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37 はじめての感覚(2) ☆
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自分が精を吐き出して頭が冷えたアルジャーノンは、自分の精液がガラティーンの胸の間から流れているのを見て満足げに笑い、自分が着ていたクルタでそれをぬぐう。
「君を満足させないと気がすまなくなってきたな」
「ええ……もういいよ、私は」
「俺がやりたい」
もういい、と口にしつつもガラティーンは先ほどの感覚が快感なのかを確かめたいという気持ちもあって、絡みついてくるアルジャーノンを本気で振り払わない。
「それは中に入れないでね」
「……わかってるよ」
少し不満げにアルジャーノンは答え、ガラティーンの膝を大きく割る。
「何するの」
「ここにキスするのさ」
「……え、ほんとに」
ガラティーンは、アルジャーノンや仲間たちが話していた女遊びの話を思い出した。アルジャーノンの吐息が自分の秘めた場所にかかる。そこはいつのまにかまた自分が流していた愛液で濡れているのにガラティーン自身でも気づいてしまう。
「そこ、濡れてる……?」
「ああ、ぐちゃぐちゃになってるね。……さて、おしゃべりは終わりにするか」
アルジャーノンの嬉しそうな声にガラティーンは首を振る。それは自分が濡れていることを喜んでいるアルジャーノンに対しての照れなのかそれとも秘められた場所を見られていることについての羞恥なのかもわからない。
アルジャーノンが伸ばした彼の湿った舌は、ぬるりと彼女の愛の芽をこねくり回す。
「アル…」
ガラティーンは、自分がこんな甘えたような、鼻にかかった声を出すとは思ってもみなかった。ので混乱している。そしていつもと違う自分、アルジャーノンとこんなことをしている自分、そして自分に欲情してくれている愛しいアルジャーノンに興奮している。
アルジャーノンは、ガラティーンの跳ねる腰を抑えながらまた彼女の中に右手の中指を押し込んでいく。
「あ、アル」
「痛い?」
「痛くないけど……」
彼女の足から頭を離さずにいるアルジャーノンは、彼女の肉芽を強く吸って、彼女に小さく叫び声をあげさせる。それとともに彼女の中がひくつき、自分の指に絡んでくる感覚を楽しむ。遠からずこの襞は、自分のものに絡みついてくるのだと妄想をすると、また自分のものに血が集まってくるのを感じる。このままガラティーンの処女を奪ってもいいけれども、彼女の信頼を裏切ることはできないと理性を働かせる。
「ねえ、アル、怖い。怖いよ」
アルジャーノンが思うがままにガラティーンの花芯を舐めしゃぶっている間に、ガラティーンの声は鼻声というよりも涙声になっている。ガラティーンはアルジャーノンの頭に手を伸ばし、指に髪を絡め、その指に力が加わる。
「怖いよ……ああ、あああ!」
一段と高い声が上がり、ガラティーンの腰が大きく跳ねる。跳ねる腰を抑えながらアルジャーノンは彼女の中に入れた指を軽く曲げ、舌は花芽を小刻みに刺激する。
「アル、アル!」
ガラティーンの指が頭にぐっと痛いくらいに食い込み、背中が大きく反る。その後もアルジャーノンはまだ舌と指を動かすのを止めない。
「やだ、アル、もういやあ!」
涙声のガラティーンが自分の頭を体から引きはがそうとしてきたあたりで、アルジャーノンはやりすぎたかな、と我に返る。ガラティーンは性に対しても自分たち男性と同じくらい好奇心旺盛だけれども、実際は初心者の女性なのだ。
彼女の中から自分の指を抜き、体を起こしてアルジャーノンはガラティーンの様子をうかがう。彼女の火照った肌とこぼれた涙が、彼の劣情をさらに誘う。
「今度は、口を貸して」
「え」
半開きのガラティーンの唇を彼の自身で割り、先だけ彼女の口の中に入れたところで、彼女の熱い舌が触れる。そこでアルジャーノンのものはさらに力を増し、彼のものを半分くらい押し込む。
混乱気味のガラティーンはアルジャーノンのものを咥えているだけで精いっぱいだったがアルジャーノンは実際の感覚よりも視覚から得た快感で自身がより高まっていくのを感じる。
「舌を動かせる?」
苦しいのか眉を寄せているガラティーンは、口の中にあるアルジャーノンに向かって舌を伸ばしていく。その感触が先ほどまで彼が指を入れていた隘路を思い起こさせ、アルジャーノンはその感覚だけで達する寸前になる。まさか処女のガラティーンに自分のものを飲ませるわけにはいかないと、ぎりぎりまでガラティーンの口内をなるべく浅めに楽しみ、最後は彼女の胸の上に欲望を吐き出した。
熱い真珠のような液体が自分の胸の上で冷えていくのをガラティーンは赤い顔で見つめる。
「……悪かった。ガラティーン。でも、ありがとう」
アルジャーノンはまた自分のクルタで彼女の肌をぬぐう。
「……君なんか、きらいだ」
ガラティーンはアルジャーノンのクルタを奪い、ベッドの外に投げて、彼に背中を向けてベッドに潜りこんだ。
「嫌いじゃないだろ。……俺のこと好きだろ?」
「好きだけど、きらい!」
ガラティーンを背中側から抱きしめてくるアルジャーノンの腕にしっかり手を回し、ガラティーンはアルジャーノンの温かさを直接感じながら眠りに落ちた。
