560 / 572
第二十一章 帰っても忙しい毎日。
第451話 新天地にお引越ししよう。⑤
しおりを挟む
「ジンデリン族長、私もここに来る前に三つの返答を考えて来た。出来れば、その三つの返答の中から決めて欲しいものだな。まず一つ目は、リヒトに向かう領地の境目にある山地に広がる森林地帯に集落を移すかだ。二つ目は、危険だがツールの北面に広がる魔の森に集落を作るかだ。三つ目は、私のもう1つの領地であるイーストンにも人手が入ってない森林地帯があるから、その地の中で移住しても良いだろう。どの地に移ったとしても、生活が安定するまで2年間は無税とするけどね。勿論だが、各種ギルドを利用したときに発生する物品税は払って貰うがな。どうだ、気に入った所はあるかな?それとも見に行くかい?」
私の答えにまさか直ぐに返答が有るとは、ジンデリン側も思ってもいなかったようで、先程の勢いは無く黙って話しを聞いている。そして分からなかったのか、反射的に聞き返してきた。
「見に行くとは、何ですか?これから候補地を見て回るとでも、仰られるのですかな?」
言葉には出来ない事をと少し嘲りが混じっているようだった。
「当然だろ。これから永く住むのだからな。少しでも住みやすい場所が良いに越したところは無いだろう?これから時間は有るか?」
「お時間と言いますと?」
やはり分っていない様子なので、私が詳しく話すことにした。
「族長。私は魔法が得意でね。そのため、一度行ったことのある場所へは、〈テレポート〉という瞬間移動の魔法が出来るのさ。実際今日も魔法でここの町まで来たからね。だから、言葉の通り、候補地の土地へコレから見て回ろうと言っているのさ。どうだい、行って見る気はあるかい?」
「確かに、住む場所を見もしなくて決めるのは、部族の長として後々皆に色々と言われかねないからな。良かろう。良い機会だ。君に付き合おう。」
「判った。では、早速向かうとしょうか。私に付いてきてくれるか。」
椅子から立ち上がり、扉を出て家の表に出る。私の後ろには族長と許嫁達と同行者が続いた。
「では、そのまま暫く待っていてくれ。〈マップ表示・オン〉。〈サーチ・同行者及び許嫁〉表示青。〈マルチロック・表示青〉。では用意は整ったので、飛ぶぞ!〈テレポート〉!」
目の前の風景が一瞬歪んだと思ったら、木立の並ぶ中だった。懐かしい風景だ。ここは一年前に、アイリス達を助けるために来た場所だった。マップで場所を確認して、もう少し南へ行った辺りだと説明する。
「この南側一帯が候補地となるが、どうかな?山地な為か、多少住み辛いかもしれないがね。では、次の候補地に向うよ。私の周りに集まってくれ。では飛ぶよ。〈マルチロック・表示青〉。〈テレポート〉!」
再び〈テレポート〉すると、再び目の前の風景は変わり、目の前には切り株の跡が広がり久しぶりの魔の森が広がっていた。
「ここは先程とは異なり、ツールの北に広がる魔の森です。位置的に言うと、ここを南に進むとツールに着きます。この森の領境の西までが私の領地となります。広大な広さの中、好きに集落を作って貰っても構いません。定期的にツールの私の元へ、報告をしに来てくれればかまいません。それ以外は、先程の場所と同じです。」
条件を伝えると、魔の森と聞いて怯えるかと思ったが、意外と平気のようだった。
この場所に来て、先程以上に興味深いのか、あちらこちらを見たり、精霊と話しているのか、一人でブツブツと呟いているようだ。
粗方の興味は尽きたのか、こちらを向いて、話してくる。
「それで最後の一つは、何処だったかな?」
「ああ、早速向かうよ。集まってくれ。・・・行くぞ。〈マルチロック・表示青〉よし、〈テレポート〉!」
みたび目の前の光景が変わり、今度は離れた場所にひと際高い山が望める、丘の上に出現した。皆もココは何処とキョロキョロしている。
