13 / 277
魔法入門
10話 魔法師の仕事
しおりを挟むセイがシスターに魔法を教えてもらい1ヶ月がたった。
サラもシスターに教えてもらい、今ではセイと一緒に毎日座禅を組みながら魔素の浸透率を上げつつ魔力を動かそうとしていた
「(ん~全く動かん、前世で読んだ漫画には、血液と同じように血管みたいなのをイメージするといいってあったけど、違うみたいだし)」
「(よく魔法師は動かせるもんだなコツとかあるのか?)」
「ねぇ、シスター」
「なに、セイ」
「町に魔法師っているの?」
「いるわよ1人だけ」
「ん?何で1人なの?」
「セイ知らないの?」
「サラは、知ってるの?」
「うん!シスターから聞いたことがあるの」
「なら教えて!」
「いいよ!魔法師はね」
「うん」
「魔物がでたときに町や村を守るためにいるの!」
「へぇ~なら何で1人なの?」
「それは…えーとっシスター教えてあげて」
「ふふ、いいわよ」
「魔法師は若いうちは魔物の土地に行き魔物を倒してお金を稼ぐの」
「?そのお金はどこから?」
「それは国からよ、魔物を倒してその毛皮や牙内蔵までに色々な使い道があるの、その毛皮や牙を国が買い取り、鍛冶師や錬金術師に売って儲けを出すの」
「…つまり国は仲介役をしてるんだね」
「そうよ」
「なら魔法師が直接鍛冶師とかにうったら?」
「それは違法なの」
「何で?」
「もし魔法師と鍛冶師達が揉めた時、鍛冶師達が力で脅されてしまうから、だから国が間に立って揉めないようにしてるの」
「そうなんだ、じゃ剣士とかは何をしてるの?」
「剣士達は、魔法は使えないけど、魔素のお陰で体は丈夫だから5~6人で魔物の土地に行っているわ」
「じゃぁ魔法師も何人かで行ってるの?」
「そういう人達もいるけど半分ぐらいは1人で行くわね」
「何で1人で行くの?」
「良く言えば1人で戦えるからかな」
「じゃぁ悪くいえば?」
「プライドが高いからかな」
「????」
「ふふ、わからないのも無理ないわ
魔法師はなれるだけでもすごいことなの」
「「うん、それは聞いた」」
「だから自分は、すごい選ばた人間って思ってる人がかなりいるの」
「え~でも1人じゃ死んじゃわない?」
「(サラの言う通り死ぬ人も多いだろ)」
「そうよ、でも自分は選ばた人間だから死なないって思ってるみたい」
「「カイみたいだね!」」
「「「……アッハハハッ」」」
「はぁ~笑いすぎてお腹痛い」
「それよりシスター町にいる魔法師の話だよ」
「あぁそうだったわね」
「町に魔法師がいるのは珍しいことなの」
「?どうして?」
「それはね魔法師は王都や大きな街に多くいるの」
「???」
「魔法師達は魔物が人々の土地に入ってきた時すぐ対応しなくちゃいけないの」
「だから領主様や王様がお金を出して自分の町に住んでもらうの」
「それって…」
「そうね駄目なことだけど、皆自分の領地を守りたいのよ」
「じゃぁ、この町にいる魔法師は?」
「この町の魔法師は元々この町の生まれなの、だから引退した後この町には戻ってきたの」
「へぇ~なら魔力を動かすコツ聞きたいな」
「そうね今度、お願いしてみましょうか」
「「やったー!」」
追伸
キャラ紹介を書いて見ているけどかなり大変
魔獣の王の設定がかなりきつい(T_T)
近い内に載せれたらいいと思っています
191
お気に入りに追加
1,283
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる