40 / 763
エルジュ王国
事後処理
しおりを挟む
解散して宿屋に帰ると、食堂はメチャクチャになっていた。
「あの後乱闘になってねえ、みんなで兵士をボコボコにしてやったのさ。」
奥さんが笑いながら話す。
聞けばその後他の部隊が応援に駆けつけて来て全員捕縛されてしまったそう。
しかし始めからいた兵士達は、お客さん達に殴る蹴るの暴行を受けた上、帰りに他部隊が連れてきていた馬に蹴られたり、暴走した馬車に轢かれたり、宿舎で食べた物に中ったりと散々だったらしい。
ウルちゃんの禍かな?死ぬ様なことが無くて良かったと思う。
そういえばウルちゃんがいない。あの後猫の姿に戻ってくれたので、しっかり撫でて色を白に戻しておいた。
「ウルちゃんなら寄り道をしてくるって言ってましたよ。」
ユキさんが教えてくれた。…危ない事をしてなければいいのだけど。
「失礼します。」
「うっわー。また随分とメチャクチャになってるっすね。」
ラナさんとマナさんがやって来た。冒険者ギルド預りになっていた2人は、ルーティアさんに相談して穴熊亭の片付けに来てくれたらしい。
常連客の人や宿泊中の冒険者達も一緒だ。
みんなでやると早い。あっという間に片付けが済んだ。
「何か簡単なものを作るから食っていってくれ。」
おじさんは厨房に入っていく。
私も手伝おうと思い着いて行こうとしたけど足取りが重い。
「ミナさん、夜通し歩いて疲れているんです。休んだ方がいいですよ。」
そういうユキさんは普段通りだ。
そういえばギフトの影響で疲労とかしないんだっけ。
「ごめん、そうさせて貰おうかな。」
「手伝いは私がやっておきますから。」
「いいや、2人とも休みな。あんた達は頑張ったんだから。食事は部屋に運ぶから休んでなよ。」
奥さんの言葉に甘えさせてもらって、2人で自室へ。洗浄をかけてベッドに横になると、程なくして眠ってしまった。
ーーーー
目が覚めたのは次の日の朝だった。
何時間寝たんだろう。枕元にはウルちゃんが丸くなって寝ていた。
毛色は真っ白のままだ。危ない事はしなかったみたい。安心した。
しばらくモフモフを堪能して、ベッドから出る。
ユキさんとウルちゃんもすぐに起きて来た。
「ユキさんウルちゃんおはよう!」
「「おはようございます。」」
軽くストレッチをして、着替えてから食堂に。
昨日の騒ぎが嘘の様に元通りになっていた。
「おはよう。朝食の準備できているぞ。すぐに出すからな。」
シチューにふかふかのパン。サラダも付いている。ウルちゃんには大きな具を抜いたシチューだ。
「「いただきます。」」
やっぱりここのご飯は美味しい!
ずっと寝ていたせいか、いつもより沢山食べれた。
「ユキさん、冒険者ギルドに行ってみようか。」
「そうですね。様子も知りたいですし。」
ご飯を食べ終わっておじさんにご馳走さまを言うと、3人で冒険者ギルドに行ってみた。
冒険者ギルドは建物からメチャクチャに壊されていた。その様子から戦闘の激しさが伺える。
「ミナ、ユキ、おはよう。」
「ナターシャさん、おはようございます!」
ナターシャさんは建物の周りに散らばっていた木片等を片付けていた。
「もう体は大丈夫?」
「はい。ただの疲労なので、ぐっすり寝たから元気ですよ。」
「ギルマスを助けてくれてありがとう。本当に感謝しているわ。」
「いえ、私の為に戦ってくれて、怪我までさせてしまったんです。」
「それでもよ。ありがとう。」
こうしてルーティアさんを助けられたのもユタカさんのお陰でもある。もしまた会える事があればお礼を言わないと。
「ギルドはどうするんですか?」
「しばらくは他のギルドに業務を分担してもらって運営していく事になったわ。冒険者ギルドの営業再開はまだ見通しが立たない状態ね。」
暗い表情のナターシャさん。
「私にできる事があったら何でも言ってください。」
「っ……ありがとうね。」
ナターシャさんは何かを言いかけた気がするけど、聞ける雰囲気じゃないのでその場を後にした。
宿に戻る途中、ユキさんがポツリと呟く。
「多分…。」
「ん?」
「多分ギルドマスターは解任されるんじゃないでしょうか。」
「なんで!?」
「王国の正規兵と事を構えたのです。重軽傷者多数、死者も出ています。」
