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第一章後編 ハイリヒ王国復興編

ハイリヒ王国発展編第二章

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 ユエ達が王都から迎えに来た。

(ユエ)迎えに来たよ、なぎさ。

(なぎさ)あぁ、休暇は終わりだ。
 

 フェロがユナ・パトリエット達と話している。
 なんかめちゃくちゃ盛り上がっている。

(なぎさ)なんかめちゃくちゃ盛り上がってるね、あそこ。

(ユエ)いっぱい姦られたでしょ、あの様子なら有意義なデータがたくさん取れたみたいね(笑顔)

(なぎさ)まぁ、散々姦られました。楽しかったよ(笑顔)

(ユエ)変態(笑)

(なぎさ)えへへ(笑)

 
 フェロ達がやってきた。

(フェロ)やぁやぁなぎさ、色々有意義なデータをありがとう(笑顔)
    散々姦ってもらったね、しかも色々なシュチュで(ニヤリ)

(なぎさ)あぁ、めちゃくちゃ楽しかったよ。色んなこと思いつくよね。

(猫人族 ユナ・パトリエット)
      でも、なぎさ様のネコSは新しい扉が開いちゃいました(照)

(ユエ)私たちは、抱く、犯す、姦るしか興味ないから、みんな姦ってもらってね。
   私たちじゃ得られないデータだから(ニヤリ)

(専属一同)はい!

(ユエ)それじゃ、行きましょうか。

(なぎさ)?ユエ、あの荷物は?

(ユエ)あ、あれ?置いていく。

(フェロ)ここで好きに使ってもらって、データを取る。なぎさを送り込んだりするから、ここに据え置き(ニヤリ)

(なぎさ)送り込まれるわけね(照)

(フェロ)なんか嬉しそうね、なぎさ。

(なぎさ)えっ?あはは(照)

(ユエ)ハマったね。もうこのままフェアベルゲンに住む?(笑)

(フェロ)別にいいよ?ゲートで繋げば問題ないじゃん。

(なぎさ)そういうわけに……あっ!そうか!

(ユエ)どうしたの?

(なぎさ)ゲートだ!ゲートがあった!!

(フェロ)ゲート?

(なぎさ)キャンパーにゲストルームを幾つか作って、そことこのコンテナの休憩室を繋ぐんや。
    そうしたら、いつでも帰れるし、遊びにも来れる。
    王都には常駐がいるから、警護付きで遊びにも出れる。
    これよくない?

(フェロ)それいいね!簡単に行き来出来るし、何かあったら駆けつけられる。

(ユエ)それ、採用!色んな意味で効率的。

(なぎさ)じゃあ、早速。

(フェロ)はい、休憩室。増設するつもりで作ってきた。ちょっと仕様変更がいるけど(笑)

(なぎさ)よし、早速やるか。

 
 そう言うと、フェロは休憩室用の魔動コンテナ車をだした。
 ユエはテーゼ族長のところへ話をしに行った。
 テーゼ族長とヤマノ族長夫人がやって来た。

(兎人族 テーゼ族長)
      なぎさ様、話を聞かせていただきました。
      可能で有れば、是非お願いしたいです。

(なぎさ)分かりました。じゃあ早速やりましょう。
    どこに設置しましょうか?この場にもある意味ひとつある方がいいかと(笑)

(兎人族 ヤマノ族長夫人)
      流石なぎさ様、分かっていらっしゃいますね。ふふふっ♡

(兎人族 テーゼ族長)
      あはは(汗)では、広場に設置しようかと思います。

(なぎさ)分かりました。ただ、いきなりたくさんの人はやめた方が良いです。
    まだ変えたばかりで完全には浸透していません。護衛付きは必須です。
    人数調整はお願いします。
    こちらは、私たちの居るベースキャンプに繋げます。
    また場所も王宮内の広場ですから、ベースキャンプ内なら人族との不要な接触はかなり避ける事は出来ると思います。

(テーゼ族長)分かりました。

(なぎさ)人族にも専属は居ますが、問題ないので警戒しないでください。
    何かやれば、取り返しのつかないことになるのはよく理解していますから。
    普通に接してください。相手も対応に困るかもなんで。
    それ以外は何かあるかもですが、碌な末路にはならないので、安心してください。
    それと、必ず私たちに通報してください。こちらでやります。

