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結婚式から一月、様々なことが落ち着いてきた。
夜は除いて。否、昼間も、な時があるのでそちら方面以外落ち着いたというのが正解だ。
国王である父は三人の婿が良く働くので、早々に引退出来るのではないかと目論見始めている。
侍従長のクリスも三人の婿が夜な夜な良く働くので、おめでたい話が近いのではないかと期待し始めている。
そして、夏菜子は一月経ってもやって来ない生理に出来ていてもおかしくないと思い始めている。しかし、そこに前世で思っていたような怖さはない。産んで育てるをやっていけるのだろうかという怖さが。
クリスからされた説明にあったように、この状況で妊娠すれば三人が父親という子になる。でも、誰が父親であっても三人はローザリアの出産を助け、育てることを進んで手伝ってくれる気がするのだ。体外受精をする魚のようにメスが産卵したら、そこにオスが精子を掛ける、それでお仕舞なんてことはなく。
最初にクリスから聞いた時は、色々変な制度があるものだと感じていた子作りやらお世話係の話。ところが、一か月経過した今では、三人が父親である子が欲しいと夏菜子は思っている。年頃になれば、誰かに似てきて、誰が父親か何となく分かるかもしれないとしても。
けれど、それは目の前で目覚めようとしているルイスに待てをしてしまうことにも繋がる。まあ、妊娠は時の運。誰の精子が終点まで元気に泳いで辿り着くかだが。
「ロージー、おはよう。考え事?」
「おはよう、ルー。ぼーっとしていただけ。可愛いルーの寝顔を見ながら」
ベッドを四人で使うのも日常になり、三人の夫達は寝る位置をローテーションで上手いこと回している。今朝の右隣はルイスで、左隣はブラッドリー。この並びは火が付くと朝から大変になってしまう。三人でイチャイチャすると、実は真正鬼畜だったジュリアンがローザリアの涙を見るまで責めるのだ。涙を見たら見たで違うスイッチが入り興奮してしまうのだが。
そうそう、この一月でローザリアの愛称がセックス以外の時はローザからロージーへと変わった。三人の呼び方も相まって甘さが三割増しくらいになっている。
ルイスは朝からお元気な部分をアピール中。結婚前から実技といえばルイスはこれだったので、触れて欲しいと頑張っている。
その姿がなんだか可愛くて、結局夏菜子は手を伸ばしてしまうのだ。すると、ブラッドリーも手を伸ばしてくる。
「この敏感な芯は直ぐに固く尖るようになったね。良い子だよ、ロージー。今朝はどうしようか?ペロペロ可愛がられたい、それともエッチ過ぎるからお仕置きかな?」
「今朝は駄目よ。ルーにルウェリン伯爵家から遣いの者が来ることになっているから、早めに支度をしないと」
「嫌だ」
「もう、嫌だじゃないわ、ブラッド。その分、夜に楽しみましょう。そう思うと仕事も頑張れるでしょ」
「…」
かっこいいブラッドリーが拗ねているのは、ルイスとはまた違った可愛さがある。そしてブラッドリーの向こうでもぞもぞ動いているジュリアンはきっと既にどう楽しむか考えを巡らしていそうだ。
夜が来るのは楽しみだけど、恐ろしい、夏菜子はそんなことを思っていた。ルウェリン伯爵家の遣いがやって来る理由を知らないでいたこの時までは。
夜は除いて。否、昼間も、な時があるのでそちら方面以外落ち着いたというのが正解だ。
国王である父は三人の婿が良く働くので、早々に引退出来るのではないかと目論見始めている。
侍従長のクリスも三人の婿が夜な夜な良く働くので、おめでたい話が近いのではないかと期待し始めている。
そして、夏菜子は一月経ってもやって来ない生理に出来ていてもおかしくないと思い始めている。しかし、そこに前世で思っていたような怖さはない。産んで育てるをやっていけるのだろうかという怖さが。
クリスからされた説明にあったように、この状況で妊娠すれば三人が父親という子になる。でも、誰が父親であっても三人はローザリアの出産を助け、育てることを進んで手伝ってくれる気がするのだ。体外受精をする魚のようにメスが産卵したら、そこにオスが精子を掛ける、それでお仕舞なんてことはなく。
最初にクリスから聞いた時は、色々変な制度があるものだと感じていた子作りやらお世話係の話。ところが、一か月経過した今では、三人が父親である子が欲しいと夏菜子は思っている。年頃になれば、誰かに似てきて、誰が父親か何となく分かるかもしれないとしても。
けれど、それは目の前で目覚めようとしているルイスに待てをしてしまうことにも繋がる。まあ、妊娠は時の運。誰の精子が終点まで元気に泳いで辿り着くかだが。
「ロージー、おはよう。考え事?」
「おはよう、ルー。ぼーっとしていただけ。可愛いルーの寝顔を見ながら」
ベッドを四人で使うのも日常になり、三人の夫達は寝る位置をローテーションで上手いこと回している。今朝の右隣はルイスで、左隣はブラッドリー。この並びは火が付くと朝から大変になってしまう。三人でイチャイチャすると、実は真正鬼畜だったジュリアンがローザリアの涙を見るまで責めるのだ。涙を見たら見たで違うスイッチが入り興奮してしまうのだが。
そうそう、この一月でローザリアの愛称がセックス以外の時はローザからロージーへと変わった。三人の呼び方も相まって甘さが三割増しくらいになっている。
ルイスは朝からお元気な部分をアピール中。結婚前から実技といえばルイスはこれだったので、触れて欲しいと頑張っている。
その姿がなんだか可愛くて、結局夏菜子は手を伸ばしてしまうのだ。すると、ブラッドリーも手を伸ばしてくる。
「この敏感な芯は直ぐに固く尖るようになったね。良い子だよ、ロージー。今朝はどうしようか?ペロペロ可愛がられたい、それともエッチ過ぎるからお仕置きかな?」
「今朝は駄目よ。ルーにルウェリン伯爵家から遣いの者が来ることになっているから、早めに支度をしないと」
「嫌だ」
「もう、嫌だじゃないわ、ブラッド。その分、夜に楽しみましょう。そう思うと仕事も頑張れるでしょ」
「…」
かっこいいブラッドリーが拗ねているのは、ルイスとはまた違った可愛さがある。そしてブラッドリーの向こうでもぞもぞ動いているジュリアンはきっと既にどう楽しむか考えを巡らしていそうだ。
夜が来るのは楽しみだけど、恐ろしい、夏菜子はそんなことを思っていた。ルウェリン伯爵家の遣いがやって来る理由を知らないでいたこの時までは。
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