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 翌日、宿でゆっくり朝食をとっていると教会関係者がやってきて教会の対応を伝えるとのことだった。
 素早く朝食を済ませてから教会まで向かうと偉そうな格好をした司祭がいた。



 「今回の件は教会関係者が迷惑をかけてしまって申し訳ない。教会の対応としては罪を犯した男は奴隷落ち、女は教会雑務3ヶ月で行うことにきまった。どうだろうか?」





 「まあ、男女の裁きはいいとして、教会の管理責任はどうとるのですか、私は教会の中で斬られたんですよ関係者に何もないとは言わないですよね?普通は教会の責任者からなんかあると思うのですが、管理責任とかの?」



 「え、ん~責任者は私だが教皇様に話を通してから対応する。」





「ん?と言うことは今回の件は報告していないのですか?トップに?ありえないですね。何考えているんだ。舐めてるのか、おい、いっとくけどないきなり斬りつけられたから俺は相手を返り討ちにして殺しても悪く無いんだぞ。あえて生かして連れてきたのに報告していないのは怠慢だぞ、わかった。おい、司祭お前、司祭辞めろ責任とって」



 「何を言っるんだふざけるな。」



 「ふざけてるのはお前だろ、教会関係者の教育も出来ずに殺人未遂犯を作りやがってまた、機密事項を勝手にばらす不届き者とかよ。立場わかってますか?」

 ムカついたから威圧するクウキ

 「う゛ぅぅ」



 「もういい、金貨10枚の報償返すから二人をよこせ。俺が奴隷として使ってやるから。いいだろうどうせ奴隷にするんだから女はメイドとして働いて貰うわ。」



 「駄目だ、認めん。」



 「あっそう」



 俺は金貨を返してから


 「今後俺にちょっかいを掛けた奴は命が無いと思え。今日は創造主に免じて何もしないが次はないからな。」



 そういって教会を後にする。次の日からこの街の教会で変わった事があった。誰も教会に祈りや寄付にこなくなったのだ。
 理由は昨日の俺とのやり取りである。住民からすればこの街の教会は一般市民よりも犯罪教会関係者を守りまた、教会内で剣で斬りつけられる危険な場所になっていると噂で流れたからだ。
 
 当然だろう俺がスキル《拡声》で一部始終を街住民に伝えたからである。犯罪を犯す教会に行けるわけがない。
 

 特にこの街住民は日頃から教会を頻繁に利用していたし、寄付も行っていた。
 しかし、独りの司祭のおかげで信用を裏切ってしまったのだ。きちんと教皇様に連絡して対応しておけばここまでなることはなかったのだ。この司祭はどうなったかと言うと逆切れして俺を刺客に襲わせたので捕まえて街中の壁に全裸で貼り付けしてやった。
 
 当然拘束は任意で外せるが暫く外さずにそのままにしてやった。
 襲撃してきた暗殺者は指を一本づつ切り取り、全身の骨にヒビをいれてやって教会前に『あなた方の襲撃者ですどうぞお返しします。』といった紙と共に置いておいた。
 
 そのおかけでその教会は衰退していった10日も経たないうちに誰もいなくなったので教会の建物や土地を買い取った。いつの間にか売りに出されていて買う人も居なかった。

 教会の内部はそのまま使用する事にした。当然、創造主に祈るとすぐに神界に移動する。



 『またやってきてしまった。創造主はどこですか?』



 『ん~、また色々とやってくれたな。』



 声と共に創造主がやって来た。



 『対応が悪いのですよ。俺は悪くありません。対応が悪いと最悪教会はなくなりますよ。』



 『それは、辞めて欲しい。』



 『そもそも、教会で甘い汁をすっている輩はいるんでしょ?ちょっかいを掛けたら徹底的にやりますからね。』



 『すでにやっとるではないか。』



 『あれは俺には落ち度はないですよ。襲われたので返り討ちにしただけです。』



 『ほどほどにしてくれ、間違わないとは思うが虐殺とかすると加護がなくなるからな。』



 『忘れてましたがあの二人になぜ罰をあたていないのですか?だから俺は怒ったのですが』



 『すぐには出来ないのだ、世界の調整で3日程かかる。』



 『で罰は?』



 『天使からの降格だ。』



 『それだけ?』



 『それだけだ。』



 『分かりました。今後は容赦しませんね。あまり俺を怒らすと国言わず世界から教会無くなりますよ。』



 『とにかく落ち着け。悪いようにならんように注意するから』





 創造主と話ながら《スキル創造》で《神気吸収》を作成し《神気吸収》を使用していた。
 《神気吸収》によって神界の神気を吸収して自分の力にする事ができる。今回はバレない程度にするつもりだが扱いが酷くなったらごっそりもらうことにする。
 
 
 「無料体験サービスなんかやるから面倒事が起きるんだ、この迷惑なシステムを無くしていく事を当面の目標にしよう。」

 大きな独り言をいって地上に戻るクウキだった。
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