(兎人族 ヤマノ族長夫人)
      分かりました。皆んなのこと、お願いしますね。
      私も遊びに行きます。ふふふっ♡

 
 早速、広場の分かりやすい場所に設置した。

(なぎさ)では、帰り次第繋げます。

(兎人族 テーゼ族長)
      よろしくお願いします。
      これで行き来が出来ますから、お待ちしております。
      もうすぐ本宅も完成しますので、楽しみにいていてください。

(なぎさ)ありがとう。では行ってきます。

(兎人族 ヤマノ族長夫人)
      行ってらっしゃいませ、ア・ナ・タ♡

 
 なんか最後はコントになってましたが、皆乗り込み、王都に向かった。

(なぎさ)タニアって魔法使えないって言ってたやん、アホだから(笑)

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      あぁ、魔法は……誰がアホや!

(なぎさ)ちょっと調べてみるわ。魔力回路はありそうなんやけど、機能してないのかもしれん。
    そこに座ってみ?

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      あ、あぁ。こうか?

(なぎさ)今から魔力を流すから、受け入れて、それを身体の隅々まで流して回すようにしてみて。
    血の巡りみたいに、自然と体内を流れる感覚?みたいな。いくよ?

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      あ、あぁ。うっ!うう~ん……あっ!はぁ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡

(なぎさ)身体が暖かくなって気持ちよくなるでしょ?それでいいから。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      わ、わかった。はぁ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡あっ!

(なぎさ)分かった。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      どうだった。

(なぎさ)頭が悪い。腐ってる(ぶっ!)

(豹人族 シズク・アストラ)
      ブハッ!当たってるうぅ~(爆笑)

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      な、なぎさ……お、おま……

(なぎさ)ちょっとそこに寝て、踏んであげる(笑顔)

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      その笑顔、ムカつくわぁ~!

(なぎさ)魔力回路が詰まってるんよ、構築し直すわ。そうしたら、魔法が使えるようになる。
    それとちょっと細工する。火と水の適性があるよ。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      マジか!頼む!

(なぎさ)じゃあ、いくよ。動かないように我慢してね。

 
 そう言うと、ナジヌ・タニアの身体をさわる。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      あっ♡ああぁぁぁぁぁ♡あっ♡おっ♡うっ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡

(猫人族 ユナ・パトリエット)
      なぎさ様、私たちも。

(なぎさ)うん、やるよ。待ってて。

(専属一同)はい!

 
 念入りに時間をかけて、再構築していく。

(なぎさ)はい、完了!

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡

(なぎさ)タ・ニ・ア・ちゃん♡

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      はぁ♡はぁ♡す、スゲーな、これ♡

(なぎさ)やっぱ、火と水だね。一応ロックはかけた。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      なんでだよ!

(なぎさ)解除しようか?まだコントロールは無理やろ?暴走したら、フェアベルゲンぐらいなら消える威力になるけど。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      やめてくれ!(涙目)

(なぎさ)皆んなも寝て。ただし、魔法の試し打ちはしないでね。
    ベースキャンプに着いたら訓練するから。

(専属一同)はい!

 
 それから、輸送機内に艶めかしい喘ぎ声が響きわたった。

(なぎさ)他の人も、よかったらするから、希望者は待っててね。
    順番にやらないと危ないから。
    どんな風になるかはベースキャンプの訓練場に見に来て。
    ただし、個人差はあるって事は理解してね。

(獣人一同)はい!

(豹人族 シズク・アストラ)
      はぁ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡凄いわこれ!魔力の流れが半端ない。
      まるで抵抗が無くなったみたいにスムーズに回る。

(なぎさ)実際、回路の抵抗は無くしたよ。だから威力調整の訓練が必要なんよ。
    あと、細工もした。身体にタトゥーを入れた。魔法で隠してあるけど、露出させる事も出来るよ。

(蛇人族 マラ・オスマヤヒ)
      どんな効果があるんですか?なぎさ様。

(なぎさ)魔力切れが起こらないという効果。でも疲労は出るからやり過ぎると潰れる。
    身体を鍛えて持続力が上がると、その分、魔法が使えるし、威力も上げられるようになる。

(蛇人族 クレ・オスマヤヒ)
      魔力切れが起こらない??ですか??

