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 ヴァンパイア族の騒動がおわりダンジョンに向かって進んでいるとモンスターと戦っている集団があった。どうやら冒険者でメンバーが全員女で構成されているパーティーの用だ。



 「支援をこっちに、」



 「わかった。いくよ。」



 「攻撃がとどかない、やばい」



 どうやらモンスターに苦戦しているみたいだ。称号からするとランクBのパーティーみたいだ。しかし火力が足りていないのでモンスターを倒す事が出来ずモンスターが集まってきている用だ。



 「ヤバイ、このままじゃ負ける。」



 パーティーのリーダーらしき人物がそう叫んだ。助けれるが面倒なのでそのまま見ていると、敵を引き連れて近付いてくるので、転移で100mくらい後ろに移動する。



 「なんで、いなくなったの?そこに何人か人がいたのに。」



 故意に他のパーティーにモンスターを押しつける行為をした女のパーティーに怒りが沸いてきたので、スキル《モンスター寄せ》で倍以上のモンスターを女パーティーに誘導してあげた。みるみるうちに、女たちの衣服は破られ捕らえられた。モンスターの大半がオークなので苗床となり多くのオークを量産する事だろう。



 状況からやばいと思ったリーダーらしき女が助けを呼んでいる。



 「助けてください~なんでもしますから~」



 その叫びに他の女達も



 「「「「たすけて~」」」」



 と泣き叫びだした。俺としては特に意味が無いので助けようか悩んでいた。悩んでいる間に何人か死にそうなのでモンスターと女達に《麻痺》を付与して動きを止めた。そして、女達に近づき話しかける。



 「なんでもするそうだけどではオークに抱かれればいい。俺達にモンスターを押しつけようとした罰だ。いいよな?」



 「い・ぅや・だ、」



 動けない体で精一杯反対の意見をいっているので別の提案をだす。



 「じゃあ、俺の奴隷になるかモンスターの餌になるかの二択だ。」



 全員顔が青くなり自分の人生をどうするか悩んでいる。早く決めて貰いたいのでモンスターの麻痺を解除する。



 「ブモー」



 襲いかかるモンスター達、女達は自分達に時間がない事を悟り生きるための選択をする。





 「「「「「奴隷になります。」」」」」



 こうして、5人の高ランク冒険者がクウキの奴隷となった。流石に裸は不味いので安い服だけを渡す。女達の所持品は全て街についたら処分するつもりだ。この結果冒険者ギルドの戦力は少し落ちることになる。


 「最初に、ギルドでは採取のクエストしか受けてはならない。ランクE以上は受けてはならない。」



 その発言に絶望した女達。クウキの奴隷になった女冒険者達に条件を教えた。


 1.冒険者として活動してもいいが、採取のクエストのみ受ける。高ランクのクエストは受けない。


 2.勝手にパーティーを組まない。また、パーティーに人を勧誘しない。


 3.勝手に結婚しない。許可があれば可。


 4.俺の事はクウキさんと呼ぶ事。


 5.クウキに迷惑をかけない。


 6.クウキ達の秘密をしゃべらない。



 「以上の事が守れないと奴隷商人に売るよ。」


 奴隷商人に奴隷紋章の依頼をさせたないといけないのでユーバットの街に戻る事にした。
 転移をすれば早いのだが俺の秘密をしられると面倒なので馬車で数日かけて戻る事にした。

 戻っていると奴隷冒険者たちが武器が欲しいとか良い服が欲しいとかいっているが自分達で依頼をこなしてからお金を貯めてから買えといった。
 最低限の日用品を揃える為に銀貨5枚ほど街に着いたら渡す事にした。奴隷商人に奴隷契約をさせてから奴隷達と別行動にする。


 拠点には入らせない。宿代が無いとごねてきたので強制に眠らせて王都に転移して金貨1枚渡して放置して置いた。

 この世界に来た俺の時とは安全面ではかなりマシだ。とりあえず奴隷として薬草とりを頑張って欲しいものだ。


 クウキと別れた奴隷達は自分達の装備のランクをアップさせる為に必死に薬草や毒消しそうといった採取できるものを集めていた。
 少しでも高ランククエストをしようとすると体が動かなくなる。そのことで女達は必死に低クエストを遂行している。

 そのためか、ギルドの高ランククエストがどんどん溜まっていっている。ギルドでは彼女たちを薬草狩りのマーメイドと呼ばれ多くの低級冒険者から憧れられている。
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