1 / 6
出会い
しおりを挟む
大学で授業が終わり、帰るため廊下を歩いていると白衣を着た男性が壁にもたれ掛かって荒い息を吐いていた。
「あっ…はぁ…はぁ…」
彼は息絶え絶えといった様子で、考えるより先に声をかけていた。
「あの…大丈夫ですか」
「だい…じょうぶ…じゃ…ないです」
「救急車呼びましょうか」
「救急車…じゃなくて…あなた…も、もしかしてDomの方…ですか」
「え?あぁ…はい…Domですけど、って本当に大丈夫ですか」
Domかと聞かれ、返答に困ったが緊急事態なのでこれ以上戸惑う時間がなかった。
「本当に申し訳ないのですが…簡単なコマンドを出して頂けませんか」
「コマンド?今?」
「人を助けると思って…ほんとに…お願いします」
「でも僕で大丈夫…」
「そこをなんとか、どうか…」
「わ、分かりました。ここじゃなんですから保健室の緊急用プレイルームに行きましょう。おんぶするので乗ってください」
「ありがとうございますっ、はぁ…」
「後もう少しなので大丈夫ですよ」
見知らぬ人にコマンドを…と一瞬戸惑ったが倒れそうな人をこのまま見捨てるなんてできない。プレイ不足なのか?今は抑制剤を持っていないのだろうか。いろいろな考えが頭に過ったが今はそれどころじゃない。憶測をかき消して急いで保健室へ向かった。
保健室のプレイルームに入ると彼を椅子に座らせ一つ目のコマンドを出した。
「Kneel」
コマンドを出すと彼は床にペタンと座り込んだ。
「Good boy」
そう褒めると彼は肩の力が抜けるように脱力していった。もう少しコマンドを出さないと体力が回復しなさそうなので続けることにした。
「Come」
「Good boy」
彼は素直にコマンドに従い顔を緩め、ふにゃ~とした表情になった。自分のコマンドでここまでリラックスしてくれると嬉しくなるし、心が温かくなるような何とも言えない不思議な感覚になった。それに表情と姿を見ていると…なんだろうこの感じ…胸が…?…まぁいいか。二つ目のコマンドを出した後、彼が口を開いた。
「あ、あのっ、ありがとうございます!いきなりコマンドを出して欲しいとか言って申し訳ありませんでした。」
「大丈夫ですよ。僕もDomなんで気持ちわかります」
プレイ不足によって体に不調をきたすのはDomやSubにしかわからない感覚だ。
「本当にありがとうございました。なんでもお礼しま…」
言いかけた途中でいきなり全体重をかけてもたれ掛かってきた。意識を失ったのかと焦ったが息遣いが聞こえ、どうやら寝ているようだった。
「はぁ…良かった、寝てるだけか。どうしよう…。このまま置いていくわけにもいかないよな」
彼の体調自体は回復したといっていいだろうが、目覚めたらどうなっているか分からないし放っておく訳にもいかないと思い保健室のベッドに寝かせ、俺は椅子に座り目覚めるのを待つことにした。
白衣を着ているということは実験をする授業をしている先生か?にしては顔が若い気がする。身長は170㎝前半くらいだろうか。大きめの丸い眼鏡をかけており、よく見ると少し欧米系の人の雰囲気を感じる顔立ちでまつげが長い。しばらくスマホを見ながら待っていると彼は目を覚ました。
「あれ…ここは…?」
「保健室ですよ。保健室でプレイしていたら寝てしまったのでベッドに移したんです。」
「何度も何度も本当に申し訳ない…」
「体調は大丈夫ですか」
「あ…元気になりました」
「良かったです。では僕はこれで…」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ」
「…は、はい?」
「つかぬことをお聞きしますが、今交際している方やプレイをするパートナーの方はいらっしゃいますか?」
「えっと…いないです」
突然のパーソナルな質問に戸惑ったが嘘をつく必要も特に無かったため素直に答えた。
「その…もし…よろしければ…僕とプレイをするパートナーになってもらえないでしょうか」
「パートナー…」
「はい、あなたにコマンドを出してもらった時すごく体が落ち着いて、それでいてふわふわもして今までで一番心地よかったんです。その…初対面なのに厚かましいことを言ってるのは分かっています。でも…プレイするだけのパートナーでいいので…その…なって頂けませんか」