(なぎさ)そう、そのタトゥーから、空気中の魔素を魔力に変換して体内に取り込む。
    理論上体内魔力が減らない。実際、減ってもすぐ全回復する。
    自分の撃てる魔法のレベルは魔導士と同じ、訓練をしないと上がらないけど、
    威力は身体の持ち堪えれる範囲で格段に上がる。
    だからコントロールの訓練をしないと、今までの感覚で使ったら、大変な事になる。

(猫人族 ユナ・パトリエット)
      どれぐらい上がっているのですか?

(なぎさ)火魔法で火を起こす感覚で使えは、大体10~15mの火柱があがるかな(笑)マジで。

(豹人族 シズク・アストラ)
      はあぁ?ち、ちょっと、それって(大焦)

(なぎさ)だから、コントロールの訓練が必要でしょ(笑)
    それに、魔力回路って何もしてないままだと、それだけ抵抗が多いんよ。
    その抵抗を0にしたからそうなる。

(狐人族 アナ・スタシア)
      それだと……

(なぎさ)無茶して魔力回路を痛めない限り維持される。魔力回路だから当たり前よね。
    ボクが居る限り、定期的にチェックとメンテナンスをするけど、まず大丈夫やね。

(犬人族 タニラ・ストラス)
      たしかに魔力回路にダメージを受けるなんて、よほどの事ですもんね。

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      なぎさは大丈夫だったのか?あの時。

(なぎさ)いや、かなりボロボロになったんで、エンジェに直してもらった(テヘッ)

(豹人族 シズク・アストラ)
      テヘッじゃないですよ!もうあんな無茶しないでくださいね(涙目)

 
 そうしていると、王都が見えてきた。もうすぐ到着だ。

(ユエ)ベースキャンプ、ちょっと改造した。便利になったよ(ニヤリ)

 
 そう言うと、直接王宮上空に行った。

(なぎさ)おっ!コレいい!!

(フェロ)でしょ?(ニヤリ)

 
 ベースキャンプが1棟連結されていた。そして、連結された方の屋根が開いた。
 中は発着台になっていたのだ。

(ユエ)大型用ね。小型用もあるよ。屋根があるから、天候関係無しで快適よ(笑顔)

(なぎさ)流石!

(フェロ)小型はね、下に収容されていて、必要時にはせり出して最上階に移動してくるんだ。

(ユエ)乗り降りは格納庫ね、発着時に最上階に移動する仕組み。

(フェロ)発着時にしか開かないから、外に出る事が無い超安全安心仕様!

(なぎさ)完璧やん!

(ユエ)誰の嫁だと思ってるの(ニヤリ)

 
 ベースキャンプの発着場に着陸する。
 ハイリヒの連中が唖然としてる光景が目に浮かぶ(笑)

(フェロ)ちなみに、リリアナ達はさほど驚かなかったよ(笑)

(ユエ)もう悟ったみたいね(笑)

 
 荷物の整理をし、それぞれ持ち場に向かう。
 ユエ達と会議室に行くと、皆揃っていた。

(ユエ)さて、今後の予定なんだけど、とりあえずは現状報告ね。
   王都内道路、街道、上下水道は完全終了。
   各種学校や塾も開校、孤児院の建て替え、病院、老人院の建設、治癒院の改革
   ここまでは完了した。
   派遣社員もいまや選別に入っている。全く働かないのは追い出してる。
   冒険者にでもなって、日銭稼ぐだけでもいいのに、それもしないのは立ち退かせてる。
   何故か人族がほとんどよねぇ……
   獣人は言う前に立ち退こうとして、逆に話を聞くぐらい。

(雫・ヤマト)あぁ、大抵は生活に疲れたからフェアベルゲンに帰りたいと言うな。
      心配するぐらいだ。
      その場合、可能なら派遣先をこっちにして、機を見てスタッフとして正式雇用するんだが、
      それでも無理なら、フェアベルゲンに返してる。
      元々帰る場所がある場合は話を聞いて、希望に沿うようにしてる。
      無理矢理だと今までの奴隷生活と変わらんからな。

(なぎさ)人族はなぁ(ため息)

(玲・アカギ)そう言うな。色々あったのはわかるがメイン顧客になるんだ。

(ユエ)で、例の商売戦略だけど、識字率はまだまだだから、本絡みはまだね。
   私のは、アダルト絡み以外は大体出来た。
   後は社交界デビューね。そこでアピールする。
   庶民はまだね、景気はまだだけに余裕は……
   量産品の普段着からジワジワ行く予定。

(なぎさ)ブランド名とか決めたの?

(ユエ)ええ、
   貴族向けから言うと、
    最高級オーダーブランド:オーダークイーン
            既製品:クイーン
       ジュニアブランド:ハイプリンセス
        ジュニア量産品:プリンセス
       庶民向けブランド:プリンセスミニとユニマックス(兼用)
        庶民向け量産品:ユニ

(なぎさ)なるほど、女性メインなんだ。

(ユエ)えぇ、その方が儲かる、デザインが多いから使い回ししないでしょ?お貴族様って(ニヤリ)
   ただ、庶民向けは両方が使えるもの。違いをみせるのはブランドからね。

(なぎさ)なるほど。

(シア)私は料理レシピ関係、料理教室もネタがある限りやろうかなって。
   レシピに関してはギルドと相談でしょ?管理はどうするかって。
   だから特に名前は考えてないです。料理教室はシア'sキッチン

(フェロ)私は……

(なぎさ)アダルトでしょ(笑)

(フェロ)あはは。
     最高級オーダーメイド:ヘヴンズオーダー
         高級ブランド:ヘヴンズ
           ブランド:ヘヴン
       庶民向けブランド:アンダーヘヴン
         特殊趣向向け:ワールドエンド

(なぎさ)なんかピッタリなブランドだなぁ(笑)

(フェロ)でしょ(笑)

(ティオ)妾はギルドの窓口になろう、ギルドとの交渉は任せよ。

(なぎさ)あぁ、頼む。

(レム)私はトレーニングジム!
   スポーツジムREM
   私流の理論でやるから、それを"レム流"って名付けたの。

(なぎさ)いいやん!誰が開発したか、すぐ分かる!
    鍛えるって事は?

(レム)当然、食事にも気をつける。メニューはシアさんとの共同開発!

(シア)任せなさい。ただ、栄養面だけのサポートメニューだから、サプリメントはお願いね。
   味は変更出来るけど、理論はわからないから。

(レム)うん!

(フィル)私は弓術道場、でも名前はまだ。

(雫・ヤマト)私たちもだ、刀術道場を開くが、名前がなぁ。

(玲・アカギ)なんとか流とか要るよなぁと。

(椿・シナノ)だよね。特に無いから、これから考える。

(エルム)私とエンジェは治癒院勤務ね。

(エンジェ)あぁ、勤務と後進の育成だな。治癒レベルを上げようと考えてる。

(エルム)魔法と外科技術の融合よね。そうすれば、庶民でも比較的安価で高度な治療が受けられる。

(エンジェ)魔法治癒だけだと高いからなぁ……

(なぎさ)資金は最初はボクが出すから、出来るだけ安くね。

(エンジェ)わかってる。無茶しないように、高すぎず安すぎずでいく。それと、患者の経済力も考えて決める。
     庶民など低収入層は、収入の何割みたいに変動させるよ。
     流行り病なら国と交渉して資金確保するから、なぎさは必要以上出しちゃダメよ!
     バランスを考えてね。数は増えるんだから、ちゃんと予算内に収めるように!

(なぎさ)はい。っていうか、そのつもり。キリ無いからね。
    ボクの給金以外が予算だから、色々あるから持ち出しにならないようにしなきゃね。

(ユエ)ギルドでの部位売買代金もよ!利息だけでも凄いんだからね。
   使っていいのは、利息と商売の儲けだけよ!

(なぎさ)わかってるって。みんなのは、自分で管理してね。

(ユエ)もちろんよ。だけど、みんなファミリーなんだから、助け合いはするからね。
   特になぎさは要注意ね。

(シア)ですね。全部使いそうだから、監視が必要です。

(なぎさ)全部渡すから管理して。なんか自信無くなってきた。

(ユエ)それがいい。任せなさい。

(シア)ですね。

(ミヤビ)妾は魔法学園の学園長をやるのじゃ。

(なぎさ)妥当やな。

(リリー)私は分かるよね(笑)
    エルムを国関係、ライムをなぎさ関係のサポート部隊にした。
    私が長官だから、結果的にはみんなに情報が入るから、監視は任せて。

(なぎさ)頼りにしてます。リリー達しか居ないよ、ほんと。

(シラン)私は剣術道場。特に流派は名乗らない。
    もう嫁として認めてくれてるでしょ?

