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61 やっぱ、気づいちゃった?

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     ◆やっぱ、気づいちゃった?

 一月三日。
 紫輝は、本拠地内にある堺の屋敷をたずねた。
 門の中には、荷物を運び入れる人たちが大勢いて、すごい賑わいだ。
 門番の人に取り次いでもらうと、すぐに、中に招き入れられた。
 あるじが堺だからか、門番の人も働き手の人も、紫輝を怖がることもなく、取次もスムーズで素敵だと。紫輝は、目をキラキラさせるのだった。

 通された部屋の中には、瀬間以外の幹部が、勢ぞろいしている。
 瀬間は、一月は休みを取ると言っていたから、いないのだろう。
 難しそうな顔で、みんな、なにやら見ている。
 紫輝は、青桐の後ろから、そっとのぞき込んで。指差した。

「この色がいいよ」

 あんまり真剣に見ていたからか、紫輝が声を出したら、みんな顔をあげた。
「軍服の色を決めているんだろ? 堺は美人だから、なんでも似合うけど、青桐は落ち着いた色合いの方が似合うんじゃね?」
 青桐たちが真剣に見ていたのは、軍服の色見本みたいな布の束だった。

「紫輝、いらっしゃい。紫輝が来たら、すぐ通してと、お願いしておいたのですが、大丈夫でしたか?」
「あぁ、すんなり通してくれた。ありがとう、堺」
 紫輝は堺に笑顔を返す。
 どうやら、堺が事前に話を通していたらしい。さすが、堺だ。気が利くな。

 とか、思っていたら。
 青桐が。紫輝の袖を掴んで、廊下に引っ張っていった。
 え? 追い出すの? なに?

 青桐は、廊下で紫輝と向き合うと。こっそり、たずねてきた。
「なぁ、軍服作るのって、金かかるんだろ? でも、赤穂の金だろ?」
「軍服は必要経費だから、自腹じゃないよ。でも、堺に新調してやったら、払うようかもだけど。青桐はもう、お金持ちなんだから、堺と自分の分の軍服代くらい、ババーンと出したらいいじゃないか?」

「だって、赤穂の金だぞ。いいのかよ? 昨日、気づいたんだ。赤穂の屋敷に行って。愛鷹の屋敷と同じくらいのを想像していたんだ。あれでも、充分に大きな屋敷だが。赤穂の屋敷は、その三倍もあるじゃないか? そうしたら、赤穂の屋敷と莫大な財産を、なんの関係もない俺が、貰うことになるってことじゃないか? そんなの、申し訳ねぇ。赤穂は生きているのに…」

 紫輝は。青桐は、とてもまともな考え方をする人なんだなと思い。好感を持つ。
 それに、金銭感覚もしっかりしている。
 赤穂の財の上に胡坐をかくような人物ではないのだ。

「なぁ、もう、赤穂と俺が入れ替わっても、いいんじゃね? それが本来の形だろ。俺の命が狙われないのなら、赤穂が俺に成り代わって、青桐のフリをすれば、赤穂も、もう殺されないはずだ。金蓮とは、そうそう顔を合わさないだろ? バレないって」
 おおぉぅ…紫輝は青桐にクリティカルパンチをもらい、がっくり、肩を落とす。

「やっぱ、気づいちゃった? ですよね…」
 紫輝は、十二月二十八日に青桐に会い、いろいろアドリブをかましてしまったので。
 二十九日、家に戻ってから、月光と精査したのだ。
 青桐と、どんなことをやり取りしたのか、できる限り、一言一句、再生して。

 それで、月光が引っかかったのが。
『青桐が命を狙われることはないよ』の一言だった。
 紫輝としては、赤穂は生きているが、青桐と入れ替われない事情がある。でも、それで青桐の命が狙われることはないから、安心して。という気持ちだけの、言葉だったのだ。

「もう、なんで、深読みしちゃうかなぁ…頭の回転良すぎだって」
 しかし、その言葉は。
 青桐が命を狙われないということは、赤穂が出てこられない原因の人物が、青桐を用意した人物であると、示してしまう。
 青桐を用意した人物は、赤穂を排除したい人物なのだ。
 青桐を替え玉に据えたのは、金蓮なので。赤穂を排除したいのは金蓮、とつながってしまうということだ。

「いや、とりあえず。金蓮が赤穂を殺そうとしたわけじゃない。そこは訂正しておくよ。あと、赤穂の財産は青桐が好きに使っていい。赤穂は暮らしていけるだけの財産を確保してあるから、気兼ねなく、どうぞ」

「俺と赤穂が入れ替わるって案は? 俺は堺さえ伴侶にできれば、なにもいらねぇから」
「いろいろ、こんな廊下じゃ話せない。ほら、こそこそしてたら、みんなおかしいと思うよ。部屋に戻って」

「…わかった。あとで、いろいろ教えろよな」
 ビシッと釘を刺してから、青桐は幹部たちがいる部屋に戻った。
 紫輝は廊下で、重いため息をつく。

 あぁ、やっぱ、気づいちゃいましたよ。ポカしましたよ。ダメダメですよ。

 紫輝は、青桐には別口で動いてもらう方法を考えていた。
 青桐は、堺に惚れているようだし。正攻法で、龍鬼の差別撲滅キャンペーン的な運動をしてもらいたかったのだ。
 将堂軍内部で、龍鬼の地位向上が見込まれたら、紫輝も動きやすくなる。
 天誠と結婚発表や、終戦への道も、視野に入るんじゃないかなと。

 だが、青桐が。想像以上に頭がキレるので。
 もう、こちら側に、だいぶ足を突っ込まれている感じだ。
「やっぱ、四季村にご案内コースかね? 月光さん、調子に乗ってアドリブかまして、ごめんなさいっ」

 廊下で、紫輝はひとり、つぶやくのだった。

     ★★★★★

 心を立て直して、紫輝が部屋に入ると。仕立て屋が、部屋を出るところだった。
「紫輝の選んだ色に決めましたよ。紫輝が言うとおり、青桐様には、あの色がお似合いだと思います」
 堺が柔らかい笑みで、紫輝に言った。
 堺の表情がすごく柔らかくなっていて、紫輝は驚いてしまう。
 廣伊にも、見習ってもらいたいものだ。

「堺にも似合うよ、絶対」
「私は、こちらで良いと言ったのですが。青桐様が、臣下との強い結びつきを示すために、必要だと…」

 堺はこちらで、己の軍服を示す。堺の軍服は、水色に近い薄い青だが。
 紫輝が選んだのは、青と紺の間くらいの海色だ。
 千夜が着ていた瑠璃色より、おさえめの青。
 でも、青みがかった堺の白髪には、青系ならどんな色でも似合いそう。
 あ、千夜の瑠璃色は派手過ぎだから、堺には合わない。堺には、落ち着いた色目が似合うよ。

「それは必要だ。上官と龍鬼の仲が円満なのを示すことで、兵士たちの、龍鬼の差別思考も薄らぐんだよ」
「そうなのですか? なら、そうします」
 青桐の提案にはごねたのに、紫輝の言うことにはすんなり従うので。
 青桐は、少し拗ねてしまうが。
 堺と同じ軍服を着られるのだから、まぁいいと思う。
 それに、参考になる。ああいうふうに話を持っていけば、堺は納得するのだと。青桐は思った。

「ところで、なんで青桐の屋敷じゃなくて、堺の屋敷にいるんだ? まぁ、なんとなくわかるけど」
 紫輝はもちろん、ここへ来る前に、青桐の屋敷をたずねたのだ。
 そうしたら、変な家令が出てきて。
『また龍鬼か。ここに青桐様はおられない』とか言って、シッシッと追い払われた。
 犬じゃねぇし。むかつく。

 まぁ、それで。あの家令が、龍鬼がどうのと言っていたから。堺の屋敷をのぞいたら。人の出入りが多くて。ビンゴ、と思ったわけなのだった。

「あぁ、俺らは、宵の口にこちらに着いたんだが。荷物は、先に運び入れていたんだよ。そうしたら、青桐様の屋敷の使用人が、堺の荷物だけ、勝手に、堺の屋敷に送り返したんだ。そうしたら、青桐様が怒っちゃって」
 幸直が、昨日の話を、面白おかしく話してくれる。
 ま、なにも面白くはないが。
 あの家令、いかにもな龍鬼差別だったもんな。

「堺をないがしろにするとか、許せない。でも、まぁ、俺も。ここでのことは覚えていないので。ちゃんと連絡が伝わっていなかったのかと思い。一度は、やんわりと、堺はここに住むので、荷物を戻すよう指示してくれと頼んだのだが…」
 青桐が奥歯をギリギリし出した。
 そういう顔は、赤穂より迫力があるよ。
 その怒りの青桐の言葉を、幸直が引き継いだ。

「青桐様が龍鬼にお優しいのは、大変素晴らしいことです。しかし、将堂の御屋敷に龍鬼を住まわせるのは、金蓮様がお許しになりません。と、家令が言ったところで。青桐様は彼の言葉を止め。瀬間と相談した。我らも長距離移動で疲れていたし。即決して、堺の屋敷にみんなで移ってきたわけだ。堺の屋敷なら、龍鬼対策がばっちりだし」

「龍鬼対策って?」
 紫輝の質問に、堺が答えた。

「主に、風呂場です。私の屋敷では、私用の浴場と、客用の浴場が別れていますので。私の屋敷に泊まるような方は、それほど厳しいことをおっしゃいませんが、食事や手洗いを別にしてほしいと言う者は、多くいます」

「え? でも幸直さ、河口湖で、俺と同じ風呂場、使ったよな?」
「俺は別に、龍鬼がどうとか思ってないから。愛鷹あたかでも、構わず堺と同じ浴場を使っていたし。でも、本拠地の使用人がそれを見て、眉をしかめるかもしれないだろ? あの、青桐様の家令のように」
「俺の家令じゃねぇ。あんなやつ、知らねぇ」
 むすっとした顔で、青桐は長い前髪を手でかき上げた。
 どきっ、男の色気っ。ヤバい。

「でも、確かに。赤穂が…あぁ、青桐が記憶を無くす前の、な。赤穂が、あの家令を雇っていたとは考えにくい」
 紫輝も、青桐に同意する。
 赤穂は、紫輝を屋敷に招こうとしていたのだ。
 あんな家令がいる屋敷に、赤穂が紫輝を呼び寄せるのは考えられない。息子に嫌われたくない、父親だからな。

「そうですね。以前、お屋敷に顔を出したときは、別の方が家令だったと思います。すぐに、部屋に通していただきましたし。対応も良かったですよ?」
 堺の話にうなずいて、紫輝はドッコラショと腰をあげた。

「そこら辺、少し調べてみるよ。このまま堺の屋敷で暮らすのも、アリだろうが。准将が己の屋敷に戻れない状況は良くないだろうし。自分の家が居心地悪いなんて、最悪だもんな」
「おい」
 逃げんのか、って。青桐が睨んでる。
 待って待って。こっちも対策考えなきゃ、なんだから。

「今日は、顔出しだけ。詳しい話は、後日ってことで。あ、幸直、巴、昇進おめでとうございます。堺も、俺の直属の上司になっていた。これからよろしくな?」
 シャッと頭を下げて、シャッと部屋を出たのだが。
 素早く堺に捕まってしまった。
 堺は、近くの空き室に紫輝を押し込むと。床板に座った。
 えぇ? 長い話?
 まぁ、堺ならいいか。紫輝も対面に座った。

「あの、紫輝は幹部になったので、屋敷に入ることができるのですが。瀬間も幸直も引っ越しを嫌がって、今の屋敷を動かないそうなのです。それで、今、右で空いているのが。側近の瀬来様が使用していた屋敷なのですが」
 あぁ、そうか、昇進すると家が貰えるんだった。
 なんとなく、廣伊の部下っていうのが基本にあって、昇進したのが、まだピンときていないんだよね。

「あ、え…屋敷って、堺の屋敷サイズ? 大きさ?」
「大きさは…私の屋敷より大きいです。側近の屋敷なので」

 ひええぇ、こんな大きな家の維持は、無理無理。
「いや、俺は。今のところで、いいよ。大隊長の屋敷も、充分広いし。あそこで使用人を集めるの、大変だった。龍鬼だから、誰もなり手がいなくて。…堺の使用人さんは、どうやって集めたの?」

「私は、時雨家に長年勤めていた者が、そのまま務めてくれているので。新たに雇う必要がなかったのですが。そうですか。使用人がいないと、あの大きさの家の管理は、大変ですね?」
 そこで堺は、言葉を切って。
 うつむいて。
 なにやら言いにくそうにしている。

「あの…青桐様が。紫輝が大丈夫だって、言ったって。キスも、情交も…」
 ほんのりと頬を赤くして、堺が上目遣いでうかがってくる。
 あぁぁ、家の話は前置きで、こっちが本題だね?

「うん。まぁ、そのようなことは言ったよ。龍鬼に触れると、翼が腐り落ちるなんて。そんな話を聞いたときは、俺もびっくりしたけど…」
 紫輝はそこで、堺に近づいて、耳元にこっそり囁いた。

「キスもエッチもしたけど、俺の伴侶はピンピンしているよ。龍鬼に触れたって、なにも起きやしない」
「あの…た、体液とか。本当に、大丈夫ですか?」
 堺も、こっそり聞くので。紫輝もまた、こっそり返した。

「うん。べちょべちょのぐちょぐちょになるけど、大丈夫。むしろ。俺の伴侶は、俺のを舐めて、元気になるかも。龍鬼の体液は、伴侶を元気にさせる秘薬なのかもね?」
 いや、知らんけど。
 つか、好きな人の体液舐めて、元気になるのは。龍鬼でなくても、そうなんだけど。
 堺は龍鬼であることで、臆病になりがちだから。少し盛っちゃった。
 ま、青桐は間違いなく、元気になるタイプでしょう。

「堺、もしかして。青桐とチュウ、した?」
 期待に胸を弾ませながら、聞いたら。堺はこの上なく顔を真っ赤にして、うなずいた。
 かーわーいーいー。

「じゃあ、愛も恋も分かち合える人が、現れたんだな?」
「愛していると、言われました。でも。彼は将堂家の方になられた。私は生涯、あの方のおそばで仕えるつもりです。しかし、将堂家の方と愛を交わすのは、どうしても、いけないようなことに思えてしまって」

「俺はね、この家だから駄目、なんて考え方自体を、ぶっ壊したいんだ。だから、堺にも、ぶっ壊してほしい。まず、堺の気持ちを考えて? 彼が愛しい。彼に愛されたい。そう思うのなら、心のままにするべきだ。そこに、家だの龍鬼だのは、いらない」

 眉毛をしょんぼりさせて、堺は自信なさそうにする。
 そんな彼の髪を、紫輝は優しく撫でる。

「堺が、心のままに振舞っても、誰にもとがめられない、そんな世の中を、俺は必ず作ってやるよ。でも、それが形になるまで、青桐は待ちきれないだろうから。堺は、彼が欲しがるものを与えればいいんじゃないかな。将堂家の方が、青桐が、欲しているものを、差し出すだけ。そう思えば、堺は気が楽なのでは?」

「青桐様が欲するものには、罪はないんですね?」
「罪など、最初からないけど。うん。罪はない。まずはそこからだね?」

 堺は、龍鬼である己が触れたりすることに、罪の意識があるみたいだ。
 堺の心の壁が、堺が心のままに振舞うのを邪魔している。
 ならば、それを壊さないと。
 龍鬼は罪であるという、思い込みを。

 堺の繊細な心が壊れないよう、慎重に、丁寧に、少しずつ壊して。大丈夫だよと、力づけながら。己と青桐で、堺がどれだけ愛されているのかということを、教えていくのだ。

 そうして、堺の傷を、癒してあげたいのだ。

「堺、何度でも言ってやる。龍鬼が恋をしても、誰も、なにも、傷つかない。堺が心のままに振舞える世の中を、俺は作る。約束する。だから。俺を信じてくれ。龍鬼や家に縛られちゃ、駄目だよ」

「紫輝。信じています、貴方を。そして、青桐様のことも、信じたい。私は龍鬼である自分が、好きではない。でも、青桐様は。龍鬼である私だから、好きだと言ってくださいました。その、彼の気持ちを、否定したくはない。まずはあの方に、すべてをゆだねてみようと思います」

 おお、龍鬼の堺が好きだなんて。青桐、なかなか良いこと言うじゃん?
 でも、委ねるのは良いことだけど。

「嫌なことは、嫌と言うんだよ? 我慢しちゃ、駄目だ。それも、長く付き合うのなら、必要なことだからな?」
「嫌なことなど、青桐様はしません、から…」
「本当にぃ?」

 まぁ、堺のこの様子だと。青桐は忠告通り、同意を取って、少しずつ進めているようだ。よしよし。

「なにも知らぬ、未熟な私に、丁寧に、いろいろ…教えてくれます。青桐様は、とてもお優しいです」
 紫輝はハテナを脳裏に浮かべる。
 ちょっと。いろいろのあとの、意味深な間が気になるんですけど。
 青桐が、優しいって、なに?
 どこまで手を出した?
 もう、青桐ぃ、任せて大丈夫?

 小姑は心配です。

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