彼の発言にハッとした。そうか俺もこの人とプレイして心地よかったのか。背が182cmあり、髪型は明るい茶髪にハーフアップで、耳にはピアスを2,3個つけており、自分で言うのもなんだか派手な見た目をしているのでSッ気が強いと勘違いされやすいが、自分のプレイに対して支配するという表現が苦手だ。
自分がコマンドを出すことで相手が満たされたら嬉しいなと思う。もしかしたら彼も似たような思いがあるのかもしれない。
「いいですよ。僕も相手が誰もいなくてちょうど困っていたところなので。」
「い、いいんですか?こんないきなりですけど」
「僕もコマンド出してて、心地よかったんです。よろしくお願いします」
顔も名前も知らない段階からいきなりパートナーになった。パートナー不足の解消、プレイの相性などメリットを感じたので突然すぎるかもしれないがパートナーになる事にした。出会って一時間だが悪い人には見えない。
「あぁ、自己紹介忘れてました。医学部二年生の三澄 律です」
「経済学部二年の結城 大河です」
「同い年…」
「同い年ですね。ため口にします?」
「そうで…じゃなくて、うん」
「連絡先交換しよう」
「スマホ…どこいった?あれ?ん?あ、あった」
彼ではなく三澄は慌ただしくリュックの中を探している。連絡先を交換し、次に会う約束をすることになった。
「三澄はいつ空いてる?俺は今からでも大丈夫だけど。」
「俺も今からで大丈夫。良ければ一人暮らししてる俺の家でやりたいんだけどいいかな」
「いいよ」
「じゃあ行こうか」
相手のことを全く知らないので少し気まずくなってしまった。何も話さないまま足だけが進んでいく。何か話題を…。
「三澄は何が趣味なの?」
「趣味か…小説読んだり、アニメ見たりとかかな?」
「へぇ、そうなんだ。実験とかよくするの?あぁ白衣着てるから気になって」
「実験は授業でするけど白衣は実験関係なく毎日着てるんだ。」
「毎日!?」
「うん、実験用は別にある」
とても気になる発言があったが突っ込む前に家に着いてしまった。オートロックだしエントランス広いな。実家が金持ちそうだ。
「ただいまー」
一人でもただいまって言うタイプなのか。
「お邪魔します」
扉を開き部屋に入ると衝撃的な光景が広がっていた。
「部屋、汚っ」
「えっ?」
あ、まずい。思わず言ってしまった。
「まだマシな方だけど」
三澄はまっすぐな目で見つめてくる。自分の発言に何の疑問も抱かない表情だ。広めのワンルームの部屋の机には、空いたペットボトルや缶、そして空のカップ麺の容器が置かれており、大きなゴミ袋が2つおいてある。床には部屋着らしき服と本が散らばっている。
「片づけよう」
「え?プレイは?」
「どこでプレイするっていうんだよ」
「端っこで」
「そんなところで落ち着いてできるか。ほら、さっさと片づけるぞ。」
「…めんどくさい…」
「おい…別に俺の家でもいいけど」
「自分の家のほうが落ち着くから俺の家でやりたい…です…」
「抑制剤飲み忘れて、リュックの中もこんな感じで抑制剤失くしちゃったとか?」
「ギクッ」
ギクッって口で言うやついるんだ。
「プレイ不足以前に健康にもよくないし片づけよう、な?」
「はい…」
それから二時間ほどかけて部屋を完璧にきれいにした。
「はぁ、やっと終わったな。よくできたよ」
「うん!」
「次来る時まで…保てるか?無理にとは言わないけど…」
「もちろん!」
満面の笑みで三澄は言った。この自信はどこから来るんだ。
「暗くなってきたし今日は軽くプレイして帰るわ」
「…ごめん。でもパートナー辞めないでほしい…」
「辞めるなんて言ってないだろ…。大丈夫だから」
すごく不安そうな顔で俺を見つめてくる。解消するつもりは元々ないが大丈夫と言わざる負えない顔をしていた。
「うん!」
「プレイするか。その前にセーフワード決めないと。」
「じゃあ、ジャッジメントで」
「ジャ、ジャッジメント!?」
「うん」
「あ、あぁ…」
それから少しプレイし、その日は帰った。いきなりパートナーになっただけでなく毎日白衣着てる宣言や部屋のこと、セーフワードなど新たな衝撃もあり、目まぐるしい一日だった。三澄とプレイした時に感じた、胸の変な感じの答えがいつか分かったらいいなと思う。
「あっ…はぁ…はぁ…」
彼は息絶え絶えといった様子で、考えるより先に声をかけていた。
「あの…大丈夫ですか」
「だい…じょうぶ…じゃ…ないです」
「救急車呼びましょうか」
「救急車…じゃなくて…あなた…も、もしかしてDomの方…ですか」
「え?あぁ…はい…Domですけど、って本当に大丈夫ですか」
Domかと聞かれ、返答に困ったが緊急事態なのでこれ以上戸惑う時間がなかった。
「本当に申し訳ないのですが…簡単なコマンドを出して頂けませんか」
「コマンド?今?」
「人を助けると思って…ほんとに…お願いします」
「でも僕で大丈夫…」
「そこをなんとか、どうか…」
「わ、分かりました。ここじゃなんですから保健室の緊急用プレイルームに行きましょう。おんぶするので乗ってください」
「ありがとうございますっ、はぁ…」
「後もう少しなので大丈夫ですよ」
見知らぬ人にコマンドを…と一瞬戸惑ったが倒れそうな人をこのまま見捨てるなんてできない。プレイ不足なのか?今は抑制剤を持っていないのだろうか。いろいろな考えが頭に過ったが今はそれどころじゃない。憶測をかき消して急いで保健室へ向かった。
保健室のプレイルームに入ると彼を椅子に座らせ一つ目のコマンドを出した。
「Kneel」
コマンドを出すと彼は床にペタンと座り込んだ。
「Good boy」
そう褒めると彼は肩の力が抜けるように脱力していった。もう少しコマンドを出さないと体力が回復しなさそうなので続けることにした。
「Come」
「Good boy」
彼は素直にコマンドに従い顔を緩め、ふにゃ~とした表情になった。自分のコマンドでここまでリラックスしてくれると嬉しくなるし、心が温かくなるような何とも言えない不思議な感覚になった。それに表情と姿を見ていると…なんだろうこの感じ…胸が…?…まぁいいか。二つ目のコマンドを出した後、彼が口を開いた。
「あ、あのっ、ありがとうございます!いきなりコマンドを出して欲しいとか言って申し訳ありませんでした。」
「大丈夫ですよ。僕もDomなんで気持ちわかります」
プレイ不足によって体に不調をきたすのはDomやSubにしかわからない感覚だ。
「本当にありがとうございました。なんでもお礼しま…」
言いかけた途中でいきなり全体重をかけてもたれ掛かってきた。意識を失ったのかと焦ったが息遣いが聞こえ、どうやら寝ているようだった。
「はぁ…良かった、寝てるだけか。どうしよう…。このまま置いていくわけにもいかないよな」
彼の体調自体は回復したといっていいだろうが、目覚めたらどうなっているか分からないし放っておく訳にもいかないと思い保健室のベッドに寝かせ、俺は椅子に座り目覚めるのを待つことにした。
白衣を着ているということは実験をする授業をしている先生か?にしては顔が若い気がする。身長は170㎝前半くらいだろうか。大きめの丸い眼鏡をかけており、よく見ると少し欧米系の人の雰囲気を感じる顔立ちでまつげが長い。しばらくスマホを見ながら待っていると彼は目を覚ました。
「あれ…ここは…?」
「保健室ですよ。保健室でプレイしていたら寝てしまったのでベッドに移したんです。」
「何度も何度も本当に申し訳ない…」
「体調は大丈夫ですか」
「あ…元気になりました」
「良かったです。では僕はこれで…」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいっ」
「…は、はい?」
「つかぬことをお聞きしますが、今交際している方やプレイをするパートナーの方はいらっしゃいますか?」
「えっと…いないです」
突然のパーソナルな質問に戸惑ったが嘘をつく必要も特に無かったため素直に答えた。
「その…もし…よろしければ…僕とプレイをするパートナーになってもらえないでしょうか」
「パートナー…」
「はい、あなたにコマンドを出してもらった時すごく体が落ち着いて、それでいてふわふわもして今までで一番心地よかったんです。その…初対面なのに厚かましいことを言ってるのは分かっています。でも…プレイするだけのパートナーでいいので…その…なって頂けませんか」
彼の発言にハッとした。そうか俺もこの人とプレイして心地よかったのか。背が182cmあり、髪型は明るい茶髪にハーフアップで、耳にはピアスを2,3個つけており、自分で言うのもなんだか派手な見た目をしているのでSッ気が強いと勘違いされやすいが、自分のプレイに対して支配するという表現が苦手だ。
