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クインカ・アダマス大迷宮調査日誌(ペテルギア辺境の森 プレセア暦2817年11月)
我々の決意とレヴィの話
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私とルークが部屋に戻るとストライヤー騎士団長がやって来た。
「少し良いか?」
話があるようだ。今後のことに違いない。騎士のウィルと四人で私たちの部屋で話をすることになった。
「お前たちが留守の間に村から人がやって来た」
ここは村の中心から離れた山の麓の森だ。小さな集落で十世帯ほどしか住んでいないという話だった。
村の中心にはもっと多くの人が住んでいるのだろう。そこからここに誰かが来たというわけだ。
「レヴィ殿が留守だったために仕方なく私が相手をすることになった」
「大丈夫だったのですか?」
「道に迷った旅人が滞在していることは村の方にも伝えていたらしい。それで村人が様子を見に来たというわけだ。我々の存在を隠すという選択肢もあったがいずれ気づかれるであろうから報告しておいたとレヴィ殿は言っている」
「なるほど」
「村人は魔法を持たない平民で我々に危害を与えるような存在ではなかった」騎士団長は鑑定したようだ。「しかし我々に対して不信感を持っている。まあ、こんななりをしているとはいえ見た目がペテルギア人でないからな」
遠く離れた異国。気候も異なるし顔貌に国の違いが表れるのは仕方がない。一人だけでは気づかなくても二人揃うと異国人だと思われてしまうだろう。
「どこからやって来たのか疑っているだろうな。ここに長居をするのは良くないと考えた」
「では、やはり」
「大迷宮ヘと戻って王国を目指す」
「王国への出口が見つかる見込みはあるのでしょうか?」私は訊いていた。
「そのことだが、レヴィ殿の知恵を借りようと思う」
「レヴィ殿の知恵」
「そうだ」
夕食を前にして我々はレヴィと話をする機会をつくってもらった。そこにアングやサーシャらの姿はない。大人だけで重要な話をするのだ。
「決意なされたようですな」レヴィが言った。「大迷宮に戻られると」
「はい、ここにいてレヴィ殿に迷惑をかけるのも本意ではありません。そして我々にはあの迷宮について王宮に報告する義務があります。たとえ帰還できる可能性がわずかだとしても我々は母国を目指します。ついてはレヴィ殿のお知恵を拝借したく話をしたいのです」
「迷宮の中を動く際に必要な指針についてですな?」
「そうです」ストライヤー騎士団長は改めてレヴィに向き直り、姿勢を正した。「レヴィ殿は何度もあの迷宮に入られていますね。我々を助けて下さった時もあの迷宮にいらした。何をなさっておられるのです」
「モンスターの棲息具合をみております」
「それは例えばあの池にいたサンショウウオみたいなモンスターですか」
「それもひとつですな。あれはもともとはこちら側にいた生き物があの迷宮に迷い込み、あんな姿になったのです」
「あれがこちら側の生き物?」
「この森の奥に湖がありましてな。その湖底のどこかとあの迷宮の池とがつながっておりますのじゃ」我々が推測したことは正しかったようだ。「さすがに湖の中に『迷宮への扉』があろうとは気づきますまい。だから封印されないで残っておりましたのじゃ」
「ではその扉を通ってモンスターが行き来することが……」
「ありませぬ。もう私が封印しましたでな。しかしその前にあそこを通った生き物がいまして、迷宮に入りますと時の流れがおかしくなる上になかなか死ななくなるようで、ろくに餌もとらないで生き長らえ、時々一緒に紛れ込んだ魚類を捕食したりしてどんどん大きくなるようですじゃ」
「それで巨大化したと」
「おそらく」
「あれ以外に大蛇のようなモンスターも見ました」
「川に棲んでおりましたでしょう。それもこちらの生き物が迷宮で巨大化したものです」
「吸血コウモリやらクラゲの化け物みたいなのもそうですか?」
「その二つはおそらくこちらの生き物ではないでしょうな。我々とはまるで別の世界からやって来た生き物と思われます。そしてそうした生き物には何らかの魔力がやどっていたりして、魔物と呼んで差し支えないものでしょう」
「魔物ですか」
「こちらが放つ魔法に耐性があったりしますし、中には意識的に魔法を使う魔物もおります」
「あのサンショウウオに似た巨大モンスターも魔法耐性があったようですが魔物とは違うのですか?」
「おそらくあれは魔力を持つ小型の魔物を捕食しているうちに耐性を獲得していったのでしょう」
「なるほど」
「この国はあまりにも広すぎます。『迷宮への扉』に対する封印やその管理が行き届かないのですな。それで私は時々迷宮に入って中の様子を見ておりますのじゃ」
「それで質問ですが、あなたは迷宮に入ってももとの扉を通って帰ってくることができる。何かコツのようなものがあるのですか?」
「何度も出入りしておりますと、迷わなくなりますのじゃ」
「本当ですか?」私は信じられなかった。
「私くらいになりますと迷いもなくなります。それに、私が封印を解いた場所、封印を施した場所はどんなに遠くにあってもわずかな時間でたどり着くことができます。この森の『迷宮への扉』も馴染みの出入口となっておりますな」
「ということは、あなたがバングレア王国を去った際に通った『迷宮への扉』に行くことは可能ですか?」
「できますな」あっさりとレヴィは答えた。「王都からは少し離れておりますが」
「我々をそこに案内していただくわけにはいきませんか? 我々はどうしても帰還しなければならないのです」
レヴィは暫し考える仕草を見せた。騎士団長の頼みは予想していたはずだが、それに対する答えを用意していなかったのだろうか。
「あなた方のお望みは理解しております。私も手助けしたい。しかしあなた方をバングレア王国まで送り届ける間にこちらでどのくらい時が経つか想像もつきません。迷宮に入ってすぐの辺りを行って帰るくらいならほとんど時は経過しないのですが、二千キロ以上に相当する距離ですとどうなることやら。私にはここを長く離れられない理由があるのです」
「それはいったい」
「私があの『迷宮への扉』を通ってこの森に来たのは、迷宮で魔物に襲われ、深傷をおったからです。どうにか魔物から逃れてこの森へと逃げ込んだのですが、その際に三体の魔物がこの地に侵入してしまった……」
私はサーシャから聞いた話を思い出した。アングの両親が魔物に殺された話だ。
「そのうち二体は、傷の手当てをした後に探しだして討伐しました。しかし残る一体はまだ森の奥にいるのです。ここの村人にはその一帯に近寄らないよう言い聞かせ、私は魔物がいる森に結界を張って魔物が出て来られないようにしました。しかし私がここを離れるとその結界が破られあの魔物が村を襲うかもしれない。それが気がかりで私はここを離れることができないのです。もう何年も私はここにいます」
「その魔物を討伐できれば、我々を導いていただけるのでしょうか?」
「協力しましょう。ですが最後の一体はなかなか狡猾で用心深いやつで簡単には姿を現しませんぞ」
「帰るためです。我々は全力でその魔物を討伐します」ストライヤー騎士団長は言った。
しかしあの大賢者とまで言われたレヴィが討伐できないでいる魔物を我々四人が手を貸しただけで討伐できるものなのだろうか。
「魔法の使い手が複数いれば可能性はありますな。これまでは私一人だったのでいつもすんでのところで逃げられていました。あなた方の協力があれば大丈夫でしょう」レヴィは言った。
その後、我々は討伐対象の魔物について説明を受けた。魔物自身には強大な攻撃系魔法はないようだがかなり幻惑系魔法を使うらしい。惑わされると方向を見失い、見当違いの方向を攻撃させられることになる。それ以外にも麻痺性の毒や弱体化の魔法を使うという。気をつけないと同士討ちになるようだ。それに対していくつかの対策をたてなければならなかった。
「少し良いか?」
話があるようだ。今後のことに違いない。騎士のウィルと四人で私たちの部屋で話をすることになった。
「お前たちが留守の間に村から人がやって来た」
ここは村の中心から離れた山の麓の森だ。小さな集落で十世帯ほどしか住んでいないという話だった。
村の中心にはもっと多くの人が住んでいるのだろう。そこからここに誰かが来たというわけだ。
「レヴィ殿が留守だったために仕方なく私が相手をすることになった」
「大丈夫だったのですか?」
「道に迷った旅人が滞在していることは村の方にも伝えていたらしい。それで村人が様子を見に来たというわけだ。我々の存在を隠すという選択肢もあったがいずれ気づかれるであろうから報告しておいたとレヴィ殿は言っている」
「なるほど」
「村人は魔法を持たない平民で我々に危害を与えるような存在ではなかった」騎士団長は鑑定したようだ。「しかし我々に対して不信感を持っている。まあ、こんななりをしているとはいえ見た目がペテルギア人でないからな」
遠く離れた異国。気候も異なるし顔貌に国の違いが表れるのは仕方がない。一人だけでは気づかなくても二人揃うと異国人だと思われてしまうだろう。
「どこからやって来たのか疑っているだろうな。ここに長居をするのは良くないと考えた」
「では、やはり」
「大迷宮ヘと戻って王国を目指す」
「王国への出口が見つかる見込みはあるのでしょうか?」私は訊いていた。
「そのことだが、レヴィ殿の知恵を借りようと思う」
「レヴィ殿の知恵」
「そうだ」
夕食を前にして我々はレヴィと話をする機会をつくってもらった。そこにアングやサーシャらの姿はない。大人だけで重要な話をするのだ。
「決意なされたようですな」レヴィが言った。「大迷宮に戻られると」
「はい、ここにいてレヴィ殿に迷惑をかけるのも本意ではありません。そして我々にはあの迷宮について王宮に報告する義務があります。たとえ帰還できる可能性がわずかだとしても我々は母国を目指します。ついてはレヴィ殿のお知恵を拝借したく話をしたいのです」
「迷宮の中を動く際に必要な指針についてですな?」
「そうです」ストライヤー騎士団長は改めてレヴィに向き直り、姿勢を正した。「レヴィ殿は何度もあの迷宮に入られていますね。我々を助けて下さった時もあの迷宮にいらした。何をなさっておられるのです」
「モンスターの棲息具合をみております」
「それは例えばあの池にいたサンショウウオみたいなモンスターですか」
「それもひとつですな。あれはもともとはこちら側にいた生き物があの迷宮に迷い込み、あんな姿になったのです」
「あれがこちら側の生き物?」
「この森の奥に湖がありましてな。その湖底のどこかとあの迷宮の池とがつながっておりますのじゃ」我々が推測したことは正しかったようだ。「さすがに湖の中に『迷宮への扉』があろうとは気づきますまい。だから封印されないで残っておりましたのじゃ」
「ではその扉を通ってモンスターが行き来することが……」
「ありませぬ。もう私が封印しましたでな。しかしその前にあそこを通った生き物がいまして、迷宮に入りますと時の流れがおかしくなる上になかなか死ななくなるようで、ろくに餌もとらないで生き長らえ、時々一緒に紛れ込んだ魚類を捕食したりしてどんどん大きくなるようですじゃ」
「それで巨大化したと」
「おそらく」
「あれ以外に大蛇のようなモンスターも見ました」
「川に棲んでおりましたでしょう。それもこちらの生き物が迷宮で巨大化したものです」
「吸血コウモリやらクラゲの化け物みたいなのもそうですか?」
「その二つはおそらくこちらの生き物ではないでしょうな。我々とはまるで別の世界からやって来た生き物と思われます。そしてそうした生き物には何らかの魔力がやどっていたりして、魔物と呼んで差し支えないものでしょう」
「魔物ですか」
「こちらが放つ魔法に耐性があったりしますし、中には意識的に魔法を使う魔物もおります」
「あのサンショウウオに似た巨大モンスターも魔法耐性があったようですが魔物とは違うのですか?」
「おそらくあれは魔力を持つ小型の魔物を捕食しているうちに耐性を獲得していったのでしょう」
「なるほど」
「この国はあまりにも広すぎます。『迷宮への扉』に対する封印やその管理が行き届かないのですな。それで私は時々迷宮に入って中の様子を見ておりますのじゃ」
「それで質問ですが、あなたは迷宮に入ってももとの扉を通って帰ってくることができる。何かコツのようなものがあるのですか?」
「何度も出入りしておりますと、迷わなくなりますのじゃ」
「本当ですか?」私は信じられなかった。
「私くらいになりますと迷いもなくなります。それに、私が封印を解いた場所、封印を施した場所はどんなに遠くにあってもわずかな時間でたどり着くことができます。この森の『迷宮への扉』も馴染みの出入口となっておりますな」
「ということは、あなたがバングレア王国を去った際に通った『迷宮への扉』に行くことは可能ですか?」
「できますな」あっさりとレヴィは答えた。「王都からは少し離れておりますが」
「我々をそこに案内していただくわけにはいきませんか? 我々はどうしても帰還しなければならないのです」
レヴィは暫し考える仕草を見せた。騎士団長の頼みは予想していたはずだが、それに対する答えを用意していなかったのだろうか。
「あなた方のお望みは理解しております。私も手助けしたい。しかしあなた方をバングレア王国まで送り届ける間にこちらでどのくらい時が経つか想像もつきません。迷宮に入ってすぐの辺りを行って帰るくらいならほとんど時は経過しないのですが、二千キロ以上に相当する距離ですとどうなることやら。私にはここを長く離れられない理由があるのです」
「それはいったい」
「私があの『迷宮への扉』を通ってこの森に来たのは、迷宮で魔物に襲われ、深傷をおったからです。どうにか魔物から逃れてこの森へと逃げ込んだのですが、その際に三体の魔物がこの地に侵入してしまった……」
私はサーシャから聞いた話を思い出した。アングの両親が魔物に殺された話だ。
「そのうち二体は、傷の手当てをした後に探しだして討伐しました。しかし残る一体はまだ森の奥にいるのです。ここの村人にはその一帯に近寄らないよう言い聞かせ、私は魔物がいる森に結界を張って魔物が出て来られないようにしました。しかし私がここを離れるとその結界が破られあの魔物が村を襲うかもしれない。それが気がかりで私はここを離れることができないのです。もう何年も私はここにいます」
「その魔物を討伐できれば、我々を導いていただけるのでしょうか?」
「協力しましょう。ですが最後の一体はなかなか狡猾で用心深いやつで簡単には姿を現しませんぞ」
「帰るためです。我々は全力でその魔物を討伐します」ストライヤー騎士団長は言った。
しかしあの大賢者とまで言われたレヴィが討伐できないでいる魔物を我々四人が手を貸しただけで討伐できるものなのだろうか。
「魔法の使い手が複数いれば可能性はありますな。これまでは私一人だったのでいつもすんでのところで逃げられていました。あなた方の協力があれば大丈夫でしょう」レヴィは言った。
その後、我々は討伐対象の魔物について説明を受けた。魔物自身には強大な攻撃系魔法はないようだがかなり幻惑系魔法を使うらしい。惑わされると方向を見失い、見当違いの方向を攻撃させられることになる。それ以外にも麻痺性の毒や弱体化の魔法を使うという。気をつけないと同士討ちになるようだ。それに対していくつかの対策をたてなければならなかった。
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