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番外編
ご都合爆弾侍女に転生したのでチート爆弾で推しを王太子から守ります
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※注意※
エリーの役割をドロシーがしていた場合前提で書いてます。ドロシーは元々エリーから分裂して作られたキャラだけど
※※※※
「いっけなーい。遅刻遅刻」
私、ドロシー。
前世はちょっとミーハーなオタク大学生だったの。
銀髪つんつん美少女が性癖で転生前に友人から趣味悪いと言われてちょっと喧嘩しちゃった。
最近アプリ配信された『どきどき花姫ライフ』に熱中プレイしていたら、うっかり徹夜して朝の講義に遅れそう大ピンチ。
駅の階段を踏み外し、私の体は前のめりに崩れてアスファルトの地面とごっつんこ。
気づいたら、『どきどき花姫ライフ』の侍女に転生していたの。
しかも、私の仕える花姫は性癖ドンピシャのアリーシャじゃないの。
要領悪くて、おこりっぽくて周りから悪く言われるアリーシャはどうしていいかわからず嫉妬のままローズマリーにつらく当たってしまう。
それでさらに状況が悪くなって、ローズマリー毒殺や王族呪詛の罪で斬首刑にされてしまうの。
でも黒幕は別にいてアリーシャは冤罪だったのよ。酷くない?
アリーシャの死に悲しむローズマリーにあのくそ王太子はなんて言ったか。
「普段の行いが悪かったから自滅したんだ。お前のせいではない。気にやむことではない」
スマホぶん投げそうになった。
ざる捜査して冤罪したのは誰だよ。お前だよ。
アリーシャのことを少しでも悔やんで欲しかったがこのくずにそれを求めるのは難しかったかな。
難しかったみたいだね。
顔しか取り柄のないくずだものね。
まー、いーわ。私がアリーシャの侍女になったんだから私が守る。
「アリーシャ様、遅れて申し訳ありませんでした」
突然の侍女の謝罪にアリーシャは目を見開く。
そうなのだ。アリーシャの侍女はアリーシャの世話をろくにしていなかったのだ。
彼女の部屋は花姫のものとは思えないほどの荒れ放題。だから、アリーシャの場面で部屋がどんよりとしていたのね。
「まずはお掃除をしますね。埃が舞いやすいからしばらくお庭の方へ避難してください」
すぐに美味しいお茶とお菓子を持っていきます。
アリーシャはスコーンとか好きかな。何のジャムが好きかな。
好きな子に美味しいものを食べさせたくなるじゃない。
考えるだけでわくわくしちゃう。
「突然掃除だなんて」
心底引いているアリーシャの反応。
「しなくてもいいわ。この方が落ち着くし」
少しずつ距離を置くアリーシャ。
今まで泥姫と馬鹿にしろくな世話をしなかった侍女の態度が一変すれば警戒するだろう。
拾われたばかりの猫みたいで可愛い。
私は前世清掃業のアルバイトを行っていたスキルをフルに使いアリーシャの部屋をみるみる綺麗にしていった。
カーテンも、寝台のシーツだって綺麗なものに取り換えたわ。
料理の染みで汚れた絨毯はちょっと後で相談予定である。
待っててね。アリーシャ。私があなたを幸せな花姫にしてみせるわ。
◇ ◇ ◇
「ドロ)という感じの小説だったら読者の需要も満たせたのではないですか?」
ドロシーさんのテンションが怖いから無理です。というか何気に色んなテンプレ詰め込みすぎでは。
「ドロ)ええ、これくらい普通ですよー」
ちなみに本編のドロシーは転生者ではないです。
エリーの役割をドロシーがしていた場合前提で書いてます。ドロシーは元々エリーから分裂して作られたキャラだけど
※※※※
「いっけなーい。遅刻遅刻」
私、ドロシー。
前世はちょっとミーハーなオタク大学生だったの。
銀髪つんつん美少女が性癖で転生前に友人から趣味悪いと言われてちょっと喧嘩しちゃった。
最近アプリ配信された『どきどき花姫ライフ』に熱中プレイしていたら、うっかり徹夜して朝の講義に遅れそう大ピンチ。
駅の階段を踏み外し、私の体は前のめりに崩れてアスファルトの地面とごっつんこ。
気づいたら、『どきどき花姫ライフ』の侍女に転生していたの。
しかも、私の仕える花姫は性癖ドンピシャのアリーシャじゃないの。
要領悪くて、おこりっぽくて周りから悪く言われるアリーシャはどうしていいかわからず嫉妬のままローズマリーにつらく当たってしまう。
それでさらに状況が悪くなって、ローズマリー毒殺や王族呪詛の罪で斬首刑にされてしまうの。
でも黒幕は別にいてアリーシャは冤罪だったのよ。酷くない?
アリーシャの死に悲しむローズマリーにあのくそ王太子はなんて言ったか。
「普段の行いが悪かったから自滅したんだ。お前のせいではない。気にやむことではない」
スマホぶん投げそうになった。
ざる捜査して冤罪したのは誰だよ。お前だよ。
アリーシャのことを少しでも悔やんで欲しかったがこのくずにそれを求めるのは難しかったかな。
難しかったみたいだね。
顔しか取り柄のないくずだものね。
まー、いーわ。私がアリーシャの侍女になったんだから私が守る。
「アリーシャ様、遅れて申し訳ありませんでした」
突然の侍女の謝罪にアリーシャは目を見開く。
そうなのだ。アリーシャの侍女はアリーシャの世話をろくにしていなかったのだ。
彼女の部屋は花姫のものとは思えないほどの荒れ放題。だから、アリーシャの場面で部屋がどんよりとしていたのね。
「まずはお掃除をしますね。埃が舞いやすいからしばらくお庭の方へ避難してください」
すぐに美味しいお茶とお菓子を持っていきます。
アリーシャはスコーンとか好きかな。何のジャムが好きかな。
好きな子に美味しいものを食べさせたくなるじゃない。
考えるだけでわくわくしちゃう。
「突然掃除だなんて」
心底引いているアリーシャの反応。
「しなくてもいいわ。この方が落ち着くし」
少しずつ距離を置くアリーシャ。
今まで泥姫と馬鹿にしろくな世話をしなかった侍女の態度が一変すれば警戒するだろう。
拾われたばかりの猫みたいで可愛い。
私は前世清掃業のアルバイトを行っていたスキルをフルに使いアリーシャの部屋をみるみる綺麗にしていった。
カーテンも、寝台のシーツだって綺麗なものに取り換えたわ。
料理の染みで汚れた絨毯はちょっと後で相談予定である。
待っててね。アリーシャ。私があなたを幸せな花姫にしてみせるわ。
◇ ◇ ◇
「ドロ)という感じの小説だったら読者の需要も満たせたのではないですか?」
ドロシーさんのテンションが怖いから無理です。というか何気に色んなテンプレ詰め込みすぎでは。
「ドロ)ええ、これくらい普通ですよー」
ちなみに本編のドロシーは転生者ではないです。
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