自分がコマンドを出すことで相手が満たされたら嬉しいなと思う。もしかしたら彼も似たような思いがあるのかもしれない。
「いいですよ。僕も相手が誰もいなくてちょうど困っていたところなので。」
「い、いいんですか?こんないきなりですけど」
「僕もコマンド出してて、心地よかったんです。よろしくお願いします」
顔も名前も知らない段階からいきなりパートナーになった。パートナー不足の解消、プレイの相性などメリットを感じたので突然すぎるかもしれないがパートナーになる事にした。出会って一時間だが悪い人には見えない。
「あぁ、自己紹介忘れてました。医学部二年生の三澄 律です」
「経済学部二年の結城 大河です」
「同い年…」
「同い年ですね。ため口にします?」
「そうで…じゃなくて、うん」
「連絡先交換しよう」
「スマホ…どこいった?あれ?ん?あ、あった」
彼ではなく三澄は慌ただしくリュックの中を探している。連絡先を交換し、次に会う約束をすることになった。
「三澄はいつ空いてる?俺は今からでも大丈夫だけど。」
「俺も今からで大丈夫。良ければ一人暮らししてる俺の家でやりたいんだけどいいかな」
「いいよ」
「じゃあ行こうか」
相手のことを全く知らないので少し気まずくなってしまった。何も話さないまま足だけが進んでいく。何か話題を…。
「三澄は何が趣味なの?」
「趣味か…小説読んだり、アニメ見たりとかかな?」
「へぇ、そうなんだ。実験とかよくするの?あぁ白衣着てるから気になって」
「実験は授業でするけど白衣は実験関係なく毎日着てるんだ。」
「毎日!?」
「うん、実験用は別にある」
とても気になる発言があったが突っ込む前に家に着いてしまった。オートロックだしエントランス広いな。実家が金持ちそうだ。
「ただいまー」
一人でもただいまって言うタイプなのか。
「お邪魔します」
扉を開き部屋に入ると衝撃的な光景が広がっていた。
「部屋、汚っ」
「えっ?」
あ、まずい。思わず言ってしまった。
「まだマシな方だけど」
三澄はまっすぐな目で見つめてくる。自分の発言に何の疑問も抱かない表情だ。広めのワンルームの部屋の机には、空いたペットボトルや缶、そして空のカップ麺の容器が置かれており、大きなゴミ袋が2つおいてある。床には部屋着らしき服と本が散らばっている。
「片づけよう」
「え?プレイは?」
「どこでプレイするっていうんだよ」
「端っこで」
「そんなところで落ち着いてできるか。ほら、さっさと片づけるぞ。」
「…めんどくさい…」
「おい…別に俺の家でもいいけど」
「自分の家のほうが落ち着くから俺の家でやりたい…です…」
「抑制剤飲み忘れて、リュックの中もこんな感じで抑制剤失くしちゃったとか?」
「ギクッ」
ギクッって口で言うやついるんだ。
「プレイ不足以前に健康にもよくないし片づけよう、な?」
「はい…」
それから二時間ほどかけて部屋を完璧にきれいにした。
「はぁ、やっと終わったな。よくできたよ」
「うん!」
「次来る時まで…保てるか?無理にとは言わないけど…」
「もちろん!」
満面の笑みで三澄は言った。この自信はどこから来るんだ。
「暗くなってきたし今日は軽くプレイして帰るわ」
「…ごめん。でもパートナー辞めないでほしい…」
「辞めるなんて言ってないだろ…。大丈夫だから」
すごく不安そうな顔で俺を見つめてくる。解消するつもりは元々ないが大丈夫と言わざる負えない顔をしていた。
「うん!」
「プレイするか。その前にセーフワード決めないと。」
「じゃあ、ジャッジメントで」
「ジャ、ジャッジメント!?」
「うん」
「あ、あぁ…」
それから少しプレイし、その日は帰った。いきなりパートナーになっただけでなく毎日白衣着てる宣言や部屋のこと、セーフワードなど新たな衝撃もあり、目まぐるしい一日だった。三澄とプレイした時に感じた、胸の変な感じの答えがいつか分かったらいいなと思う。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)
すてきな後宮暮らし
トウ子
BL
後宮は素敵だ。
安全で、一日三食で、毎日入浴できる。しかも大好きな王様が頭を撫でてくれる。最高!
