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第十四章 イーストン解放編
第291話 さて、次はサウスラーニだね。
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あと三日で十一の月も終わりである。
来月は王都のウェザリエに馬車で移動する為に、準備して移動しないといけない。
王都までは馬車でざっと二週間といった所だ。これでも我が領内の道が良くなっている分、前よりは移動時間が早くなっている方だ。領外に出たら、また道が悪いのは分かっているので、対策にエチゴヤのジンテツ親方に馬車のサスペンションの強化を頼まねばならない。許嫁とそのお付きのメイド二人。アイリスとアルメイダにアイリスの護衛のディートリンデとそのお付きのアリーシャ。サウルに私とざっと十一人いるので、持っている馬車三台を全て使用する事になるので、三台ともサスの強化を頼まないといけない訳だ。
後は騎士団五十人が護衛といった所だ。道中の食料や立ち寄った村や町に払うお金など、準備に日にちが掛かるのである。また、先月見れなかった報告書の類いの決済もしないといけない。何でかね、書類って貯まるんだよね。日本でサラリーマンしていたときも、基本営業マンだったが、何故か会社に戻る度に書類が机の上に置かれていたなぁ。日本もガイアワールドもそこは変わらないようだね。
そこで今日、明日をかけてイーストンの事はムラマサ達幹部に任せて、サウスラーニに向かい、メーガンに会って今後の相談をして準備に入りたいのだよ。
「なあ?ムラマサとオカベ。」
「「はい、何でしょうか殿。」」
「来月から三、四ヶ月間イーストンを頼む。私はこれからサウスラーニに行って、下準備してからツールに戻るから宜しく。定期的に顔を見せるが後は頼んだよ。」
「はい、お任せください。」
「承知しました。殿もお気をつけて。」
「ありがとう。ではね。〈テレポート〉。」
転移した先は、以前船で乗り付けた元サウスラーニの港町、シャングーだ。
私が現れたのは、波止場の建物の影だった。港を通り抜け、街中に入っていく。
「〈マップ表示・オン〉。」
シャングーの街のマップが表示される。早速人探しを始める。
「〈サーチ・メーガン〉。」
(おや、シャングーの街には反応が無いですね。ここには居ないのかな?なら、他の街や元王都の街に向かいますかね。)
残念ながらシャングーにはメーガン達は居ない様なので、居そうな場所、旧王都のセイトに向かうことにする。
セイトはシャングーの西にあり、大陸南岸の海岸線沿いにある。背後を割りと高い山脈に囲まれていて前は海、まちへは東西に通る街道のみと、堅固な立地らしい。そして、サウスラーニの主要五都市の真ん中に位置する街だ。
東からシャングー、ダーバン、セイト、ローラン、トングーの五都市で、セイトに領事館が置かれ、各街に代官がその下に置かれているそうだ。この辺はイーストンと同じ仕組みだな。各街には千名の守備軍とセイトには領事直轄の五千の駐留軍がいる。イーストン程には反帝国活動は盛んではないので、駐留軍の兵数はイーストンよりは少ないようだ。この辺の詳しい事情もメーガンから聞きたいのだが。
〈スルーサイト〉で姿を消して、シャングーの街の西口を出て、海岸沿いに東西に延びる街道を走り出す。勿論魔法で体の強化をしてからだが。
マップを表示しながら、道を西にひた走る。
以前帝都に向かった時同様、街道には人の往来は見られず私としては好都合ではある。だが、こうして見ると、街道による街同士の物の流れは少ない様だ。各街が貿易港なので、それぞれの街で流通が完結してしまっている為なのか、もしくは流通は全て船に頼っているのかもしれないね。
これは、独立しても復興はイーストン以上に面倒臭くて大変のようである。
復興策を考えながら街道をひたすら西へと走っていると、街道の先に南北に延びる城壁が見えてきた。どうやら次の街、ダーバンに着いたようだ。
「〈フライ〉。」
無属性魔法の〈フライ〉を唱えて、城壁を飛び越えていく。そろそろ昼時になるが、どうした物かと考えながら街中に降りた。
この街ダーバンの様子は、とても港町とは思えない程に活気がなく、通りを過ぎていくのは、態度のデカイ帝国兵か、みすぼらしい身なりで顔に精気のない街の民であった。
情報を集めるために、冒険者ギルドに入ったが、直ぐに少し後悔をする。
ギルドの建物に入った私を嫌な顔で笑いながら見てくる酔っぱらいがいるのだ。
(こりゃ、『お約束』が発生するかな。多分するな。)
そう思いながら、受付カウンターに向かうと、早速後ろから、椅子から人が立つ音がする。溜め息が出そうなのを堪えて、受付に話しかける。
「少し宜しいか?」
「はい、こんにちは。ご用件は何でしょうか?」
ここの受付は、全員男だけだった。なり手が居ないほど荒れた所なのかも。
「今日、この街に着いたのだが、安心して泊まれる宿屋と、食い物が旨い飯屋を紹介仕手欲しいのだが。」
「成る程、暫くお待ち下さい。資料を取って参ります。」
そう言って、奥に行くのを見計らったのか、後ろから声をかけられる。
「兄ちゃん、泊まるところを探しているのかい。良い宿を紹介してやるから、着いてきな。」
酒臭い息をさせて、俺に言ってくる。
「遠慮するよ。今、ギルドの職員が資料を探しに行って貰っているから。(〈ライディテヌター〉。)」
「何ブツブツ言ってるんだ。いいから着いて来りゃあ良いんだよ。」
そう言って、私の腕を掴もうとするが、後ろに下がってそれをかわす。
「テメエ!ガキの癖に生意気なヤツ。人が親切に言っているのに。これはお仕置きだ!」
(ブー!)
(何やらこの男、嘘をついているようだ。何が嘘なのかは判らないが。)
殴りかかってくる男の右腕は酔っている為かスローで、軽く左手の掌で受け止める。
男は受け止められるとは思ってなかったようで、驚いた顔で私を見るが、視線が合った瞬間に、殺気と闘気をぶつけると、白眼を剥いてその場で気絶した。
男の拳を離すと、男は崩れ落ちる。
男はそのまま放って置いて、カウンターの奥に向かって呼び掛けた 。
「済まんが、急いでいるのだが!」
イラつき思わず〈王威〉を発動した。
「は、はい、た、只今。」
先程の受付の男は慌てて、窓口に戻ってきた。
「遅くなりまして、申し訳有りません。こちらが、安心して泊まれる宿と近場の飯屋のパンフレットになります。」
(ブー!)
(なんだ?嘘って何が嘘だ?〈鑑定〉。)
(鑑定結果・氏名コアク・トーダ。職業・ダーバン冒険者ギルドの職員。称号・詐欺師、強盗幇助。この宿屋も仲間のようよ。ヤダヤダ皆嘘ばっかり。)
(・・・・。腐っているなこの街は。冒険者ギルドでさえもマトモでないとはね。こりゃ、とっととセイトに向かうか。飯は非常食で済ますしかないな。)
パンフを礼を言って貰うと、そのまま脇道に入ると、貰ったパンフレットを取り出すと、生活魔法の〈ファイア〉で燃やし尽くして、火事にならないように、〈ウォーター〉で水をかける。それから〈スルーサイト〉〈フライ〉をかけて、街の西口を空を飛んで越えていく。
街を後ろに西へと飛び、周囲に人が居ない所で地上に降りると、〈エンチャントウィンド〉〈リジェネレーション〉をかけて、西に向かい走り出す。
(サウスラーニって、全ての街がこんな状態なのかな。本当なら大粛清モノだぞ。メーガンに確認しないとな。)
メーガンとは約束したが、正直関わり会いたくは無くなってきた気分でセイトに向かって走る。
来月は王都のウェザリエに馬車で移動する為に、準備して移動しないといけない。
王都までは馬車でざっと二週間といった所だ。これでも我が領内の道が良くなっている分、前よりは移動時間が早くなっている方だ。領外に出たら、また道が悪いのは分かっているので、対策にエチゴヤのジンテツ親方に馬車のサスペンションの強化を頼まねばならない。許嫁とそのお付きのメイド二人。アイリスとアルメイダにアイリスの護衛のディートリンデとそのお付きのアリーシャ。サウルに私とざっと十一人いるので、持っている馬車三台を全て使用する事になるので、三台ともサスの強化を頼まないといけない訳だ。
後は騎士団五十人が護衛といった所だ。道中の食料や立ち寄った村や町に払うお金など、準備に日にちが掛かるのである。また、先月見れなかった報告書の類いの決済もしないといけない。何でかね、書類って貯まるんだよね。日本でサラリーマンしていたときも、基本営業マンだったが、何故か会社に戻る度に書類が机の上に置かれていたなぁ。日本もガイアワールドもそこは変わらないようだね。
そこで今日、明日をかけてイーストンの事はムラマサ達幹部に任せて、サウスラーニに向かい、メーガンに会って今後の相談をして準備に入りたいのだよ。
「なあ?ムラマサとオカベ。」
「「はい、何でしょうか殿。」」
「来月から三、四ヶ月間イーストンを頼む。私はこれからサウスラーニに行って、下準備してからツールに戻るから宜しく。定期的に顔を見せるが後は頼んだよ。」
「はい、お任せください。」
「承知しました。殿もお気をつけて。」
「ありがとう。ではね。〈テレポート〉。」
転移した先は、以前船で乗り付けた元サウスラーニの港町、シャングーだ。
私が現れたのは、波止場の建物の影だった。港を通り抜け、街中に入っていく。
「〈マップ表示・オン〉。」
シャングーの街のマップが表示される。早速人探しを始める。
「〈サーチ・メーガン〉。」
(おや、シャングーの街には反応が無いですね。ここには居ないのかな?なら、他の街や元王都の街に向かいますかね。)
残念ながらシャングーにはメーガン達は居ない様なので、居そうな場所、旧王都のセイトに向かうことにする。
セイトはシャングーの西にあり、大陸南岸の海岸線沿いにある。背後を割りと高い山脈に囲まれていて前は海、まちへは東西に通る街道のみと、堅固な立地らしい。そして、サウスラーニの主要五都市の真ん中に位置する街だ。
東からシャングー、ダーバン、セイト、ローラン、トングーの五都市で、セイトに領事館が置かれ、各街に代官がその下に置かれているそうだ。この辺はイーストンと同じ仕組みだな。各街には千名の守備軍とセイトには領事直轄の五千の駐留軍がいる。イーストン程には反帝国活動は盛んではないので、駐留軍の兵数はイーストンよりは少ないようだ。この辺の詳しい事情もメーガンから聞きたいのだが。
〈スルーサイト〉で姿を消して、シャングーの街の西口を出て、海岸沿いに東西に延びる街道を走り出す。勿論魔法で体の強化をしてからだが。
マップを表示しながら、道を西にひた走る。
以前帝都に向かった時同様、街道には人の往来は見られず私としては好都合ではある。だが、こうして見ると、街道による街同士の物の流れは少ない様だ。各街が貿易港なので、それぞれの街で流通が完結してしまっている為なのか、もしくは流通は全て船に頼っているのかもしれないね。
これは、独立しても復興はイーストン以上に面倒臭くて大変のようである。
復興策を考えながら街道をひたすら西へと走っていると、街道の先に南北に延びる城壁が見えてきた。どうやら次の街、ダーバンに着いたようだ。
「〈フライ〉。」
無属性魔法の〈フライ〉を唱えて、城壁を飛び越えていく。そろそろ昼時になるが、どうした物かと考えながら街中に降りた。
この街ダーバンの様子は、とても港町とは思えない程に活気がなく、通りを過ぎていくのは、態度のデカイ帝国兵か、みすぼらしい身なりで顔に精気のない街の民であった。
情報を集めるために、冒険者ギルドに入ったが、直ぐに少し後悔をする。
ギルドの建物に入った私を嫌な顔で笑いながら見てくる酔っぱらいがいるのだ。
(こりゃ、『お約束』が発生するかな。多分するな。)
そう思いながら、受付カウンターに向かうと、早速後ろから、椅子から人が立つ音がする。溜め息が出そうなのを堪えて、受付に話しかける。
「少し宜しいか?」
「はい、こんにちは。ご用件は何でしょうか?」
ここの受付は、全員男だけだった。なり手が居ないほど荒れた所なのかも。
「今日、この街に着いたのだが、安心して泊まれる宿屋と、食い物が旨い飯屋を紹介仕手欲しいのだが。」
「成る程、暫くお待ち下さい。資料を取って参ります。」
そう言って、奥に行くのを見計らったのか、後ろから声をかけられる。
「兄ちゃん、泊まるところを探しているのかい。良い宿を紹介してやるから、着いてきな。」
酒臭い息をさせて、俺に言ってくる。
「遠慮するよ。今、ギルドの職員が資料を探しに行って貰っているから。(〈ライディテヌター〉。)」
「何ブツブツ言ってるんだ。いいから着いて来りゃあ良いんだよ。」
そう言って、私の腕を掴もうとするが、後ろに下がってそれをかわす。
「テメエ!ガキの癖に生意気なヤツ。人が親切に言っているのに。これはお仕置きだ!」
(ブー!)
(何やらこの男、嘘をついているようだ。何が嘘なのかは判らないが。)
殴りかかってくる男の右腕は酔っている為かスローで、軽く左手の掌で受け止める。
男は受け止められるとは思ってなかったようで、驚いた顔で私を見るが、視線が合った瞬間に、殺気と闘気をぶつけると、白眼を剥いてその場で気絶した。
男の拳を離すと、男は崩れ落ちる。
男はそのまま放って置いて、カウンターの奥に向かって呼び掛けた 。
「済まんが、急いでいるのだが!」
イラつき思わず〈王威〉を発動した。
「は、はい、た、只今。」
先程の受付の男は慌てて、窓口に戻ってきた。
「遅くなりまして、申し訳有りません。こちらが、安心して泊まれる宿と近場の飯屋のパンフレットになります。」
(ブー!)
(なんだ?嘘って何が嘘だ?〈鑑定〉。)
(鑑定結果・氏名コアク・トーダ。職業・ダーバン冒険者ギルドの職員。称号・詐欺師、強盗幇助。この宿屋も仲間のようよ。ヤダヤダ皆嘘ばっかり。)
(・・・・。腐っているなこの街は。冒険者ギルドでさえもマトモでないとはね。こりゃ、とっととセイトに向かうか。飯は非常食で済ますしかないな。)
パンフを礼を言って貰うと、そのまま脇道に入ると、貰ったパンフレットを取り出すと、生活魔法の〈ファイア〉で燃やし尽くして、火事にならないように、〈ウォーター〉で水をかける。それから〈スルーサイト〉〈フライ〉をかけて、街の西口を空を飛んで越えていく。
街を後ろに西へと飛び、周囲に人が居ない所で地上に降りると、〈エンチャントウィンド〉〈リジェネレーション〉をかけて、西に向かい走り出す。
(サウスラーニって、全ての街がこんな状態なのかな。本当なら大粛清モノだぞ。メーガンに確認しないとな。)
メーガンとは約束したが、正直関わり会いたくは無くなってきた気分でセイトに向かって走る。
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