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≪ 後宮 ≫
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数日後、煌仁は大量の冊子を持って現れた。
手みやげの中で冊子に最も興味を示していたのを煌仁は見逃さなかったらしい。
甘い唐菓子を喜んでいたと唯泉から聞いていたが、菓子だけでは暇を持て余すだろうと、尚侍に相談し近頃京の女性たちの間で流行っているという物語を複写してもらった。
翠子の邸の使用人からも、姫は冊子を読むのが好きだと聞いてある。
「新しい紙で書き写したものばかりだ」
余計な情念が染み込んでいない新品を揃えた。包んできた布も新しい。
破顔したのは翠子も同じだが、朱依も声をあげた。
「まあ、姫さま。良かったですね」
最初こそ反抗的だった朱依もようやく煌仁を認めたらしい。
麗景殿で倒れそうになった翠子を煌仁は躊躇なく助けてくれた。女官への厳しさを目の当たりにした後だっただけに、翠子への気遣いを身に沁みて感じとったのだろう。
琵琶の調べの後も『姫さま、東宮が琵琶を弾かれるお姿はとってもすてきでしたね』としきりに褒め称えていた。今も飛び跳ねんばかりに喜んでいる。
「ありがとうございます」
翠子にしては珍しく、うれしさを隠さず顔をほころばせた。
物語を読むのは大好きだ。
見知らぬ土地の話や麗しい姫君と公達の恋の話。狭い邸しか知らなくても、翠子の心の中の世界は物語によって際限なく広がっていく。
先に煌仁が持ってきてくれた冊子も、時間をかけてゆっくり楽しもうと思ったのに、ついに読み終わってしまって残念に思っていた矢先だった。
それに彼は翠子のために紙にまで配慮してくれた。新しい紙ならば強い念を感じる心配もないし、その心遣いが素直にうれしいかった。
「初めて笑ったな」
(――え?)
煌仁がにっこりと微笑む。
そういえば、彼の前ではいつもふてくされていたかもしれないと気づいた。
急に恥ずかしくなった翠子は隠れるように扇を上げるが、赤くなった頬は見られてしまった。
煌仁はその様子を見て微かに頬を綻ばせる。
笑っているそなたは、とてもかわいいぞと言ったらどうなるだろう。ちらりとそう思ったがやめておいた。
ここでまたへそを曲げられても困る。
「匙の件だが」と話し始めると翠子はそっと扇から目をのぞかせた。
瞼をぱちぱちさせて見上げる仕草が一層かわいらしく、思わず笑い出しそうになるのをこらえた。
「最初のときは皇子が手を払い匙が落ちたので、途中から別の匙を使ったのだそうだ。もとの匙は不思議なことに落ちた拍子に割れたらしい」
なるほどそれならば、毒が入ったとしても少量で軽く済んだだろう。
「割れた匙は処分してしまったらしい。残っていないから調べようがないが、物の怪が匙を割ったのかもしれぬな」
「麗景殿の女房が、物の怪を見たのはそのあとだったのですね?」
「ああ、そうだ。皇子を心配して覗いていたのかもしれぬ。唯泉も、物の怪はあえて探そうとはせず、しばらくは放置して様子を見ようと言っていた」
「そうですか」
物の怪がなぜそうしていたかはわからないが、翠子が感じ取った愛情は物の怪のものだったのだろう。
「この度のこと帝が大変お悦びになられて、褒美は何が良いかと楽しそうに話しておられたぞ」
「もったいないことでございます」
「ずっと宮中にいてもらえないかと、そうおっしゃるので一応伝える」
(――うっ)
それには答えられなかった。
正直に嫌だったから。
羞恥心はあっても、やはり愛想笑いはできないらしい。翠子は視線をそらすように、すっと横を向いた。
煌仁は咥内で笑う。
「姫は屋敷から出たことがないのか?」
