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本編④ 回帰前、悪女が去った後
36 処刑と呪い
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病院で寝かされて数日アルバートは大人しくする代わりに一匹のインコを要求した。
退屈だから鳥の世話をしたいと。
本当は病院では動物の持ち込み禁止である。アルバートは特別に黄色いインコを病室に入れることを許可してもらった。
インコに触れて今頃はきっとシオンが王宮から刑の依頼書を受け取っているところであろう。
裁判が終わってしまった今、何をしてもアリーシャは助からない。
アルバートはインコに魔力を分けてやる。伝令魔法を行おうとした。
「シオン、……」
アリーシャを助けてとは言えない。彼は王宮の命令で刑を執行する役目を負っている。アリーシャを助ければ反逆罪になってしまう。
「1回で終わらせてくれ」
何を、どうと具体的に言わなかった。言えなかった。
もうアリーシャの為になる方法はそれしか思いつかなかった。処刑が失敗されないように。彼女の苦しみが不要に長引かないようにと。
それだけをインコに情報を詰め込み、鉄格子の窓の間からインコを空へと飛ばした。
しばらくしてインコは戻ってくる。
「わかったよ。アル」
シオンからの返事を聞き、アルバートは深くため息をついた。
アリーシャの処刑が終わった数日後アルバートに退院許可がおりた。
結局はアリーシャの為に愚かな行為をしないための措置、入院だったというのがわかった。
何故、父はここまでのことを。あんなにアリーシャを花姫にすることを意気込んでいたというのに。
アリアの姿をアリーシャにみたが、あまりの違いに落胆したのだろう。勝手すぎる。
文句はあるが、退院したばかりのアルバートは疲れてした。父に何か言う気が起きなかった。
後日シオンはアルバートに語った。
悪女と噂されているが、ただの少女にしか見えなかった。
彼女は貴族の誰よりも落ち着いていて、抵抗することもなく首筋をみせてくれた。シオンが決して失敗しないようにと。
ジュノー教会の祈りの間でアルバートとシオンは腰をかけて祈りを捧げていた。他の信者の姿はなく、静かで二人の声がよく聞こえる。
「せめて彼女に君のことを伝えるべきだったかな」
手を合わせながらシオンはぽつりとつぶやく。
「何を」
「アルがアリーシャ様の為に裁判の前に奔走してまわったことを」
その言葉にアルバートは鼻で笑った。
「裁判に出ていなければただの役立たずだ」
それを言ってもアリーシャからしてみれば何の役も立たない。
「ところでアリーシャの体はどうした?」
「引き取り手がなかったし、王都周辺で埋葬しようとしてもいたずらに脅かされそうだから離れた場所で埋葬したよ」
シオンはアリーシャの体を丁寧棺桶の中に入れ、その日のうちに馬車で運びだした。
従僕に任せてもよいのではと言われたが、友人から頼まれた妹であり埋葬まで供にした。
「場所は」
「必要ない」
アルバートはそれ以上の情報を聞かなかった。
「行く気はない」
アルバートは静かに天井を見上げた。天井には綺麗な宗教画が描かれている。
「あいつにとって薄情な男だと思われたままでいい」
◇ ◇ ◇
それからすぐに国中を脅かす疫病が蔓延した。国王も倒れ、次々為政者は崩れ落ちていった。ヴィクター王太子も倒れ、ジュノー教会で療養していたエレン王子が強引に王位に就かされた。
この時シェリル大公を王位に就いた方がいいと声があがったが、むしろ彼には比較的安全な大公領の保護に勤めた方がいいと結論した。
体力が残っている者たちは大公領へ避難していく。残った貴族の大半は早々に他国へ亡命してしまった。
エレンが王位についても国としての機能を回復することはできなかった。
王宮の魔法使いに何故この事態となったか調べさせても全く成果が上がらなかった。
エレン王の元にメデア村の魔法使いが訪れていた。
名をローランと言った。アルバートよりも年上の三十を過ぎた男であった。
疫病は例外なくメデア村にも襲ってきた。魔法使いたちの命が途切れ、村周辺の結界が弱まり、魔物が村を荒らしまわり人が住める状況ではなくなった。
奥の祭場で過ごしていたローランはどうしたものかと占って真相にたどり着いたため王へ上奏した。
災禍は呪いが元になっている。
その呪いの発端は王宮内に蔓延している呪いで、そこから巨大な呪いの装置が完成し発動してしまったという。
王宮内に呪いがあるなど無礼であると王宮魔法使いは怒った。
エレン王は彼らの声を静めて、呪いがどこにあったかを確認した。その時同行させたのはアルバートであった。
カメリア宮のアリーシャが使用されていた部屋でアルバートは呪いの方式を見つける。
「何故こんなものがあるんだ。お前たち、今まで何をしていたんだ?」
簡単には見つけられないように隠蔽されていた方式だった。
怒りのまま王宮魔法使いに紙を投げつけた。その内容に王宮魔法使いは青ざめていた。
「ティティスの匂いがしますね」
ローランが方式の解析をする。その名に魔法使いたちは悲鳴をあげた。
「なるほど、なるほど。ロヴェルが突然王都へ行ったと思ったら、この気配に気づいて調べに言ったんだ」
一人で納得されても周りが状況に追いつけない。
「ロヴェルとは誰ですか?」
ローランは首を傾げる。知らないのが意外と言わんばかりである。
まるで子供のようだ。自分の知らないことを相手は知らないことが意外のようだ。常識がずれているようにも見える。
「ロヴェルは私の前任のメデアの祭祀官です」
「ああ、確かロマ教がこの国に入る前、各地では色んな精霊や神様を祀っていた。そのうちのひとつだったか」
「そうです。そうです」
ロヴェルはメデアに仕える祭祀官だったが、王都で嫌な気配を察知してローランに任せて王都へと旅立った。しかしロヴェルは困ったことに妊娠中の貴族の娘を連れて帰ってしまう。結局嫌な予感は何だったかわからず、貴族の娘と交わったことで祭祀官としての能力を失ったのでそのまま普通の村人として生きることになった。
「この呪いはティティスの巫女が、もしくは誰かを唆してばらまいたものでしょう。めちゃくちゃ周到に隠して………これならロヴェルもすぐにわからないな。しかも、探している途中に子供なんて作って力を失うなんて馬鹿だな」
「その……呪いはあの女神の?」
アルバートはティティスの名を出すのを憚った。口にするのも怖いこの国に古くから存在する女神である。
実は初代国王の王妃の父・春の妖精の姉でもある。嫉妬深く怖い呪いの女神の一面も持っていたという。
弟の娘の血筋がこの国の王家になったので腹を立てて呪いをまき散らそうとして封印された。
今は王宮のどこかで厳重に封印の壺は保管されていた。
「そう、そう。この部屋にいた少女と相性がよかったのか、良い感じに増幅されて少女の肉体は今や国を亡ぼす装置になっています」
その少女というのがアリーシャのことだと知りアルバートはぞっとした。
では、今のアリーシャの肉体はどうなっているのか。
退屈だから鳥の世話をしたいと。
本当は病院では動物の持ち込み禁止である。アルバートは特別に黄色いインコを病室に入れることを許可してもらった。
インコに触れて今頃はきっとシオンが王宮から刑の依頼書を受け取っているところであろう。
裁判が終わってしまった今、何をしてもアリーシャは助からない。
アルバートはインコに魔力を分けてやる。伝令魔法を行おうとした。
「シオン、……」
アリーシャを助けてとは言えない。彼は王宮の命令で刑を執行する役目を負っている。アリーシャを助ければ反逆罪になってしまう。
「1回で終わらせてくれ」
何を、どうと具体的に言わなかった。言えなかった。
もうアリーシャの為になる方法はそれしか思いつかなかった。処刑が失敗されないように。彼女の苦しみが不要に長引かないようにと。
それだけをインコに情報を詰め込み、鉄格子の窓の間からインコを空へと飛ばした。
しばらくしてインコは戻ってくる。
「わかったよ。アル」
シオンからの返事を聞き、アルバートは深くため息をついた。
アリーシャの処刑が終わった数日後アルバートに退院許可がおりた。
結局はアリーシャの為に愚かな行為をしないための措置、入院だったというのがわかった。
何故、父はここまでのことを。あんなにアリーシャを花姫にすることを意気込んでいたというのに。
アリアの姿をアリーシャにみたが、あまりの違いに落胆したのだろう。勝手すぎる。
文句はあるが、退院したばかりのアルバートは疲れてした。父に何か言う気が起きなかった。
後日シオンはアルバートに語った。
悪女と噂されているが、ただの少女にしか見えなかった。
彼女は貴族の誰よりも落ち着いていて、抵抗することもなく首筋をみせてくれた。シオンが決して失敗しないようにと。
ジュノー教会の祈りの間でアルバートとシオンは腰をかけて祈りを捧げていた。他の信者の姿はなく、静かで二人の声がよく聞こえる。
「せめて彼女に君のことを伝えるべきだったかな」
手を合わせながらシオンはぽつりとつぶやく。
「何を」
「アルがアリーシャ様の為に裁判の前に奔走してまわったことを」
その言葉にアルバートは鼻で笑った。
「裁判に出ていなければただの役立たずだ」
それを言ってもアリーシャからしてみれば何の役も立たない。
「ところでアリーシャの体はどうした?」
「引き取り手がなかったし、王都周辺で埋葬しようとしてもいたずらに脅かされそうだから離れた場所で埋葬したよ」
シオンはアリーシャの体を丁寧棺桶の中に入れ、その日のうちに馬車で運びだした。
従僕に任せてもよいのではと言われたが、友人から頼まれた妹であり埋葬まで供にした。
「場所は」
「必要ない」
アルバートはそれ以上の情報を聞かなかった。
「行く気はない」
アルバートは静かに天井を見上げた。天井には綺麗な宗教画が描かれている。
「あいつにとって薄情な男だと思われたままでいい」
◇ ◇ ◇
それからすぐに国中を脅かす疫病が蔓延した。国王も倒れ、次々為政者は崩れ落ちていった。ヴィクター王太子も倒れ、ジュノー教会で療養していたエレン王子が強引に王位に就かされた。
この時シェリル大公を王位に就いた方がいいと声があがったが、むしろ彼には比較的安全な大公領の保護に勤めた方がいいと結論した。
体力が残っている者たちは大公領へ避難していく。残った貴族の大半は早々に他国へ亡命してしまった。
エレンが王位についても国としての機能を回復することはできなかった。
王宮の魔法使いに何故この事態となったか調べさせても全く成果が上がらなかった。
エレン王の元にメデア村の魔法使いが訪れていた。
名をローランと言った。アルバートよりも年上の三十を過ぎた男であった。
疫病は例外なくメデア村にも襲ってきた。魔法使いたちの命が途切れ、村周辺の結界が弱まり、魔物が村を荒らしまわり人が住める状況ではなくなった。
奥の祭場で過ごしていたローランはどうしたものかと占って真相にたどり着いたため王へ上奏した。
災禍は呪いが元になっている。
その呪いの発端は王宮内に蔓延している呪いで、そこから巨大な呪いの装置が完成し発動してしまったという。
王宮内に呪いがあるなど無礼であると王宮魔法使いは怒った。
エレン王は彼らの声を静めて、呪いがどこにあったかを確認した。その時同行させたのはアルバートであった。
カメリア宮のアリーシャが使用されていた部屋でアルバートは呪いの方式を見つける。
「何故こんなものがあるんだ。お前たち、今まで何をしていたんだ?」
簡単には見つけられないように隠蔽されていた方式だった。
怒りのまま王宮魔法使いに紙を投げつけた。その内容に王宮魔法使いは青ざめていた。
「ティティスの匂いがしますね」
ローランが方式の解析をする。その名に魔法使いたちは悲鳴をあげた。
「なるほど、なるほど。ロヴェルが突然王都へ行ったと思ったら、この気配に気づいて調べに言ったんだ」
一人で納得されても周りが状況に追いつけない。
「ロヴェルとは誰ですか?」
ローランは首を傾げる。知らないのが意外と言わんばかりである。
まるで子供のようだ。自分の知らないことを相手は知らないことが意外のようだ。常識がずれているようにも見える。
「ロヴェルは私の前任のメデアの祭祀官です」
「ああ、確かロマ教がこの国に入る前、各地では色んな精霊や神様を祀っていた。そのうちのひとつだったか」
「そうです。そうです」
ロヴェルはメデアに仕える祭祀官だったが、王都で嫌な気配を察知してローランに任せて王都へと旅立った。しかしロヴェルは困ったことに妊娠中の貴族の娘を連れて帰ってしまう。結局嫌な予感は何だったかわからず、貴族の娘と交わったことで祭祀官としての能力を失ったのでそのまま普通の村人として生きることになった。
「この呪いはティティスの巫女が、もしくは誰かを唆してばらまいたものでしょう。めちゃくちゃ周到に隠して………これならロヴェルもすぐにわからないな。しかも、探している途中に子供なんて作って力を失うなんて馬鹿だな」
「その……呪いはあの女神の?」
アルバートはティティスの名を出すのを憚った。口にするのも怖いこの国に古くから存在する女神である。
実は初代国王の王妃の父・春の妖精の姉でもある。嫉妬深く怖い呪いの女神の一面も持っていたという。
弟の娘の血筋がこの国の王家になったので腹を立てて呪いをまき散らそうとして封印された。
今は王宮のどこかで厳重に封印の壺は保管されていた。
「そう、そう。この部屋にいた少女と相性がよかったのか、良い感じに増幅されて少女の肉体は今や国を亡ぼす装置になっています」
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