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44.宝物庫
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ギルド職員に案内されて宝物庫にやって来たサトル。
「ここがサンドーラ王国の宝物庫です。」
立派な門が目の前にあった。ドアにはカギがかかっており厳重な警備体制になっていた。
「お入り下さい。ここが宝物庫です。管理を任されているコムロイといいます。」
対応してくれたのは初老の男性だった。あれこれ10年以上は管理の職についているとの事だった。
「貰うのはどれでもいいのか?」
質問するサトル、コムロイは素早く返答する。
「はい、かまいません。国宝級は1個、レア物は2点となっております。また、国王独自の物はいくらでもかまいません。特に価値のないものばかりなので。」
「国王独自ものね?見せてくれないか?」
「あれをですか?わかりました。案内指します。」
案内されたのは宝物庫の奥だった。
「ここです。散らかっていますが気をつけて下さい。」
「なんだこれ?何て書いてあるんだ?」
「私には分かりかねます。よめませんので、国王は読めませんが自分のステータスになるといって大量に集めていました。」
よく見たら日本語で書かれた資料だった。ぱっと見でも料理レシピや作り方などといった物だった。ダメ元で全てくれないか聞いてみる。
「無理ならいいのだが、この読めない資料全てゆずってくれないか?」
「こんなガラクタならいくらでもかまいません。全てもっていってください。」
「いいのか?なら俺の慰謝料はこの資料だけで良いぞ。」
「本当ですか?助かります。貴方はいい人ですね。これで国王の不良在庫からおさらば出来ます。」
管理しているコムロイに感謝されたサトルはだった。ギルド職員はサトルの事を不思議に思ってたがサトルが納得しているので何も言わなかった。
「ならこれでおわりですね。最後に本当にいいんですね?」
「かまわない。」
こうしてサトルは日本語で書かれた大量の資料を手にした。異世界生活での新たな楽しみを見つけたのだった。
一方、国王は秘蔵の資料が無くなったのでいじけて寝込んでしまった。それを機会に家臣達は改革を行い国王の権力を少しづつ弱くしていった。国王が立ち直った時には国王の権力は以前の半分しかなかった。
それからサンドーラ王国は少しばかり良くなったとな無いとか。
「ここがサンドーラ王国の宝物庫です。」
立派な門が目の前にあった。ドアにはカギがかかっており厳重な警備体制になっていた。
「お入り下さい。ここが宝物庫です。管理を任されているコムロイといいます。」
対応してくれたのは初老の男性だった。あれこれ10年以上は管理の職についているとの事だった。
「貰うのはどれでもいいのか?」
質問するサトル、コムロイは素早く返答する。
「はい、かまいません。国宝級は1個、レア物は2点となっております。また、国王独自の物はいくらでもかまいません。特に価値のないものばかりなので。」
「国王独自ものね?見せてくれないか?」
「あれをですか?わかりました。案内指します。」
案内されたのは宝物庫の奥だった。
「ここです。散らかっていますが気をつけて下さい。」
「なんだこれ?何て書いてあるんだ?」
「私には分かりかねます。よめませんので、国王は読めませんが自分のステータスになるといって大量に集めていました。」
よく見たら日本語で書かれた資料だった。ぱっと見でも料理レシピや作り方などといった物だった。ダメ元で全てくれないか聞いてみる。
「無理ならいいのだが、この読めない資料全てゆずってくれないか?」
「こんなガラクタならいくらでもかまいません。全てもっていってください。」
「いいのか?なら俺の慰謝料はこの資料だけで良いぞ。」
「本当ですか?助かります。貴方はいい人ですね。これで国王の不良在庫からおさらば出来ます。」
管理しているコムロイに感謝されたサトルはだった。ギルド職員はサトルの事を不思議に思ってたがサトルが納得しているので何も言わなかった。
「ならこれでおわりですね。最後に本当にいいんですね?」
「かまわない。」
こうしてサトルは日本語で書かれた大量の資料を手にした。異世界生活での新たな楽しみを見つけたのだった。
一方、国王は秘蔵の資料が無くなったのでいじけて寝込んでしまった。それを機会に家臣達は改革を行い国王の権力を少しづつ弱くしていった。国王が立ち直った時には国王の権力は以前の半分しかなかった。
それからサンドーラ王国は少しばかり良くなったとな無いとか。
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