上 下
17 / 18

続お礼に貰ったのは おぉ!

しおりを挟む
「きゃ!」
るなちゃん やっぱり驚くよね

「お!環のご友人か?」
「うん るなちゃん」
「そうか るなちゃんさん
我は敖凌と申す 環に助けられて 
今はスマートの中で暮らしておる
よろしくお願いするでござる」
両手を前で組んで頭を下げる

「環ちゃんの友人のるなと言います
宜しくお願いします」
るなちゃんもペコリと頭を下げる

「して?環どうした?」
挨拶も終わったので りょうさんが質問してきた
「うん さっきこれ買ってきたの
りょうさん これでも 食べれるかなと思って 聞いてみようと思ったのと るなちゃんに紹介しようと思って どう?二日酔いは治った?」
「二日酔い?」
るなちゃんが不思議そうに見ている
「うん 昨日お父さんとお祖父ちゃんとでりょうさん歓迎会の酒盛りしてたのよ」
「ぷっ 環ちゃんちらしいね」
「そうなんだよね 驚くとかじゃなくて
最初からフレンドリー」
「でも環ちゃんもそうだもんね
りょうさん見ても驚かなかったんじゃないの?」
「うっ!それを言われると……
でも最初はアナコンダと思ってたから
食べられると思ったけどね」
「アナコンダ…やっぱり環ちゃんらしい ぷぷぷぷ」
「やっぱり……家族よねぇ ハァ」
そんな話をしていて りょうさんを放置していることに気が付き
振り向くと 

「二日酔いはもう大丈夫」
ニッコリ美丈夫スマイルを向けてきた
「ひゃ!」
るなちゃんが口を抑えて……耐えてる
分かる…分かるよ るなちゃん
カッコイイんだよね
だって周りには居ないもんね……
でも知っている
るなちゃん 今まで存在は話してたけど
登場していない うちのお兄ちゃんの事
好きなんだよね
でもこれは 次元が違うんだよね

「そうなんだ でね これなんだけど……」
鞄からさっき買ったさざれ石の水晶を取り出して りょうさんに渡す
受け取ったりょうさんは中身を一つかみ

「環!こんなに!」
かなりビックリしている様子
「いやいや 安かったら大丈夫なんだけど りょうさんはそれでも その…品質的に大丈夫なのかな?」

「勿論だ!このように沢山
かなりの量 環も大変だったのではないか?」
「ううん 全然やすかったから
お小遣いで余裕で買えたの
でも それでも大丈夫なら良かった」

「む!このようにしてもらって 環
感謝する」
後で分かったけど 拱手(こうしゅ)って言うんだって 手を組む挨拶 

「それで これはお礼だ 受けとってくれ」
腰に下げてあった袋から出してきたのは
ピカピカ輝く塊
「このままでは使えぬから 加工してもらえば使えるだろう」
受け取ると ずしりと重い 
るなちゃんとよくよく見ると

「え!金?」
「そうだよ 金の塊だよ!」
「あまり高価過ぎるのも 環はまだ
学舎に通う身であるから 悪いであろうと思ったのだが まだ他にもあるのだが
それで満足してもらえるであろうか?」




 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません

abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。 後宮はいつでも女の戦いが絶えない。 安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。 「どうして、この人を愛していたのかしら?」 ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。 それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!? 「あの人に興味はありません。勝手になさい!」

婚約破棄されたら魔法が解けました

かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」 それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。 「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」 あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。 「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」 死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー! ※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です

余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました

結城芙由奈 
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】 私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。 2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます *「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています ※2023年8月 書籍化

あなたの子ですが、内緒で育てます

椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」  突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。  夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。  私は強くなることを決意する。 「この子は私が育てます!」  お腹にいる子供は王の子。  王の子だけが不思議な力を持つ。  私は育った子供を連れて王宮へ戻る。  ――そして、私を追い出したことを後悔してください。 ※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ ※他サイト様でも掲載しております。 ※hotランキング1位&エールありがとうございます!

(完結)お姉様を選んだことを今更後悔しても遅いです!

青空一夏
恋愛
私はブロッサム・ビアス。ビアス候爵家の次女で、私の婚約者はフロイド・ターナー伯爵令息だった。結婚式を一ヶ月後に控え、私は仕上がってきたドレスをお父様達に見せていた。 すると、お母様達は思いがけない言葉を口にする。 「まぁ、素敵! そのドレスはお腹周りをカバーできて良いわね。コーデリアにぴったりよ」 「まだ、コーデリアのお腹は目立たないが、それなら大丈夫だろう」 なぜ、お姉様の名前がでてくるの? なんと、お姉様は私の婚約者の子供を妊娠していると言い出して、フロイドは私に婚約破棄をつきつけたのだった。 ※タグの追加や変更あるかもしれません。 ※因果応報的ざまぁのはず。 ※作者独自の世界のゆるふわ設定。 ※過去作のリメイク版です。過去作品は非公開にしました。 ※表紙は作者作成AIイラスト。ブロッサムのイメージイラストです。

【完結】真実の愛とやらに目覚めてしまった王太子のその後

綾森れん
恋愛
レオノーラ・ドゥランテ侯爵令嬢は夜会にて婚約者の王太子から、 「真実の愛に目覚めた」 と衝撃の告白をされる。 王太子の愛のお相手は男爵令嬢パミーナ。 婚約は破棄され、レオノーラは王太子の弟である公爵との婚約が決まる。 一方、今まで男爵令嬢としての教育しか受けていなかったパミーナには急遽、王妃教育がほどこされるが全く進まない。 文句ばかり言うわがままなパミーナに、王宮の人々は愛想を尽かす。 そんな中「真実の愛」で結ばれた王太子だけが愛する妃パミーナの面倒を見るが、それは不幸の始まりだった。 周囲の忠告を聞かず「真実の愛」とやらを貫いた王太子の末路とは?

【完結】生贄になった婚約者と間に合わなかった王子

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
フィーは第二王子レイフの婚約者である。 しかし、仲が良かったのも今は昔。 レイフはフィーとのお茶会をすっぽかすようになり、夜会にエスコートしてくれたのはデビューの時だけだった。 いつしか、レイフはフィーに嫌われていると噂がながれるようになった。 それでも、フィーは信じていた。 レイフは魔法の研究に熱心なだけだと。 しかし、ある夜会で研究室の同僚をエスコートしている姿を見てこころが折れてしまう。 そして、フィーは国守樹の乙女になることを決意する。 国守樹の乙女、それは樹に喰らわれる生贄だった。

処理中です...