(なぎさ)あぁ、もちろん。ただ、あの件は頼むよ。

(シラン)任せてくれ。近衛は外さず利用する。

(なぎさ)副団長としても動くと。

(シラン)あぁ、気分的にはバイト感覚だが、近衛の立場は使える。
    それに女王の事もある。

(リリアナ女王)私も嫁として認めてくれてますよね。表向きは女王業をやる。
       というより、なぎささんは婿養子でって事は知れ渡りましたから。

(なぎさ)やっと"様付け"やめたな(笑)

(リリアナ女王)ユエ様に怒られましたから。ただ、表向きにはなきさ様ですよ。
       周りはそう認識してますから、このパワーバランスは保ちたいので(笑)

(なぎさ)流石やね(笑)

(リリアナ女王)私も女王ですからね、素顔は聖人君子じゃないです。でないと貴族社会で生き抜けないですから(笑)

(なぎさ)少しの間やったけど、分かる気がする。貴族社会のドス黒さを垣間見た。
    あんな程度じゃないよね?(笑)

(リリアナ女王)よくお分かりで(ニヤリ)

(なぎさ)という事は、何やればいいんや?フェアベルゲンの事もあるから。

(ユエ)そうねぇ……

(リリアナ女王)では、統治について考えましょう。新領地の統治です。

(なぎさ)じゃあ、それはリコイルさん達を集めなきゃね。
    こっちからは誰が行く?

(ユエ)そうねぇ……
   私とティオ、シア、フィル、雫でどう?玲や椿もって思うけど、
   それ担当はなぎさだしね、不安だからついて行くけど、圧力をかける必要は無いからねぇ。

(ティオ)妾はギルド担当だから、不要じゃろう。

(なぎさ)いや、冒険者ギルドは再建中だから、ギルド担当は必要でしょ。

(ティオ)おぉ、そうじゃった。ギルドには妾となぎさ殿が出向く事になるか。

(シア)私はフェアベルゲン絡みでしょ。

(雫・ヤマト)騎士無しも変だな、護衛役として、私たちが行こう。近衛は来るのだろ?

(シラン)私とシューマン様は出ることになりますね。

(ユエ)私はなぎさの監視役兼統括。

(フィル)私もなぎさの監視役。

(なぎさ)秘書は?専属から選抜しよう。

(ユエ)まぁ、リトナとリコルは妥当ね、フェアベルゲンチームからは誰が行くの?

(熊人族 ナジヌ・タニア)
      オレ、いや、私が。

(豹人族 シズク・アストラ)
      脳筋バカはダメ、大体、言葉遣いがなって無い。

(猫人族 ユナ・パトリエット)
      私とアナ、クレマラ姉妹では如何ですか?

(豹人族 シズク・アストラ)
      私はこのバカの面倒みとく。

(犬人族 タニラ・ストラス)
      私はシズク姉さんのサポートをします。

(なぎさ)それで行こう、どうかな?ユエ。

(ユエ)ええ、それでいきましょう。

 
 決まった、さぁ行こう。他の面々は各々の事業の準備に入ってる。
 あそこまで出来上がれば、いつ開店か?というだけ。
 それに向けて、最終調整に入った。
 店舗は王宮近くの一等地と商業地区に各1店舗づつ。とりあえず貴族向けと庶民向けに分けて出店。
 従業員は人族と獣人の混合部隊。幹部と護衛にフェアベルゲンチーム。
 店員は派遣社員を手配した。
 意外と狐獣人族や猫獣人族は庶民受けがよく、可愛いと評判があるので、重点的に採用した。
 エルフ、特にダークエルフには、お姉様♡と、コアなファンが居るので、それも忘れずに(笑)
 フェロに関しては、サキュバス族で固め、コアなファン向けにダークエルフを。
 人族にさえ、サキュバスコスプレをさせ、販売員にしていた。ま、まぁ、そうなるわな(笑)
 商品が商品だけにインパクトは絶大だわ。淫パクトがな。
 レムは同じ鬼人族や熊獣人族、あと、豹獣人族や虎獣人族、ダークエルフなど、多種族混合でいくらしい。人族も加えるとか。
 ガタイのデカいガチガチに鍛えあげられたタイプとしなやかに引き締まったタイプに分ける戦略とか。
 また、ダイエットや子供向けも作ったので、狐獣人族、猫獣人族、犬獣人族、蛇獣人族などコースに分けて配置するとか。

 リリアナ女王の召集に皆が会議室に揃う。

(リリアナ女王)これから、新領地の統治について話し合う。
      
(宰相 リコイル)
      新領地については、なぎさ様の提案通り、直轄地とする。
      その統治者には、領主の地位を与えるが、他領と違い女王直下の側近とし、
      他領主よりも爵位は上とすることにしました。

(なぎさ)というと?