今度は一体何の話かと警戒しつつ、ちらりと煌仁を見上げた翠子は小さくうなずいた。
「なぜ? 物から色々聞こえてくるのが煩わしいからか?」
大きな理由はそれだけれど、ひと口では説明できない。どう答えていいか迷う翠子の代わりに朱依が返した。
「それもありますが、今は出たくても出られない事情があるのです」
「事情?」
「ええ。屋敷のまわりには、姫さまに会いたいという人々が取り囲んでいるのです。夜ならば出られるのですが、昼間はとても外には出られませぬ」
翠子が物から聞く声は基本的に喜怒哀楽しかないが、時には具体的な声が聞こえたりする。
ある時故人の愛用していた筆がどうも気になると持ってきた未亡人が来て、翠子が筆の声を聞いてみると、『北廂の床下』という具体的な言葉が聞こえた。自宅に戻った未亡人が北廂の床下を掘ってみると、金の器が出てきたというのである。
噂はあっと言う間に広がり、一時は人が殺到し大変だった。
もしかしたらと夢を抱いた人々が、あれこれ遺品を持って声を聞いてほしいとやってきた。
とはいえ現実は甘くはない。財宝など出るはずもなく徐々に落ち着いたが、今でも誰かしらが翠子に会いたいと待っている。
そんなこんなで今やこの京で、祓い姫を知らぬ者はいない。
「祓い姫は京の人気者のようだからな」
朱依は誇らしげに「ええ」とうなずいたが、それはそれ。いいことばかりではない。
「人気者ゆえの苦労か。難しいものだ」
いい塩梅にはいかないのが、辛いところだった。
翠子と朱依がすっかり肩を落としたところで「少し、宮中を歩いてみるか?」と煌仁が言った。
「案内するぞ。今日は天気もいいし、ずっとここにいるのもつまらないだろう」
朱依の瞳がきらりと光る。女官に頼めば案内してもらえるとわかっていたが、翠子が気乗りしない様子だったのであきらめていた。
でも煌仁が一緒ならば別だ。何の心配もないし、この前のようにちょっとした事件が起きるかもしれない。淡く甘い出来事が――。
「それはいいですね! 姫さま行きましょう」
耳もとで「いい気晴らしになりますよ、きっと」と囁かれ、翠子もその気になった。
「では、お願いします」
手みやげの中で冊子に最も興味を示していたのを煌仁は見逃さなかったらしい。
甘い唐菓子を喜んでいたと唯泉から聞いていたが、菓子だけでは暇を持て余すだろうと、尚侍に相談し近頃京の女性たちの間で流行っているという物語を複写してもらった。
翠子の邸の使用人からも、姫は冊子を読むのが好きだと聞いてある。
「新しい紙で書き写したものばかりだ」
余計な情念が染み込んでいない新品を揃えた。包んできた布も新しい。
破顔したのは翠子も同じだが、朱依も声をあげた。
「まあ、姫さま。良かったですね」
最初こそ反抗的だった朱依もようやく煌仁を認めたらしい。
麗景殿で倒れそうになった翠子を煌仁は躊躇なく助けてくれた。女官への厳しさを目の当たりにした後だっただけに、翠子への気遣いを身に沁みて感じとったのだろう。
琵琶の調べの後も『姫さま、東宮が琵琶を弾かれるお姿はとってもすてきでしたね』としきりに褒め称えていた。今も飛び跳ねんばかりに喜んでいる。
「ありがとうございます」
翠子にしては珍しく、うれしさを隠さず顔をほころばせた。
物語を読むのは大好きだ。
見知らぬ土地の話や麗しい姫君と公達の恋の話。狭い邸しか知らなくても、翠子の心の中の世界は物語によって際限なく広がっていく。
先に煌仁が持ってきてくれた冊子も、時間をかけてゆっくり楽しもうと思ったのに、ついに読み終わってしまって残念に思っていた矢先だった。
それに彼は翠子のために紙にまで配慮してくれた。新しい紙ならば強い念を感じる心配もないし、その心遣いが素直にうれしいかった。
「初めて笑ったな」
(――え?)
