ狂う風が、ランダムル山脈の麓の森をざわつかせていた。
暗雲の立ち込める空には夕日の影はなく、ただ、夜の訪れを告げるように、鋼色に淀んだ空間が、漆黒の色へと変っていくだけであった。
此処は、タールファの街からさほど離れていない森の最中にある、とある山岳民族の小さな集落である。
その集落の外れにある一見の民家に、ルード街道を西へと向かう避難民とは全く風体の違う旅人達が訪れたのは、つい先刻のことであった。
家の主たるその女性は、名をネデラ・ブランカと言った。
彼女は、突然の訪問者達の中に、酷く懐かしい人物の顔を見つけて、くったくなく笑ったのである。
「随分と立派に成ったわね?ますますバースに似てきたわ」・・・・と。
「ジェスター様がこの辺りの地理にたけていてよかったです・・・・しかも、お知り合いがおられるとは・・・・本当に助かりましたよ」
すっかり濡れそぼった明るい茶色の髪を、洗いざらした布で拭きながら、見習魔法使いの少年ウィルタール・グレイは、なにやら安堵したような顔つきをして、その華奢な肩で大きく息を吐いたのだった。
ほんの僅かな間に、頭から足先までびしょ濡れになってしまう程の豪雨に打たれて、本当に一時はどうなることになるかと思っていた彼である。
細身に纏った、宮廷付き魔法使いを示す蒼いローブの裾を絞るようにして、ウィルタールは、傍らで、うっとうしそうに、その若獅子の鬣の如き見事な栗毛をかき上げている長身の青年に振り返った。
背に負った鞘を外しつつ、凛々しい頬に水滴を滴らせたまま、アーシェ一族の魔法剣士ジェスターが、形の良い眉を苦々しく潜めて答えて言う。
「まったく、こんな時に大嵐か・・・運が良いのか悪いのか・・・・」
小奇麗に整頓された狭い客室を、燃え盛る炎のような鮮やかな緑玉の瞳で見回しながら、ジェスターもまた、濡れそぼった肩で大きく息を吐く。
この部屋は、彼にとっては実に懐かしい人物が、彼らのためにあてがってくれた部屋だった。
旅の連れ合いたるリタ・メタリカの高貴な姫は、今、そんなジェスターの古い知り合いの元で、雨に打たれて冷えきった体を温めている頃だろう・・・
この家の主たるネデラは、実に愛想が良く、そして良く気が効く人物だった。
それは、彼がまだ少年であった頃と、何一つ変わっていない・・・・
そんな事を思って、凛々しい唇で小さく微笑すると、金色の大剣を収めた背鞘を寝台の傍らに立てかけて、濡れた髪からサークレットを外し、大粒の雨を吸ってすっかり重くなってしまった朱の衣を、床の上へと脱ぎ捨てたのである。
しなやかに柔軟に引き締まる、すらりとした長身。
決して体格が良いという訳ではないが、数々の戦を潜り抜けてきたその肢体は、まるで野を駈ける獣のような美しい筋肉の流れがあった。
そんな彼の広い背中を見やって、ウィルタールは、どこかいぶかしそうな顔つきで聞くのである。
「ずっと、不思議に思っていたんですが・・・・ジェスター様もシルバ様も、魔法剣士なのに、どうして、軍に入らなかったのですか?」
「馬鹿言うなよ、堅苦しくて軍人なんてやってられるか!」
寝台の上に置かれていた、どこかで見た事のある濃紺の衣を手に取り、それに袖を通しながら、いつもの口調でそう答えたジェスターに、ウィルタールは、思わず苦笑する。
「ははは・・・・確かに、シルバ様ならまだしも、ジェスター様は軍人には向かないかも・・・」
「・・・・どういう意味だそれは?」
湿った栗色の髪の下で、なにやら怪訝そうに形の良い眉を寄せて、ジェスターは、ゆっくりと背後にいるウィルタールに振り返った。
そんな彼の左胸に刻まれた、朱き獅子の紋章。
時折、鈍く紅に輝くそれを目にした瞬間、ウィルタールは、その華奢な肩を振わせると、ひどく驚いたような顔つきになって、澄んだ青い瞳を大きく見開いたのである。
