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7.異世界の知識
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サトルは橋本マナミから教えて貰った情報を整理した。異世界ライドバルグには北部大陸、南部大陸、東部大陸、西部大陸、中央大陸の5つの大陸がある。
現在いるのが中央大陸のど真ん中にある死の砂漠と呼ばれる無国家である。マナミは最初中央大陸の北部にある神王国ラシールから逃げて来たの事だった。
中央大陸の各国
・神王国ラシール
・メルド大帝国
・死の砂漠 (現在地)
・アルクセルク連邦国
・サンドーラ王国
他の大陸の国家は不明。なんでも異世界召喚をして中央大陸を支配するのが目的だったそうだ。しかし、マナミは上層部と異世界3名を信じれなかったので遠征中に死の砂漠に逃げ出したとのことだった。
普通は砂漠に入る事はなかったが逃げる方向が砂漠にしか無かったので砂漠に逃げたとの事だった。
「あいつらは私を物としか見ない連中だよ。最低のくそ野郎です。」
マナミは激怒していたので落ち着かせる為に自販機からココアを買ってきて渡した。
「これでも飲んで落ち着いてくれ。」
「ありがとうってココアじゃあないですか!なんで持っているんですか?」
「まあ俺のスキルはカップ麺とジュースの自動販売機で購入できるスキルなんだよ。お金がないと購入できないがな。」
「召喚された人には堪らない能力ですね。それで数ヵ月生き延びているんですね。」
「そう言う事だが、そろそろ手持ちの資金がなくなるかな。どうするかな。」
「貴重な食料をすいません。」
マナミはかなり感謝していた。ダイスケはこの場から移動しようと思っていたが移動方々が徒歩だとかなり難しい。悩んでいるとまなみが話しかけてくる。
「ジュースとカップ麺は幾らくらいするんですか?」
「値段か?んーカップ麺が銀貨5枚、飲み物が銀貨2枚だ。どうかしたか?」
「これを使って下さい。」
いきなりお金の入った皮袋を渡してきた。見た目でかなりの金額が入っていることが分かったが貰って良い物だろうか悩む。
「分かった。貰っておく食料と飲み物はこれで購入して渡すよ。助かる。」
「いえいえ。それで今後はどうしますか?」
「移動しようと思うがいいか?」
「はい。ならアルクセルク連合国がいいと思います。あそこは身分関係なく自由にできますから。そこで身分証明書を作りましょう。」
「わかった。そうしよう。だがアクルセルク連合国はどっちの方向だ?」
「すいません。えーとあっちです。」
マナミがコンパスらしき物を持って指をさす。早くて1週間はかかる見通しだ。
早速移動の準備にはいる。アイテムボックスからスポーツドリンクを3本取り出しまなみに渡す。
「とりあえず脱水症状にならないように渡しておくよ。足りない場合は言ってくれ。」
「ありがとう。大事に飲む。」
マナミを先頭にサトルは歩き出す。当然サトルは砂をアイテムボックスに入れながら進んでいる。
こうしてようやく異世界の街にむかうサトルだった。
現在いるのが中央大陸のど真ん中にある死の砂漠と呼ばれる無国家である。マナミは最初中央大陸の北部にある神王国ラシールから逃げて来たの事だった。
中央大陸の各国
・神王国ラシール
・メルド大帝国
・死の砂漠 (現在地)
・アルクセルク連邦国
・サンドーラ王国
他の大陸の国家は不明。なんでも異世界召喚をして中央大陸を支配するのが目的だったそうだ。しかし、マナミは上層部と異世界3名を信じれなかったので遠征中に死の砂漠に逃げ出したとのことだった。
普通は砂漠に入る事はなかったが逃げる方向が砂漠にしか無かったので砂漠に逃げたとの事だった。
「あいつらは私を物としか見ない連中だよ。最低のくそ野郎です。」
マナミは激怒していたので落ち着かせる為に自販機からココアを買ってきて渡した。
「これでも飲んで落ち着いてくれ。」
「ありがとうってココアじゃあないですか!なんで持っているんですか?」
「まあ俺のスキルはカップ麺とジュースの自動販売機で購入できるスキルなんだよ。お金がないと購入できないがな。」
「召喚された人には堪らない能力ですね。それで数ヵ月生き延びているんですね。」
「そう言う事だが、そろそろ手持ちの資金がなくなるかな。どうするかな。」
「貴重な食料をすいません。」
マナミはかなり感謝していた。ダイスケはこの場から移動しようと思っていたが移動方々が徒歩だとかなり難しい。悩んでいるとまなみが話しかけてくる。
「ジュースとカップ麺は幾らくらいするんですか?」
「値段か?んーカップ麺が銀貨5枚、飲み物が銀貨2枚だ。どうかしたか?」
「これを使って下さい。」
いきなりお金の入った皮袋を渡してきた。見た目でかなりの金額が入っていることが分かったが貰って良い物だろうか悩む。
「分かった。貰っておく食料と飲み物はこれで購入して渡すよ。助かる。」
「いえいえ。それで今後はどうしますか?」
「移動しようと思うがいいか?」
「はい。ならアルクセルク連合国がいいと思います。あそこは身分関係なく自由にできますから。そこで身分証明書を作りましょう。」
「わかった。そうしよう。だがアクルセルク連合国はどっちの方向だ?」
「すいません。えーとあっちです。」
マナミがコンパスらしき物を持って指をさす。早くて1週間はかかる見通しだ。
早速移動の準備にはいる。アイテムボックスからスポーツドリンクを3本取り出しまなみに渡す。
「とりあえず脱水症状にならないように渡しておくよ。足りない場合は言ってくれ。」
「ありがとう。大事に飲む。」
マナミを先頭にサトルは歩き出す。当然サトルは砂をアイテムボックスに入れながら進んでいる。
こうしてようやく異世界の街にむかうサトルだった。
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