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ダンジョン編

面倒事

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宿についたので疲れを癒すために軽く寝ることにした。少しの睡眠がきいたのか30分くらい寝たら頭がスッキリした。夕食を食べようと食堂に向かうと宿の従業員に呼ばれた。



 「ダイスケ様、外で用があると言って呼ばれておられますが。」   



 「どんな風貌だ?」



 「貴族の執事みたいでしたが、知り合いですか?」



 「分かった、会ってみるよ。」



 食事を食べる前に会ってみることにする。待っているのはグラリル候爵家の執事でした。



 「お前がダイスケだな。直ぐさまグラリル候爵家の屋敷にこい、グラリル候爵様がお呼だ。」



 「すまないが、俺がいくメリットがないのだが?要件は何かな?金貨10万枚請求されている落ち目の貴族様。俺にかまっている暇があったら資金を集めた方がいいですよ。」



 「ぬぬぅぐ、お前のせいだろうが。」



 「馬鹿な貴族の受付嬢がわるいんですよ。どうせ決闘だとかほざいているのでしょう?知ってます?帝国は俺から金貨100万枚請求されているんですよ。俺に手を出すとギルドが領地から撤退しますよ。いいんですか?」



 「なんだと?そんな?100万枚だと」



 「ケンカうってきたら皇帝から更に100万枚押しつけらるますよ。」



 「なかった事にしてくれないか?」



 「無理ですよ。夕飯たべれなかったんですけど俺、もちろんギルドに報告しておきます。さいなら」



 その場を後にするが執事は固まってうごけなかった。ケンカをうった相手方悪すぎたのだ。しかし、このままでは終わらなかった。



 翌日ギルドにいくと、クビになったクリセルが複数のガラの悪い男達とギルドにいた。どうやら俺を待っていたらしい。



 「みつけたわよ。嘘つき男があなたのせいで私はクビになり高ランク冒険者との寿退社がなくなったのよ。成敗してやるんだから」



 「いやいや、成敗って悪い奴がやられるやつだからお前の言っている事はまちがっているぞ。グラリル候爵家も落ちたな。ガラの悪い奴らも犯罪歴のバーゲンセールだな。」



 「なによ。あんたたちやってしまいなさい。」



 「「「「いくぞ。」」」」



 馬鹿に馬鹿とはもう何も言えないくらいの阿呆だ。《転移》で馬鹿共をつれて帝国城内に移動しておいてくる。当然馬鹿共は兵士につかまり→拷問→犯人クリセル→グラリル候爵家になり終わる事になる。ギルドに戻ってくるとクラリスがまだいたので聞いてみる



 「どっちがいいか選べ、オークの集落に身ぐるみ剥がれて送られるかゴブリンの集落に身ぐるみ剥がれて送られるかだ。」



 どっちにしろ真面に生きて行けない選択である。



 「どっちもいや~~」



 当然そんな台詞になる。



 「しかたない、お前に無料体験サービスを提案しよう。」



 「無料体験サービス?なによ、それは?」



 「簡単だ死ぬことはない、ただの体験学習みたいなものだ、選択はできないがな。」



 「何をすればいいのかしら、やればいいのでしょ。」



 「契約成立、では今から全裸で一ヶ月生活だ。」



 俺はスキル《摩擦無》をつかい、一ヶ月間服が着れない状態にした。つまり服があっても着れない、手に取れないといった地べた生活が始まった。



 「なんなのよ、服が勝手に落ちる、歩けない、触れない。みないで~~」



 たいしたカラダではないので知ったことではない。嫁に貰われることはないと思う。ギルド内にいると邪魔なのでギルドの外に捨てる。



 「バーイ。」



 そんな一連の行動をみていたギルドマスターは呆れていた。



 「ダイスケ~朝から災難だな。」



 「いやいや、見てないで対処しろよ元ギルドの受付嬢だろ。ところで明日はどうなっているんだ?」



 「明日はギルドに朝9時にきてくれそれから王城にいく、そして会談だ。」



 「面倒だないっそうの事ギルド通さずに直接いけばよかったわ。」



 「うぅ、君の事だと本当にしそうで怖いよ。」





 とにかく明日だ。


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