138 / 227
第三章 悪魔の儀式
第24話 守護存在
しおりを挟む
セテオスへ到着すると、いつものようにネイゲルが迎えに来た。
優里についても、ネイゲルは大手を広げて歓迎してくれた。そしてジェカルに乗って、一行はメシオナまで案内された。
その間、優里は目を覚ますことなく眠ったままだった。
今回クリスたち一行が案内されたメシオナは、以前利用したものよりもさらに広くて豪華だった。それに、前回よりもエルカテオスに近い場所に位置していた。
一定の間隔をあけて隣接するメシオナはどれも大きく、まるで高級住宅地のようだった。
『アクアを手に入れた功績が認められて優遇されたのね。きっと』と、室内を見回しながらクレアが言った。
ネイゲルは優里を両腕に抱えてベッドまで運んでから、前回と同様クリスたちのエネルギー調整が済んだ頃また迎えにくると言って去っていった。
メシオナには、クリスたちのピューラがすでに用意されていた。配布されたオーラムルスとテステクを手に、クリスと紗奈はそれぞれ割り振られた部屋へ行った。
ピューラに着替える前に、クリスはベベと一緒に温泉の湧き出るラプーモで体を洗った。
ラプーモは上がるときに水の粒子がはじかれて瞬間的に渇くため、タオルで体を拭く必要もない。そのため、毛むくじゃらのベベも乾かす手間がかからないので楽だった。
ラプーモから上がると、クリスはベベに首輪型のオーラムルスをはめてピューラを着せた。ピューラを着たベベは『やっぱり、これじゃなくっちゃ』と、はしゃぎながら宙を飛び回った。
クリスとベベが最上階のリビングへ戻ると、エランドラが導きの石“ルーベラピス”のはめ込まれた短剣をクリスに手渡した。クリスはそれをテステクと一緒に腰に差した。
それから、リビングの中央で宙に浮いたソファ“クテイラ”に座るクレアとラマルのところへ行って、そのひとつに腰かけた。
紗奈はまだ部屋から戻っていなかった。
『そういえば、桜井さんひとりで部屋に残してるけど大丈夫かな?目が覚めて見知らぬ場所にいるってなったら、少しパニックになるんじゃない?』
向かいに座るクレアにクリスが尋ねた。
『それは、別に大丈夫だと思うよ。彼女にもオーラムルスを起動してはめてあるから、起きたらオーラムルスで会話ができるし』
クレアにそう言われて、クリスはオーラムルスの人物表示を確認した。すると、ベベの隣にしっかりと優里の表示があった。
詳細を開くと、優里の寝ている姿が表示された。クリスはそれをできるだけ小さく表示させて、視界の片隅に追いやった。そうすれば優里が起きたときに気づくことができるし、優里にもクリスの顔が見えるはずだ。
クリスがそんな風にオーラムルスを操作していると、紗奈が部屋から上がってきた。
ピューラに着替えた紗奈もラプーモに入ったようだ。紗奈の髪から、シャンプーの甘い香りが漂っていた。
隣に座った紗奈に、クリスはオーラムルスで優里を表示させておくように伝えた。
そこへエランドラもやってきて、クリスとクレアの間のひとり掛け用のクテイラに座った。オーラムルスの操作を終えた紗奈が『ところで』と、エランドラに話しかけた。
『守護ドラゴンのことで聞きたいんですけど』
『ええ。何かしら?』
微笑みを浮かべて、エランドラは首を傾げた。
『クリスとエランドラは、どうして契約を交わすことになったんですか?』
『そのようにもう決まっていたからよ』
『決まっていたって、運命っていうことですか?』
『運命といえば、そうかもしれないわね。クリスの魂が地球へ転生することを決めたときにわたしがクリスをサポートしていくことが決まり、お互いに納得した上で契約を交わしたのよ』
『それは、これから先もずっとクリスのサポート役としてエランドラは一緒にいるということですか?』
エランドラは一度クリスに視線を向けた。それから紗奈に視線を戻すと、首を振った。
『クリスが必要としなくなれば、わたしはまた別の誰かのところへ行くことになるでしょうね』
それを聞いて、クリスは言いようもない寂しさを感じた。ベベが死んでしまったときのような、みぞおちが抉られるような喪失感があった。
エランドラの存在を知ってから、実際まだ1年も経っていない。しかしずっと昔からその温もりを胸に感じていた。でもいずれ別れるときが来るのかと思うと、急に不安に襲われた。
そんなクリスの様子を見て、エランドラは『大丈夫よ』と言った。
『その頃には、クリスの中から寂しさという感情は消え失せているわ。すべてがひとつという一体感。つまり、すべてが愛としか感じられない存在になっているから何の心配もいらない。逆に言えば、寂しさを感じてしまう内はわたしはあなたと共にいるわよ』
エランドラはそう言って微笑んだ。それからまた紗奈に視線を戻した。
『でも、魂が生まれたときにみんなドラゴンと契約を交わすわけじゃないんですよね?』
紗奈の質問に、『ええ、もちろん』と言ってエランドラはうなずいた。
『でもクリスにはエランドラがいて、クレアにはラマルがいるし、優里にも守護ドラゴンがいるのでしょう?』
紗奈のいわんとすることを理解したのか、エランドラは紗奈に笑いかけた。
『サポートする存在は必ずいるわよ。わたしたちみたいなドラゴンではないとしても、他の守護獣であったり、守護天使だったり。その魂ごとに、サポートするにあたってより適した存在があるのよ。つまり、相性のようなものね。サナにはたしかにドラゴンはついていないわ。でもサナを守護する存在は必ずいるし、いずれ必要なときに姿を現すでしょう』
エランドラのその話を聞いて、紗奈は安心したように笑顔になった。それから『わたしを守護してくれる存在ってなんだろう?』と、嬉しそうに言った。
『うん。なんだろうね。ていうか、ドラゴン以外にどんなのがいるんだろう?』とクリスが答えると、『色々いるよ』とクレアが言った。
『ペガサスとかユニコーンとか、フェニックスとか。あとはフェンリルにキマイラにスフィンクスに、えーと・・・』
指を折りながらクレアが守護存在の種類を挙げていると、ラマルが『ねえ』と声をかけた。
『なによ?』
一生懸命思い出そうとしていたのを邪魔されて、不機嫌そうにクレアがラマルをにらむと、ラマルがぼそっと『起きたみたい』と言った。
『え?あ、本当だ』と、視線を逸らしてクレアが言った。
オーラムルスに映し出された優里は、ベッドの上で起き上がってキョロキョロと不安そうにあたりを見回していた。
「桜井さん」
優里にフォーカスして、クリスが手を振った。
「え、クリス君?あれ?何これ?」
状況が飲み込めず、優里はオロオロしていた。
「今からそっちへ行くから、待ってて」
「え?うん。わかった」
クリスの言葉に、優里は困惑しながらもこくりとうなずいた。
優里についても、ネイゲルは大手を広げて歓迎してくれた。そしてジェカルに乗って、一行はメシオナまで案内された。
その間、優里は目を覚ますことなく眠ったままだった。
今回クリスたち一行が案内されたメシオナは、以前利用したものよりもさらに広くて豪華だった。それに、前回よりもエルカテオスに近い場所に位置していた。
一定の間隔をあけて隣接するメシオナはどれも大きく、まるで高級住宅地のようだった。
『アクアを手に入れた功績が認められて優遇されたのね。きっと』と、室内を見回しながらクレアが言った。
ネイゲルは優里を両腕に抱えてベッドまで運んでから、前回と同様クリスたちのエネルギー調整が済んだ頃また迎えにくると言って去っていった。
メシオナには、クリスたちのピューラがすでに用意されていた。配布されたオーラムルスとテステクを手に、クリスと紗奈はそれぞれ割り振られた部屋へ行った。
ピューラに着替える前に、クリスはベベと一緒に温泉の湧き出るラプーモで体を洗った。
ラプーモは上がるときに水の粒子がはじかれて瞬間的に渇くため、タオルで体を拭く必要もない。そのため、毛むくじゃらのベベも乾かす手間がかからないので楽だった。
ラプーモから上がると、クリスはベベに首輪型のオーラムルスをはめてピューラを着せた。ピューラを着たベベは『やっぱり、これじゃなくっちゃ』と、はしゃぎながら宙を飛び回った。
クリスとベベが最上階のリビングへ戻ると、エランドラが導きの石“ルーベラピス”のはめ込まれた短剣をクリスに手渡した。クリスはそれをテステクと一緒に腰に差した。
それから、リビングの中央で宙に浮いたソファ“クテイラ”に座るクレアとラマルのところへ行って、そのひとつに腰かけた。
紗奈はまだ部屋から戻っていなかった。
『そういえば、桜井さんひとりで部屋に残してるけど大丈夫かな?目が覚めて見知らぬ場所にいるってなったら、少しパニックになるんじゃない?』
向かいに座るクレアにクリスが尋ねた。
『それは、別に大丈夫だと思うよ。彼女にもオーラムルスを起動してはめてあるから、起きたらオーラムルスで会話ができるし』
クレアにそう言われて、クリスはオーラムルスの人物表示を確認した。すると、ベベの隣にしっかりと優里の表示があった。
詳細を開くと、優里の寝ている姿が表示された。クリスはそれをできるだけ小さく表示させて、視界の片隅に追いやった。そうすれば優里が起きたときに気づくことができるし、優里にもクリスの顔が見えるはずだ。
クリスがそんな風にオーラムルスを操作していると、紗奈が部屋から上がってきた。
ピューラに着替えた紗奈もラプーモに入ったようだ。紗奈の髪から、シャンプーの甘い香りが漂っていた。
隣に座った紗奈に、クリスはオーラムルスで優里を表示させておくように伝えた。
そこへエランドラもやってきて、クリスとクレアの間のひとり掛け用のクテイラに座った。オーラムルスの操作を終えた紗奈が『ところで』と、エランドラに話しかけた。
『守護ドラゴンのことで聞きたいんですけど』
『ええ。何かしら?』
微笑みを浮かべて、エランドラは首を傾げた。
『クリスとエランドラは、どうして契約を交わすことになったんですか?』
『そのようにもう決まっていたからよ』
『決まっていたって、運命っていうことですか?』
『運命といえば、そうかもしれないわね。クリスの魂が地球へ転生することを決めたときにわたしがクリスをサポートしていくことが決まり、お互いに納得した上で契約を交わしたのよ』
『それは、これから先もずっとクリスのサポート役としてエランドラは一緒にいるということですか?』
エランドラは一度クリスに視線を向けた。それから紗奈に視線を戻すと、首を振った。
『クリスが必要としなくなれば、わたしはまた別の誰かのところへ行くことになるでしょうね』
それを聞いて、クリスは言いようもない寂しさを感じた。ベベが死んでしまったときのような、みぞおちが抉られるような喪失感があった。
エランドラの存在を知ってから、実際まだ1年も経っていない。しかしずっと昔からその温もりを胸に感じていた。でもいずれ別れるときが来るのかと思うと、急に不安に襲われた。
そんなクリスの様子を見て、エランドラは『大丈夫よ』と言った。
『その頃には、クリスの中から寂しさという感情は消え失せているわ。すべてがひとつという一体感。つまり、すべてが愛としか感じられない存在になっているから何の心配もいらない。逆に言えば、寂しさを感じてしまう内はわたしはあなたと共にいるわよ』
エランドラはそう言って微笑んだ。それからまた紗奈に視線を戻した。
『でも、魂が生まれたときにみんなドラゴンと契約を交わすわけじゃないんですよね?』
紗奈の質問に、『ええ、もちろん』と言ってエランドラはうなずいた。
『でもクリスにはエランドラがいて、クレアにはラマルがいるし、優里にも守護ドラゴンがいるのでしょう?』
紗奈のいわんとすることを理解したのか、エランドラは紗奈に笑いかけた。
『サポートする存在は必ずいるわよ。わたしたちみたいなドラゴンではないとしても、他の守護獣であったり、守護天使だったり。その魂ごとに、サポートするにあたってより適した存在があるのよ。つまり、相性のようなものね。サナにはたしかにドラゴンはついていないわ。でもサナを守護する存在は必ずいるし、いずれ必要なときに姿を現すでしょう』
エランドラのその話を聞いて、紗奈は安心したように笑顔になった。それから『わたしを守護してくれる存在ってなんだろう?』と、嬉しそうに言った。
『うん。なんだろうね。ていうか、ドラゴン以外にどんなのがいるんだろう?』とクリスが答えると、『色々いるよ』とクレアが言った。
『ペガサスとかユニコーンとか、フェニックスとか。あとはフェンリルにキマイラにスフィンクスに、えーと・・・』
指を折りながらクレアが守護存在の種類を挙げていると、ラマルが『ねえ』と声をかけた。
『なによ?』
一生懸命思い出そうとしていたのを邪魔されて、不機嫌そうにクレアがラマルをにらむと、ラマルがぼそっと『起きたみたい』と言った。
『え?あ、本当だ』と、視線を逸らしてクレアが言った。
オーラムルスに映し出された優里は、ベッドの上で起き上がってキョロキョロと不安そうにあたりを見回していた。
「桜井さん」
優里にフォーカスして、クリスが手を振った。
「え、クリス君?あれ?何これ?」
状況が飲み込めず、優里はオロオロしていた。
「今からそっちへ行くから、待ってて」
「え?うん。わかった」
クリスの言葉に、優里は困惑しながらもこくりとうなずいた。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
プロミネンス~~獣人だらけの世界にいるけどやっぱり炎が最強です~~
笹原うずら
ファンタジー
獣人ばかりの世界の主人公は、炎を使う人間の姿をした少年だった。
鳥人族の国、スカイルの孤児の施設で育てられた主人公、サン。彼は陽天流という剣術の師範であるハヤブサの獣人ファルに預けられ、剣術の修行に明け暮れていた。しかしある日、ライバルであるツバメの獣人スアロと手合わせをした際、獣の力を持たないサンは、敗北してしまう。
自信の才能のなさに落ち込みながらも、様々な人の励ましを経て、立ち直るサン。しかしそんなサンが施設に戻ったとき、獣人の獣の部位を売買するパーツ商人に、サンは施設の仲間を奪われてしまう。さらに、サンの事を待ち構えていたパーツ商人の一人、ハイエナのイエナに死にかけの重傷を負わされる。
傷だらけの身体を抱えながらも、みんなを守るために立ち上がり、母の形見のペンダントを握り締めるサン。するとその時、死んだはずの母がサンの前に現れ、彼の炎の力を呼び覚ますのだった。
炎の力で獣人だらけの世界を切り開く、痛快大長編異世界ファンタジーが、今ここに開幕する!!!
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
家族と移住した先で隠しキャラ拾いました
狭山ひびき@バカふり160万部突破
恋愛
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」
ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。
「「「やっぱりかー」」」
すぐさま合いの手を入れる家族は、前世から家族である。
日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。
しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。
ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。
前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。
「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」
前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。
そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。
まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――
悪役令嬢を陥れようとして失敗したヒロインのその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。
二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。
けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人である王太子とも破局してしまったのだ。
ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。
だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。
グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。
そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる