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その後6

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「明日は リンゴのなっているところに 連れていってくださいませ マリアンヌも行きたいわね!」
「んまま」
「そうしようか 領地もみて回りたいから」
「畏まりました その様に手配をしておきます」
「じゃあ マリアンヌ お父様と遊ぼうか お馬さんところに行こうか」
「ぱぁぱ」
「そうね お利口さんね」


夕食までの時間を家族団らんで過ごした 


「夕食の準備が整いました 食堂にどうぞ」
「よく 遊んだねマリアンヌ んまんま食べに行こうか」
「んまんま!」
「あらあら そんなに食べたかったの?お昼に食べたのが美味しかったのね 良かったわね」


夕食もキッチリ完食!
お風呂に入って またリンゴのすりおろしを食べてご機嫌のマリアンヌ  すんなりと眠りに入った

ちなみに今夜からマリアンヌは別の部屋でお休みに
でも朝まで起きることは一度もなかった


「大丈夫でしょうか?マリアンヌ一人で」
「ペ―タ―もいるし 別荘の使用人も屋敷の使用人と同じくらい優秀だから 心配しなくても 大丈夫 しかも 隣の部屋だからね」
「そうですね 子離れしなくちゃ!」
いや まだ子離れ早いと思うぞ!
「じゃあ ソフィア……」
「はい 旦那様……」
夜が更けていく


「お昼寝から起きたときも ご機嫌で リンゴをお召しになられた その後は家族団らんで外で遊ばれた  夕食も完食 お風呂に入られ またリンゴをお食べになり お休みに  ご夫妻とは別のお部屋でお休みになられた
朝まで一度も起きることなく 起きてもご機嫌 ご夫妻も久しぶりに お二人でお過ごしになられ 朝もスッキリと起きられている 今から朝食をお召し上がりになる」
「了解 報告に参ります!」



ぱからぱからぱから



「ご報告に参りました!」
「待ってました! してどの様な感じで過ごされているのか






報告の内容はというと

コケコッコ―


「まんまあ」
「おはよう マリアンヌ!」
「いらっしゃい おはよう チュ!」
「おはようございます 只今洗顔のお湯をお持ちします」
「おはよう ペ―タ―」
「おはようございます 若奥様 よくお眠りになられましたか?」
「ええ 王都とは違う土地で 鶏さんの声で目が覚めるなんて久しぶりよ」
そうこの人は元シンデレラ!
鶏さんは 卵を産んでくれるお友達
「さぁ マリアンヌ様のおしめも交換いたしました 食堂の方へどうぞお越し下さい」



何故か別荘に来てからのマリアンヌの食欲は凄かった
「それにしてもマリアンヌはよく食べるね王都に居るときよりも 沢山食べてる」
「田舎の空気がそうさせているのでは」
おんじか!
「今日は 領地を見て廻るのですよね お昼も外で食べたりしたいのですが 旦那様」
「お店に入るかい?それともピクニック?」
「ピクニックがしてみたいです!」
「ペ―タ― 今からおねがいできるだろうか?」
「畏まりました マリアンヌ様も行かれる事ですし 少し万全に準備をさせていただきます」
「ありがとう じゃあお願いするよ」


食事を食べて少しまったりしていると 
「若様 準備が整いました 馬車の方にどうぞ」
「そうか じゃソフィア マリアンヌ行くよ」
「はい!」

「お供に私と ダリアと レオン様マ―ガレットの4人が参ります」
「なんか今 あり得ない名前があったよね」
「団長殿!置いていくなんて酷いです!公爵様から 様子を見てこいと 言われて来ちゃいました あ マ―ガレットも奥様に言われて一緒に」
「はぁ もう仕方ない 皆の邪魔するなよ」
「了解!」
「 了解しました 若様!」
「領民には 通達しておりますが ソフィア様とマリアンヌ様にご挨拶したいと皆が申しておりますのでリンゴ農園で昼食を予定いたしました   その時に息子を連れて参りたいと思います 危険も少ないですし」
「そこまでしていただいて ありがとうございます!」
「では 時間が無くなりますので参りましょう」



カラカラカラカラ
馬車2台で出発
若夫婦の馬車と使用人馬車で別れて乗る
「なんで 来てんのよ お屋敷の皆 こまるでしょ」
「あたしに言わないで 全部こっちだから」
「俺?だって団長殿だけ休みって 俺もまともに休んでないから 有給余ってんの」
有給なんてシステムあったのかよ!
「まぁまぁ いいじゃないか マ―ガレット来てくれたお陰で お供の安心感上がったし そう言うなダリア」
「兄さんは甘いんだから」


というので お昼です
リンゴ農園に着きました
木には真っ赤なリンゴが沢山ついてます
「なんか 綺麗ですわ!リンゴ真っ赤!」
「いい匂いがするね リンゴの甘い匂いだ!」
皆でキャイキャイ言っていると
領民の皆さんがやってきて ご挨拶
「若様 ソフィア様 マリアンヌ様 よくいらっしゃいました」
「うん 皆も元気そうだね 紹介するよ 妻のソフィアだ アンバ―伯爵家からうちに来てもらった そしてこの子がマリアンヌ」
「皆さん ソフィアと申します 宜しくお願いします!マリアンヌも」
「だぁだぁ」
「若様 これ皆からです いつも変わらなくてすみません!」
「ありがとう いつもと同じと言っているが 俺はここのリンゴが一番好きだよ」
そう皆からのプレゼントは山盛りのリンゴの篭が2つ 真っ赤になって いい匂いのリンゴ
「マリアンヌはもうここのリンゴが大好きですわ」
「そう言っていただけると嬉しいです じゃあ わしらはこれで  ゆっくりなさってください」
「ありがとう 皆  りんごはおいしくいただかせてもらうよ」
ペコリと頭を下げて皆さん行かれました
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