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話が少し長かった為か セバスチャンは扉の外で新しい紅茶とお菓子を準備してくれていた
「失礼いたします こちら新しいものにお取り替え致します お菓子の方もご用意致しましたので どうぞお召し上がりください」
カチャ
冷めた紅茶を取り替えてくれる
「美味しいわ ありがとうセバスチャン」
「いえ お話が続いておりましたので」
「セバスチャンにも 家族と一緒に後で話を聞いて欲しいから 覚えといてくれ」
「私もでございますか?」
「あぁ リリアナが今話してくれたことを家族とセバスチャンには 共有しときたいからな」
「畏まりました」
「しかし 何やらよい匂いが残っておりますね………こう お腹の空くような……」
セバス………催促か!
「厨房に行ったら まだあるかもよ?」
「それでは 失礼いたします」
ササササ
バタン
バタバタ
露骨ね…………
「セバスチャン 食べたかったんだねぇ 残してあげれば良かったか………いや あれはまだ私も食べたいな どうだろうリリアナ 夕食にあれを 唐揚げと言ったかな ど~~~んと 家族や使用人達も食べれるように 作ることは出来るかな?無理なら…
」
「お父様 大丈夫でございます 昼食なら無理かと思いますが 夕食にと言うことでしたら 厨房の者に手伝ってもらって皆の分まで出来ますわよ 皆も喜ぶでしょう!」
フフフ
お母様やお兄様も 多分今行っても食べれなかったであろう セバスチャン 食べさせてあげるわよフフフ
「では お母様がお呼びでしたから いって参りますわ」
「ああ いっておいで 私の所に来た理由を知りたかったんだろう 後程家族に話す件説明しておいで」
「はい お父様」
お辞儀をして 部屋を出た
なんだかここまで いい匂いがするわね
なんだか私もお腹すいたわ
アリアは?と……
「アリア!」
「はい リリアナ様」
「お母様の所に今から伺いますわ 先に伝えてちょうだい」
「畏まりました」
お父様 すんなりと受け入れてくださったわ 感謝しなくてわ お母様やお兄様も受け入れてくださると思うのだけど セバスチャンは大丈夫ね!ここが第一歩よ がんばらなくっちゃ
「リリアナ様 奥様はお待ちしておりますとの事です」
「では 行きましょうか」
コンコン
「入りなさい」
「お母様 失礼いたします」
「お待たせしてしまったでしょうか?」
「大丈夫よ」
「それは良かった」
「リリアナ お父様にお話があったのでしょう?差し支えなければ私にも話してもらえる?」
「はい お母様の仰る通りお父様にお話がありまして 聞いていただきました お父様にも納得していただきました そこでお父様が家族とセバスチャンにも共有して欲しい話なので 今晩 全員揃えてお話するとのご伝言ですわ」
「そうなの 早く知りたい気もするけど お父様がそう仰るなら お待ちしましょうか」
「ありがとうございます お母様」
「あとね…リリアナ この………」
「美味しそうな匂いですね!そちらは 夕食にお出ししますわ!この館の全員に振るまいとのお父様のお言葉でしたから 昼食には間に合いません 夕食なら 大丈夫かと思われます お待ちになってくださいね!」
「そう!それならば そちらも待ちましょうか!これもリリアナが?」
「はい!皆に食べてもらいたくて 美味しいですわよ!沢山つくりますわね!」
「怪我などしないようにね!」
「はい ありがとうございます!では 失礼いたしますね お母様」
「ええ」
お辞儀をして部屋を出た
「ふぅ アリア? お兄様は放置対応するのですよ」
「畏まりました」
お兄様 赤ちゃん扱いしそうですもの
用心しなくては これ以上過保護になられても………
「リリアナ!」
何故?ここに?スト―カ―?それはそう…
「お兄様!何故ここに?」
ニコリ
「リリアナの行くところはどこでも分かるんだよ!」
ガチシスコんめ!
「そうなのですか?ビックリいたしました!」
「お母様に呼ばれていたのだね お話はもう終わったのかい?」
「はい 先程 お兄様 夕食の後にお父様がお話をされますので お時間を開けていただいてもよろしいですか?」
「勿論 リリアナの事は最優先だから」
「ありがとうございます! では失礼いたしますね!」
「リリアナ」
お兄様に捕まりました
ジェイドお兄様 イケメンでございますよ
この王国の中でも 王太子様との2トップ あの父上の血を引いておりますしね モテないことはございませんわ
紹介が遅れておりました!申し訳ございません
ネイサン王国
侯爵の爵位を賜っております
カット侯爵の娘リリアナと申します
よろしくお願いいたします
お辞儀
先程から ご挨拶もせず 申し訳ございませんでした
年齢は17歳になったばかりでございますわ
やよい様の国と同じく成人とは20歳 近々18歳に変わるとの情報もございました
お兄様は今年20になって お父様と領地経営や社交に頑張っていらっしゃいますわ
婚約者の方がまだお決まりになっておりませんの 早くお姉さまが欲しいのですけどね こればっかりはお兄様のお気持ちですので 政略結婚はございませんのよ 侯爵といいましても お父様の経営手腕は素晴らしく 資産は国内で王室の次 でも王室より実際は上ですけども そんな不敬な事は申せません!
「リリアナ様 そろそろ昼食のお時間でございます」
「そうね 参りましょうか」
では 追々お伝えしていきますわね!
失礼いたします
お辞儀
「失礼いたします こちら新しいものにお取り替え致します お菓子の方もご用意致しましたので どうぞお召し上がりください」
カチャ
冷めた紅茶を取り替えてくれる
「美味しいわ ありがとうセバスチャン」
「いえ お話が続いておりましたので」
「セバスチャンにも 家族と一緒に後で話を聞いて欲しいから 覚えといてくれ」
「私もでございますか?」
「あぁ リリアナが今話してくれたことを家族とセバスチャンには 共有しときたいからな」
「畏まりました」
「しかし 何やらよい匂いが残っておりますね………こう お腹の空くような……」
セバス………催促か!
「厨房に行ったら まだあるかもよ?」
「それでは 失礼いたします」
ササササ
バタン
バタバタ
露骨ね…………
「セバスチャン 食べたかったんだねぇ 残してあげれば良かったか………いや あれはまだ私も食べたいな どうだろうリリアナ 夕食にあれを 唐揚げと言ったかな ど~~~んと 家族や使用人達も食べれるように 作ることは出来るかな?無理なら…
」
「お父様 大丈夫でございます 昼食なら無理かと思いますが 夕食にと言うことでしたら 厨房の者に手伝ってもらって皆の分まで出来ますわよ 皆も喜ぶでしょう!」
フフフ
お母様やお兄様も 多分今行っても食べれなかったであろう セバスチャン 食べさせてあげるわよフフフ
「では お母様がお呼びでしたから いって参りますわ」
「ああ いっておいで 私の所に来た理由を知りたかったんだろう 後程家族に話す件説明しておいで」
「はい お父様」
お辞儀をして 部屋を出た
なんだかここまで いい匂いがするわね
なんだか私もお腹すいたわ
アリアは?と……
「アリア!」
「はい リリアナ様」
「お母様の所に今から伺いますわ 先に伝えてちょうだい」
「畏まりました」
お父様 すんなりと受け入れてくださったわ 感謝しなくてわ お母様やお兄様も受け入れてくださると思うのだけど セバスチャンは大丈夫ね!ここが第一歩よ がんばらなくっちゃ
「リリアナ様 奥様はお待ちしておりますとの事です」
「では 行きましょうか」
コンコン
「入りなさい」
「お母様 失礼いたします」
「お待たせしてしまったでしょうか?」
「大丈夫よ」
「それは良かった」
「リリアナ お父様にお話があったのでしょう?差し支えなければ私にも話してもらえる?」
「はい お母様の仰る通りお父様にお話がありまして 聞いていただきました お父様にも納得していただきました そこでお父様が家族とセバスチャンにも共有して欲しい話なので 今晩 全員揃えてお話するとのご伝言ですわ」
「そうなの 早く知りたい気もするけど お父様がそう仰るなら お待ちしましょうか」
「ありがとうございます お母様」
「あとね…リリアナ この………」
「美味しそうな匂いですね!そちらは 夕食にお出ししますわ!この館の全員に振るまいとのお父様のお言葉でしたから 昼食には間に合いません 夕食なら 大丈夫かと思われます お待ちになってくださいね!」
「そう!それならば そちらも待ちましょうか!これもリリアナが?」
「はい!皆に食べてもらいたくて 美味しいですわよ!沢山つくりますわね!」
「怪我などしないようにね!」
「はい ありがとうございます!では 失礼いたしますね お母様」
「ええ」
お辞儀をして部屋を出た
「ふぅ アリア? お兄様は放置対応するのですよ」
「畏まりました」
お兄様 赤ちゃん扱いしそうですもの
用心しなくては これ以上過保護になられても………
「リリアナ!」
何故?ここに?スト―カ―?それはそう…
「お兄様!何故ここに?」
ニコリ
「リリアナの行くところはどこでも分かるんだよ!」
ガチシスコんめ!
「そうなのですか?ビックリいたしました!」
「お母様に呼ばれていたのだね お話はもう終わったのかい?」
「はい 先程 お兄様 夕食の後にお父様がお話をされますので お時間を開けていただいてもよろしいですか?」
「勿論 リリアナの事は最優先だから」
「ありがとうございます! では失礼いたしますね!」
「リリアナ」
お兄様に捕まりました
ジェイドお兄様 イケメンでございますよ
この王国の中でも 王太子様との2トップ あの父上の血を引いておりますしね モテないことはございませんわ
紹介が遅れておりました!申し訳ございません
ネイサン王国
侯爵の爵位を賜っております
カット侯爵の娘リリアナと申します
よろしくお願いいたします
お辞儀
先程から ご挨拶もせず 申し訳ございませんでした
年齢は17歳になったばかりでございますわ
やよい様の国と同じく成人とは20歳 近々18歳に変わるとの情報もございました
お兄様は今年20になって お父様と領地経営や社交に頑張っていらっしゃいますわ
婚約者の方がまだお決まりになっておりませんの 早くお姉さまが欲しいのですけどね こればっかりはお兄様のお気持ちですので 政略結婚はございませんのよ 侯爵といいましても お父様の経営手腕は素晴らしく 資産は国内で王室の次 でも王室より実際は上ですけども そんな不敬な事は申せません!
「リリアナ様 そろそろ昼食のお時間でございます」
「そうね 参りましょうか」
では 追々お伝えしていきますわね!
失礼いたします
お辞儀
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