煌仁がにっこりと微笑む。
そういえば、彼の前ではいつもふてくされていたかもしれないと気づいた。
急に恥ずかしくなった翠子は隠れるように扇を上げるが、赤くなった頬は見られてしまった。
煌仁はその様子を見て微かに頬を綻ばせる。
笑っているそなたは、とてもかわいいぞと言ったらどうなるだろう。ちらりとそう思ったがやめておいた。
ここでまたへそを曲げられても困る。
「匙の件だが」と話し始めると翠子はそっと扇から目をのぞかせた。
瞼をぱちぱちさせて見上げる仕草が一層かわいらしく、思わず笑い出しそうになるのをこらえた。
「最初のときは皇子が手を払い匙が落ちたので、途中から別の匙を使ったのだそうだ。もとの匙は不思議なことに落ちた拍子に割れたらしい」
なるほどそれならば、毒が入ったとしても少量で軽く済んだだろう。
「割れた匙は処分してしまったらしい。残っていないから調べようがないが、物の怪が匙を割ったのかもしれぬな」
「麗景殿の女房が、物の怪を見たのはそのあとだったのですね?」
「ああ、そうだ。皇子を心配して覗いていたのかもしれぬ。唯泉も、物の怪はあえて探そうとはせず、しばらくは放置して様子を見ようと言っていた」
「そうですか」
物の怪がなぜそうしていたかはわからないが、翠子が感じ取った愛情は物の怪のものだったのだろう。
「この度のこと帝が大変お悦びになられて、褒美は何が良いかと楽しそうに話しておられたぞ」
「もったいないことでございます」
「ずっと宮中にいてもらえないかと、そうおっしゃるので一応伝える」
(――うっ)
それには答えられなかった。
正直に嫌だったから。
羞恥心はあっても、やはり愛想笑いはできないらしい。翠子は視線をそらすように、すっと横を向いた。
煌仁は咥内で笑う。
「姫は屋敷から出たことがないのか?」
今度は一体何の話かと警戒しつつ、ちらりと煌仁を見上げた翠子は小さくうなずいた。
「なぜ? 物から色々聞こえてくるのが煩わしいからか?」
大きな理由はそれだけれど、ひと口では説明できない。どう答えていいか迷う翠子の代わりに朱依が返した。
「それもありますが、今は出たくても出られない事情があるのです」
「事情?」
「ええ。屋敷のまわりには、姫さまに会いたいという人々が取り囲んでいるのです。夜ならば出られるのですが、昼間はとても外には出られませぬ」
翠子が物から聞く声は基本的に喜怒哀楽しかないが、時には具体的な声が聞こえたりする。
ある時故人の愛用していた筆がどうも気になると持ってきた未亡人が来て、翠子が筆の声を聞いてみると、『北廂の床下』という具体的な言葉が聞こえた。自宅に戻った未亡人が北廂の床下を掘ってみると、金の器が出てきたというのである。
噂はあっと言う間に広がり、一時は人が殺到し大変だった。
もしかしたらと夢を抱いた人々が、あれこれ遺品を持って声を聞いてほしいとやってきた。
とはいえ現実は甘くはない。財宝など出るはずもなく徐々に落ち着いたが、今でも誰かしらが翠子に会いたいと待っている。
そんなこんなで今やこの京で、祓い姫を知らぬ者はいない。
「祓い姫は京の人気者のようだからな」
朱依は誇らしげに「ええ」とうなずいたが、それはそれ。いいことばかりではない。
「人気者ゆえの苦労か。難しいものだ」
いい塩梅にはいかないのが、辛いところだった。
翠子と朱依がすっかり肩を落としたところで「少し、宮中を歩いてみるか?」と煌仁が言った。
「案内するぞ。今日は天気もいいし、ずっとここにいるのもつまらないだろう」
朱依の瞳がきらりと光る。女官に頼めば案内してもらえるとわかっていたが、翠子が気乗りしない様子だったのであきらめていた。
でも煌仁が一緒ならば別だ。何の心配もないし、この前のようにちょっとした事件が起きるかもしれない。淡く甘い出来事が――。
「それはいいですね! 姫さま行きましょう」
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「では、お願いします」
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