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お姉さんと一緒

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 森の入り口付近に移動したネウス君を見る。
 ネウス君だって、まだ子供といっていい年齢だろう。年長者だけれど、大人に甘えたいんじゃないかな……。
 うん。よし。お姉さんに甘えなさい。みんなのお姉さんになるよ。……あ、いや、むしろ……年齢的にはお母さんか……。モモちゃんやドンタ君くらいの子供がいてもおかしくないもんね。ああ、18歳で産めばミーニャちゃんくらいの子供もいても不思議じゃないのか……。
 うぐぐ。
 ――自分で言っておきながら若干凹んだのは言うまでもない。
 ぶんぶんと頭を振る。
 ”お姉さん”
 私はみんなのお姉ちゃんになるっ!
「大丈夫よ。目が覚めたらいなくなってるなんてことはないから。ゆっくり休んでね」
 手を伸ばしてミーニャちゃんの髪をゆっくりと撫でた。
「うん」
 嬉しそうに頬を染めるミーニャちゃん。やっぱりかわいいなぁ。
 と、ふと気が付く。
 かわいい?美少女?そういえば、ガリガリで、ただただ痛々しいと思っていたけれど、痩せてはいるけれど少しだけ肉もついているような?
 お風呂に入ってできれいになったから美少女だったんだと感じているだけではない感じ。
 ああ、他の子も、はじめに見た時は骸骨が皮をかぶっているだけのように見えていたけれど、今では細くてガリガリの人のように見える。
 もしかしてローポーションというものの効果なのかな?
 ディラにポーションのことを教えてもらおうと、ミーニャちゃんの方向に向けていた体を反転させ、剣を置いた側に視線を向け……。
 ふんぎゃーっ!
 目の前、ほんの30センチの場所に、ディラの顔!なんじゃ、イケメンが嬉しそうに笑っている。
『ユキと一緒に寝るなんて、恥ずかしいけど、嬉しいな』
 剣は確かに私の横に置いた。んだが、ディラは剣が寝かせられてようが立てられてようが、立っているはずなのに、なぜ、いま、寝転ぶ必要があるっ!
 そもそも幽霊に睡眠が必要なんて聞いたこともない。寧ろ、太陽が沈んでからがメイン活動時間だろう!
 楽しそうな顔してるディラにちょっとイラッとしてしまう。いくら幽霊といえども、こうして女性の横に平気で寝られる精神が信じられない。
 もしかしても、もしかしなくても、私のこと女だと思ってないよね?
 そりゃ、喪女だけど。女としても魅力に欠けるかもしれないけれど……。
 でも、平気で一緒の布団(布団なんてあるようなないような場所だけれど)で寝れちゃうほど全く女と意識されていないのは……さすがに、ちょっと傷つくんだよね。


=============
幽霊が添い寝をしてくれる、そんな世界感。

(´・ω・`)ええええ
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