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転生
7話 魔獣の祖
しおりを挟む~セイ~
夜セイが寝ていると
「おいセイ!起きんかセイ!」
「ん~うるさいな~」
「ん?何だまた夢か」
「違う!」
「ん?何だ神様かよ…神?」
「くらえクソジジイー」
「ぐへ」
「お主いきなり殴るとは何事じゃ!」
「うるせぇよくも危ない世界に転生させたな!」
「ふむそれは勘違いじゃ」
「何がだ!」
「そもそもあの世界に転生させるのは
決まっておった」
「なに?なら何故転生間近で言った!」
「それはの…」
「それは?」
「ダダのミスじゃ!」
「ふ…ふ…ふざけんな!」
「まぁ落ち着け」
「今日お主を呼んだのはカイのことじゃ」
「何?カイだと」
「そうじゃカイじゃ」
「まぁ話は聞こう」
「偉そうじゃの~まぁいい完結に言えば
カイは儂が殺した」
「…はぁ?」
「どれどこから話そうかの」
「・・・・・・・・」
「カイはな「死ね邪神!」っと危な!」
「こら危ないじゃろ!」
「うるせぇカイを殺しただと!」
「はぁ~パチこれで話が聞けるじゃろ」
「…動けねぇ」
「そりゃそうじゃろここは儂の世界
儂の思うがままじゃ」
「さて少し詳しく話そうかの」
「……あぁ」
「さて始まりはのカイの行動からじゃ」
「・・・・・・・・」
「お主には言ってあるな魂は死んた後
記憶を抜かれ無垢なる魂になる」
「…あぁそう聞いた」
「じゃが極稀に記憶少し残る場合もあると」
「…あぁ」
「カイがそれじゃ」
「…!どういうことだ」
「魂の記憶が少し残る者は生前何かしら
やらかしておる」
「カイもそうだと?」
「…うむじゃがやらかしは良いものと悪いものがある」
「???」
「わからんか?
例えば良い偉人と悪しき偉人といえばいいかの」
「カイは悪しき偉人じゃったそれもとびきりの」
「・・・・・・・・」
「つまりじゃあやつがあのまま生きていた場合世界が滅ぶ可能性があった」
「……カイの前世はなんだ?」
「……魔獣の祖」
「全ての魔獣の王とたった一匹で」
「1万年戦い続けた」
「……魔獣の王?」
「そうか知らんのも無理はない」
「お主がいる世界は大きく分けて13種類の
魔獣の王がいる」
「それは
剣王 アマノツルギ
竜王 バハムート
鬼王 アシュラ
林王 ユグドラシル
獣王 ベヒモス
海王 レヴァイアサン
龍王 スサノオ
地王 ユミル
狼王 フィンリル
夜王 ドラキュラ
雷王 ミョルニル
魔王 コクウ
冥王 ハデス
の13の王達」
「・・・・・・・・」
「13の王達は一時的協力して魔獣の祖を倒した
「1万年かけて倒しようやく安定が生まれた」
「じゃが人間達と争いが起こった」
「理由は魔獣の祖を殺せば全ての魔獣が消えると思っておったこと」
「…どういう意味だ」
「そもそも魔獣の祖と王達は血縁関係にある」
「故に魔獣の祖が死ねば王達も元の姿に
戻れると思っておった」
「元の姿?」
「そう王達は元は人間でありエルフであり
ドワーフである」
「他にも獣人、魔族、鬼族、人魚が
魔獣の祖に挑み傷をつけ血を浴びて
変わった姿」
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