「でもそれは…。」
精霊使い殺しなら私が殺したんだ。それにルーティアさんは悪くない。
「冒険者達があれだけの抵抗をしたんです。トップが責任を取らされるのはある意味で当たり前なのかも知れません。」
「……。」
「極刑もありえます…。」
「っ!?」
そんなのって…。
「あー!ミナちゃーん!ユキちゃーん!」
アリソンさんが手を振っている。
「どうしたのー?何か暗くなーい?」
「その…。」
思い切って今話していた事を聞いてみた。
「あー、それはね…。」
アリソンさんは教えてくれないかもと思っていたけど、全て話してくれた。
まず、今回の戦闘については一部の貴族の暴発である事は調べがついていて、ギルド側には非は無かったことになる筈だという。
次に王国軍側に死者が出ている件。こちらについても基本的にはギルドに非は無い。ただし、精霊使い殺しの死亡については少し揉めるだろうと。
「それは私がやった事です…。」
「でもねー、ルーティアさんの精霊がやった事だし、厄介なのはあの男は爵位持ちなのよー…。」
「つまり貴族を殺した事が問題なのだという事ですか?」
ユキさんが質問する。
「まあそういう事になるねー…。」
貴族社会についてはよく分からないけど、あんな事をしておいて殺されたからといってどうこう言われるのは納得いかない。
「あとはギルド本部がどう対応するかかなー。」
エリストの冒険者ギルドは支部で、王都にこの国の本部があるらしい。冒険者ギルドは国の機関ではないため、完全に王国の味方ではない。ただ王国と関係を悪化させるのは避けたいからとルーティアさんを差し出す可能性も無くはない。
恐らく近日中に王都への出頭命令が来るだろう、と。
「私も、行ってはいけないでしょうか?」
「あの後乱闘になってねえ、みんなで兵士をボコボコにしてやったのさ。」
奥さんが笑いながら話す。
聞けばその後他の部隊が応援に駆けつけて来て全員捕縛されてしまったそう。
しかし始めからいた兵士達は、お客さん達に殴る蹴るの暴行を受けた上、帰りに他部隊が連れてきていた馬に蹴られたり、暴走した馬車に轢かれたり、宿舎で食べた物に中ったりと散々だったらしい。
ウルちゃんの禍かな?死ぬ様なことが無くて良かったと思う。
そういえばウルちゃんがいない。あの後猫の姿に戻ってくれたので、しっかり撫でて色を白に戻しておいた。
「ウルちゃんなら寄り道をしてくるって言ってましたよ。」
ユキさんが教えてくれた。…危ない事をしてなければいいのだけど。
「失礼します。」
「うっわー。また随分とメチャクチャになってるっすね。」
ラナさんとマナさんがやって来た。冒険者ギルド預りになっていた2人は、ルーティアさんに相談して穴熊亭の片付けに来てくれたらしい。
常連客の人や宿泊中の冒険者達も一緒だ。
みんなでやると早い。あっという間に片付けが済んだ。
「何か簡単なものを作るから食っていってくれ。」
おじさんは厨房に入っていく。
私も手伝おうと思い着いて行こうとしたけど足取りが重い。
「ミナさん、夜通し歩いて疲れているんです。休んだ方がいいですよ。」
そういうユキさんは普段通りだ。
そういえばギフトの影響で疲労とかしないんだっけ。
「ごめん、そうさせて貰おうかな。」
「手伝いは私がやっておきますから。」
「いいや、2人とも休みな。あんた達は頑張ったんだから。食事は部屋に運ぶから休んでなよ。」
奥さんの言葉に甘えさせてもらって、2人で自室へ。洗浄をかけてベッドに横になると、程なくして眠ってしまった。
ーーーー
目が覚めたのは次の日の朝だった。
何時間寝たんだろう。枕元にはウルちゃんが丸くなって寝ていた。
毛色は真っ白のままだ。危ない事はしなかったみたい。安心した。
しばらくモフモフを堪能して、ベッドから出る。
ユキさんとウルちゃんもすぐに起きて来た。
「ユキさんウルちゃんおはよう!」
「「おはようございます。」」
軽くストレッチをして、着替えてから食堂に。
昨日の騒ぎが嘘の様に元通りになっていた。
「おはよう。朝食の準備できているぞ。すぐに出すからな。」
シチューにふかふかのパン。サラダも付いている。ウルちゃんには大きな具を抜いたシチューだ。
「「いただきます。」」
やっぱりここのご飯は美味しい!
ずっと寝ていたせいか、いつもより沢山食べれた。
「ユキさん、冒険者ギルドに行ってみようか。」
「そうですね。様子も知りたいですし。」
ご飯を食べ終わっておじさんにご馳走さまを言うと、3人で冒険者ギルドに行ってみた。
冒険者ギルドは建物からメチャクチャに壊されていた。その様子から戦闘の激しさが伺える。
「ミナ、ユキ、おはよう。」
「ナターシャさん、おはようございます!」
ナターシャさんは建物の周りに散らばっていた木片等を片付けていた。
「もう体は大丈夫?」
「はい。ただの疲労なので、ぐっすり寝たから元気ですよ。」
「ギルマスを助けてくれてありがとう。本当に感謝しているわ。」
「いえ、私の為に戦ってくれて、怪我までさせてしまったんです。」
「それでもよ。ありがとう。」
こうしてルーティアさんを助けられたのもユタカさんのお陰でもある。もしまた会える事があればお礼を言わないと。
「ギルドはどうするんですか?」
「しばらくは他のギルドに業務を分担してもらって運営していく事になったわ。冒険者ギルドの営業再開はまだ見通しが立たない状態ね。」
暗い表情のナターシャさん。
「私にできる事があったら何でも言ってください。」
「っ……ありがとうね。」
ナターシャさんは何かを言いかけた気がするけど、聞ける雰囲気じゃないのでその場を後にした。
宿に戻る途中、ユキさんがポツリと呟く。
「多分…。」
「ん?」
「多分ギルドマスターは解任されるんじゃないでしょうか。」
「なんで!?」
「王国の正規兵と事を構えたのです。重軽傷者多数、死者も出ています。」
「でもそれは…。」
精霊使い殺しなら私が殺したんだ。それにルーティアさんは悪くない。
「冒険者達があれだけの抵抗をしたんです。トップが責任を取らされるのはある意味で当たり前なのかも知れません。」
「……。」
「極刑もありえます…。」
「っ!?」
そんなのって…。
「あー!ミナちゃーん!ユキちゃーん!」
アリソンさんが手を振っている。
「どうしたのー?何か暗くなーい?」
「その…。」
思い切って今話していた事を聞いてみた。
「あー、それはね…。」
アリソンさんは教えてくれないかもと思っていたけど、全て話してくれた。
まず、今回の戦闘については一部の貴族の暴発である事は調べがついていて、ギルド側には非は無かったことになる筈だという。
次に王国軍側に死者が出ている件。こちらについても基本的にはギルドに非は無い。ただし、精霊使い殺しの死亡については少し揉めるだろうと。
「それは私がやった事です…。」
「でもねー、ルーティアさんの精霊がやった事だし、厄介なのはあの男は爵位持ちなのよー…。」
「つまり貴族を殺した事が問題なのだという事ですか?」
ユキさんが質問する。
「まあそういう事になるねー…。」
貴族社会についてはよく分からないけど、あんな事をしておいて殺されたからといってどうこう言われるのは納得いかない。
「あとはギルド本部がどう対応するかかなー。」
エリストの冒険者ギルドは支部で、王都にこの国の本部があるらしい。冒険者ギルドは国の機関ではないため、完全に王国の味方ではない。ただ王国と関係を悪化させるのは避けたいからとルーティアさんを差し出す可能性も無くはない。
恐らく近日中に王都への出頭命令が来るだろう、と。
「私も、行ってはいけないでしょうか?」
33
お気に入りに追加
3,741
あなたにおすすめの小説
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
地味薬師令嬢はもう契約更新いたしません。~ざまぁ? 没落? 私には関係ないことです~
鏑木 うりこ
恋愛
旧題:地味薬師令嬢はもう契約更新致しません。先に破ったのはそちらです、ざまぁ?没落?私には関係ない事です。
家族の中で一人だけはしばみ色の髪と緑の瞳の冴えない色合いで地味なマーガレッタは婚約者であったはずの王子に婚約破棄されてしまう。
「お前は地味な上に姉で聖女のロゼラインに嫌がらせばかりして、もう我慢ならん」
「もうこの国から出て行って!」
姉や兄、そして実の両親にまで冷たくあしらわれ、マーガレッタは泣く泣く国を離れることになる。しかし、マーガレッタと結んでいた契約が切れ、彼女を冷遇していた者達は思い出すのだった。
そしてマーガレッタは隣国で暮らし始める。
★隣国ヘーラクレール編
アーサーの兄であるイグリス王太子が体調を崩した。
「私が母上の大好物のシュー・ア・ラ・クレームを食べてしまったから……シューの呪いを受けている」
そんな訳の分からない妄言まで出るようになってしまい心配するマーガレッタとアーサー。しかしどうやらその理由は「みなさま」が知っているらしいーー。
ちょっぴり強くなったマーガレッタを見ていただけると嬉しいです!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
異世界を満喫します~愛し子は最強の幼女
かなかな
ファンタジー
異世界に突然やって来たんだけど…私これからどうなるの〜〜!?
もふもふに妖精に…神まで!?
しかも、愛し子‼︎
これは異世界に突然やってきた幼女の話
ゆっくりやってきますー
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。