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神様の人形
騎士団と王
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「ミナ様…危険です。せめて共に戦う事をお許しください。」
「いいえウル、奴らに教えてあげなきゃいけないのよ。人の怖さをね。」
「ん、手出し無用。私達がやる。」
「私が守ります。ウルちゃんとオル君はみんなを守ってください。」
リオさん、ソラちゃん、ユキさんが私に続いた。
「なら全員でやろうよ。」
「いえ、今回は4人でやります。この人達は私達を侮り過ぎました。」
ハトゥールさんの申し出を断る。
「メインターゲットが自ら出てきてくれたぞ。これは良い。」
「我らの手柄となれ!」
私に向かって槍と棍棒が襲い掛かる。
「させません!」
ユキさんがそれを盾で受け止める。
「気を付けろ!その者は恐ろしく防御能力が高い。」
オゾーリオが2体に警告する。
「一つ確認、中に人はいない?」
「なに?我らの中にか?いるわけがなかろう!」
「それを聞いて安心した。」
ハルバードを振りかぶるソラちゃん。棍棒はそれを正面から受けるつもりだ。
それなら!
オーバーブーストをソラちゃんの筋力に付与する。
飛び上がってハルバードを思い切り振り下ろすソラちゃん。
棍棒の全身鎧は棍棒ごと真っ二つになって倒れた。
「カラール!!」
「安心しろ、次はお前だ。」
悲痛な叫びを上げる槍持ち。ハルバードを構えて冷たく告げるソラちゃん。
…どっちが悪者か分からないよ。
「次は私よ。喰らいなさい!《マナエクスジベイト》、《レイブラスター》!!」
リオさんの魔法に合わせてオーバーブーストを付与する。
「避けろ!ズルフィカール!!」
「何!?ぐわぁぁぁぁぁっ!?」
オルファントが叫ぶが間に合わない。槍持ちの全身鎧は下半身をその場に残して倒れ伏した。
「おのれ…!」
「退くぞ…オゾーリオ。」
「2名も失って手ぶらで帰れるか!」
「よせ!」
オゾーリオが私に向かって突っ込んでくる。
切先をこちらに向けて凄まじい速度で迫る。ユキさんの防御も間に合わない。
ラッキーシュートを敏捷に付与してオーバードスピードを使い、オゾーリオの鋭い突きを跳躍して避ける。そのまま突き出された右腕の関節に目掛けてオリハルコンショートソードを振り下ろして断ち切った。
「あなた達に勝ち目はありません。投降してください。」
「ぐっ…化物め…!」
「オゾーリオ!」
大盾の全身鎧、オルファントが突撃してきて私とオゾーリオの間に割って入る。
「ここまでだオゾーリオ。」
「無念…。」
私を盾で弾き飛ばそうとしてきたのでオーバーブーストを掛けて盾を斬り裂く。
上下に両断された盾の向こうにオルファントはいなかった。
オゾーリオを抱えた状態で大きく跳躍すると天井を蹴って更に遠くに跳躍する。
「追撃しますか?」
「いいよ。今は周囲の警戒をお願い。」
聞いてくるウルちゃんに答えておく。
「皆さん、治癒の魔法陣を使って回復をお願いします。」
マリさんとサチさんの傷は完治して、意識も取り戻したので事情を聞く事にした。
「すまない。助かった。」
「ありがとうございました。」
「間に合って良かったです。あの鎧達は何でサチさん達を襲ったのですか?」
「思い当たるとしたらダンジョンコアだ。」
「ダンジョンコア?」
「私のダンジョンのコアは神から貰った特別な物でな、人の形をしていて人格があったんだ。」
「AI搭載?」
「ああ。そう言って差し障りがないだろう。」
サチさんはダンジョンコアにいろいろな事を教えて、自己判断でダンジョンを修復、改良を出来る様にしようとしていたらしい。
「ダンジョンコアがおかしくなったのはリソースが0になった時だった。」
「ちょっと待って、私達はリソースを奪うような事はしていないわよ。」
リオさんが話に割って入る。
「いや、あれで十分だ。階層に穴が空いていただろう?そのフィールドを維持する為に際限なくリソースを注いで枯渇したんだ。」
「なるほど。」
つまりリソース枯渇の原因も私だったと。
「リソースが枯渇した途端にダンジョンコアが変わってしまった。」
「どう変わったんですか?」
「奴はエンゲーラと名乗った。」
「エンゲーラ?」
「私を転生させた神だ。」
「まさかそんな…。」
「そして私にこう言った。『期待外れだったよ』と。」
サチさんがマリさんとダンジョンマスターとして不自由なく暮らす為の条件として私の抹殺を挙げたらしい。
アウレリアの人形を壊したいとも。
「話の通りならダンジョンコアは神そのものだったって事ですか?」
「そこまでは分からない。しかし最低でも写身ではないかと思っている。」
サチさんは話を続ける。
エンゲーラと名乗ったコアは『用済みの人形は廃棄だ』と告げて姿を消す。
その直後に現れたのがオゾーリオだった。
元々あのモンスターは喋る事はなく、自分の判断で動く様には作られていなかった。恐らくコアの権限で自分の手駒になる様に仕掛けを施していたのだろうとサチさんは推測した。
「奴らは何体いる?固有名を持っているのだから数に限りがあるだろう?」
ルーティアさんが質問する。
「ああ。奴らは全部で12体。最終5階層のボス騎士王エイブラムスを守護する騎士団というコンセプトで作った。」
「あんなのがまだ8体いるのかよ…。」
「みんなあんな感じなのー?」
ダキアさんがゲンナリした顔で呟く隣でサチさんに質問するアリソンさん。
「全員似たような形状だ。違うのは戦闘スタイルと使用武器くらいか。」
因みに倒したカラールとズルフィカールはリソースがあればリスポーンできるらしい。
「エンゲーラが騎士団を従えているのなら奴らがいるのは5階層で間違いない。」
「このまま放置はまずいのか?」
「奴らがどこまで仕掛けてくるか分からない。気になるのはミナを狙っているという事だ。ここを放置して地上に介入してきたら大惨事になる。ダンジョンのモンスターが地上に出られる筈はないのだが、相手があの神ならば私達の常識は通用しないだろう。」
「倒すしかないですね。」
「ああ。だがこれは私の問題だ。ダンジョンマスターがコアに裏切られてダンジョンを乗っ取られただけの事。助けて貰ったのは感謝している。あとは私1人で何とかするよ。」
サチさんは1人でもエンゲーラと戦うつもりだ。
「私も一緒に戦います。狙われているのは私ですから。それにその神様とは話してみないとですし。」
「…いいのか?」
「転生者を道具のように使って何がしたいのか聞かないとね。」
リオさんも賛成してくれる。
「町が危険に晒されるなら放っては置けない。ここにいる全員でエンゲーラを討とう。」
ルーティアさん達も戦うと決意してくれた。
「いいえウル、奴らに教えてあげなきゃいけないのよ。人の怖さをね。」
「ん、手出し無用。私達がやる。」
「私が守ります。ウルちゃんとオル君はみんなを守ってください。」
リオさん、ソラちゃん、ユキさんが私に続いた。
「なら全員でやろうよ。」
「いえ、今回は4人でやります。この人達は私達を侮り過ぎました。」
ハトゥールさんの申し出を断る。
「メインターゲットが自ら出てきてくれたぞ。これは良い。」
「我らの手柄となれ!」
私に向かって槍と棍棒が襲い掛かる。
「させません!」
ユキさんがそれを盾で受け止める。
「気を付けろ!その者は恐ろしく防御能力が高い。」
オゾーリオが2体に警告する。
「一つ確認、中に人はいない?」
「なに?我らの中にか?いるわけがなかろう!」
「それを聞いて安心した。」
ハルバードを振りかぶるソラちゃん。棍棒はそれを正面から受けるつもりだ。
それなら!
オーバーブーストをソラちゃんの筋力に付与する。
飛び上がってハルバードを思い切り振り下ろすソラちゃん。
棍棒の全身鎧は棍棒ごと真っ二つになって倒れた。
「カラール!!」
「安心しろ、次はお前だ。」
悲痛な叫びを上げる槍持ち。ハルバードを構えて冷たく告げるソラちゃん。
…どっちが悪者か分からないよ。
「次は私よ。喰らいなさい!《マナエクスジベイト》、《レイブラスター》!!」
リオさんの魔法に合わせてオーバーブーストを付与する。
「避けろ!ズルフィカール!!」
「何!?ぐわぁぁぁぁぁっ!?」
オルファントが叫ぶが間に合わない。槍持ちの全身鎧は下半身をその場に残して倒れ伏した。
「おのれ…!」
「退くぞ…オゾーリオ。」
「2名も失って手ぶらで帰れるか!」
「よせ!」
オゾーリオが私に向かって突っ込んでくる。
切先をこちらに向けて凄まじい速度で迫る。ユキさんの防御も間に合わない。
ラッキーシュートを敏捷に付与してオーバードスピードを使い、オゾーリオの鋭い突きを跳躍して避ける。そのまま突き出された右腕の関節に目掛けてオリハルコンショートソードを振り下ろして断ち切った。
「あなた達に勝ち目はありません。投降してください。」
「ぐっ…化物め…!」
「オゾーリオ!」
大盾の全身鎧、オルファントが突撃してきて私とオゾーリオの間に割って入る。
「ここまでだオゾーリオ。」
「無念…。」
私を盾で弾き飛ばそうとしてきたのでオーバーブーストを掛けて盾を斬り裂く。
上下に両断された盾の向こうにオルファントはいなかった。
オゾーリオを抱えた状態で大きく跳躍すると天井を蹴って更に遠くに跳躍する。
「追撃しますか?」
「いいよ。今は周囲の警戒をお願い。」
聞いてくるウルちゃんに答えておく。
「皆さん、治癒の魔法陣を使って回復をお願いします。」
マリさんとサチさんの傷は完治して、意識も取り戻したので事情を聞く事にした。
「すまない。助かった。」
「ありがとうございました。」
「間に合って良かったです。あの鎧達は何でサチさん達を襲ったのですか?」
「思い当たるとしたらダンジョンコアだ。」
「ダンジョンコア?」
「私のダンジョンのコアは神から貰った特別な物でな、人の形をしていて人格があったんだ。」
「AI搭載?」
「ああ。そう言って差し障りがないだろう。」
サチさんはダンジョンコアにいろいろな事を教えて、自己判断でダンジョンを修復、改良を出来る様にしようとしていたらしい。
「ダンジョンコアがおかしくなったのはリソースが0になった時だった。」
「ちょっと待って、私達はリソースを奪うような事はしていないわよ。」
リオさんが話に割って入る。
「いや、あれで十分だ。階層に穴が空いていただろう?そのフィールドを維持する為に際限なくリソースを注いで枯渇したんだ。」
「なるほど。」
つまりリソース枯渇の原因も私だったと。
「リソースが枯渇した途端にダンジョンコアが変わってしまった。」
「どう変わったんですか?」
「奴はエンゲーラと名乗った。」
「エンゲーラ?」
「私を転生させた神だ。」
「まさかそんな…。」
「そして私にこう言った。『期待外れだったよ』と。」
サチさんがマリさんとダンジョンマスターとして不自由なく暮らす為の条件として私の抹殺を挙げたらしい。
アウレリアの人形を壊したいとも。
「話の通りならダンジョンコアは神そのものだったって事ですか?」
「そこまでは分からない。しかし最低でも写身ではないかと思っている。」
サチさんは話を続ける。
エンゲーラと名乗ったコアは『用済みの人形は廃棄だ』と告げて姿を消す。
その直後に現れたのがオゾーリオだった。
元々あのモンスターは喋る事はなく、自分の判断で動く様には作られていなかった。恐らくコアの権限で自分の手駒になる様に仕掛けを施していたのだろうとサチさんは推測した。
「奴らは何体いる?固有名を持っているのだから数に限りがあるだろう?」
ルーティアさんが質問する。
「ああ。奴らは全部で12体。最終5階層のボス騎士王エイブラムスを守護する騎士団というコンセプトで作った。」
「あんなのがまだ8体いるのかよ…。」
「みんなあんな感じなのー?」
ダキアさんがゲンナリした顔で呟く隣でサチさんに質問するアリソンさん。
「全員似たような形状だ。違うのは戦闘スタイルと使用武器くらいか。」
因みに倒したカラールとズルフィカールはリソースがあればリスポーンできるらしい。
「エンゲーラが騎士団を従えているのなら奴らがいるのは5階層で間違いない。」
「このまま放置はまずいのか?」
「奴らがどこまで仕掛けてくるか分からない。気になるのはミナを狙っているという事だ。ここを放置して地上に介入してきたら大惨事になる。ダンジョンのモンスターが地上に出られる筈はないのだが、相手があの神ならば私達の常識は通用しないだろう。」
「倒すしかないですね。」
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サチさんは1人でもエンゲーラと戦うつもりだ。
「私も一緒に戦います。狙われているのは私ですから。それにその神様とは話してみないとですし。」
「…いいのか?」
「転生者を道具のように使って何がしたいのか聞かないとね。」
リオさんも賛成してくれる。
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