異世界転生漫遊記

しょう

文字の大きさ
上 下
85 / 275
冥王の領域

79話 ハンター都市

しおりを挟む


セイ達は、1ヶ月もかけてハンター都市メイトに到着した

入都審査の列に並びながら、これからどうするか話し合っていた

「ようやく着くね」

「そうね、流石に疲れたわ」

「そうですね、途中で町や村に寄りましたが、ゆっくりはできませんでしたから」

「私も、久々にゆっくりしたいですね」

「なら、メイトにいる間は良い宿に泊まろうか」

「賛成!久々にゆっくりお風呂に入りたいし!」

「そうね、サラちゃんのおかげで、野営の間もお風呂に入れたけど、ゆっくりはできなかったもの」

「仕方ないですよ、襲撃が来ても対応できるように、しなくちゃいけないんですから」

「じゃあ、まずは宿を探そうか」

「「「「「賛成!」」」です!」」

セイが宿を探すことにした時、入都審査の門番がやって来た

「失礼、このメイトには何の用事で来たのですか?」

「親戚に会いに来たついでに、ハンターの仕事もしようかと」

「そうですか、では親戚の名前は?」

「ハーデスですよ」

「分かりました」

セイが門番と話していると、荷物検査をしていた門番がやって来た

「隊長、荷物の検査終わりました」

「そうか、どうだった」

「レッドベアの毛皮は、少し気になりますが、他は問題なかったです」

「分かった、俺が聞いておく」

門番はレッドベアの毛皮についてセイに聞き始めた

「レッドベアの毛皮は何処で手に入れたのですか?」

「王都にいる時に、倒したのでコートにでもしようかと」

「かなりの量みたいですけど」

「変異種のレッドベアの毛皮ですから、かなり大量に採れたので」

「っ変異種を倒したのですか?」

「ええ、そうですが」

「もしかして魔法師ですか?」

「そうですよ」

「分かりました、では進んでくださって大丈夫です」

「分かりました、では」

セイ達は門を抜けて行き、都市に入った

「わ~、結構賑わってるね」

「そりゃ、国中から魔物の素材や、それで作られた商品を買いに、商人達がいっぱい来てるからな」

「そうね、その商人達とハンター相手に商売をする人も多いから」

「じゃあ、俺が宿を聞いてくるよ」

「いえ、私が行ってきます」

「そう?ならマイカに頼むわね」

「はい!」

マイカは、屋台のおばさんに、この街でいい宿の話を聞きに行った

「聞いてきました!」

「どの宿が良いって言ってた?」

「この道を真っ直ぐ進むと、水の華って宿がありまして、少し高いですがこの街1番の宿屋らしいです」

「ならそこにしよ!」

「そうだな、もし変な宿だったら変えればいいから」

「そうね、なら向かいましょ」


セイ達は、屋台で買い物をしながら、宿に向った

「ここが、水の華か」

「大きい宿屋ね」

「じゃあ、俺が受付してくるから、皆は少し待って」

「分かったわ」

セイは、セナ達を馬車で待たせて、宿の中に入って行った

「いらしゃいませ、水の華へようこそおいでくださいました」

「今日から6人泊まれます?」

「大丈夫ですよ」

「なら、1人部屋と2人部屋、後は3人部屋を1部屋づつ大丈夫です?」

「承知しました」

「後、馬が4頭いるので預かってもらえます?」

「はい、馬番に言っておきます」

「よろしくお願いします」

「では料金のお話を」

「いくらですか?」

「ランクで変わりますが、1番低いのは一週間で金貨30枚、1番上は一週間で金貨150枚です」

「なら1番上でいいですよ」

「っそれでしたら、寝室が6部屋あるスイートがいいと思われますが」

「なら、そのスイートでお願いします」

「分かりました、では料金は前払いでお願いします」

「分かりました、これで一週間お願いします」

「お預かりします・・・・確かに金貨150枚頂戴します」

「じゃあ、前に待たせているので呼んで来ますね」

「ではベルボーイをつけます」

「ありがとうございます」

セイは3人のベルボーイを連れセナ達の下に行き、部屋が取れたことを言いった
それから馬達を馬番に預けに行き、従業員に部屋まで案内をしてもらった







しおりを挟む
感想 64

あなたにおすすめの小説

元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました

きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。 元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。 もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。

社畜から卒業したんだから異世界を自由に謳歌します

湯崎noa
ファンタジー
ブラック企業に入社して10年が経つ〈宮島〉は、当たり前の様な連続徹夜に心身ともに疲労していた。  そんな時に中高の同級生と再開し、その同級生への相談を行ったところ会社を辞める決意をした。  しかし!! その日の帰り道に全身の力が抜け、線路に倒れ込んでしまった。  そのまま呆気なく宮島の命は尽きてしまう。  この死亡は神様の手違いによるものだった!?  神様からの全力の謝罪を受けて、特殊スキル〈コピー〉を授かり第二の人生を送る事になる。  せっかくブラック企業を卒業して、異世界転生するのだから全力で謳歌してやろうじゃないか!! ※カクヨム、小説家になろう、ノベルバでも連載中

異世界ライフの楽しみ方

呑兵衛和尚
ファンタジー
 それはよくあるファンタジー小説みたいな出来事だった。  ラノベ好きの調理師である俺【水無瀬真央《ミナセ・マオ》】と、同じく友人の接骨医にしてボディビルダーの【三三矢善《サミヤ・ゼン》】は、この信じられない現実に戸惑っていた。  俺たち二人は、創造神とかいう神様に選ばれて異世界に転生することになってしまったのだが、神様が言うには、本当なら選ばれて転生するのは俺か善のどちらか一人だけだったらしい。  ちょっとした神様の手違いで、俺たち二人が同時に異世界に転生してしまった。  しかもだ、一人で転生するところが二人になったので、加護は半分ずつってどういうことだよ!!   神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを俺たちは授かった。  ネットゲームで使っていた自分のキャラクターのデータを神様が読み取り、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしい。 『オンラインゲームのアバターに変化する能力』 『どんな敵でも、そこそこなんとか勝てる能力』  アバター変更後のスキルとかも使えるので、それなりには異世界でも通用しそうではある。 ということで、俺達は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。  終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。  それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。 「神様、【魂の修練】って一体何?」  そう聞きたかったが、俺達の転生は開始された。  しかも一緒に落ちた相棒は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。  おいおい、これからどうなるんだ俺達。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件

九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。 勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。 S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。 そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。 五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。 魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。 S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!? 「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」 落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!

死んでないのに異世界に転生させられた

三日月コウヤ
ファンタジー
今村大河(いまむらたいが)は中学3年生になった日に神から丁寧な説明とチート能力を貰う…事はなく勝手な神の個人的な事情に巻き込まれて異世界へと行く羽目になった。しかし転生されて早々に死にかけて、与えられたスキルによっても苦労させられるのであった。 なんでも出来るスキル(確定で出来るとは言ってない) *冒険者になるまでと本格的に冒険者活動を始めるまで、メインヒロインの登場などが結構後の方になります。それら含めて全体的にストーリーの進行速度がかなり遅いですがご了承ください。 *カクヨム、アルファポリスでも投降しております

主人公は高みの見物していたい

ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。 ※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます ※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

処理中です...