(宰相 リコイル)
      爵位こそ、男爵、子爵、伯爵ですが、女王側近となるので、準王族扱いにします。
      これにより、他領からの妨害や圧力を阻止することで、開発を進めやすくし、
      クーデターの謀略にも牽制をかけます。

(なぎさ)なるほど、では人選が重要ですね。

(宰相 リコイル)
      はい、なので、私の派閥と近衛騎士団、騎士団の中から有能な人物を選定する予定です。
      最初は区分けは大きくなりますが、領主の下や王都で人材育成をし、徐々に統治区を狭めていきます。
      不満が出ないように、初めから勅命を出し、その方針に従える、忠誠を誓う者だけに限定します。

(なぎさ)最初に派遣された領主が分割後に来た領主の寄親になる感じですか?

(宰相 リコイル)
      まさにその通りです、なぎさ様。

(ユエ)なるほどね、それだと、よほどバカな事を考えない限り、反逆はないと。

(宰相 リコイル)
      そうです。この政策に反旗を翻すということは、女王様への裏切り。
      国家反逆罪に該当しますゆえ。

(なぎさ)なら、それがいいと思います。
    浄化は終わっているし、更地にもしてあります。
    利用土地には印を付け、囲っておきました。
    配属する時には、ボクが同行しますから、その上で判断してもらえたらと。

(宰相 リコイル)
      なっ!そこまで……
      ちなみに利用土地とは?

(なぎさ)河川からの水路を引くに適した地と効率よく流すのに必要な場所。
    農作や酪農に適した地と井戸、ため池。区画整理での道路と商業、工房、住宅地ですね。
    更地なんで、最初からベストと思われる配置と大きさが取れますから、とりあえず印を付けときました。
    これがその地図です。広すぎますから、適当に区切る必要があります。

(宰相 リコイル)
      ち、地図まで……(驚目)

(なぎさ)時間が経ってますから、これ見て確認したらいいですよ。
    多分要るよなぁと思って、作っておきました。
    区分けすれば、詳細地図も出せますから、ご心配なく。

(宰相 リコイル)
      ・・・・(絶句)

(筆頭魔導士 テトル)
      わ、私たち、必要……ですかね?あは、あははははは(引き攣り)

(なぎさ)何言ってんですか?現場の陣頭指揮は?

(筆頭魔導士 テトル)
      なぎさ様。

(なぎさ)おい!そこは側近でないとダメでしょう。ぽっと出えが陣頭指揮なんて取ったら反発必須ですよ。

(リリアナ女王)その場合は、な、シューマン?

(近衛騎士団団長シューマン)
      はっ!切り捨てます。なぎさ様の邪魔はさせません!

(なぎさ)ちょっと待とうか。王配にしたと言っても日が浅過ぎる。
    長年忠誠を誓った側近がやるべき。ボクはそのサポート的立場でしょ。
    相談されたら意見を言うけど、指揮はそっちがやらないと。

(宰相 リコイル)
      しかし、それでは……
       
(リリアナ女王)困るんです。それでは困るんです。

(なぎさ)?なんで?

(宰相 リコイル)
      この政策を理解し、陣頭指揮を取れるのは、なぎさ様しか居ないんです。
      我々では、何処から何をどうすればいいかわからないのですよ。

(なぎさ)いやいやいやいや、普通に街づくりするだけですよ?
    それに適しているであろう場所に印を付けて囲っただけだから。

(宰相 リコイル)
      しかし、農作物の生産を倍にするとか……

(なぎさ)あぁ、それは後。まず、街が出来ないと。
    それと、倍にするではなく、倍を目指す。です。
    そう簡単にいくかどうかはやってみないとわからない、
    1種類を倍となればいいけど、転作して年間で量が倍に近いという作戦も取ろうとしてるし、
    とにかく全体の収穫量を増やすことを目指しますから。
    漁業においては"養殖"という人工的に漁獲量を上げる作戦もやるつもりですし。

(宰相 リコイル)
      それでは余計に……

(なぎさ)場所さえ押さえてしまえば、後は普通の街づくりですよ。
    効率よく区分けして、使いやすい街を作ればいいんですから。

(宰相 リコイル)
      では、相談に乗ってくださると。

(なぎさ)もちろん。それに、よければ希望も言います。この道はもっと広く、とか(笑)

(リリアナ女王)もちろんそれはお願いします。
       後から拡張とか区画整理などはしないに越した事は無いですから。

(なぎさ)では、始めから将来投入する物も見越した街づくりでいきましょう。
    自転車は投入したいんで。

(リリアナ女王)魔動車は投入しないのですか?

(なぎさ)魔動車は別の使い方をします。
    徒歩に自転車、馬車。これが限界かと。事故が増えたら意味がないので。
    それに棲み分けをしないと、今の御者が失業したら意味ないから。

(リリアナ女王)というと?

(なぎさ)魔動車は貴族にバカ高い金額で売る。それこそ財力誇示になるよに。
    で、持て余して街中で乗らないように、魔動車レースをやる。
    専用コース、いわゆるサーキットを作って。
    で、それに参加させて、勝てば名誉として、旗や盾をやる。目立って飾れるやつね。
    最終的には参加クラスを増やし、レースの回数も増やし、年間王者も決める仕組みを取り入れる。
    たくさんのレースに参加でき、多くのクラスに参加出来ることで財力の誇示が出来るし、
    新しい物好きでしょ?社交界を上手く使えば、買わない、参加しないは乗り遅れる(笑)
    当主が参加できるほどの超安全設計だが、ぶつけたら壊れる、部品もすり減る。
    維持して参加するにはそれなりの費用がかかる。まさに貴族向け(ニヤリ)

(宰相 リコイル)
      ははは……お手柔らかに(冷汗)

(リリアナ女王)自転車は大丈夫です?

(なぎさ)いえ、やはり危険です。
    だからターゲットは屋敷のメイドです。
    買い物などが楽になり、効率も上がる。
    まぁ、自転車レースも計画してるから、楽しみにしてもらえたら嬉しい。

(宰相 リコイル)
      屋敷対抗ですか、面白い。

(近衛騎士団団長シューマン)
      では、練習して鍛えねばなりませんな(笑)

(なぎさ)レムがスポーツジムを開業します。独自理論から導き出した"レム流トレーニングプログラム"で。
    軍事向けから、ダイエット、子供向けまで。スポーツジムREMをよろしく。
    ちなみに食事管理もやります。シアが専用メニューを開発しています。
    年間契約で騎士団等団体や各家庭への出張サービスや個別レッスンも計画中です(笑)

(宰相 リコイル)
      これは手回しが早い(笑)流石です、なぎさ様。
      しかし、その"レム流トレーニングプログラム"というのは気になりますな。
      一度参加してみたいです。

(なぎさ)どうぞ、ご贔屓に(笑)

(財務大臣 マヤノ)
      ダイエットもあるんですね。

(なぎさ)はい、ダイエット、運動不足解消、スタイル形成、ストレッチ、色々あると言ってました。
    また、組み合わせるのも可能だと。

(財務大臣 マヤノ)
      では、ダイエットとスタイル形成を組み合わせるとか。

(なぎさ)詳しくはレムに問い合わせてください(笑)
    可能な範囲で応えられるように、個別に専用メニューを作ったりもすると言ってました。

(財務大臣 マヤノ)
      さ、早速、問い合わせます。

(筆頭魔導士 テトル)
      私も!運動不足とストレッチをお願いしたいです。

(なぎさ)まいどありがとうございます(笑)

(近衛騎士団団長シューマン)
      自転車の練習もあるのですか?

(なぎさ)練習というより、それを使ったダイエットとか筋力トレーニングかと。
    場所が確保出来れば乗れないと出来ないですが、教えてくれるかも。
    それは要相談でしょう。
    後、レムが必ず出向くとは限りません。レムの指導を受けたスタッフの場合もあります。
    そこはご理解してください。また、獣人のスタッフが圧倒的に多いことも。よろしいでしょうか?
    もちろん、身体にも触れますよ。

(リリアナ女王)それは構いません。

(宰相 リコイル)
      私は全く気にしません。

(財務大臣 マヤノ)
      私も大丈夫です。

(筆頭魔導士 テトル)
      というより、私たちが広告塔になり、意識を変えさせます。
      そんな素晴らしい能力を埋もれさせるなんて、国にとって大損害です。

(なぎさ)よろしくお願いします。

(リリアナ女王)あっ!舞い上がってしまいました。
       で、統治の件ですが、大至急人選をします。
       決まり次第、お願いできますか。

(なぎさ)分かりました。同行は誰が?