アルジャーノンはガラティーンがすんなりと眠ったのに安心して、彼女のなめらかな肌を感じながらゆっくりと眠りについた。
「君を満足させないと気がすまなくなってきたな」
「ええ……もういいよ、私は」
「俺がやりたい」
もういい、と口にしつつもガラティーンは先ほどの感覚が快感なのかを確かめたいという気持ちもあって、絡みついてくるアルジャーノンを本気で振り払わない。
「それは中に入れないでね」
「……わかってるよ」
少し不満げにアルジャーノンは答え、ガラティーンの膝を大きく割る。
「何するの」
「ここにキスするのさ」
「……え、ほんとに」
ガラティーンは、アルジャーノンや仲間たちが話していた女遊びの話を思い出した。アルジャーノンの吐息が自分の秘めた場所にかかる。そこはいつのまにかまた自分が流していた愛液で濡れているのにガラティーン自身でも気づいてしまう。
「そこ、濡れてる……?」
「ああ、ぐちゃぐちゃになってるね。……さて、おしゃべりは終わりにするか」
アルジャーノンの嬉しそうな声にガラティーンは首を振る。それは自分が濡れていることを喜んでいるアルジャーノンに対しての照れなのかそれとも秘められた場所を見られていることについての羞恥なのかもわからない。
アルジャーノンが伸ばした彼の湿った舌は、ぬるりと彼女の愛の芽をこねくり回す。
「アル…」
ガラティーンは、自分がこんな甘えたような、鼻にかかった声を出すとは思ってもみなかった。ので混乱している。そしていつもと違う自分、アルジャーノンとこんなことをしている自分、そして自分に欲情してくれている愛しいアルジャーノンに興奮している。
アルジャーノンは、ガラティーンの跳ねる腰を抑えながらまた彼女の中に右手の中指を押し込んでいく。
「あ、アル」
「痛い?」
「痛くないけど……」
彼女の足から頭を離さずにいるアルジャーノンは、彼女の肉芽を強く吸って、彼女に小さく叫び声をあげさせる。それとともに彼女の中がひくつき、自分の指に絡んでくる感覚を楽しむ。遠からずこの襞は、自分のものに絡みついてくるのだと妄想をすると、また自分のものに血が集まってくるのを感じる。このままガラティーンの処女を奪ってもいいけれども、彼女の信頼を裏切ることはできないと理性を働かせる。
「ねえ、アル、怖い。怖いよ」
アルジャーノンが思うがままにガラティーンの花芯を舐めしゃぶっている間に、ガラティーンの声は鼻声というよりも涙声になっている。ガラティーンはアルジャーノンの頭に手を伸ばし、指に髪を絡め、その指に力が加わる。
「怖いよ……ああ、あああ!」
一段と高い声が上がり、ガラティーンの腰が大きく跳ねる。跳ねる腰を抑えながらアルジャーノンは彼女の中に入れた指を軽く曲げ、舌は花芽を小刻みに刺激する。
「アル、アル!」
ガラティーンの指が頭にぐっと痛いくらいに食い込み、背中が大きく反る。その後もアルジャーノンはまだ舌と指を動かすのを止めない。
「やだ、アル、もういやあ!」
涙声のガラティーンが自分の頭を体から引きはがそうとしてきたあたりで、アルジャーノンはやりすぎたかな、と我に返る。ガラティーンは性に対しても自分たち男性と同じくらい好奇心旺盛だけれども、実際は初心者の女性なのだ。
彼女の中から自分の指を抜き、体を起こしてアルジャーノンはガラティーンの様子をうかがう。彼女の火照った肌とこぼれた涙が、彼の劣情をさらに誘う。
「今度は、口を貸して」
「え」
半開きのガラティーンの唇を彼の自身で割り、先だけ彼女の口の中に入れたところで、彼女の熱い舌が触れる。そこでアルジャーノンのものはさらに力を増し、彼のものを半分くらい押し込む。
混乱気味のガラティーンはアルジャーノンのものを咥えているだけで精いっぱいだったがアルジャーノンは実際の感覚よりも視覚から得た快感で自身がより高まっていくのを感じる。
「舌を動かせる?」
苦しいのか眉を寄せているガラティーンは、口の中にあるアルジャーノンに向かって舌を伸ばしていく。その感触が先ほどまで彼が指を入れていた隘路を思い起こさせ、アルジャーノンはその感覚だけで達する寸前になる。まさか処女のガラティーンに自分のものを飲ませるわけにはいかないと、ぎりぎりまでガラティーンの口内をなるべく浅めに楽しみ、最後は彼女の胸の上に欲望を吐き出した。
熱い真珠のような液体が自分の胸の上で冷えていくのをガラティーンは赤い顔で見つめる。
「……悪かった。ガラティーン。でも、ありがとう」
アルジャーノンはまた自分のクルタで彼女の肌をぬぐう。
「……君なんか、きらいだ」
ガラティーンはアルジャーノンのクルタを奪い、ベッドの外に投げて、彼に背中を向けてベッドに潜りこんだ。
「嫌いじゃないだろ。……俺のこと好きだろ?」
「好きだけど、きらい!」
ガラティーンを背中側から抱きしめてくるアルジャーノンの腕にしっかり手を回し、ガラティーンはアルジャーノンの温かさを直接感じながら眠りに落ちた。
アルジャーノンはガラティーンがすんなりと眠ったのに安心して、彼女のなめらかな肌を感じながらゆっくりと眠りについた。
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