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拠点編

馬鹿貴族の後始末

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モンスターに襲われているバカ貴族と騎士団達。



 「助けてくれ~何でもするから。」



 バカ貴族がいってきた、このバカ貴族はユーバットに住んでいる貴族で爵位は男爵らしい。名前はガロン・バカロン鑑定でみたらレベル5の本当に馬鹿だ。最近父親から爵位を譲り受けたがレベルが低いからレベリングをしていたみたいだ。



 「ならお前の財産をくれ、迷惑料だ。無理なら死ねば良い。」



 「わかったから助けてくれ。」



 スキル《契約》を発動させた、これでやつが嘘をついたら契約破棄になり全ての財産が俺の物になる。どっちにしろこれで俺の財産が増える。モンスター共を軽く返り討ちにして素材を回収、一旦ユーバットの街に戻る事になった。ギルドで素材を売ったらランクアップ試験を受けませんか?と言われたが面倒なのでことわった。いつの間にかエクスもランクCになっていたので少し驚いたどんだけモンスターを討伐したのやら。そんなことを考えていると、馬鹿貴族の家についた。回りの家からすると大きい家だった。門には警備の騎士がいたが俺がボコボコにした騎士だったのですんなり屋敷にいれてくれた。馬鹿貴族は執務室にいたが何故が俺に騎士団に入らないか誘ってきたので断って金になる全てをもらった。馬鹿貴族は領地を持たない貴族だったので全ての売り払った。騎士団・使用人は雇っていたみたいなので解散させて一部奴隷の物がいたがその奴隷達を解放してあげて少しだが路銀を渡して置いた。奴隷達は犯罪奴隷ではなく不作で税が払えなくて身を売った借金奴隷だった。解放されても行くところが無いと言ってきたが俺の責任ではないので放置する事にした。数人俺のあとを付いてきていたが《隠密》を使用したので付いてこれなかった。拠点に戻るとシルキー達が出迎えてくれた。



 『早いお帰りですね。』



 「帰る予定ではなかったのだが面倒事に遭遇したから戻ってきたんだ。御飯にするから適当に料理してくれ」



 そういってアイテムボックスから食材を出してシルキーに渡す。シルキー達は嬉しそうにキッチンにむかっていった。シルキー達が料理を作っている間、風呂なはいることにしたこの世界は風呂があんまり広まっていない為自作で作ったのだ。ゆっくり浴槽に浸かっていると従魔のイムと眷属のローゼが入ってきた。



 「お背中をながします。」



 恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながら言うローゼ、可愛らしい。せっかくなので洗って貰う事にした、浴槽に浸かる前に洗った事は内緒にしておくさりげない優しさだ。笑

イムは浴槽に入りプカプカ浮いている可愛いものだ。ローゼは一生懸命あらってくれているが何故が俺の股間をずっと洗っている。



 「ローゼなぜ同じ所ばかりあらっているのだ?」



 「汚れが落ちないんです。」



 顔を真っ赤にしていうローゼ、いやいや違うから汚れていないから元々そんな色。



 「ローゼ元々そんな色なんだよ。OK?」



 固まってしまったローゼまだ男をしらなかったのだ。その後洗われすぎて刺激を与えすぎた息子が暴走しそうになったが、なんとか押さえて風呂をあがった。ローゼはまだ顔を真っ赤にしていたが気にしない事にした。



 風呂をあがるとシルキー達の料理が完成したので皆で食べる事になった。



 「「いただきます。」」



 みんな一斉にたべだす。シルキー為も食べている俺の魔力が有れば良いのだが仲間外れにしたくないし、料理の味も知っていてもらい精進して貰いたいからだ。シルキー達の料理には俺の魔力を込めているのでシルキー達も嬉しそうに食べている。俺がいないときの魔力の補給は自作した魔道具【哺乳瓶】でやっている。哺乳瓶の中に俺の魔力を入れてあるのだ。哺乳瓶の中には約一ヶ月分の魔力が入っている。無くなると自動でチャージされる優れものだ。哺乳瓶を使っているシルキー達の姿を見てみたいが、まだ見ていない楽しみでとっておこう。変態だと言われるがそう言われるまでもない変態なのだ。食事も終わり寝ようとしていると外が騒がしくなった。

 エクスに尋ねてみた。



 「外が騒がしいがどうしたんだ?」



 「馬鹿貴族の奴隷達が建物の中には入りたくても入れないので騒いでいるところ。どうする?」



 「迷惑な話だ、行ってみる。」



 そういって外にでると馬鹿貴族のもと奴隷達が門の前で騒いでいた。



 「お前達五月蠅いぞなぜここにいる?お金を上げたから宿に泊まればいいだろう。」



 「ここに住まわせて貰おうと思いまして、お願いします。」



 「「「お願いします。」」」



 「無理。かえれよ、ここは教会ではなくて俺の屋敷なんだよ。」



 「「「そんな」」」 



 叫ぶ元奴隷達、可愛そうと言う気持ちはない奴隷を解放したあげけ準備金も渡してあるのだわがまますぎる。



 「準備金渡したよね。それがあれば冒険者とか仕事を探して暮らしていけるよね。まさか使ってしまってないとかいわないよね?」



 「「「「・・・・」」」」



 だまりこむ元奴隷達、案の定準備金を一日もしない間に使い切ってしまったのだ、必要ないアクセサリーなどを買っていたのだ。人の善意を裏切った奴らななので無視する事にした。幸い回りに民家はないので近隣に迷惑をかけないので無視する事にした。結界に防音の効果をつけて対応することにした。流石に中に入れないことをしるとちりぢりに元奴隷達は去って行った。その後元奴隷達は奴隷になり売られているみたいだが元馬鹿貴族の奴隷と言うことで売れずに鉱山に労働力として派遣されたみたいだ。そのほとんどが重労働で死んだらしい。ちなみに馬鹿貴族一族も食べる物がなく盗みを働いて捕まり犯罪奴隷にされた。

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