「到着だ。ここは大陸の南東にある、イーストンの中央にある山の麓だ。生憎と行ったことがないので、ここが〈テレポート〉で行ける最も近場だな。ここから西と東に二日程で街に辿り着く。何方も俺の支配地だから、安心しろ。それで目当ての土地だが、あの山の麓を囲むようにある、森林地帯だな。但し此方はじょうほうが全く無いから、安全性や水の様子など、土地の情報が無いからね。自分達で情報を集めて貰いたい。以上の3か所だ。どうだ?部族として移住に適した場所は有ったかい。」
族長は話しを聞きながらも、既に考え込んでいる様で、ブツブツ呟きながらも俯いている。
「ご領主様。一つお聞きしたいのですが、案内された全ての土地共に移住する為に住居を用意してもらえますかね?」
「それは、仮の住居という意味かな?」
「はい。そうです。我等にしても、好みがありますからな。雨露を凌げれば良いとは申しませんが、それなりの場所が欲しいのです。如何ですか?」
「そうだね。言いたい事はわかる。そうなると工事関係者の手配の為に、一番目と二番目の候補地では移住先の仮屋を建てるのを承知した。ここは地域情報を掴んで無いからね。約束は出来ないのさ。それで良ければ、約束をしようじゃないか。」
「分りました。では、お約束の仮屋が出来ましたら、ご連絡を下さい。早速に、移住に移りますので。」
「で、移住先は何処に決まったのかな?」
「魔の森でお願いします。」
「判った。移住先は魔の森の中とする。まずは移住先に仮屋を建てる準備をしよう。族長も部族の者達に話して、纏めておいてくれるか?」
「承知しました。」
「集落の治安等の細かい話しは、また改めて話しをさせて貰うけど、良いね?」
「了解です。」
「では、一旦町に戻るとしょうか。近くに集まってくれ。〈マルチロック・表示青〉。よし、いくぞ!〈テレポート〉!」
目の前の光景が変わり、出発した時と同じ様に族長の家の前に現れた。
「はい、到着と。では族長、約束道理に、部族の者達への説得を頼む。私は、これから工事業者に依頼してくるが、業者に伝えておく事はあるかい?」
「贅沢を言えば、部屋を広く取って貰いたいですね。後は、そこに住む者が、造り変えれば良い事です。」
「分かった。業者にはそう言っておく。では、今日はご苦労さま。家が出来たら早速しらせにくるよ。皆、私の周りに。〈サーチ・同行者・表示黄色〉。〈マルチロック・黄色〉・・・良し。ではサラバだ。〈テレポート〉!」
こうして、領地の視察の後始末を着けて、我が家に戻るのだった。
「ご苦労様でした。同行者はここまでだ。皆、部屋に戻って良いよ。」
まだまだ、許嫁達の里帰りもあり、とても当初の様な暇ではなくなってきた。
この後、工事業者詰まり、穴掘り屋に連絡して工事を依頼しないといけないね。どちらにしても、酒を大量に用意しないといけないな。
安く受けてくれると良いけど。
そんな思いをしながら、部屋から同行者達が出ていくのを見ながらいると、入れ替わりにサウルが部屋に入ってきた。
「お帰りなさいませ旦那様。」
お辞儀をしながら何時もの様に挨拶をする。
「ああ、早速だが穴掘り屋のガンテツ殿を呼んでくれるかい。空いている応接室に通してくれるかい。あと、ハザル長官も呼んでくれ。もし、ガンテツ殿が遅くなる様なら、ハザル長官を先に読んでくれても良い。宜しく頼む。」
こうして、日々視察の後始末にかかるのであった。
私の答えにまさか直ぐに返答が有るとは、ジンデリン側も思ってもいなかったようで、先程の勢いは無く黙って話しを聞いている。そして分からなかったのか、反射的に聞き返してきた。
「見に行くとは、何ですか?これから候補地を見て回るとでも、仰られるのですかな?」
言葉には出来ない事をと少し嘲りが混じっているようだった。
「当然だろ。これから永く住むのだからな。少しでも住みやすい場所が良いに越したところは無いだろう?これから時間は有るか?」
