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第十一章 慌ただしき日々。そして、続かぬ平穏。
第176話 とあるパーティーのある長い一日。③
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「にゃー!これ旨いにゃー!」
テーブルに着いている皆が無言になって食べている。私自身も久しぶりの味で満足している。人は旨いものを食べている時は静かになるのは、日本も異世界も同じなんだよね。
何かと言えば、今日の昼のメインは鳥の唐揚げだからだ。パーティー用オードブルの為に料理長達に仕込んだ新メニューの一つだ。
試作した時も、味見で料理長達に食べて貰ったが、皆が皆旨いと言って、揚げた分を一気に食べ切ってしまった程だ。
皆がお代わりを頼む様子を見て、これもカフェで出そうと心に決めた。ビルさんの笑顔が目に浮かぶよ。
そんな事を考えていると、セイラが話しかけてきた。
「ショウ様、もしかしてこれもショウ様の故郷の料理なんですか?」
「ああ、そうだよ。完全に同じとは言えないが、ほぼ再現しているね。」
ソニアが唐揚げをフォークに刺したまま、口の中の唐揚げを飲み込みながら言う。
「・・・ショウ様の故郷は豊かなんですね。この様な美味しい料理があるなんて想像できませんでしたわ。」
「そうだね。確かに豊かだったよ。一つの国の中で世界中の料理を食べられ、治安もまあ良く普通に暮らすには暮らしやすい国だったよ。まあ、少し物価は高かったけどね。」
「まあ、理想郷の様ですね。」
本気
シーラが羨ましげに言う。
「私はね、この町を故郷に近づけたいんだ。皆も手を貸してくれるかな?」
「仰せのままに、閣下。」
「勿論ですわ。」
「お手伝いしますわ。」
「喜んで。」
レナード、ソニア、セイラ、シーラがそれぞれ答えてくれた。
「有り難う。期待させてもらうよ。」
一旦言葉を切り、話題を変えた。
「サウル、この後の予定はどうなっているのかな?」
「はい、旦那様。パーティーは五時から八時を予定しております。
会場の大ホールの準備や酒等の飲み物や料理の仕込みも進んでおります。後はお客様をお迎えするだけでございます。」
「有り難う。で、お客様は何人になりそうなんだ?」
「はい、予定通りなら五十人ちょっとかと。」
「思ったよりいるねぇ。挨拶が大変だ。」
「旦那様・・・。」
「分かっているよ。これも領主のお仕事だろ。」
「ご承知頂き有難うございます。」
「五時前に正装して会場に入っていれば良いのかな。」
「いえ、旦那様には正装の上、別室にて時間までお待ち頂きます。時間になりましたら、私がお呼び致しますので、それまでお待ち下さい。宜しいでしょうか?」
「了解だ。正装して執務室で待っているよ。」
「有り難うございます。」
(ふむ、三、四時間は時間に余裕があるか。ビールやウィスキー、ブランデーの作り方等を調べておくか。
あ、そうそう、米や砂糖や甘い物のありかなんかも調べてみるかな。)
そんな事を考えつつ、唐揚げを堪能した。
「「いただきました(にゃ)。」」
美味しく昼食を食べた後、着替える為に自室に向かった。クローゼットの中に架けてある中で二番目に上等な白地に銀の刺繍がされている長目のトーガと白ズボン、白いシャツに黒のベストを取り出して身につけた。最後に赤い紐状のネクタイを蝶々結びにして形を整える。ハンカチを胸に差して準備万端だ。
執務室に移り、椅子に座ると早速調べ物を始めた。
先ずは、お米のありかだ。どうしても、中身が日本人な私としては、ご飯に味噌、醤油が恋しい。以前に作り方は調べてあるから大豆の生産を始めている。そして味噌と醤油が有れば、日本食が作れて一気にレパートリーが広がるしね。
ああ、考えていたらご飯食いたくなった。米を見つけたら箸や茶碗や丼を作らなくてはね。さて、じゃあやりますか。
「〈マップ表示・オン〉。」
現れたマップの縮尺を最大にして領内が全て入る大きさにする。こうして見ると百キロメートル四方というのは結構広いエリアだ。北はかなり魔の森に入るしね。
「〈サーチ・ツールを中心に半径百キロメートルの場所〉表示黄色。」
すると、マップ上にツールを中心に半径百キロメートルの場所が黄色く円で表示される。続いて探し物をする。
「〈サーチ・ジャポニカ米〉。」
まずは、無理だろうと思いつつ、日本で作っている米と同じ物があるか確かめる。
「おおお!まさか有るとは思わなんだ。あるんだ本当に。」
なんとジャポニカ米で反応している。場所はと言うと魔の森の中に流れる川沿いのようだ。その辺りは、まだ、木材の伐採や冒険者が侵入している場所ではない。つまり未踏の地である。俄然採取しに行く気になった、月が変わって、落ち着いたら時間を取ろう。悪いが結構奥だから、一人で行くことにしよう。
私は、引き出しからレターセットを出して、手紙の用紙を取り出して、地図を書き写していく。書き写せたなら、次に調べるのは鉱物資源だ。
先ずは基本の鉄からだ。
「〈サーチ・鉄鉱石の鉱脈〉。」
(お、これも領内の魔の森にあるな。割かし近いね。)
これも地図に書き写して行く。続いては、石炭だ。これが無いと高品質な鋼が作れないからね。
「〈サーチ・石炭〉表示黒。」
(おや、石炭は魔の森には無いか。他の地域をみてみるか。)
そう考えて、マップを移動させる。そうすると、町の西にあるリヒトとの町境の山に大きな反応があった。
他には、東の海上の島の中に大きな反応の鉱脈がある島があった。
これまた、地図に書き出していく。
この後、金・銀・銅・と調べたが金と銅は領内には反応が無かったが、銀は魔の森の中にある山の一つに大きな反応があった。
さて、いよいよお楽しみのファンタジー金属の番だ。まずは魔鉄から。
「〈サーチ・魔鉄鉱石〉。」
反応があるが、ここは鉄鉱石の反応があった場所と同じ場所だ。つまり、鉄と魔鉄がこの鉱山では取れると言うわけだ。これも書き記していく。
次にファンタジー金属の代表の一つミスリルだ。
「〈サーチ・ミスリル〉。」
(おおお!あるじゃん。マジ嬉しい。さっき銀の鉱脈が在るところと同じ場所だ。魔鉄と同じくここも両方出るわけか。メモメモと。)
さて、最後に某勇者の剣とかで有名なオリハルコン、いってみよう。
「〈サーチ・オリハルコン〉。」
(なに?ツールの町に光点があるね。マップの縮尺を落として拡大してみよう。
やはり、町の中にあるようだ。町のマップに切り替えてと、なに?この屋敷にある?!更に拡大だ。あれえ、もしかしてこれって私?この反応がある場所はどう見ても執務室の場所だよね。?よし、念のため鑑定だ。)
「〈鑑定・光点〉。」
(鑑定結果・ショウイチオオガミの所有のバスタードソードがオリハルコン製だよ。知らなかった?)
(知るわけないだろうが!とんでもない物を神様の爺さんくれたな!そう言えば神様から貰った装備には鑑定かけたことなかったな。見落としていたなぁ。まさかのここで判明するとは。他には言えないよ。今更だが、日を見て装備品鑑定しておこう。)
こうして、新しい資源と驚きの事実を知ることになった。
「神様、こう言うことは、先に言っておいてよ!」
(ホホホ、やっと驚いたかのぅ?)
(む、何か笑い声が聞こえた様な?)
テーブルに着いている皆が無言になって食べている。私自身も久しぶりの味で満足している。人は旨いものを食べている時は静かになるのは、日本も異世界も同じなんだよね。
何かと言えば、今日の昼のメインは鳥の唐揚げだからだ。パーティー用オードブルの為に料理長達に仕込んだ新メニューの一つだ。
試作した時も、味見で料理長達に食べて貰ったが、皆が皆旨いと言って、揚げた分を一気に食べ切ってしまった程だ。
皆がお代わりを頼む様子を見て、これもカフェで出そうと心に決めた。ビルさんの笑顔が目に浮かぶよ。
そんな事を考えていると、セイラが話しかけてきた。
「ショウ様、もしかしてこれもショウ様の故郷の料理なんですか?」
「ああ、そうだよ。完全に同じとは言えないが、ほぼ再現しているね。」
ソニアが唐揚げをフォークに刺したまま、口の中の唐揚げを飲み込みながら言う。
「・・・ショウ様の故郷は豊かなんですね。この様な美味しい料理があるなんて想像できませんでしたわ。」
「そうだね。確かに豊かだったよ。一つの国の中で世界中の料理を食べられ、治安もまあ良く普通に暮らすには暮らしやすい国だったよ。まあ、少し物価は高かったけどね。」
「まあ、理想郷の様ですね。」
本気
シーラが羨ましげに言う。
「私はね、この町を故郷に近づけたいんだ。皆も手を貸してくれるかな?」
「仰せのままに、閣下。」
「勿論ですわ。」
「お手伝いしますわ。」
「喜んで。」
レナード、ソニア、セイラ、シーラがそれぞれ答えてくれた。
「有り難う。期待させてもらうよ。」
一旦言葉を切り、話題を変えた。
「サウル、この後の予定はどうなっているのかな?」
「はい、旦那様。パーティーは五時から八時を予定しております。
会場の大ホールの準備や酒等の飲み物や料理の仕込みも進んでおります。後はお客様をお迎えするだけでございます。」
「有り難う。で、お客様は何人になりそうなんだ?」
「はい、予定通りなら五十人ちょっとかと。」
「思ったよりいるねぇ。挨拶が大変だ。」
「旦那様・・・。」
「分かっているよ。これも領主のお仕事だろ。」
「ご承知頂き有難うございます。」
「五時前に正装して会場に入っていれば良いのかな。」
