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20.鍛冶師ハンター

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 鉄が綺麗にナイフで切られてしまった。ドワーフの鍛冶師は固まっている。

 「・・・。」

 「おーい。固まるなよ。」

 「・・ってお前は何者だ?普通は切るとか無理だぞ。」

 「そんなこと言ったって切れたからしょうがないじゃないか。結果はどうなんだよ。」

 「合格に決まっている。二人ともだ。」

 「そうか。でどのナイフを買えばいいんだ?」

 「とびっきりの奴をくれてやる。」

 そう言うとドワーフは部屋の奥にナイフを取りにいった。どんな物になるか期待していると2本のナイフを持ってやって来た。

 「待たせたな。お前らにはこれれを売ってやる。」

 《鑑定》してみるとミスリルのナイフとミスリル合金のナイフだった。

 「ミスリルか?」

 「んー、お前さんにはわかるのか?そうだミスリルだ。中々手に入りにくい物だどうだ?」

 悪くはない品だったので即決で購入をする。

 「幾らだ?相場は金貨100枚するが2本で金貨100枚でいい。」

 「わかった。」

 サトルは金貨100枚をカウンターに出した。

 「初心者の割には金もっているな。良いところのボンボンか?」

 「いいえ、ただの平民出身の商人です。」
 
 「そうか、商人なら珍しい商品はないか?」
 
 「ありますよ。ドワーフ好みの一品が。」

 そう言うとサトルはガラスで作ったビールジョッキを取り出した。

 「ガラス製か?立派だな。どうやって使うんだ?」

 「簡単ですよ。これはビールジョッキと言う物で冷やしてからこれにえーるや酒を入れて飲めば上手くなる物です。」

 「なななんだと!!エールが上手くなる。最高じゃないか!!」

 興奮している鍛冶師、試しに冷やしてから飲んで見るようだ。魔法でジョッキを冷やして冷えているエールを注ぎ飲む。

 ゴクゴクゴク

 「はあーー!最高だーー。お前さん凄いな。俺は鍛冶師のハンターっちゅうもんだ。宜しく。」

 「サトルです。気にいってくれて良かったです。まだ何処にも売っていないので秘密でお願いします。」

 「当たり前だ、秘密は守る。がははは。気にいったからサービスでもう1個あげよう。何がいいかな?」

 突然店の商品を見回るハンター、無かったのか店の奥に消えていった。

 「あったーこれだー。」

 1本の刀を持ってやって来た。

 「刀か?」

 「サトルは刀をしっているのか?なんせ異世界人が作り出した剣と言われている。切る事に特化したものじゃあ。私の師匠が叩いたものじゃあ。使ってくれ。」

 「ありがたく貰っておく。」

 サトルは刀をハンターから譲り受けた。
 
 

 
 
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