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特別編3:異世界
フリートハイム家
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のんびりと遊覧飛行を楽しんだ後、飛空艇は北ファーン大陸の北中部の広大な平原に向かっていた。
「話し合った結果、セラさん達の屋敷で皆さんをおもてなしする事になりました~」
あー…あの人達を避ける為かな?
「ミナ、勘違いしない様に一応言っておくけど、《ピクシーハンズ》は普通の人の方が多いからな」
「あ、はい」
エリザベートさんに念を押されて思わず返事をしてしまった。
「あとはどんな変わった人がいるの?」
ソラちゃんは興味津々でレフィさんに聞く。
「あの3人以外だと…ドラゴン好き、魔法オタク、薬マニア、戦術マニア、サディスト、服飾マニア、ナルシストくらいですかね?」
…結構いるね。
「会えないの?」
「やめておいた方がいいと思いますよ~」
笑いながら答えるレフィさん。
ソラちゃんは怖いもの見たさで言ってるのかな?
私もちょっとは気になるけど会わなくてもいいかな。
飛空艇はゆっくりと高度を下げていって平原に広がる畑を飛び越えていく。
いくつかの点在する村を過ぎて大きな屋敷の側で着陸した。
ここがセラさんのお屋敷なのかな?
「セラさんとヒサメさんは南ファーン諸島の南端にある海洋国家の貴族の人に保護されていたそうで、ここはその人の所有物だったそうですよ~」
「その貴族の方は今はどうされているのですか?」
「数年前にお亡くなりになって、ここはセラさんが相続したんですよね~」
ユキさんに説明するレフィさん。
「グレーティア=ヨゼフィーネ・フリートハイムという方で、南の海洋国家オードでは《不沈》のフリートハイムと言えば知らない人がいない程の大英雄なのです~」
女性の方で船乗りさんだったのかな。
スゴい人なんだね。
話していたら屋敷から1人出て来るのが見えた。あれは…セラさん?
「出迎えが来たみたいだな。行こうか」
エリザベートさんに言われて船から降りる。
よく見るとセラさんより小柄だ。1、2歳は若い感じだね。
「ようこそ。歓迎します」
「サーラさん、出迎えありがとうございまーす」
「セラお姉さんからお話は聞いています。レフィがご迷惑をお掛けしたみたいで…大変申し訳ありませんでした」
そう言って私達に深々と頭を下げるサーラさん。
「あ、いえいえ!お気になさらないでください。私はミナです」
続いて全員自己紹介。
「歓迎の準備も整っています。どうぞ中へ」
扉を開けて中へと案内してくれるので屋敷にお邪魔する事に。
エントランスを抜けて大きな部屋に行くと、そこにはヴァジエドで一緒に戦った《ピクシーハンズ》の人達が食事のセッティングをして待っていた。
「ようこそ。簡単ですがお食事をご用意しました。ゆっくりしていってください」
今度こそ本物のセラさんが出迎えてくれる。アニエスさんとアンネさんもいた。
かなり広い部屋には各種様々な料理が置かれていて立食式のパーティ会場になっていた。
物凄い量の食事と飲み物が用意されているし、会場は私達を受け入れる以上の広さがあった。
「交代でこちらに来られる皆さんもお連れできますよ」
アニエスさんがその様に手配してくれたんだね。
そういう事なら一度アスティアに戻ってみんなを連れて来よう!
ーーーー
というわけで残りのみんなもセラさんのお屋敷まで連れてきた。
今はそれぞれで食事を楽しみながら《ピクシーハンズ》の皆さんと色々な話をしていた。
「俺がマティアスだけど、あなたがクロウさん?」
「ああ、早速だが俺の剣術を見てくれないか?」
「構わないよ。じゃあ外でやろうか」
マティアスさんはそう言って部屋の奥のカーテンを開ける。そこはガラス窓になっていて外に出られる様に扉もあった。
外は広場になっていて剣を振るうには充分な広さがあった。
マティアスさんに続いてクロウさんも出て行く。互いに自分の剣を抜いて構える。
「お、何か始まるのか?」
「模擬戦か?異世界の彼はマティアス相手にどれくらいできるだろうか」
その様子を窓越しに興味深そうに見ているのはアニエスさんのお兄さんのレイナスさんとその親友のディークさん。
マティアスさんとクロウさんは模擬戦と言えない程の激しさで斬り結び始める。
「やるな…あれはトーランド流に見えるが、少し変則的だな」
そう言っていたのはヒサメさんだ。クロウさんの剣術に似た流派がこっちにはあるんだね。
凄まじい打ち合いが数度繰り返されて互いに満足したのか剣を納めて戻ってくる。
「クロウさんよりミナさんの方が強いのかい?」
「ああ。ミナが良いなら試してみるといい」
…なんか私の話してるんだけど。
「ミナさん、少し手合わせしないか?」
「えぇ…はい。少しだけなら」
何だか流れで私もマティアスさんと模擬戦をする事になっちゃった。
「すまないが全力でやらないか?」
「へ?ま、まあ…でも怪我はさせたくないので寸止めにしましょう」
「それでいいよ。さあ、始めよう」
マティアスさんは2本の剣に《ルインブレイザー》を掛けている。
本気じゃん…。クロウさんどんな煽り方をしたんですか…?
私もディエスエグゼクリシオンをインベントリから出して構えて《アドラステア》を纏う。
「凄まじいな…まさに神だ」
「いきます!」
マティアスさんには申し訳ないけどオーバーブーストを敏捷に付与し《オーバードスピード》で超加速を掛けて一気に終わらさせてもらおう。
止まった世界で私はマティアスさんの剣を2本とも弾き飛ばして終わりにしようと近付く。
右手の剣を打ち払った所で異様な気配を感じて後ろに飛び退く。
マティアスさんの左手の剣がさっきまで私のいた所を薙いでいた。
嘘!?動けるの!?
加速された世界が突然解除された。
「凄いな、今のを避けたのか…」
「それはこっちのセリフです。まさか動ける人がいるなんて…」
マティアスさんはとんでもない人だ。
「話し合った結果、セラさん達の屋敷で皆さんをおもてなしする事になりました~」
あー…あの人達を避ける為かな?
「ミナ、勘違いしない様に一応言っておくけど、《ピクシーハンズ》は普通の人の方が多いからな」
「あ、はい」
エリザベートさんに念を押されて思わず返事をしてしまった。
「あとはどんな変わった人がいるの?」
ソラちゃんは興味津々でレフィさんに聞く。
「あの3人以外だと…ドラゴン好き、魔法オタク、薬マニア、戦術マニア、サディスト、服飾マニア、ナルシストくらいですかね?」
…結構いるね。
「会えないの?」
「やめておいた方がいいと思いますよ~」
笑いながら答えるレフィさん。
ソラちゃんは怖いもの見たさで言ってるのかな?
私もちょっとは気になるけど会わなくてもいいかな。
飛空艇はゆっくりと高度を下げていって平原に広がる畑を飛び越えていく。
いくつかの点在する村を過ぎて大きな屋敷の側で着陸した。
ここがセラさんのお屋敷なのかな?
「セラさんとヒサメさんは南ファーン諸島の南端にある海洋国家の貴族の人に保護されていたそうで、ここはその人の所有物だったそうですよ~」
「その貴族の方は今はどうされているのですか?」
「数年前にお亡くなりになって、ここはセラさんが相続したんですよね~」
ユキさんに説明するレフィさん。
「グレーティア=ヨゼフィーネ・フリートハイムという方で、南の海洋国家オードでは《不沈》のフリートハイムと言えば知らない人がいない程の大英雄なのです~」
女性の方で船乗りさんだったのかな。
スゴい人なんだね。
話していたら屋敷から1人出て来るのが見えた。あれは…セラさん?
「出迎えが来たみたいだな。行こうか」
エリザベートさんに言われて船から降りる。
よく見るとセラさんより小柄だ。1、2歳は若い感じだね。
「ようこそ。歓迎します」
「サーラさん、出迎えありがとうございまーす」
「セラお姉さんからお話は聞いています。レフィがご迷惑をお掛けしたみたいで…大変申し訳ありませんでした」
そう言って私達に深々と頭を下げるサーラさん。
「あ、いえいえ!お気になさらないでください。私はミナです」
続いて全員自己紹介。
「歓迎の準備も整っています。どうぞ中へ」
扉を開けて中へと案内してくれるので屋敷にお邪魔する事に。
エントランスを抜けて大きな部屋に行くと、そこにはヴァジエドで一緒に戦った《ピクシーハンズ》の人達が食事のセッティングをして待っていた。
「ようこそ。簡単ですがお食事をご用意しました。ゆっくりしていってください」
今度こそ本物のセラさんが出迎えてくれる。アニエスさんとアンネさんもいた。
かなり広い部屋には各種様々な料理が置かれていて立食式のパーティ会場になっていた。
物凄い量の食事と飲み物が用意されているし、会場は私達を受け入れる以上の広さがあった。
「交代でこちらに来られる皆さんもお連れできますよ」
アニエスさんがその様に手配してくれたんだね。
そういう事なら一度アスティアに戻ってみんなを連れて来よう!
ーーーー
というわけで残りのみんなもセラさんのお屋敷まで連れてきた。
今はそれぞれで食事を楽しみながら《ピクシーハンズ》の皆さんと色々な話をしていた。
「俺がマティアスだけど、あなたがクロウさん?」
「ああ、早速だが俺の剣術を見てくれないか?」
「構わないよ。じゃあ外でやろうか」
マティアスさんはそう言って部屋の奥のカーテンを開ける。そこはガラス窓になっていて外に出られる様に扉もあった。
外は広場になっていて剣を振るうには充分な広さがあった。
マティアスさんに続いてクロウさんも出て行く。互いに自分の剣を抜いて構える。
「お、何か始まるのか?」
「模擬戦か?異世界の彼はマティアス相手にどれくらいできるだろうか」
その様子を窓越しに興味深そうに見ているのはアニエスさんのお兄さんのレイナスさんとその親友のディークさん。
マティアスさんとクロウさんは模擬戦と言えない程の激しさで斬り結び始める。
「やるな…あれはトーランド流に見えるが、少し変則的だな」
そう言っていたのはヒサメさんだ。クロウさんの剣術に似た流派がこっちにはあるんだね。
凄まじい打ち合いが数度繰り返されて互いに満足したのか剣を納めて戻ってくる。
「クロウさんよりミナさんの方が強いのかい?」
「ああ。ミナが良いなら試してみるといい」
…なんか私の話してるんだけど。
「ミナさん、少し手合わせしないか?」
「えぇ…はい。少しだけなら」
何だか流れで私もマティアスさんと模擬戦をする事になっちゃった。
「すまないが全力でやらないか?」
「へ?ま、まあ…でも怪我はさせたくないので寸止めにしましょう」
「それでいいよ。さあ、始めよう」
マティアスさんは2本の剣に《ルインブレイザー》を掛けている。
本気じゃん…。クロウさんどんな煽り方をしたんですか…?
私もディエスエグゼクリシオンをインベントリから出して構えて《アドラステア》を纏う。
「凄まじいな…まさに神だ」
「いきます!」
マティアスさんには申し訳ないけどオーバーブーストを敏捷に付与し《オーバードスピード》で超加速を掛けて一気に終わらさせてもらおう。
止まった世界で私はマティアスさんの剣を2本とも弾き飛ばして終わりにしようと近付く。
右手の剣を打ち払った所で異様な気配を感じて後ろに飛び退く。
マティアスさんの左手の剣がさっきまで私のいた所を薙いでいた。
嘘!?動けるの!?
加速された世界が突然解除された。
「凄いな、今のを避けたのか…」
「それはこっちのセリフです。まさか動ける人がいるなんて…」
マティアスさんはとんでもない人だ。
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