「いえ、旦那様には正装の上、別室にて時間までお待ち頂きます。時間になりましたら、私がお呼び致しますので、それまでお待ち下さい。宜しいでしょうか?」
「了解だ。正装して執務室で待っているよ。」
「有り難うございます。」
(ふむ、三、四時間は時間に余裕があるか。ビールやウィスキー、ブランデーの作り方等を調べておくか。
あ、そうそう、米や砂糖や甘い物のありかなんかも調べてみるかな。)
そんな事を考えつつ、唐揚げを堪能した。
「「いただきました(にゃ)。」」
美味しく昼食を食べた後、着替える為に自室に向かった。クローゼットの中に架けてある中で二番目に上等な白地に銀の刺繍がされている長目のトーガと白ズボン、白いシャツに黒のベストを取り出して身につけた。最後に赤い紐状のネクタイを蝶々結びにして形を整える。ハンカチを胸に差して準備万端だ。
執務室に移り、椅子に座ると早速調べ物を始めた。
先ずは、お米のありかだ。どうしても、中身が日本人な私としては、ご飯に味噌、醤油が恋しい。以前に作り方は調べてあるから大豆の生産を始めている。そして味噌と醤油が有れば、日本食が作れて一気にレパートリーが広がるしね。
ああ、考えていたらご飯食いたくなった。米を見つけたら箸や茶碗や丼を作らなくてはね。さて、じゃあやりますか。
「〈マップ表示・オン〉。」
現れたマップの縮尺を最大にして領内が全て入る大きさにする。こうして見ると百キロメートル四方というのは結構広いエリアだ。北はかなり魔の森に入るしね。
「〈サーチ・ツールを中心に半径百キロメートルの場所〉表示黄色。」
すると、マップ上にツールを中心に半径百キロメートルの場所が黄色く円で表示される。続いて探し物をする。
「〈サーチ・ジャポニカ米〉。」
まずは、無理だろうと思いつつ、日本で作っている米と同じ物があるか確かめる。
「おおお!まさか有るとは思わなんだ。あるんだ本当に。」
なんとジャポニカ米で反応している。場所はと言うと魔の森の中に流れる川沿いのようだ。その辺りは、まだ、木材の伐採や冒険者が侵入している場所ではない。つまり未踏の地である。俄然採取しに行く気になった、月が変わって、落ち着いたら時間を取ろう。悪いが結構奥だから、一人で行くことにしよう。
私は、引き出しからレターセットを出して、手紙の用紙を取り出して、地図を書き写していく。書き写せたなら、次に調べるのは鉱物資源だ。
先ずは基本の鉄からだ。
「〈サーチ・鉄鉱石の鉱脈〉。」
(お、これも領内の魔の森にあるな。割かし近いね。)
これも地図に書き写して行く。続いては、石炭だ。これが無いと高品質な鋼が作れないからね。
「〈サーチ・石炭〉表示黒。」
(おや、石炭は魔の森には無いか。他の地域をみてみるか。)
そう考えて、マップを移動させる。そうすると、町の西にあるリヒトとの町境の山に大きな反応があった。
他には、東の海上の島の中に大きな反応の鉱脈がある島があった。
これまた、地図に書き出していく。
この後、金・銀・銅・と調べたが金と銅は領内には反応が無かったが、銀は魔の森の中にある山の一つに大きな反応があった。
さて、いよいよお楽しみのファンタジー金属の番だ。まずは魔鉄から。
「〈サーチ・魔鉄鉱石〉。」
反応があるが、ここは鉄鉱石の反応があった場所と同じ場所だ。つまり、鉄と魔鉄がこの鉱山では取れると言うわけだ。これも書き記していく。
次にファンタジー金属の代表の一つミスリルだ。
「〈サーチ・ミスリル〉。」
(おおお!あるじゃん。マジ嬉しい。さっき銀の鉱脈が在るところと同じ場所だ。魔鉄と同じくここも両方出るわけか。メモメモと。)
さて、最後に某勇者の剣とかで有名なオリハルコン、いってみよう。
「〈サーチ・オリハルコン〉。」
(なに?ツールの町に光点があるね。マップの縮尺を落として拡大してみよう。
やはり、町の中にあるようだ。町のマップに切り替えてと、なに?この屋敷にある?!更に拡大だ。あれえ、もしかしてこれって私?この反応がある場所はどう見ても執務室の場所だよね。?よし、念のため鑑定だ。)
「〈鑑定・光点〉。」
(鑑定結果・ショウイチオオガミの所有のバスタードソードがオリハルコン製だよ。知らなかった?)
(知るわけないだろうが!とんでもない物を神様の爺さんくれたな!そう言えば神様から貰った装備には鑑定かけたことなかったな。見落としていたなぁ。まさかのここで判明するとは。他には言えないよ。今更だが、日を見て装備品鑑定しておこう。)
こうして、新しい資源と驚きの事実を知ることになった。
「神様、こう言うことは、先に言っておいてよ!」
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