炎華繚乱 ~偽妃は後宮に咲く~

昊耀国は、天より賜った《力》を持つ者たちが統べる国。後宮である天遊林では名家から選りすぐった姫たちが競い合い、皇子に選ばれるのを待っている。
強い《遠見》の力を持つ朱華は、とある家の姫の身代わりとして天遊林に入る。そしてめでたく第四皇子・炎俊の妃に選ばれるが、皇子は彼女が偽物だと見抜いていた。しかし炎俊は咎めることなく、自身の秘密を打ち明けてきた。「皇子」を名乗って帝位を狙う「彼」は、実は「女」なのだと。
お互いに秘密を握り合う仮初の「夫婦」は、次第に信頼を深めながら陰謀渦巻く後宮を生き抜いていく。

表紙は同人誌表紙メーカーで作成しました。
第6回キャラ文芸大賞応募作品です。
24h.ポイント 21pt
3
小説 25,532 位 / 193,522件 キャラ文芸 182 位 / 4,389件

あなたにおすすめの小説

【完結】殿下、自由にさせていただきます。

なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」  その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。  アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。  髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。  見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。  私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。  初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?  恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。  しかし、正騎士団は女人禁制。  故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。  晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。     身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。    そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。  これは、私の初恋が終わり。  僕として新たな人生を歩みだした話。  

「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。

木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。 因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。 そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。 彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。 晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。 それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。 幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。 二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。 カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。 こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。

【完結】忘れてください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。 貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。 夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。 貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。 もういいの。 私は貴方を解放する覚悟を決めた。 貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。 私の事は忘れてください。 ※6月26日初回完結  7月12日2回目完結しました。 お読みいただきありがとうございます。

王子妃だった記憶はもう消えました。

cyaru
恋愛
記憶を失った第二王子妃シルヴェーヌ。シルヴェーヌに寄り添う騎士クロヴィス。 元々は王太子であるセレスタンの婚約者だったにも関わらず、嫁いだのは第二王子ディオンの元だった。 実家の公爵家にも疎まれ、夫となった第二王子ディオンには愛する人がいる。 記憶が戻っても自分に居場所はあるのだろうかと悩むシルヴェーヌだった。 記憶を取り戻そうと動き始めたシルヴェーヌを支えるものと、邪魔するものが居る。 記憶が戻った時、それは、それまでの日常が崩れる時だった。 ★1話目の文末に時間的流れの追記をしました(7月26日) ●ゆっくりめの更新です(ちょっと本業とダブルヘッダーなので) ●ルビ多め。鬱陶しく感じる方もいるかも知れませんがご了承ください。  敢えて常用漢字などの読み方を変えている部分もあります。 ●作中の通貨単位はケラ。1ケラ=1円くらいの感じです。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界の創作話です。時代設定、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義です。 ※架空のお話です。現実世界の話ではありません。登場人物、場所全て架空です。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。

私は白い結婚を勘違いしていたみたいです~夫婦の仮面は剥がれない、三十路女性の孤独と友情と愛憎~

釈 余白(しやく)
恋愛
 今まで男性に縁の無かった三十路のバーバラは、ある時、何の前触れもなく同僚のグラムエルに結婚を申し込まれた。もちろん恋人同士ではなかったし、特別親しいわけでもなかった。しかしグラムエルが発した「白い結婚」と言う言葉が気になってしまう。 「結婚なんて所詮は契約、だったらひとりより二人のほうがたのしいだろう?」  そんな口車に乗ってしまい寿退社をして結婚をしたのだが、どうもなにかがおかしかった。確かに家で好きにしていていいと言うのは本当だった。しかしそれはただ退屈で怠惰なだけの生活である。  一体グラムエルは何を望んでいるのか、お互いに何かメリットがあるのだろうかと考え込んでしまうバーバラ。誰にも言えない結婚生活の秘密を抱えながら、表面上は完璧な妻を演じなくてはならない苦悩。かと言って今突然一人になることには恐怖や抵抗があるのだった。  そんな時、元同僚のカトリーヌと偶然出会った。退職までずっと仲良くしていた彼女に思い切って現在の結婚生活を打ち明けてしまったのだ。しかしこれは大失敗だった。  このことを知ったグラムエルに、他人へ夫婦のことを打ち明けるのは恥ずべきことだと言われてしまう。とうとう感情を爆発させたバーバラは、グラムエルと夫婦生活への不満をぶちまけた。それを聞いたグラムエルはバーバラを心配してくれ家庭内の改善を約束した。  翌日、夫婦生活の改善のためにと二人の家に加えられたのは、新たな同居人である友人のカトリーヌだった。

【完結】身代わり令嬢は役目を終えたはずですが? ~あなたが選ぶのは私ではありません~

Rohdea
恋愛
───身代わり令嬢は役目を終えた……はずなのに? 両親が亡くなり子爵家の叔父の家に引き取られた元令嬢のリネット。 厄介者扱いされて、叔父夫婦と従妹のジュリエッタに虐げられる日々を送っていた。 そんなある日、第二王子のレジナルドが階段から落下するという事故が王宮で起こる。 レジナルド殿下はどうにか命は取り留めたものの失明の危機に晒されているという。 事故後、手術を受けることも拒否し、生きる気力を失くしたかのような第二王子の様子に困った王宮の人たちは、 彼の面倒を見て元気づけてくれる令嬢の募集を身分を問わず始めることに─── 上手く行けば玉の輿! こぞって令嬢たちの応募が殺到する中、従妹のジュリエッタも当然のように玉の輿を狙う。 しかし、面倒ごとを嫌ったジュリエッタは自分の代わりによく似たリネットを送り出すことを企む。 こうして、無理やりジュリエッタの身代わりをさせられることになり、 第二王子レジナルドの元に向かったリネットは───……

すれ違う思い、私と貴方の恋の行方…

アズやっこ
恋愛
私には婚約者がいる。 婚約者には役目がある。 例え、私との時間が取れなくても、 例え、一人で夜会に行く事になっても、 例え、貴方が彼女を愛していても、 私は貴方を愛してる。  ❈ 作者独自の世界観です。  ❈ 女性視点、男性視点があります。  ❈ ふんわりとした設定なので温かい目でお願いします。

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

処理中です...