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ダンジョン攻略
挨拶
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[ギフト 聖属性無効化を強奪しました。]
崩れ落ちるリッチを見ていたらヘルプさんの声が聞こえた。
ん?使った覚えはないのだけど。
[無意識に使っていました。]
そ、そう…。
リッチの方は再生することなく地面に溶けて消えていった。
ドロップは腕輪だった。鑑定したら種族変換の腕輪と出た。一定時間種族特性を好きなものに入れ替える事ができるらしい。
「何とか倒せたわね。」
「手強い敵でした。」
「まさか避けられるとは。」
全員が集まってくる。
「君達…いや、今は何も言うまい。よくやったな。怪我はしていないかい?」
「はい。大丈夫です。」
「ねーちゃん達スゲェんだな…オレなんか全然敵わないよ…。」
「魔王でも倒せそうな戦いぶりだったな。」
「皆さんもお疲れ様でした。」
互いに労っていたら奥の壁が消滅してゲートが現れた。
ゲートの目の前には2人の人影が見える。片方はマリさん。もう片方もダンジョンマスターだろう。
歳は15~6歳くらいの女の子。真っ白のロブヘアーに蒼い瞳。黒のロングドレスを着ている。
「まさか倒しちゃうとはね。」
「最後のボス、マリの作ったモンスターじゃないわよね?」
「はい…申し訳ありません。」
「責めている訳じゃないわ。別にいけない事じゃないもの。」
マリさんは申し訳なさそうに縮こまっている。もう一人の方は不敵に笑っていた。
「申し遅れた、私はサチ。あなた達に挑戦するダンジョンマスターの片割れだよ。ようこそ我がダンジョンの入り口へ。歓迎するよ。」
「程良い強さの敵だったわ。これから先はあんなのばかり出てくるって訳ね?」
「そう。そしてフィールドも考えうる最高難易度のものを用意したよ。ハッキリ言って無理ゲーだ。いや、クソゲーか。クソゲーの大賞があったら取れる自信がある。」
「そりゃヤバそうね。」
「ああ、正直言ってヤバい。マリのダンジョンはゲートが中継地点になっていたけど私のダンジョンは違う。一度出たら入るときは一層からだ。」
「一回で踏破しないと面倒くさい事になりそうね。」
「その通り。そして先程のボスの様に容赦無く殺しにくる。」
「やめて頂いても構いませんよ。ここまで危険を冒してまでクリアするメリットがありません。」
マリさんは私達の事を心配してくれている。サチさんが本気で私達を殺そうとしている事を知って躊躇っているんだ。
「いえ、やらせてもらいます。聞きたい事が沢山あるので。」
何で私達を殺そうとするのか?
神様の目的は何なのか?
何で異世界の魔法を使えるのか?
クリアして2人から聞き出そう。
「分かりました。でも、無理だと思ったら撤退してください。サッちゃんのダンジョンへは地上のゲートからアクセス出来る様になっていますので。」
「ありがとうございます。最下層で会いましょう。」
「大した自信だ。最下層で待っているよ。」
2人は消えていった。
「さて、サチの作ったクソゲーを攻略しに行こうか。」
「いや今日はここまでだ。が、一度1階層目を見てから帰るとしよう。」
ゲートに入って転移すると次のフィールドは小さな島だった。島の真ん中には数本のヤシの木があって砂浜がぐるっとそれを囲んでいる。直径にして50メートル位じゃないかな?
オーバーブースト鑑定を使用する。
…何も検索に引っかからない。
[神域と同じ力を感じます。オーバーブースト鑑定が遮断されています。]
最短ルートを割り出す事もモンスターを調べる事も出来ないと。
「やってくれるわね。でも普通はノーヒントだからね。」
リオさんは苦笑いしながら周りを見渡している。見える限りで他に島は見当たらない。
「船が必要って事かね?」
「分からないわ。もしかしたら海底にあるかも知れない。」
ウェスターさんとリオさんが話ている。
「飛んで様子を見てきます。」
オル君が竜の姿に戻る。
「私も行くよ。」
「ミナさんが行くなら私も行きます。」
ユキさんが一緒に来てくれた。あとのメンバーは周囲を警戒しつつ待機。
ゆっくりと上昇して周りを見渡すけど、どこまでいっても海しか見えなかった。
30分程飛び回って島に戻る。
「どうだった?」
「この島以外はありませんね。」
「なら海底か…。」
「水中呼吸の魔法はありますか?」
「あるわよ。深度があるなら耐水圧魔法もかけるけど。元々泳げない人は難しいかもしれないわね。」
みんなに聞いてみたら泳げるのは私達4人以外にはルーティアさんとウェスターさんとクラースさんだけだった。
獣人族のみんなは泳げないらしい。
「泳げても水中で戦うなんて無理じゃないか?」
「そうね…。あ、さっきの腕輪は?」
「これですか?」
インベントリから取り出して見せる。
「そうそれよ。セイノールの種族特性を使えば水中呼吸も水中戦闘もできるんじゃない?」
「試してみます。」
種族変換の腕輪を着けると、色々な種族が頭に浮かんでくる。この中から選べばいいのかな。セイノールを選んでみた。
見た目は変わらないみたいだけど…。
「セイノールは水に住う種族ですが、見た目は人間と殆ど変わりません。」
クラースさんがおしえてくれる。
「そうなんですか。ちょっと試しに潜ってみますね。」
「多分海中はモンスターだらけだから深い所には行っちゃ駄目よ。」
「はーい。」
…って、装備着けたままだけど後で洗浄掛ければいいか。
ザブザブと深方に歩いていく。足が着かなくなるくらいの所までしか行かないけどね。
潜ってみて呼吸ができる事を確認して、このまま泳げるかを試してみる。
泳げなくはないけど沈んでる気がする。
何ていうか、イマイチコツが掴めない。
一度上がって報告する。
「トレーニングが必要…か。しかし腕輪は2つしかない。またあのリッチを倒せば手に入るだろうか?」
「あれは多分2度と出ないと思うわ。何せ私達専用のボスだし、あんなのポンポン出せるリソースがあるとは思えない。」
他のダンジョンマスターにレアドロップで種族変換の腕輪が無いか聞いてみよう。
ここで念話で聞こうとしたけど繋がらなかった。
一度ゲートで地上に戻ってそれぞれの契約しているダンジョンマスターに聞いてみたけど種族変換の腕輪はドロップには無いらしい。
「あの子にも聞いてみる?」
「あの子って?」
「ゼルグランのダンジョンの。」
「そうだね。一応ダメ元で聞いてみましょう。」
急遽ゼルグランに向かう事になった。
崩れ落ちるリッチを見ていたらヘルプさんの声が聞こえた。
ん?使った覚えはないのだけど。
[無意識に使っていました。]
そ、そう…。
リッチの方は再生することなく地面に溶けて消えていった。
ドロップは腕輪だった。鑑定したら種族変換の腕輪と出た。一定時間種族特性を好きなものに入れ替える事ができるらしい。
「何とか倒せたわね。」
「手強い敵でした。」
「まさか避けられるとは。」
全員が集まってくる。
「君達…いや、今は何も言うまい。よくやったな。怪我はしていないかい?」
「はい。大丈夫です。」
「ねーちゃん達スゲェんだな…オレなんか全然敵わないよ…。」
「魔王でも倒せそうな戦いぶりだったな。」
「皆さんもお疲れ様でした。」
互いに労っていたら奥の壁が消滅してゲートが現れた。
ゲートの目の前には2人の人影が見える。片方はマリさん。もう片方もダンジョンマスターだろう。
歳は15~6歳くらいの女の子。真っ白のロブヘアーに蒼い瞳。黒のロングドレスを着ている。
「まさか倒しちゃうとはね。」
「最後のボス、マリの作ったモンスターじゃないわよね?」
「はい…申し訳ありません。」
「責めている訳じゃないわ。別にいけない事じゃないもの。」
マリさんは申し訳なさそうに縮こまっている。もう一人の方は不敵に笑っていた。
「申し遅れた、私はサチ。あなた達に挑戦するダンジョンマスターの片割れだよ。ようこそ我がダンジョンの入り口へ。歓迎するよ。」
「程良い強さの敵だったわ。これから先はあんなのばかり出てくるって訳ね?」
「そう。そしてフィールドも考えうる最高難易度のものを用意したよ。ハッキリ言って無理ゲーだ。いや、クソゲーか。クソゲーの大賞があったら取れる自信がある。」
「そりゃヤバそうね。」
「ああ、正直言ってヤバい。マリのダンジョンはゲートが中継地点になっていたけど私のダンジョンは違う。一度出たら入るときは一層からだ。」
「一回で踏破しないと面倒くさい事になりそうね。」
「その通り。そして先程のボスの様に容赦無く殺しにくる。」
「やめて頂いても構いませんよ。ここまで危険を冒してまでクリアするメリットがありません。」
マリさんは私達の事を心配してくれている。サチさんが本気で私達を殺そうとしている事を知って躊躇っているんだ。
「いえ、やらせてもらいます。聞きたい事が沢山あるので。」
何で私達を殺そうとするのか?
神様の目的は何なのか?
何で異世界の魔法を使えるのか?
クリアして2人から聞き出そう。
「分かりました。でも、無理だと思ったら撤退してください。サッちゃんのダンジョンへは地上のゲートからアクセス出来る様になっていますので。」
「ありがとうございます。最下層で会いましょう。」
「大した自信だ。最下層で待っているよ。」
2人は消えていった。
「さて、サチの作ったクソゲーを攻略しに行こうか。」
「いや今日はここまでだ。が、一度1階層目を見てから帰るとしよう。」
ゲートに入って転移すると次のフィールドは小さな島だった。島の真ん中には数本のヤシの木があって砂浜がぐるっとそれを囲んでいる。直径にして50メートル位じゃないかな?
オーバーブースト鑑定を使用する。
…何も検索に引っかからない。
[神域と同じ力を感じます。オーバーブースト鑑定が遮断されています。]
最短ルートを割り出す事もモンスターを調べる事も出来ないと。
「やってくれるわね。でも普通はノーヒントだからね。」
リオさんは苦笑いしながら周りを見渡している。見える限りで他に島は見当たらない。
「船が必要って事かね?」
「分からないわ。もしかしたら海底にあるかも知れない。」
ウェスターさんとリオさんが話ている。
「飛んで様子を見てきます。」
オル君が竜の姿に戻る。
「私も行くよ。」
「ミナさんが行くなら私も行きます。」
ユキさんが一緒に来てくれた。あとのメンバーは周囲を警戒しつつ待機。
ゆっくりと上昇して周りを見渡すけど、どこまでいっても海しか見えなかった。
30分程飛び回って島に戻る。
「どうだった?」
「この島以外はありませんね。」
「なら海底か…。」
「水中呼吸の魔法はありますか?」
「あるわよ。深度があるなら耐水圧魔法もかけるけど。元々泳げない人は難しいかもしれないわね。」
みんなに聞いてみたら泳げるのは私達4人以外にはルーティアさんとウェスターさんとクラースさんだけだった。
獣人族のみんなは泳げないらしい。
「泳げても水中で戦うなんて無理じゃないか?」
「そうね…。あ、さっきの腕輪は?」
「これですか?」
インベントリから取り出して見せる。
「そうそれよ。セイノールの種族特性を使えば水中呼吸も水中戦闘もできるんじゃない?」
「試してみます。」
種族変換の腕輪を着けると、色々な種族が頭に浮かんでくる。この中から選べばいいのかな。セイノールを選んでみた。
見た目は変わらないみたいだけど…。
「セイノールは水に住う種族ですが、見た目は人間と殆ど変わりません。」
クラースさんがおしえてくれる。
「そうなんですか。ちょっと試しに潜ってみますね。」
「多分海中はモンスターだらけだから深い所には行っちゃ駄目よ。」
「はーい。」
…って、装備着けたままだけど後で洗浄掛ければいいか。
ザブザブと深方に歩いていく。足が着かなくなるくらいの所までしか行かないけどね。
潜ってみて呼吸ができる事を確認して、このまま泳げるかを試してみる。
泳げなくはないけど沈んでる気がする。
何ていうか、イマイチコツが掴めない。
一度上がって報告する。
「トレーニングが必要…か。しかし腕輪は2つしかない。またあのリッチを倒せば手に入るだろうか?」
「あれは多分2度と出ないと思うわ。何せ私達専用のボスだし、あんなのポンポン出せるリソースがあるとは思えない。」
他のダンジョンマスターにレアドロップで種族変換の腕輪が無いか聞いてみよう。
ここで念話で聞こうとしたけど繋がらなかった。
一度ゲートで地上に戻ってそれぞれの契約しているダンジョンマスターに聞いてみたけど種族変換の腕輪はドロップには無いらしい。
「あの子にも聞いてみる?」
「あの子って?」
「ゼルグランのダンジョンの。」
「そうだね。一応ダメ元で聞いてみましょう。」
急遽ゼルグランに向かう事になった。
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