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ドボルべージにようやく着いたダイスケだったが、馬鹿貴族の処遇に悩んでいた。無料体験して貰う事にした。拒否権はないまたパンチマシーンを発動させ酒場の前で余興をはじめた。
「今から銀貨一枚で獣人の貴族様を3発殴れますがいかがですか?倒しますと景品がありますのでどうぞご期待!」
そんなアナウンスをしていると力自慢のドワーフがやってきた。銀貨を一枚出して
「景品とやらに興味があるからやってらろう。」
ドワーフの本能なのか景品が酒だと気づいているのだろうか。
ゲームが始まり、なぐりかかる。
「ドン」
「うげぇー」
「201」
中々強い衝撃で馬鹿貴族の顔の形が凹んだ。醜い顔になった。周りの野次馬達は見たことないゲームに興奮して叫び出す。
「やっちまえ~」
「次は俺だ。」
かなり盛り上がっている。酒場のマスターも店が繁盛しているのでニコニコしている。数人の挑戦者がいたが誰もクリア出来なかった。しかし、誰も文句を言わずに挑戦は続いたのだった。
暫くすると、馬鹿貴族が
「やめでぐだざいぃ!ずみません。」
と言ってきたが、クウキはイライラしていたので無視して
「パンチだけじゃ飽きたでしょうから、キックマシーン、蹴りにしましょう。」
その言葉で絶望と恐怖が馬鹿貴族を襲う。約一週間ほど酒場の客にしっかり殴られ続け解放されたが精神はほぼ崩壊していた。
殴られ・蹴られ無料体験はこうして幕をおろした。女性バージョンもかなりいいイベントになるだろう。ご期待!
殴られ・蹴られ無料体験を開催している期間クウキはドワーフの国を散策していたが特に何も見つける事は出来ずにがっかりしていた。
「酒も料理も元の世界が良いじゃないか!ファンタジーみたいな魅力ある武器もないし」
「まあ、落ち着けクウキ。」
「ファンタジー武器は自分で作るしかないのか!エクス誰か紹介してくれないか?鍛冶神とか!」
「鍛冶神か?ん?あいつなら酒があればすぐやって来るぞ召喚してみればいいぞ!」
「召喚か?まあ知らないドワーフに頼むよりもいいか、了解ありがとう。やってみるよ。」
こうして、クウキは召喚をやる事になった。鍛冶神はまともな人格者だと良いと思うクウキだった。
「酒を用意したから出てきてください。鍛冶神様!《召喚》!」
適当にクウキは召喚してみた。すると酒につられて誰かやって来た。
『ワシを読んだのはだれじゃ!酒酒酒を欲しておる。酒をくれー!』
神の威厳のない者が出てきた。そして声がでかすぎるし、臭い。
「アル中じゃないか?エクス大丈夫なのか?そういえば、鍛冶のスキルを作ってから自分で作れはいいじゃないか?」
「あちゃー、気づいたか。それが面倒がかからないと思うぞ。」
「だよな!うん、アル中は帰ってくれ、臭くて困る。」
『なんだと呼び出しておいて帰れとは!手ぶらでは帰れん!』
「酒はやるがアル中はやめたがいいぞ。」
クウキは酒をやるついでに《アルコールアレルギー》を付与してあげた。このアルコールアレルギーは匂いを嗅いでも具合が悪くなるもので飲んだら、過呼吸と嘔吐のダブルパンチだ。
『無料でいいのか?気前がいいなぁ!』
こうして鍛冶神は酒を貰って帰っていったが、酒を飲んでは寝込んでの繰り返しで鍛冶神の加護が無くなってドワーフをはじめ加護持ちの作品の質が落ちて行くことになる。
クウキは《鍛冶》にて日本刀を作り上げて自分の装備を整えるようだ。
「今から銀貨一枚で獣人の貴族様を3発殴れますがいかがですか?倒しますと景品がありますのでどうぞご期待!」
そんなアナウンスをしていると力自慢のドワーフがやってきた。銀貨を一枚出して
「景品とやらに興味があるからやってらろう。」
ドワーフの本能なのか景品が酒だと気づいているのだろうか。
ゲームが始まり、なぐりかかる。
「ドン」
「うげぇー」
「201」
中々強い衝撃で馬鹿貴族の顔の形が凹んだ。醜い顔になった。周りの野次馬達は見たことないゲームに興奮して叫び出す。
「やっちまえ~」
「次は俺だ。」
かなり盛り上がっている。酒場のマスターも店が繁盛しているのでニコニコしている。数人の挑戦者がいたが誰もクリア出来なかった。しかし、誰も文句を言わずに挑戦は続いたのだった。
暫くすると、馬鹿貴族が
「やめでぐだざいぃ!ずみません。」
と言ってきたが、クウキはイライラしていたので無視して
「パンチだけじゃ飽きたでしょうから、キックマシーン、蹴りにしましょう。」
その言葉で絶望と恐怖が馬鹿貴族を襲う。約一週間ほど酒場の客にしっかり殴られ続け解放されたが精神はほぼ崩壊していた。
殴られ・蹴られ無料体験はこうして幕をおろした。女性バージョンもかなりいいイベントになるだろう。ご期待!
殴られ・蹴られ無料体験を開催している期間クウキはドワーフの国を散策していたが特に何も見つける事は出来ずにがっかりしていた。
「酒も料理も元の世界が良いじゃないか!ファンタジーみたいな魅力ある武器もないし」
「まあ、落ち着けクウキ。」
「ファンタジー武器は自分で作るしかないのか!エクス誰か紹介してくれないか?鍛冶神とか!」
「鍛冶神か?ん?あいつなら酒があればすぐやって来るぞ召喚してみればいいぞ!」
「召喚か?まあ知らないドワーフに頼むよりもいいか、了解ありがとう。やってみるよ。」
こうして、クウキは召喚をやる事になった。鍛冶神はまともな人格者だと良いと思うクウキだった。
「酒を用意したから出てきてください。鍛冶神様!《召喚》!」
適当にクウキは召喚してみた。すると酒につられて誰かやって来た。
『ワシを読んだのはだれじゃ!酒酒酒を欲しておる。酒をくれー!』
神の威厳のない者が出てきた。そして声がでかすぎるし、臭い。
「アル中じゃないか?エクス大丈夫なのか?そういえば、鍛冶のスキルを作ってから自分で作れはいいじゃないか?」
「あちゃー、気づいたか。それが面倒がかからないと思うぞ。」
「だよな!うん、アル中は帰ってくれ、臭くて困る。」
『なんだと呼び出しておいて帰れとは!手ぶらでは帰れん!』
「酒はやるがアル中はやめたがいいぞ。」
クウキは酒をやるついでに《アルコールアレルギー》を付与してあげた。このアルコールアレルギーは匂いを嗅いでも具合が悪くなるもので飲んだら、過呼吸と嘔吐のダブルパンチだ。
『無料でいいのか?気前がいいなぁ!』
こうして鍛冶神は酒を貰って帰っていったが、酒を飲んでは寝込んでの繰り返しで鍛冶神の加護が無くなってドワーフをはじめ加護持ちの作品の質が落ちて行くことになる。
クウキは《鍛冶》にて日本刀を作り上げて自分の装備を整えるようだ。
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