(近衛騎士団副団長シラン)
      私です。

(なぎさ)いや、それ大丈夫か?知れ渡ってるよ?

(近衛騎士団団長シューマン)
      私も同行いたします。なので大丈夫かと。

(なぎさ)分かりました。よろしくお願いします。

(近衛騎士団団長シューマン)
      いや、そんな、こちらこそよろしくお願いします。

(リリアナ女王)では、解散します。早速取り掛かりましょう。

(宰相 リコイル一同)はっ!

 
 解散し、なぎさ達はベースキャンプに戻る。

(なぎさ)レムんとこ行ってくる。

 
 そう言い残し、レムの教室に向かった。
 レムはインストラクターの育成をしていた。

(レム)では、今日はここまでです。お疲れ様でした。

(一同)お疲れ様でした!

(なぎさ)レム?時間ある?

(レム)あっ!なぎさ。うん、大丈夫だよ。

(なぎさ)さっきなんだけど、打ち合わせに行ったとき、宣伝しといた(笑)

(レム)なぎさ(笑)まだ早いって(笑)

(なぎさ)あはは。でなんだけど、問い合わせしたいって、
    近衛騎士団団長のシューマンと財務大臣のマヤノさん、筆頭魔導士のテトルさんが。

(レム)問い合わせ?

(なぎさ)うん、色々なプログラム出来るって言ってたやん。

(レム)うん。

(なぎさ)でね、
    シューマンが、自転車。始めてやから、乗り方から始めてそれを使ったトレーニング。
    将来、自転車レースも考えてることを言うと、興味を示した。
    マジなんが、他の2人。
    財務大臣のマヤノさんが、ダイエットとスタイル形成。
    筆頭魔導士のテトルさんが、運動不足解消とストレッチ。
    組み合わせたり出来るのかみたいな。
    それと、個人レッスンとか出張訪問レッスンとかもするのか?も
    ジムにも通う気はありそうな感じ。必ずレムが行けるかわからんし、担当出来るかわからんって言ったけど。
    それと、インストラクターなんだけど、獣人でも全く問題ないって。
    それどころか、逆に広告塔になって意識を変えさせるって。
    そんな能力を埋もれさせるのは、国にとって大損害みたいなことを言ってた。

(レム)なるほど。うん、大丈夫、出来るよ。より効果を上げるなら食事管理もだけど、そこまで本気でなくても効果はある。

(なぎさ)じゃあ、引き受けてあげられる?

(レム)うん、引き受けた。最初のお客さんだね(笑)

(なぎさ)そうやね。頑張って(笑)

(レム)なぎさの予定は?

(なぎさ)ハイリヒ王国関係はまだかな。
    今から、新領土の区分けと領主を選考するって。
    おおまかに区切って管理させ、人材が育成次第、本格的に区切るって。
    直轄地にして、新領主は準王族にして、差別化するって。

(レム)差別化?

(なぎさ)うん、同じ男爵でも直轄地領主の方が上となるって。女王の側近になるんだって。

(レム)それだと統率できて便利だよね。

(なぎさ)そうそう。逆らうことは女王への反逆になるし、周りの貴族の妨害ももちろん。

(レム)なら、発展開発もやりやすいね。

(なぎさ)そうやね。

(レム)フェアベルゲンの話はまとまったの?

(なぎさ)まだ。仕事すんなって監視付きやったんで、軽く話しただけで返事は聞いてない(笑)

(レム)ぶっ!(笑)監視付き(爆笑)

(なぎさ)まぁ、ベースキャンプの一室とゲートで繋いだからすぐ行けるし、
    みんなも遊びに来れる。通勤も可能だしね。

(レム)それ、すごくいいと思う。
   中にはやっぱり王都生活に疲れたり、嫌な思い出があるから帰りたいっていう人も居るから。
   フェアベルゲンから通えるのはいいかもしれない。
   仕事は斡旋してくれるし、給金も自由もある。身の安全も保証されている。
   わかっているけど、1人になったり、夜がっていう人もいる。
   そこのケアが出来たら、みんな喜んでくれると思うよ。

(なぎさ)そうやね。その事、広めてくれるかな?

(レム)うん、任せて(微笑み)



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