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82 あの日のことを教えてください

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     ◆あの日のことを教えてください

 とりあえず、こちらが藤王に伝えたい事柄は言えたので。
 紫輝と天誠は、少し黙って。兄弟のお話に移ることになった。
 とはいえ、万が一にも、堺を奪われるようなことがあってはならないので。ふたりきりには、できないのだけど。
 まぁ、空気だとでも思ってくださいね。

「兄さんの特殊能力が、他の龍鬼の能力を模倣するものだなんて、驚きました。紫輝に聞かされたときも、まだ半信半疑だったのですが。本当に紫輝を、三百年前の世界から連れてきたなんて…」
 堺がまず、話を向け。藤王は、堺に向き合って答えた。

「特殊能力というのは、堺も感覚は、わかると思うのだが、いつの間にか体の中にあるような、そんな感覚で。私も、初めてそのことに気づいたときは、半信半疑だった。龍鬼の数は限りがあるので、容易に試すこともできなかったからな。だが、廣伊が軍に来たとき、試してみて。使えたので、納得したというところか」

「あの日、なぜ私の記憶を封じたのですか? あの日のことを教えてください」

 堺の直截な問いかけに。藤王は息をのむ。
「…それを知っているということは。記憶は戻っているということか?」

「つい先日。でも、わからないことの方が多いのです。なぜ、あの龍鬼をかばったのですか? そしてなぜ…私の前から姿を消してしまったのですか? 私は、あの日の記憶がなくて、とても苦しみました。なにも、封じる要素はなかった。両親を殺したのも、あの龍鬼だったではありませんかっ」

 せきを切ったかのように、堺は藤王を問いただす。
 堺にはいまだ、謎でしかない事件なのだろう。
 藤王は眉間にしわを寄せ、苦しげに言葉を絞り出す。

「すべてを…言うことはできない。あの日に至る道は、私の中でも、苦虫を噛み潰すほどの、不快な事柄だ」
「言える範囲で構いません。兄さんの、心の傷に触れない範囲で、どうか…」
 懇願するように、眉を歪める堺。その表情に折れぬ者などいるのか? いや、いない。
 紫輝は心の中で、そう思っていた。

「堺、記憶が戻っているのなら、私も問いたい。堺はいらぬと、父上が言ったのを、おまえは聞いたはずだ。殺意を向けられて尚、そんな父や母をなぜ慕うのだ? なぜ仇を討とうとしたのだ?」
「それは…だって。両親ですから。つらく当たられて、嫌な思いもしましたが。食事や部屋を与えていただきました」
「親なら、そうして当然なのだ。親なら、無条件に子供を愛するべきなのだ。まして殺意など、子に向けるものではない」

 藤王は断言するが。堺は、あきらめと悲しみを練り込んだような言葉を紡いだ。
「決して、そうとは言い切れないと思うのです。私は存在するだけで、両親の脅威でした。時雨家の存続を危ぶむ元凶を、大きくなるまで育てていただいたのですから、感謝しています」
「感謝だと? 私はいまだ、許せない。なんの咎もない清廉な弟に、刃を向ける親など。だから、私が殺めようと思ったのだ」
 だが藤王は。堺のように、悲しみの上に胡坐をかけない。親の間違いを正す。己が、決着をつけようと。そのときは思っていたのだ。

「しかしそこに、不破が現われた。彼は、龍鬼の不遇を正す龍鬼だった」

 熱に、堺が朦朧とする中。両親を殺した龍鬼がいて。
 両親が殺されたことに逆上し、彼に剣を向けた。
 しかし、その刃が貫いたのは、藤王の手のひらだった。

「不破は、両親に虐げられていた堺を、助けに来た龍鬼だ。そして、私の心も。私が両親を殺せば。親殺しとして、心に一生の傷が残る。それを防いでくれたのだ。不破は、我ら兄弟を毒親から救ってくれた、恩人なのだ。だから私は、堺の剣から不破をかばった」

「そう、だったのですか」

 我知らず、助けられていたことに、堺はうなずくが。それでも、納得できない。
 紫輝には、堺の顔が、そんな表情に見えた。
 殺さなくても、他にやりようはあったのではないか、と考えてしまうのだろう。
 堺は、優しいからな。

 しかし、他に方法などないと、紫輝は思う。
 ただの親との不和ならば、堺が家を出るなど、いろいろ方策があるのだろうが。
 堺は龍鬼で、戦の駒としては手放しがたい人物だった。
 能力ばかりを搾取し、暴言を吐く毒親から、離れられない以上。堺は、親の悪意を受け続けるしかなかったのだ。

 三百年前だったら、家庭裁判所とか養護施設とか、子供が逃げ込める、相談できる場があり。究極、親から引き離すこともできた。
 でも、それも機能しないことの方が多く、悲惨な事件は、常に報道されていたけれど。

 この時代で、家族の在り方を正したいのなら、不破のような究極論者が出ても、仕方がない。
 でも優しい気質の、堺は。
 そうだけど。それでも。と思ってしまうのだろうな。

「おまえは、納得できまい。だから、不破が来たのだ。堺の出来ないことを、代わりに行う、それが救済の龍鬼だ」
 当事者には、どうしても手が出せない部分がある。
 周りから、冷静な目で見れば、それは理不尽極まりないことなのに。
 堺はひたすら、泣き寝入りするのだろう。
 ただ親だから、という理由だけで。

 しかし、それはもう、兄が我慢できなかった。

「不破がやらなければ、私がやっていた。それだけのことだ」
「でも、手を下したのは、結局、不破でした。なら、兄さんは、なぜ姿を消す必要があったのですか?」
「それは…」

 藤王は、言いあぐね。口を引き結ぶ。
 なぜ? それは。金蓮に体をもてあそばれ、彼女の元で、一生飼い殺しにされるのが嫌だったからだ。
 しかし、それは兄の矜持として、堺には言えない。
 いや、誰にも言えない、恥部だった。

 最高位の上司からの命令であること、しかも堺の命すら盾に取られ、藤王は身動きが取れない状況だった。
 なので、生死不明で姿を消すしかなかったのだ。
 堺に非がない状況であるなら、さすがの金蓮も、堺の命までは取れないだろうと思ったのだが。

「やっぱさ、藤王も俺と同じで、金蓮に仕えるのが嫌になったんじゃね?」
 兄弟の話に、紫輝が口をはさんだ。
 笑い交じりだったから、冗談でも言って、空気を和ませようとしたのだろうが。
 微妙に核心を突いていて、藤王は驚愕に目をみはる。

「俺と同じって…なんだ?」
 おまえに私の気持ちなどわかるものかっ、という意味で告げた言葉だったが。
 それに堺が答えた。

「紫輝は、金蓮様に護衛になれと命じられたのですが。断ったのです」
 信じられない、という思いで、藤王は堺を見やる。
 常識として、将堂では、上官の命令を跳ね除けられない。
 それに、金蓮の護衛ともなれば、将堂の中でも最高位に値する名誉職だ。戦場からも遠ざかり、給与も地位も幹部と同等になる。
 以前、藤王がついていた役職でもある。

「だって、金蓮のやつ、堺のことを、ぼろクソに言うんだもん。友人をけなすような奴、守れるわけねぇ」
 友達をけなされた、なんて理由で、将堂当主の命令を蹴る?
 考えられない。

 手裏に長年いながら、そう思ってしまうのは。
 まだ藤王が、将堂の常識に囚われている証でもあった。
 囚われているから、紫輝のように、役職を蹴るなどという発想もなかった。
 しかし蹴って、命があるっていうのは、どういうことなのか?

「なんで、こいつは生きているんだ? 命令に背いたら、手討ちにされることもある」
「えぇ、そうなりかけたのですが。そのとき紫輝は、赤穂様の部下だったので。赤穂様が守ってくださったのです。俺の部下を傷つけさせない、と言って」

 手討ち覚悟で、命令を蹴る。
 藤王には、できなかったことだ。
 でも、しても良かったのか? と藤王は頭を巡らせる。
 しかし、あの当時の藤王には。存命の両親や、時雨家や、堺の命など、しがらみが多く。
 あの金蓮の執着ぶりを見ても、命令を蹴るなどという大胆な行動はやはりできなかったなと、考え至った。

「ま、そんなこともあったね。でもさ、金蓮が藤王のこと、美しい龍鬼って言ってたけど。こんなに堺と似ているのに、なんで堺は醜いなんて話になるんだ? 意味不明」

 聞き捨てならない紫輝の言葉を聞き、藤王は憤りに目を吊り上げる。

「なんだと、美しく可愛い私の弟を、醜いなどと貶めるなんて、あり得ない」
「だろう? だから、俺がビシッと言ってやったぜ。あんたの目は節穴だって。こんなに美人さんの堺に、なに言ってんだってさ。どころか、繊細で美しい心根の堺に、両親や兄を殺せるわけもないのに。長年グチグチと、堺を兄殺しの醜い男だって、いじめてたんだぞ。今、思い出しても腹が立つったら…」

 怒りで、藤王の目の前は真っ赤になった。
 いや、紫輝に怒るのではなく、紫輝が口にした金蓮への、純然とした怒りだが。
 しかし堺は、首を横に振るのだ。

「紫輝、私が兄に似ているなど、そのようなことありませんよ。兄は高潔で美しい、最強の龍鬼なのです。私は醜い化け物なので、兄の足元にも及びません」
「「はぁ?」」

 堺の、当然のことみたいなその言い様に、紫輝も藤王も、目をかっぴらいて怒るのだった。

「堺は醜くなんかない、神が作り出した最高傑作と言っても過言ではない美貌だし、ぶっちゃけ、若くてピチピチな分、藤王よりも豪華絢爛に美しいんだぞ」
 紫輝の言葉に、堺は、にこやかな微笑みを浮かべているが。
 その目は、なにやら生ぬるい光を帯びている。

「あぁっ、また『お気遣いどうもありがとうございます』みたいな目をしてるっ。なんで信じてくれないんだっ」
 紫輝は頭を抱えて嘆くが。
「なに? そうなのか? 本当に堺は、自分を醜いなどと思い込んでいるのかっ?」
 藤王は、堺の勘違いこそ信じられないというような目で、弟を見やる。

「思い込みではなく、それが事実なのです。化け物、その醜い顔をさらすな、と怒られてきましたから」
「だからぁ、金蓮の言うことを真に受けちゃダメだって。あの人の目がおかしいんだから」
「なにぃ? 金蓮に言われたのかっ、あいつ、マジ、殺す」
 堺、紫輝、藤王の順でエキサイトする場面を、天誠とライラは微笑ましく見守っていた。
 元気だねぇ、というように。

「金蓮様だけではありません。みなさん、見るに堪えないというように、私から顔を背けるのですから」
「もう、堺はぁ。あぁ、スマホ、写真、鏡がないことが、これほどもどかしいことだとはっ」
 紫輝は黒猫耳の頭を、ムキーッと言いながらかき回す。
 どうしても、堺に、堺は美しいのだと、紫輝は知らしめてやりたいのだっ。

「ライラの爪に写してやったらどうだ?」
 のほほんとした天誠の言葉に、紫輝はブンと首を勢いよく振って、彼を見た。

「天誠、ナイスアイデア。爪出して、爪」
 おもむろに爪を取り出した天誠は、ライラに堺を見るように伝える。
 そうしたら、半透明ながらも、なかなかクリアに、映像が爪に写し出された。
 藤王は、なんだ、そのでたらめさは、とツッコミたかったが。
 今は弟の勘違いを正すのが優先である。

「ほら見て、堺は美しいでしょう? 藤王とそっくりでしょう?」
「…これは、兄さんでは?」
「藤王は隣にいるだろ? ライラ、藤王と並んで映して」
「あい」
 良いお返事で、ライラはふたりをみつめる。
 爪を横長にさせると、兄と弟が並ぶ姿が映り込んだ。
 でも、どうにも信じられないようで、堺は目の前で手を振ったりする。
 だが爪にそれも映し出されると。ようやくそれが自分だと認識したようだった。

「…似てますね。父も母も、金蓮様も、私を汚らわしいとか醜いとか言うので、これほど兄と酷似しているとは思いもしませんでした」
「な? 俺の言うこと、嘘じゃないだろ?」
「はい。紫輝の言うことは、本当に、なんでも正しいのですね? 龍鬼に優しい村というのも、半信半疑でしたが。本当でした」

 堺は、紫輝に爪を返しながら、笑顔で言う。
 それに藤王は引っかかった。

「龍鬼に優しい村? そんな村、ないだろ」
「あとで、案内してやるよ。とにかく、兄弟の話を進めろ」
 天誠に言われ、途中で横道に大きく脱線したことに、堺と藤王は気づいた。

「ごめーん。もう、口出さないから。静かにしてるからっ」
 紫輝は天誠の隣に、ちょこんと座って、口を閉じた。
 でも。堺の前から姿を消した件が、言いにくかったことが、一度、有耶無耶になって。藤王は落ち着くことができた。
 計算だったのか、ただ空気を読んでいなかったのか、わからないが。
 紫輝の所業に助かったのは、事実で。
 藤王は…紫輝をちょっとそら恐ろしく感じた。

 やはり、あの安曇の兄なのだな。

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