異世界無料体験サービスから始まった異世界冒険だと思う。

新たな異世界編

人が来たから返り討ちにします3

　ファースト村に戻り色々作成に取りかかっているダイスケいざこざで遅れていた作業日程を取り戻す為だ。
　
　『主人～、手伝わせてください！』

　「細かい作業が出来ないから無理だろうが！この前も無理やり手伝って破壊したばかりだろう。」

　『だって～あまりにも暇だったんたから～。』

　「暇潰して破壊されたらたまらんわ！」
　　
　『主人の意地悪！』

　すねるアシュバーン。

　「すねるなよ。だから前から人化を覚えろといっているだろうが！」

　『勉強は嫌い。』

　勉強ではないのだがアシュバーンはやらず嫌いのようだった。

　「そうか覚えないか？覚えたらおいしい食べ物が沢山たべられるのに残念だな。」

　『食べ物？おいしい？』

　勉強嫌いだが食事は大好きでお腹一杯食べたがりである。

　「そうだ。おいしい、お腹一杯だ。」

　『頑張る。覚える。人化！』

　嫌いを美味しいが上回った瞬間だった。

　そんなことをしていると村に近いてくる軍勢がある。

　「ここにダイスケという輩がいるそうだな。」

　「はい、そうです。」

　「では、連れて参れ拒否するようならば無理やりつれてくるのだ。」

　「はっ！」

　武装した一団が村の門にやってくる。

　「あけぬか？ダイスケはいないのか？」
　
　「ダイスケ出てこい！」

　「「「出てこい！」」」
　
　むさ苦しい男の集団の大合唱が始まった。ダイスケは当初は無視していたのだが、どんどん五月蠅くなりヤジもとんできた。

　「腰抜けが！出てこい。」

　「逃げ腰やろう。」

　「〇ち〇野郎、臭いぞ！」

　その言葉でダイスケは切れた。

　「うるーせーいー。」

　魔力を乗せて発生すると門の前の一団は吹っ飛んだ。そこに切れたダイスケが、殺気だってやってくる。それを見た一団は生きた気がしなかった。

　「おいー！ゴォラー！おー！」

　ダイスケはぶち切れている。
　　
　「なんで叫んだ？ああぅ、要件は何だ？」

　顔を真っ青にして一人が重い口を開く。

　「申し訳ございません。あそこにいる貴族が要件があるようなので連れに来ました。」

　「貴族って誰だ？」

　「あそこにいる貴族です。」

　「あのデブでちんこの小さそうな奴か？」

　「はい。」

　「用があるならお前が来いといってこい？」

　「えっ！はい？」

　「呼んでこないなら俺は帰るぞ。また、大声をだすようなら次は命はない。」

　「はい、只今呼んで参ります。」

　一団は慌てて貴族の元に向かっていった。

　「お前達つれてきたのか？」

　「「「「いや、連れに来た。」」」」

　「どうなっとる？連れてこんか！」
　　
　怒る貴族に集団は

　「死にたくないからお前が出向け。」　　　

　貴族は一団に囲まれダイスケの元につれていかれた。