無職女が働くために動く話～精神科から始まる就労支援記録～

六話目 相談事業所が決まりました

　約一ヶ月ほど更新が滞ってしまいましたが、その間にいくつか進んだことがあります。

①相談事業所が決まりました

②いきなり就労支援A型は難しいかもしれないと考え、まずは就労支援B型で慣れて行こうという方針になりました
※A型とB型の違いは後述

③就労支援B型にもパソコンを使う仕事があると知り、見学に行く日が決まりました


　①について。

　前回市役所で手続きをし、数日後に電話で相談事業所が決まったと連絡が来たさらに数日後、相談事業所の方から直接会って話したいとの打診がありました。


　・そもそも、相談事業所とは（ざっくりとですが）
　相談事業所とは、利用者と各就労支援施設などの事業所、サポートなどと繋いでくださる相談員さんがおられる場所で、就労支援を受ける際など、各所に連絡して取り次ぐ役割を担ってくれます。
　
　就労支援施設の空き状況やパンフレットなども持っておられるので、より具体的に今後の方針を話し合うことができます。


　相談員さんは女性の方で、ベテランの方と二人で私の話を聞いてくれました。

　小学校時点から既に学校に行きたくなかったことや、その気持ちを両親に分かってもらえなくて悲しかったこと。

　児童福祉施設のアルバイトでスタッフさんとうまくいかず、すぐに辞めてしまったことなどを話したら、相談員さんは「辛かったね」と共感してくれて、少し安心しました。


　
　②今後の方針について。そもそもA型とB型の違いについてザックリとお話しすると

　A型⇒事業所と雇用契約を結ぶ。最低賃金を保証されている。

　B型⇒雇用契約は結ばない。賃金ではなく工賃として、大抵は最低賃金より安い金額が支給される。
代わりに通う時間や日数が、より自由に選択できる。

　社会との交流の他にお金も稼ぎたいと考えていた私はA型しか考えていませんでしたが、パソコンを使う仕事をしているB型事業所があり、しかも立地が実家近くだということで都合がよかったため、ひとまずB型へ通う方針へと変えました。


　③B型事業所への見学について
　事業所への見学日時が決まり、正直不安と期待が入り乱れています。
　
　パソコンが使えるといってもブラインドタッチと最低限の操作、Googleドキュメントとスプレッドシートを軽く触った程度の私にできることがあるのだろうか？

　その事業所はデザインや動画編集などもやっているそうですが、私はのめり込んで何か作品を作った経験がそこまでないため、もし本当に作るのが好きでのめりこんでやっている人がいたら、きっと劣等感を抱いてしまうような気がして、怖いです。

　とはいえ、誰かがサポートしてくれる環境でやりたいことを見つけたり、新しいことを学べるかもしれないチャンスというのは、学生時代以来のことで楽しみな気持ちもあります。



　〇今後のことについて

　B型事業所に通えたとして、そこでの学びを今後どう生かせるのか。また、将来はどこかの会社へ就職するのか、それともA型事業所で働くのか。

　未来のことはほとんどと言っていいほど見通しもイメージもなくて、ひとまず目の前のことをやっていこうという感じです。

　ただ、自分が楽しいと感じられること、充足感を得られることを見つけて続けられたらいいなと思うので、見学に行くB型事業所でそのためのきっかけを掴めたら、最高だなと考えております。

　これまでの人生、ずっと自分の感覚を分からないまま、等身大の自分を偽って背伸びしてきた気がします。
　
　これからは今自分の立っている地面から、少しずつでいいから一歩ずつ、心の躍る方へと進んでいきたいです。
　
　消えてしまいたいと感じることは今でも多々ありますが、今後生きていく中で、生きていたいと思える瞬間が増えてくれることを願っています。

　不定期ですが、また進展などあれば更新します。