「ははは。ならば、どこにも行くな」
でもここは奥さんのお部屋でしょ?奥さんが来たら、僕はどこかに行かなきゃ。
「お前の成長を待っているだけさ」
意味がわからないよ、王様。
Twitter企画『 #2020男子後宮BL 』参加作品でした。
※ムーンライトノベルズにも掲載
彼はオレを推しているらしい
まと
BL
クラスのイケメン男子が、なぜか平凡男子のオレに視線を向けてくる。
どうせ絶対に嫌われているのだと思っていたんだけど...?
きっかけは突然の雨。
ほのぼのした世界観が書きたくて。
4話で完結です(執筆済み)
需要がありそうでしたら続編も書いていこうかなと思っておいます(*^^*)
もし良ければコメントお待ちしております。
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
君が好き過ぎてレイプした
眠りん
BL
ぼくは大柄で力は強いけれど、かなりの小心者です。好きな人に告白なんて絶対出来ません。
放課後の教室で……ぼくの好きな湊也君が一人、席に座って眠っていました。
これはチャンスです。
目隠しをして、体を押え付ければ小柄な湊也君は抵抗出来ません。
どうせ恋人同士になんてなれません。
この先の長い人生、君の隣にいられないのなら、たった一度少しの時間でいい。君とセックスがしたいのです。
それで君への恋心は忘れます。
でも、翌日湊也君がぼくを呼び出しました。犯人がぼくだとバレてしまったのでしょうか?
不安に思いましたが、そんな事はありませんでした。
「犯人が誰か分からないんだ。ねぇ、柚月。しばらく俺と一緒にいて。俺の事守ってよ」
ぼくはガタイが良いだけで弱い人間です。小心者だし、人を守るなんて出来ません。
その時、湊也君が衝撃発言をしました。
「柚月の事……本当はずっと好きだったから」
なんと告白されたのです。
ぼくと湊也君は両思いだったのです。
このままレイプ事件の事はなかった事にしたいと思います。
※誤字脱字があったらすみません
ストレスを感じすぎた社畜くんが、急におもらししちゃう話
こじらせた処女
BL
社会人になってから一年が経った健斗(けんと)は、住んでいた部屋が火事で焼けてしまい、大家に突然退去命令を出されてしまう。家具やら引越し費用やらを捻出できず、大学の同期であった祐樹(ゆうき)の家に転がり込むこととなった。
家賃は折半。しかし毎日終電ギリギリまで仕事がある健斗は洗濯も炊事も祐樹に任せっきりになりがちだった。罪悪感に駆られるも、疲弊しきってボロボロの体では家事をすることができない日々。社会人として自立できていない焦燥感、日々の疲れ。体にも心にも余裕がなくなった健斗はある日おねしょをしてしまう。手伝おうとした祐樹に当たり散らしてしまい、喧嘩になってしまい、それが張り詰めていた糸を切るきっかけになったのか、その日の夜、帰宅した健斗は玄関から動けなくなってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる