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第四章 パラレルワールド
第58話 真実を胸に
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生まれてきた子供は、ルキウスが断言していた通り元気な男の子だった。
カールした髪と形の整った鼻は、ルキウスにそっくりだった。グレーがかった理知的な瞳は、アメリアのものを受け継いでいた。
決めていた通り、子供はファロスと名付けられた。
ファロスは、まさに愛の結晶だった。
ファロスを手放し、母親が自分であることを忘れられるなんて耐え難い苦痛だった。しかし、この子のためにもわたしは使命を果たす必要がある。
アメリアは、何度も自分にそう言い聞かせた。わたしのいない世界を自然に受け入れられるようになるためにも、早い方がいい。
『ごめんね、ファロス。心から愛しているわ』
アメリアは胸の中で眠るファロスをぎゅっと抱きしめ、額に口づけをした。
その後、アメリアは父親から二本の魔法剣(マージアディグス)を受け取った。
一本は長剣で、もう一本は短剣だった。柄には、赤く輝くドラゴンの石“ルーベラピス”がはめ込まれている。望みの場所へと導いてくれる、通称“導きの石”と呼ばれているものだ。
かつて、イビージャとドラゴンの石調達の仕事をしていたときに入手したものだ。
そのとき、ちょうどそこで出会った旅人が、より輝きが増すようにと術を施してくれたおかげで、石はとても美しい輝きを放っていた。
スパイとして闇の勢力に潜入することを決めたとき、このルーベラピスをはめ込んだマージアディグスの製作を父親にお願いしていた。
揃いの紋様で、長剣と短剣それぞれ一本ずつ作ってくれ、と。
受け取ったマージアディグスの短剣の方を、アメリアはルキウスに渡した。
ルキウスは、それを受け取ると不思議そうな顔をした。
『きれいな石でしょう?これはね、導きの石といって、望みの場所へ導いてくれる力があるのよ』
『そうか。でも、なぜこれを僕に?』
『もし・・・もしも、わたしたちが離ればなれになったとしても、お互いにこれを持っていたらいつかはまた導かれるんじゃないかと思って』
突然そんなことを言い出したアメリアに、何バカなことを言ってるんだと笑い飛ばそうとしたが、ルキウスは思い留まった。
アメリアが、いつになく真剣な眼差しを向けていたからだ。
『ありがとう。それなら、これを持っていれば心配いらないな』
ルキウスはそう言って、アメリアを力強く抱きしめた。
『それではよろしいですか?』
ハスールが、アメリアに今一度確認した。
アメリアは、銀河連邦のマザーシップ内にいた。仕事へ行くと言ってホーソモスの家を出た後、アラミスによって連れて来られたのだ。
アメリアは、さっき別れたばかりのルキウスの笑顔を思い出した。
そして、ルキウスが胸に抱くファロスの顔を思い出した。
『はい。お願いします』
二人のために、わたしは戦う。
イビージャのような犠牲を出さないためにも、地球を闇の勢力から救い出すためにも、わたしはアメリアを捨てる。
アメリアの頬を、一筋の涙が伝った。
『それでは、アメリアの情報はここで抜き去ります』
ハスールのその言葉を最後に、目の前が真っ白になった。
********************************************************
意識が戻ったクリスは、涙を流していた。
紗奈も優里も、声を上げて泣いている。
田川先生の正体を知って、その覚悟を知って、3人はいたたまれない気持ちになった。
先生はひとりで闇の勢力に潜入して、ずっと地球のために戦ってきたのだ。地球の年月でいえば、数千年という長い期間を・・・。
こうして今地球が光へ向かってアセンションを迎えることができるのは、間違いなく田川先生のおかげだ。
先生の死を無駄にしないためにも、地球をこの宇宙の中でも指折りの素晴らしい星にしていこうと3人は誓い合った。
『それじゃあ、連絡をくれればいつでもまた迎えに来るよ』
お城の上で、ハーディが言った。
クリスたち3人は、アラミスに地球まで送ってもらいエランドラやクレアたちとも別れた後、ハーディに世界中を案内してもらった。
カナダへ行ってラフティングをしたり、グランドキャニオンへ行って雄大な景色を眺めたり、エベレスト山をヘリコプターで散策したり、ヨーロッパの古城を巡ったり。
オーストラリアではコアラやワラビーとも触れ合ったし、中国では万里の長城に登ったりもした。
最後は、紗奈の希望に沿ってハワイに滞在してマリンスポーツを楽しんだ。最高の夏休みだった。
『ありがとうハーディ。そうしたら、また冬休みにどこかへ連れて行ってくれる?』
ハーディに買ってもらった沢山のおみやげを手に、紗奈が甘えるように言った。
『もちろんだよ。予定が分かったら、早めに教えてくれよ』
ハーディはそう言って、全員とハグをした。
「でも、この荷物持って帰ったら、おかあさんなんて言うだろう?」
ヘリに乗って去っていくハーディを見送ってから、優里が言った。
優里の肩には、小さく姿を変えたエンダが乗っている。
結局エンダもグリフォンも、まだ地上にいても問題ないだろうということで、優里と紗奈がそれぞれしばらく育てることになったのだった。
「わたしはひとまず庭に隠しておいて、おかあさんが出かけた隙に運びこもうと思ってるよ。それより、この日焼けを何て説明しようかと思って」
小麦色に焼けた自分の腕を見て、紗奈が言った。
空港からヘリで戻っている間に、ハーディが銀河連邦に連絡をつけて、すでに3人はパラレルワールドを移行していた。
髪の毛は、ハワイを出る前に染め直してある。
「夏休みもあと5日か。夏休みの宿題、やってあるかな?」
クリスがつぶやくと、紗奈が肩をすくめた。
それから、3人はしばらく無言で見つめ合った後、思わず吹き出した。
話している内容が、あまりにちっぽけなことだったからだ。
「なんか、どうでもいいね」
笑いながら、クリスが言った。
「うん。本当、どうでもいい」と、紗奈も優里も笑いながらうなずいた。
こうして平和な地球があって、そこにこうして生きているというだけで、それだけで良かった。それだけで幸せに満ち溢れている。
この幸せがあるのも、全部アメリアのおかげだ。
そう考えると、自然と感謝の気持ちでいっぱいになった。
ありがとう、アメリア。ありがとう、おかあさん。
空を見上げたクリスは、アメリアがかつての自分の母であったことを誇りに思った。そして心の中でお礼を言った。
すると、雲ひとつない真っ青な空に、体を寄せ合って微笑みかけるアメリアとルキウスの姿が見えたような気がした。
────第四章 パラレルワールド 完────
最後まででお読みくださり、ありがとうございました!
クリスの物語は、いったん第四章で完結となります。
お楽しみいただけたでしょうか?
少しでも何か感じていただけたなら嬉しいです(≧▽≦)
続編は・・・また、機会があれば書いていくかもしれません。
他の作品も、何かインスピレーションがあれば書いていきたいと思っています。どうぞ、これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました♪
カールした髪と形の整った鼻は、ルキウスにそっくりだった。グレーがかった理知的な瞳は、アメリアのものを受け継いでいた。
決めていた通り、子供はファロスと名付けられた。
ファロスは、まさに愛の結晶だった。
ファロスを手放し、母親が自分であることを忘れられるなんて耐え難い苦痛だった。しかし、この子のためにもわたしは使命を果たす必要がある。
アメリアは、何度も自分にそう言い聞かせた。わたしのいない世界を自然に受け入れられるようになるためにも、早い方がいい。
『ごめんね、ファロス。心から愛しているわ』
アメリアは胸の中で眠るファロスをぎゅっと抱きしめ、額に口づけをした。
その後、アメリアは父親から二本の魔法剣(マージアディグス)を受け取った。
一本は長剣で、もう一本は短剣だった。柄には、赤く輝くドラゴンの石“ルーベラピス”がはめ込まれている。望みの場所へと導いてくれる、通称“導きの石”と呼ばれているものだ。
かつて、イビージャとドラゴンの石調達の仕事をしていたときに入手したものだ。
そのとき、ちょうどそこで出会った旅人が、より輝きが増すようにと術を施してくれたおかげで、石はとても美しい輝きを放っていた。
スパイとして闇の勢力に潜入することを決めたとき、このルーベラピスをはめ込んだマージアディグスの製作を父親にお願いしていた。
揃いの紋様で、長剣と短剣それぞれ一本ずつ作ってくれ、と。
受け取ったマージアディグスの短剣の方を、アメリアはルキウスに渡した。
ルキウスは、それを受け取ると不思議そうな顔をした。
『きれいな石でしょう?これはね、導きの石といって、望みの場所へ導いてくれる力があるのよ』
『そうか。でも、なぜこれを僕に?』
『もし・・・もしも、わたしたちが離ればなれになったとしても、お互いにこれを持っていたらいつかはまた導かれるんじゃないかと思って』
突然そんなことを言い出したアメリアに、何バカなことを言ってるんだと笑い飛ばそうとしたが、ルキウスは思い留まった。
アメリアが、いつになく真剣な眼差しを向けていたからだ。
『ありがとう。それなら、これを持っていれば心配いらないな』
ルキウスはそう言って、アメリアを力強く抱きしめた。
『それではよろしいですか?』
ハスールが、アメリアに今一度確認した。
アメリアは、銀河連邦のマザーシップ内にいた。仕事へ行くと言ってホーソモスの家を出た後、アラミスによって連れて来られたのだ。
アメリアは、さっき別れたばかりのルキウスの笑顔を思い出した。
そして、ルキウスが胸に抱くファロスの顔を思い出した。
『はい。お願いします』
二人のために、わたしは戦う。
イビージャのような犠牲を出さないためにも、地球を闇の勢力から救い出すためにも、わたしはアメリアを捨てる。
アメリアの頬を、一筋の涙が伝った。
『それでは、アメリアの情報はここで抜き去ります』
ハスールのその言葉を最後に、目の前が真っ白になった。
********************************************************
意識が戻ったクリスは、涙を流していた。
紗奈も優里も、声を上げて泣いている。
田川先生の正体を知って、その覚悟を知って、3人はいたたまれない気持ちになった。
先生はひとりで闇の勢力に潜入して、ずっと地球のために戦ってきたのだ。地球の年月でいえば、数千年という長い期間を・・・。
こうして今地球が光へ向かってアセンションを迎えることができるのは、間違いなく田川先生のおかげだ。
先生の死を無駄にしないためにも、地球をこの宇宙の中でも指折りの素晴らしい星にしていこうと3人は誓い合った。
『それじゃあ、連絡をくれればいつでもまた迎えに来るよ』
お城の上で、ハーディが言った。
クリスたち3人は、アラミスに地球まで送ってもらいエランドラやクレアたちとも別れた後、ハーディに世界中を案内してもらった。
カナダへ行ってラフティングをしたり、グランドキャニオンへ行って雄大な景色を眺めたり、エベレスト山をヘリコプターで散策したり、ヨーロッパの古城を巡ったり。
オーストラリアではコアラやワラビーとも触れ合ったし、中国では万里の長城に登ったりもした。
最後は、紗奈の希望に沿ってハワイに滞在してマリンスポーツを楽しんだ。最高の夏休みだった。
『ありがとうハーディ。そうしたら、また冬休みにどこかへ連れて行ってくれる?』
ハーディに買ってもらった沢山のおみやげを手に、紗奈が甘えるように言った。
『もちろんだよ。予定が分かったら、早めに教えてくれよ』
ハーディはそう言って、全員とハグをした。
「でも、この荷物持って帰ったら、おかあさんなんて言うだろう?」
ヘリに乗って去っていくハーディを見送ってから、優里が言った。
優里の肩には、小さく姿を変えたエンダが乗っている。
結局エンダもグリフォンも、まだ地上にいても問題ないだろうということで、優里と紗奈がそれぞれしばらく育てることになったのだった。
「わたしはひとまず庭に隠しておいて、おかあさんが出かけた隙に運びこもうと思ってるよ。それより、この日焼けを何て説明しようかと思って」
小麦色に焼けた自分の腕を見て、紗奈が言った。
空港からヘリで戻っている間に、ハーディが銀河連邦に連絡をつけて、すでに3人はパラレルワールドを移行していた。
髪の毛は、ハワイを出る前に染め直してある。
「夏休みもあと5日か。夏休みの宿題、やってあるかな?」
クリスがつぶやくと、紗奈が肩をすくめた。
それから、3人はしばらく無言で見つめ合った後、思わず吹き出した。
話している内容が、あまりにちっぽけなことだったからだ。
「なんか、どうでもいいね」
笑いながら、クリスが言った。
「うん。本当、どうでもいい」と、紗奈も優里も笑いながらうなずいた。
こうして平和な地球があって、そこにこうして生きているというだけで、それだけで良かった。それだけで幸せに満ち溢れている。
この幸せがあるのも、全部アメリアのおかげだ。
そう考えると、自然と感謝の気持ちでいっぱいになった。
ありがとう、アメリア。ありがとう、おかあさん。
空を見上げたクリスは、アメリアがかつての自分の母であったことを誇りに思った。そして心の中でお礼を言った。
すると、雲ひとつない真っ青な空に、体を寄せ合って微笑みかけるアメリアとルキウスの姿が見えたような気がした。
────第四章 パラレルワールド 完────
最後まででお読みくださり、ありがとうございました!
クリスの物語は、いったん第四章で完結となります。
お楽しみいただけたでしょうか?
少しでも何か感じていただけたなら嬉しいです(≧▽≦)
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畏れ多いです。。励みになります( ;∀;)
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これからもよろしくお願いします!