「ジェスター様・・・・っ!?そ、その、胸の紋章は・・・・っ?」
見習といえ、ウィルタールは魔法を司る者だ。
ジェスターの左胸に刻まれたその紋章が、決して刺青などではないことを、彼は、一目見て気が付いたようだった。
それは、明らかに、魔法によってその体に刻まれたもの・・・それも、禁忌と呼ばれる呪文で着けられたものに相違ない・・・
「・・・・禁忌の・・・不死の術・・・っ!」
なにやら、酷く狼狽しておろおろしながら、ウィルタールは、濡れそぼった自分の服を着替える事も忘れ、ジェスターの端正な顔と、その胸に刻まれたき獅子の紋章を、実に挙動不審な眼差しで、交互に見つめやったのである。
不死の呪文。
それは、首を切られたとしても死することもなく、例え紅蓮の業火に焼かれようとも、その灰の中から蘇る事が出来ると言う、実に強力で恐ろしい、遥か昔に封印されたはずの呪いとも言うべき術の事であった。
ましてや、アーシェ一族が扱う不死の呪文は、同族の命を糧にして自らの力にする事も出来るという、ことさらその効力が絶大なものと伝え聞く・・・・
こんな術を使えるのは、それこそ大魔法使いを置いて他にない。
何故、そんな呪文がジェスターにかけられているのか、ウィルタールには全く解らずに、ひたすら、一人うろたえるばかりであった。
ジェスターは、濡れた栗毛の前髪から覗く、その鮮やかな緑玉の瞳を僅かに細め、そんな見習魔法使いの狼狽する顔を、実に愉快そうな視線で見やったのである。
何の気なしに腰のベルトを締め、濃紺の衣の裾をふわりと床の上で揺らしたながら、彼は、さもおかしくてたまらないと言うような口調で言うのだった。
「おまえ、まるで化け物を見てるような面をしてるぞ?何かにつけて露骨なヤツだな?まぁ・・・おまえの百面相は飽きなくていいが」
寝台の脇に置いてあった金色の大剣を鞘ごと掴み、ゆっくりとした歩調で、ジェスターは扉へ向かって歩き出す。
「ジェ、ジェスター様・・・・っ、な、なんで、なんでそんな禁忌の呪文をかけられているのですか・・・っ!?」
相変わらず、うろたえたまま、やけにおどおど挙動不審な態度のウィルタールを、広い肩越しにちらりと振り返ると、どこか切な気な眼差しで小さく笑って、ジェスターは答えて言うのだった。
「さぁな・・・・・・何故バースが俺にこんな術をかけたかなんて、実のところ、俺だってわからない」
そんな彼の脳裏に一瞬だけよぎる、師でもあり、父代わりでもあった偉大な男の最期の言葉・・・・
あの時、アーシェ一族最後の大魔法使いバース・エルディ・アーシェは、その唇から鮮血を滴らせながら、今にも泣き出しそうな顔をしていただろう、まだ、少年であった彼を見つめて、やけに穏やかに微笑みながらこう言ったのだ。
『アランデュ―ク・・・・・そなたは、生きろ・・・そなたは、そなたとして・・・・・
アランデュークとして生きろ・・・・』
あの時点で既に、向かう道筋の決まっていた彼に向かって、何故、バースが『生きろ』と言ったのか・・・
何故、死に際の最後の力で禁忌の術であるこの不死の呪文を、彼に施したのか・・・・
聞くことすら叶わぬまま、バースは、彼の目の前で息を引き取った。
そうあれは、今夜のような激しい雨が、淀んだ天空から降り落ちていた日の事だった。
「えっ・・えぇっ!?」
素っ頓狂な声を上げるウィルタールを尻目に、ジェスターは、それ以上何も言わずに、静かに部屋の扉を押し開けて、その長身を廊下へと消していってしまう。
激しい雨の音を聞きながら、ウィルタールは、まるで狐にでもつままれたようにきょとんと目を丸くして、びしょ濡れの服のまま、ひたすらその場に立ち尽くしたのだった。
窓の外の豪雨と暴風は、まだ、全く止む気配もない・・・
降りしきる豪雨と荒れ狂う風が、ランダムル山脈の麓の森をざわつかせていた。
暗雲の立ち込める空には夕日の影はなく、ただ、夜の訪れを告げるように、鋼色に淀んだ空間が、漆黒の色へと変っていくだけであった。
此処は、タールファの街からさほど離れていない森の最中にある、とある山岳民族の小さな集落である。
その集落の外れにある一見の民家に、ルード街道を西へと向かう避難民とは全く風体の違う旅人達が訪れたのは、つい先刻のことであった。
家の主たるその女性は、名をネデラ・ブランカと言った。
彼女は、突然の訪問者達の中に、酷く懐かしい人物の顔を見つけて、くったくなく笑ったのである。
「随分と立派に成ったわね?ますますバースに似てきたわ」・・・・と。
「ジェスター様がこの辺りの地理にたけていてよかったです・・・・しかも、お知り合いがおられるとは・・・・本当に助かりましたよ」
すっかり濡れそぼった明るい茶色の髪を、洗いざらした布で拭きながら、見習魔法使いの少年ウィルタール・グレイは、なにやら安堵したような顔つきをして、その華奢な肩で大きく息を吐いたのだった。
ほんの僅かな間に、頭から足先までびしょ濡れになってしまう程の豪雨に打たれて、本当に一時はどうなることになるかと思っていた彼である。
細身に纏った、宮廷付き魔法使いを示す蒼いローブの裾を絞るようにして、ウィルタールは、傍らで、うっとうしそうに、その若獅子の鬣の如き見事な栗毛をかき上げている長身の青年に振り返った。
背に負った鞘を外しつつ、凛々しい頬に水滴を滴らせたまま、アーシェ一族の魔法剣士ジェスターが、形の良い眉を苦々しく潜めて答えて言う。
「まったく、こんな時に大嵐か・・・運が良いのか悪いのか・・・・」
小奇麗に整頓された狭い客室を、燃え盛る炎のような鮮やかな緑玉の瞳で見回しながら、ジェスターもまた、濡れそぼった肩で大きく息を吐く。
この部屋は、彼にとっては実に懐かしい人物が、彼らのためにあてがってくれた部屋だった。
旅の連れ合いたるリタ・メタリカの高貴な姫は、今、そんなジェスターの古い知り合いの元で、雨に打たれて冷えきった体を温めている頃だろう・・・
この家の主たるネデラは、実に愛想が良く、そして良く気が効く人物だった。
それは、彼がまだ少年であった頃と、何一つ変わっていない・・・・
そんな事を思って、凛々しい唇で小さく微笑すると、金色の大剣を収めた背鞘を寝台の傍らに立てかけて、濡れた髪からサークレットを外し、大粒の雨を吸ってすっかり重くなってしまった朱の衣を、床の上へと脱ぎ捨てたのである。
しなやかに柔軟に引き締まる、すらりとした長身。
決して体格が良いという訳ではないが、数々の戦を潜り抜けてきたその肢体は、まるで野を駈ける獣のような美しい筋肉の流れがあった。
そんな彼の広い背中を見やって、ウィルタールは、どこかいぶかしそうな顔つきで聞くのである。
「ずっと、不思議に思っていたんですが・・・・ジェスター様もシルバ様も、魔法剣士なのに、どうして、軍に入らなかったのですか?」
「馬鹿言うなよ、堅苦しくて軍人なんてやってられるか!」
寝台の上に置かれていた、どこかで見た事のある濃紺の衣を手に取り、それに袖を通しながら、いつもの口調でそう答えたジェスターに、ウィルタールは、思わず苦笑する。
「ははは・・・・確かに、シルバ様ならまだしも、ジェスター様は軍人には向かないかも・・・」
「・・・・どういう意味だそれは?」
湿った栗色の髪の下で、なにやら怪訝そうに形の良い眉を寄せて、ジェスターは、ゆっくりと背後にいるウィルタールに振り返った。
そんな彼の左胸に刻まれた、朱き獅子の紋章。
時折、鈍く紅に輝くそれを目にした瞬間、ウィルタールは、その華奢な肩を振わせると、ひどく驚いたような顔つきになって、澄んだ青い瞳を大きく見開いたのである。
「ジェスター様・・・・っ!?そ、その、胸の紋章は・・・・っ?」
見習といえ、ウィルタールは魔法を司る者だ。
ジェスターの左胸に刻まれたその紋章が、決して刺青などではないことを、彼は、一目見て気が付いたようだった。
それは、明らかに、魔法によってその体に刻まれたもの・・・それも、禁忌と呼ばれる呪文で着けられたものに相違ない・・・
「・・・・禁忌の・・・不死の術・・・っ!」
なにやら、酷く狼狽しておろおろしながら、ウィルタールは、濡れそぼった自分の服を着替える事も忘れ、ジェスターの端正な顔と、その胸に刻まれたき獅子の紋章を、実に挙動不審な眼差しで、交互に見つめやったのである。
不死の呪文。
それは、首を切られたとしても死することもなく、例え紅蓮の業火に焼かれようとも、その灰の中から蘇る事が出来ると言う、実に強力で恐ろしい、遥か昔に封印されたはずの呪いとも言うべき術の事であった。
ましてや、アーシェ一族が扱う不死の呪文は、同族の命を糧にして自らの力にする事も出来るという、ことさらその効力が絶大なものと伝え聞く・・・・
こんな術を使えるのは、それこそ大魔法使いを置いて他にない。
何故、そんな呪文がジェスターにかけられているのか、ウィルタールには全く解らずに、ひたすら、一人うろたえるばかりであった。
ジェスターは、濡れた栗毛の前髪から覗く、その鮮やかな緑玉の瞳を僅かに細め、そんな見習魔法使いの狼狽する顔を、実に愉快そうな視線で見やったのである。
何の気なしに腰のベルトを締め、濃紺の衣の裾をふわりと床の上で揺らしたながら、彼は、さもおかしくてたまらないと言うような口調で言うのだった。
「おまえ、まるで化け物を見てるような面をしてるぞ?何かにつけて露骨なヤツだな?まぁ・・・おまえの百面相は飽きなくていいが」
寝台の脇に置いてあった金色の大剣を鞘ごと掴み、ゆっくりとした歩調で、ジェスターは扉へ向かって歩き出す。
「ジェ、ジェスター様・・・・っ、な、なんで、なんでそんな禁忌の呪文をかけられているのですか・・・っ!?」
相変わらず、うろたえたまま、やけにおどおど挙動不審な態度のウィルタールを、広い肩越しにちらりと振り返ると、どこか切な気な眼差しで小さく笑って、ジェスターは答えて言うのだった。
「さぁな・・・・・・何故バースが俺にこんな術をかけたかなんて、実のところ、俺だってわからない」
そんな彼の脳裏に一瞬だけよぎる、師でもあり、父代わりでもあった偉大な男の最期の言葉・・・・
あの時、アーシェ一族最後の大魔法使いバース・エルディ・アーシェは、その唇から鮮血を滴らせながら、今にも泣き出しそうな顔をしていただろう、まだ、少年であった彼を見つめて、やけに穏やかに微笑みながらこう言ったのだ。
『アランデュ―ク・・・・・そなたは、生きろ・・・そなたは、そなたとして・・・・・
アランデュークとして生きろ・・・・』
あの時点で既に、向かう道筋の決まっていた彼に向かって、何故、バースが『生きろ』と言ったのか・・・
何故、死に際の最後の力で禁忌の術であるこの不死の呪文を、彼に施したのか・・・・
聞くことすら叶わぬまま、バースは、彼の目の前で息を引き取った。
そうあれは、今夜のような激しい雨が、淀んだ天空から降り落ちていた日の事だった。
「えっ・・えぇっ!?」
素っ頓狂な声を上げるウィルタールを尻目に、ジェスターは、それ以上何も言わずに、静かに部屋の扉を押し開けて、その長身を廊下へと消していってしまう。
激しい雨の音を聞きながら、ウィルタールは、まるで狐にでもつままれたようにきょとんと目を丸くして、びしょ濡れの服のまま、ひたすらその場に立ち尽くしたのだった。
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