「お時間と言いますと?」
やはり分っていない様子なので、私が詳しく話すことにした。
「族長。私は魔法が得意でね。そのため、一度行ったことのある場所へは、〈テレポート〉という瞬間移動の魔法が出来るのさ。実際今日も魔法でここの町まで来たからね。だから、言葉の通り、候補地の土地へコレから見て回ろうと言っているのさ。どうだい、行って見る気はあるかい?」
「確かに、住む場所を見もしなくて決めるのは、部族の長として後々皆に色々と言われかねないからな。良かろう。良い機会だ。君に付き合おう。」
「判った。では、早速向かうとしょうか。私に付いてきてくれるか。」
椅子から立ち上がり、扉を出て家の表に出る。私の後ろには族長と許嫁達と同行者が続いた。
「では、そのまま暫く待っていてくれ。〈マップ表示・オン〉。〈サーチ・同行者及び許嫁〉表示青。〈マルチロック・表示青〉。では用意は整ったので、飛ぶぞ!〈テレポート〉!」
目の前の風景が一瞬歪んだと思ったら、木立の並ぶ中だった。懐かしい風景だ。ここは一年前に、アイリス達を助けるために来た場所だった。マップで場所を確認して、もう少し南へ行った辺りだと説明する。
「この南側一帯が候補地となるが、どうかな?山地な為か、多少住み辛いかもしれないがね。では、次の候補地に向うよ。私の周りに集まってくれ。では飛ぶよ。〈マルチロック・表示青〉。〈テレポート〉!」
再び〈テレポート〉すると、再び目の前の風景は変わり、目の前には切り株の跡が広がり久しぶりの魔の森が広がっていた。
「ここは先程とは異なり、ツールの北に広がる魔の森です。位置的に言うと、ここを南に進むとツールに着きます。この森の領境の西までが私の領地となります。広大な広さの中、好きに集落を作って貰っても構いません。定期的にツールの私の元へ、報告をしに来てくれればかまいません。それ以外は、先程の場所と同じです。」
条件を伝えると、魔の森と聞いて怯えるかと思ったが、意外と平気のようだった。
この場所に来て、先程以上に興味深いのか、あちらこちらを見たり、精霊と話しているのか、一人でブツブツと呟いているようだ。
粗方の興味は尽きたのか、こちらを向いて、話してくる。
「それで最後の一つは、何処だったかな?」
「ああ、早速向かうよ。集まってくれ。・・・行くぞ。〈マルチロック・表示青〉よし、〈テレポート〉!」
みたび目の前の光景が変わり、今度は離れた場所にひと際高い山が望める、丘の上に出現した。皆もココは何処とキョロキョロしている。
「到着だ。ここは大陸の南東にある、イーストンの中央にある山の麓だ。生憎と行ったことがないので、ここが〈テレポート〉で行ける最も近場だな。ここから西と東に二日程で街に辿り着く。何方も俺の支配地だから、安心しろ。それで目当ての土地だが、あの山の麓を囲むようにある、森林地帯だな。但し此方はじょうほうが全く無いから、安全性や水の様子など、土地の情報が無いからね。自分達で情報を集めて貰いたい。以上の3か所だ。どうだ?部族として移住に適した場所は有ったかい。」
族長は話しを聞きながらも、既に考え込んでいる様で、ブツブツ呟きながらも俯いている。
「ご領主様。一つお聞きしたいのですが、案内された全ての土地共に移住する為に住居を用意してもらえますかね?」
「それは、仮の住居という意味かな?」
「はい。そうです。我等にしても、好みがありますからな。雨露を凌げれば良いとは申しませんが、それなりの場所が欲しいのです。如何ですか?」
「そうだね。言いたい事はわかる。そうなると工事関係者の手配の為に、一番目と二番目の候補地では移住先の仮屋を建てるのを承知した。ここは地域情報を掴んで無いからね。約束は出来ないのさ。それで良ければ、約束をしようじゃないか。」
「分りました。では、お約束の仮屋が出来ましたら、ご連絡を下さい。早速に、移住に移りますので。」
「で、移住先は何処に決まったのかな?」
「魔の森でお願いします。」
「判った。移住先は魔の森の中とする。まずは移住先に仮屋を建てる準備をしよう。族長も部族の者達に話して、纏めておいてくれるか?」
「承知しました。」
「集落の治安等の細かい話しは、また改めて話しをさせて貰うけど、良いね?」
「了解です。」
「では、一旦町に戻るとしょうか。近くに集まってくれ。〈マルチロック・表示青〉。よし、いくぞ!〈テレポート〉!」
目の前の光景が変わり、出発した時と同じ様に族長の家の前に現れた。
「はい、到着と。では族長、約束道理に、部族の者達への説得を頼む。私は、これから工事業者に依頼してくるが、業者に伝えておく事はあるかい?」
「贅沢を言えば、部屋を広く取って貰いたいですね。後は、そこに住む者が、造り変えれば良い事です。」
「分かった。業者にはそう言っておく。では、今日はご苦労さま。家が出来たら早速しらせにくるよ。皆、私の周りに。〈サーチ・同行者・表示黄色〉。〈マルチロック・黄色〉・・・良し。ではサラバだ。〈テレポート〉!」
こうして、領地の視察の後始末を着けて、我が家に戻るのだった。
「ご苦労様でした。同行者はここまでだ。皆、部屋に戻って良いよ。」
まだまだ、許嫁達の里帰りもあり、とても当初の様な暇ではなくなってきた。
この後、工事業者詰まり、穴掘り屋に連絡して工事を依頼しないといけないね。どちらにしても、酒を大量に用意しないといけないな。
安く受けてくれると良いけど。
そんな思いをしながら、部屋から同行者達が出ていくのを見ながらいると、入れ替わりにサウルが部屋に入ってきた。
「お帰りなさいませ旦那様。」
お辞儀をしながら何時もの様に挨拶をする。
「ああ、早速だが穴掘り屋のガンテツ殿を呼んでくれるかい。空いている応接室に通してくれるかい。あと、ハザル長官も呼んでくれ。もし、ガンテツ殿が遅くなる様なら、ハザル長官を先に読んでくれても良い。宜しく頼む。」
こうして、日々視察の後始末にかかるのであった。
0
お気に入りに追加
3,636
あなたにおすすめの小説
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
元34才独身営業マンの転生日記 〜もらい物のチートスキルと鍛え抜いた処世術が大いに役立ちそうです〜
ちゃぶ台
ファンタジー
彼女いない歴=年齢=34年の近藤涼介は、プライベートでは超奥手だが、ビジネスの世界では無類の強さを発揮するスーパーセールスマンだった。
社内の人間からも取引先の人間からも一目置かれる彼だったが、不運な事故に巻き込まれあっけなく死亡してしまう。
せめて「男」になって死にたかった……
そんなあまりに不憫な近藤に神様らしき男が手を差し伸べ、近藤は異世界にて人生をやり直すことになった!
もらい物のチートスキルと持ち前のビジネスセンスで仲間を増やし、今度こそ彼女を作って幸せな人生を送ることを目指した一人の男の挑戦の日々を綴ったお話です!
異世界転生はうっかり神様のせい⁈
りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。
趣味は漫画とゲーム。
なにかと不幸体質。
スイーツ大好き。
なオタク女。
実は予定よりの早死は神様の所為であるようで…
そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は
異世界⁈
魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界
中々なお家の次女に生まれたようです。
家族に愛され、見守られながら
エアリア、異世界人生楽しみます‼︎
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる