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せ、せ、せ、宣伝とかじゃないよ……

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 ニンジンのようなもの、玉ねぎのようなもの、ピーマンのようなもの、セロリのようなもの、じゃがいものようなもの……野菜類はとにかく皮をむいて食べやすい大きさに切っておけばいいでしょうか。
 特製ダレはすでに用意されています。あとは何をすればいいのかな。調味料として、ダタズさんが何か持ってきています。匂いを嗅ぐと胡椒みたいなもの。マスタードみたいなもの。塩。
 あとはニンニク。油と小麦粉とパン。
 シチューと言っていたけれど、油と小麦粉を使うんですよね。何のシチューでしょう。牛乳系はないし、トマト系もないし……。
「ああ、野菜を切るなら、僕がやりますよ。こう見えても、ナイフさばきは得意なので……!」
 と、手元からバーヌにナイフを取り上げられてしまいました。
 わ、私だって、料理はそこそこしてたんだからね!ただ、包丁じゃなくてナイフだから、ちょっと、使いにくかったから、その、危なっかしいように見えたかもしれないですけど……。
 うううう。
 得意と言うだけあって、バーヌは手際よく皮をむいていくきます。
 ああ、そういえば、皮むきは日本じゃほぼピーラーでしたから、仕方がないです。
 切るのなら得意って、邪魔ですよね。まな板他にありませんもんね。
 ナイフはもう一つ見つけたので、肉でも……あ!
 いいことを考えました。
 油、揚げ物もフライパンでひたひた程度の油で揚げ焼きにするくらいはあります。小麦粉あります。パンがあるからパン粉もでます。ニンニクがあるし塩もあるのです。作りますか!
 捨てるなんてもったいないです。
 ホルモンは、臭みを取るために大量の水で丁寧に洗って下茹でしてと結構手間がかかるので、今回はあきらめます。ホルモンの焼肉もおいしいのになあ……。
 そういえば、食べ方が確立されたのって戦後だって話でしたっけ?それまでは日本でも捨ててたんですよね、ホルモン。
 というわけで、ホルモンは諦めますが、レバーを使って簡単に1品作ります。
 「猫竜王とくいしんぼう巫女」という本に出てきたレバー料理です。
 レバーのフライです。薄く切って、塩振ってニンニク細かく刻んだのちょいと乗せて、水で溶いた小麦粉塗ってパンでつくったパン粉つけて、フライパンで揚げ焼き。じゅわわー。
 できました。いただきます。
 うんまっ。
 牛レバーよりさらに食べやすいです。臭みが少ない。口の中のバサバサ感も少なめ。薄くしたので衣のサクサク感のが勝ってますよ。
「バーヌ、試食お願いしてもいい?」
「これは、変わった食べ物ですね?パン?」
 パン粉でフライって文化はないのでしょうか?
「毒見なら僕の仕事ですから、お願いなんてしゃぢゃdd」
「試食。毒見じゃないです。すでにボクが食べました」
 もちろんほっぺたびろーんの刑!をしたいのですが、片手はお皿を持っているので、片側だけびろーん。
 って、また嬉しそうな顔を。マゾですか?大丈夫か、バーヌっ!



========
なんか、本のタイトル入ってます。せ、宣伝じゃないんだからね!
ただ、同じ料理が出てくるから、「またか!」って思われるよりは「うんうん、あっちにもあったね!」と自爆しといた方が……。

ん?何の話かて?

WEBで検索してみて。
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